日米貿易摩擦
今回は久しぶりに経済のお話だ!
まぁ、経済から見た歴史とも言えるけどね?
学校では、流石におじちゃん世代はリアルタイムの話なのでワザワザ学校では教えなかったけど、今はどうなのかな?
まぁ、君達のご両親や祖父母世代の近代史と考えて読んで見て欲しい
では『日米貿易摩擦』とはどんな出来事だったのか?見ていく事にしよう
>第二次世界大戦敗戦後、日本の経済成長と技術革新に裏打ちされた国際競争力の強化によって、アメリカに大量の日本製品が流入した。
1960年代後半の繊維製品、1970年代後半の鉄鋼製品、1980年代のカラーテレビやVTRをはじめとする電化製品・自動車(ハイテク製品)などの輸出では、激しい貿易摩擦を引き起こした。
1965年以後日米間の貿易収支が逆転してアメリカの対日貿易が恒常的に赤字(日本から見ると黒字)になると、問題が一気に噴出した。
1972年に日米繊維協定(繊維製品)が締結され、続いて1977年に鉄鋼・カラーテレビにおいて日本による実質上の対米輸出自主規制が実施されたことによって一旦は収束した。
1980年代に入ると今度は自動車・農産物【アメリカからの輸出品】(米・牛肉・オレンジ)が舞台となり、更に1985年にアメリカの対日赤字が500億ドルに達したことをきっかけに、日本の投資・金融・サービス市場の閉鎖性によってアメリカ企業が参入しにくいことが批判され、事実上日米間経済のほとんどの分野で摩擦が生じるようになった。
さらに連動して、次に述べる「ハイテク摩擦」も目立つようになった。
日米ハイテク摩擦とは、以前からの経済的な摩擦(貿易摩擦)の背景の上に、半導体部品やその製品であるコンピュータ、航空宇宙などといったハイテク分野において日米間での衝突的な事象が多発したことを指す。
具体的には、いくつかの分野では米国が※1【スーパー301条】の適用をちらつかせ、あるいは実際に適用し、日本製品が米国から締め出された。
スーパーコンピュータについては日米スパコン貿易摩擦と呼ばれる。
他にコンピュータ分野ではIBM産業スパイ事件など、両者の感情を逆撫でする事件が起きた。
※2 航空宇宙分野では、日米衛星調達合意による日本独自の人工衛星開発の抑制、F-2支援戦闘機の「共同開発」の押し付け(F-2 (航空機)#米議会による外圧を参照)などがあり、他にもミノルタハネウェル訴訟などの知財紛争、などがあった。
1985年、※3【プラザ合意後】も日本の貿易黒字・経常黒字は減るどころか1986-1988年にかけて1985年に比べ増えていった。
1986年4月の「前川レポート」ではアメリカの要求にこたえて10年で430兆円の公共投資を中心とした財政支出(財政赤字)の拡大、民間投資を拡大させるための規制緩和の推進などを約束・実施した。
1989年以後日米構造協議が実施され、続いて1994年以後※4【年次改革要望書】が出されるようになった。
だが、その一方で1990年代に入ると中国の急激な経済成長に伴う貿易摩擦と軍事的・政治的台頭がアメリカ側の注目の対象となり、※5【ジャパンパッシング】と呼ばれる現象も発生するようになった。
(wikiより抜粋)
とまぁ、大筋ではこんな感じだ
要するに日本の輸出によってアメリカの産業が打撃を受け、景気が悪化し失業者が増えたりしたのが主な原因だな
だから今は、特に自動車産業何かはアメリカに生産拠点を置いて、アメリカで生産・販売をしている
もっとも、基幹パーツ(重要な主要部品)や生産設備などは相変わらず日本国内から輸出している
その為、自動車産業やそれに付随する中小企業が、部品輸出や生産機械輸出の為にTPPに積極的何だな
これで何で産業界がTPPに積極的か分かっただろ?
もっとも、そのせいで何が犠牲に成るかを考えて居ない部分も有るけどな?
言わずと知れた農業の『食糧安全保障』に関する問題だな
それは以前TPP問題に触れた項目を参照して欲しい
さて、※1の部分から解説して行こう
この『スーパー301条』とはこの様な物だ
>スーパー301条とは、1988年包括通商競争力法(Omnibus Foreign Trade and Competitiveness Act) 第1302(a),により、1974年通商法に第310条として追加された、対外制裁に関する条項の一つである。
1974年第301条(貿易相手国の不公正な取引慣行に対して当該国と協議することを義務づけ、問題が解決しない場合の制裁について定めた条項)の強化版である。
(wikiより抜粋)
と言う訳で、これが後の※4【年次改革要望書】に繋がって行く訳だ
要するに【日本はアメリカの企業参入に消極的だから、『構造改革』してアメリカにも機会を与えろ】と言う話な訳だ
ここで安倍内閣でも耳タコの『構造改革』がお出ましだな?
要するにアメリカの圧力に日本政府が屈していると言う話だ
別に日本がやりたくて『構造改革』などしている訳では無く、いかにも日本が自主的に『構造改革』をしている様に見せて、アメリカが圧力を掛けているのを日本国民の目から誤魔化して居るんだな
モチロンその理由は、アメリカへの反米感情を起こさせない為だ
それと日本が自主的にやったと成れば、誰のせいでもありゃしないだろ?
では、※4【年次改革要望書】とは何なのか?
>年次改革要望書は、日本政府と米国政府が両国の経済発展のために改善が必要と考える相手国の規制や制度の問題点についてまとめた文書で、毎年日米両政府間で交換されていた。
正式には「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく要望書」(英語: The U.S.-Japan Regulatory Reform and Competition Policy Initiative)と呼ばれた。
2009年(平成21年)に自民党から民主党へと政権交代した後、鳩山内閣時代に廃止されている。
(wikiより抜粋)
となっているが、実際はアメリカの日本に対する圧力に過ぎない
モチロン日本側が断る事は出来るが、実際には歴代自民党政権のやった通り、アメリカの言いなりだ
特に小泉内閣と安倍内閣と中曽根内閣が酷い
まぁこの事だけを持ってして、自民党政権を非難する訳にも行かないけどね?
さらに付け加えると、民主党政権時に終わったとされているが、在日米国商工会議所から相変わらず年次改革要望書は出されて居る
ネットでここを調べて見れば、証拠が分かる
http://www.accj.or.jp/ja/advocacy/viewpoints
特に『外国人労働者受け入れ推進』などと言うあからさまな内政干渉をしている
おや?確か安倍内閣が『外国人労働者受け入れ』とか言ってなかったかな?
つまりはそう言う事だ!
さて※2の部分
この様にアメリカはつい最近まで日本に航空機の製造を許さなかった
太平洋戦争時に、ゼロ戦や二式大艇など日本の航空機技術に恐れおののいたからだ!
だから、現代戦で最重要な通信衛星を未だに日本独自では作らせようとしない
日本で使われているナビゲーションシステムは、全てアメリカの通信衛星からの物だ!
つまり自衛隊も、実質アメリカの指揮権に入らざるを得ない状況何だよ?
な?日本はアメリカの属国だろ?
だから歴代自民党政権は、アメリカ様には逆らえ無いんだよ?
だからさっき『この事だけを持ってして、自民党政権を批判出来ない』と言ったのはその為だ
これが日本の現実何だよ?
でも、誰かが批判しないとアメリカ様の言いなりにばかり成ってしまう
だからおじちゃん達が批判しているんだよ?
皆か普段使っているスマホやパソコンにしたって、アメリカのマイクロソフトのウインドウズやマッキントッシュ(アップル)、グーグルのアンドロイドの独占状態だろ?
日本独自のOS『トロン』が昔のガラケーに使われていたけど、あれは殆ど暴走したりフリーズしたりしなかったろ?
それに比べてウインドウズやマックOSやアンドロイドは直ぐにフリーズしたりする
本当はパソコン用やスマホ用『トロン』も開発されていたのだけれど、アメリカにこれも潰された
従ってこれもアメリカ様に逆らうと使えなくなる
と言う事は、自衛隊もさる事ながら、各業界全て立ち行かなくなる
世界戦略とは、こう言う物なのだよ?
おそらく中国が独自のOS作るとか
言い出したら、物凄い事に成るぞ?
では※3の部分
プラザ合意とはこう言う物だ!
>プラザ合意(プラザごうい、英: Plaza Accord)とは、1985年9月22日、G5(先進5か国蔵相・中央銀行総裁会議)により発表された、為替レート安定化に関する合意。呼び名は、会場となったアメリカ・ニューヨーク市のプラザホテルにちなむ。
会議に出席したG5蔵相は、ゲルハルト・シュトルテンベルク(西ドイツ財務相)、ピエール・ベレゴヴォワ(フランス経済・財政相)、ジェイムズ・ベイカー(アメリカ合衆国財務長官)、ナイジェル・ローソン(イギリス大蔵大臣)、竹下登(日本大蔵大臣)。
歴史的な会議ではあったが、事前に内容は決められており、会議自体の所要時間はわずか20分程度であったといわれる。
(wikiより抜粋)
この頃世界金融危機で、為替レートがトンデモナイ乱高下を繰り返す事態が発生していた
それを世界協調で何とか抑える合意をしたのがこの『プラザ合意』だな
では※5の部分
ジャパンバッシングとは、言うまでもなく『反日活動』の事だ
具体的にはこうだ
>米国の自動車産業は1980年代、小型低燃費で、またアメリカ市場においてもファンを獲得する程の日本車の輸入により、壊滅的と言っていい程の打撃を被っていた。
また日本の国内農家保護を目的とした輸入制限措置により、牛肉等の畜産物や米・柑橘類の農産物で、対日貿易は全く無いか、かなり制限された物であるとして、次第に米国内の国民対日感情は悪化していった。
なおそれ以外の穀物を計算に入れれば、決して「アンバランスな一方的対日赤字」とはいえなかったと今日では言われている。
日本の商業捕鯨が環境保護団体に非難され、様々な環境保護団体や動物愛護団体またこれらの団体の擁する環境ロビイストが捕鯨批判のキャンペーンを実施、折からの経済摩擦問題が火種となり、この状況に便乗する形で同調した自動車産業団体や、農産物生産者等を巻き込んで、大規模な反日キャンペーンが方々で開催された。この中には、日章旗を燃やしたり、日本製乗用車をハンマーで叩き潰すといった過激なパフォーマンスが行われた。
この圧力の中で日本は商業捕鯨の事実上無期限停止を決定した。
(wikiより抜粋)
おやまぁ?!某お隣の国とその又お隣の国の韓○や中○の様な事をしているなぁ?
アメリカ人も反日活動で日本の旗を燃やしたり、日本車を壊したりしたんだよ?
当然おじちゃんはリアルタイムで知ってたけどね
アメリカ人も一つボタンをかけ違えれば、この通りお隣の反日国と何ら変わらないんだよ?
変な幻想を持たない方が良いだろ?
おじちゃんはリアルタイムで知ってるから、アメリカ人にそこまで親近感を持ってない
今は日米は良好な関係かも知れないが、何時またこうなるか分かったもんじゃ無い?
何せ韓国人やら中国人が、アメリカで絶賛反日活動しているからね?
日本政府はその点において危機感が無さ過ぎるけどな?
さて、一通り見て来た通り、日本とアメリカはつい30年前には、アメリカでこっ酷い反日活動が繰り広げられていた
しかも、貿易摩擦と言っても、上記の通り、日本の一方的な輸出のせいでは無かったにも関わらずだ!
何時もおじちゃんが言っている通り、アメリカと言う国家に妙な幻想を抱いてはダメ何だよ?
国家間何て、いつ何時仲違いするか分からないんだからね?
それは今は親日の台湾やその他諸国にも言える事だ
それと日本は間違いなく事実上アメリカの属国だ!
不愉快かも知れないが、それが現実何だよ?
しかしこのまま中国の増長を放置すれば、今度は中国の属国に成らざるを得なくなる
カレー味のウンコが良いか?ウンコ味のカレーが良いか?
君達はどう考えるかな?
では、今回の学校が教えない『日米貿易摩擦』はこれまで!
また読んでくれよな?
どうだったかな?
おじちゃんが子供だった頃に、日米がものすごく険悪な時期が有ったんだよ?
当時は子供だったから、そこまでおじちゃんはこの『日米貿易摩擦』に関心は無かったけど、大人に成ってから調べて見ると、まぁ中々大変だった様だ
この出来事から分かる事は、例え『同盟国』だの『友好国』だの言っていても、利害が対立したらアッサリ国民感情も国交関係も悪化すると言う事だよな?
日本だって、中国や韓国の反日行動や中国の侵略行為や韓国の竹島侵略をあまり知らない時期(インターネットがまだあまり普及してない時代)は、今ほど嫌韓や嫌中では無かったよな?
事の事実はともかく、一応『韓流ブーム』何て有った位だからね?
従って今友好的な国々で有っても、いつ何時反日に成るかは誰にも分からないんだよ?
アメリカやフィリピンやロシア何かは、利害次第で反日と親日を行ったり来たりしている代表的な国々だな
一貫して反日でブレないのは、『特亜三国』と呼ばれる【中国】・【韓国】・【北朝鮮】だな
日本人はそこまで利害関係に縛られずに友好関係を築こうとするけど、一部外国人の感覚だと、友人関係すら利害関係で結ぶ人達も居るんだよ
ましてや外交と成ったら、どんな国でも『国益』(利害関係)以外で動く事はほとんど無い!!
日本は戦前から現在まで、この『国益』で外交を行う事を怠って来た
その証拠が未だに侵略されっ放しの『竹島』で有り、韓国の反日活動を政府が非難しなかった事から分かるよな?
安倍内閣でだいぶマシに成ったんだけど、今回の韓国外相訪問で本当に韓国の『従軍慰安婦問題』を解決出来るのか?おじちゃんは注目しているんだよ?
ちなみに今回の外相会談は、『従軍慰安婦問題を使っての反日活動を止めさせる』事が目的だからね?
朝日新聞や毎日新聞がおかしな事を書いてた様だけどな?
では、年内はこれまで!
また来年も継読よろしくお願いします!!
良いお年&冬休みを!!
そして受験生は受験ガンバって下さい!!