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『かコよヶ駅の年月表』 登場人物一覧

友屋(ともや)さん】

うっかりかコよヶ駅で電車を降りたら、帰りの電車が駅に来るのは1年後だということが判明。

仕方がないので、電車を待つ間だけかコよヶ駅前町で暮らすことになった、仮住民の青年。

本当の名前は末月すえづき友也ともや

住民登録用紙の記入ミスが原因で、他の住民たちからは、”友達” を売り歩く行商の「友屋さん」だと思われている。

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雛形(ひながた)さん】

日替わりで町のいろんな場所にはりつけにされている男の人。

気さくで話しやすい人だけれど、いかんせん、磔。

磔の刑期は128年。以前、お店で128円の梅黒酢ドリンクを万引きした罪で刑に処されて、そうなった。

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影中(かげなか)さん】

影の中にしかいることができない男の人。

影の外に出たり、影が消えたりすると、体が消えてしまう体質の持ち主。

親切で物知りで、いろんなことを教えてくれるのだが、肝心なことを言う前に消えてしまうこともしばしば。

影中さんに聞きたいことがあるときは、雲のない晴れた日を選んで話しかけよう。

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【トガカリさん】

かコよヶ駅前町の歩く法律。おまわりさん兼裁判官。町の規則はこの人が決める。日替わりで。

とっても背の高い人で、黒いロングコートの中から手錠や鎖や檻を取り出して、規則の違反者を問答無用で逮捕し、刑に処してしまう。

ただし、自身が規則を犯してしまうと、その日いちにち、ほかの人を同じ罪で裁くことはできなくなる。

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(みや)(みや)さん】

よく二階の窓辺にいる、とても無口な女の人。口にする言葉は「いらっしゃい」「どうぞ」「召し上がれ」「また来てね」の4つだけ。

家に招いた人をおもてなしするのが大好き。そのおもてなし魂は並ではない。

この人が町の中に勝手にどんどん家を建てて、町の景色を変えてしまうので、かコよヶ駅前町は住み慣れた人でも迷いやすい。

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【ありがた屋さん】

”有り難い” つまり、”滅多にない”出来事を売り歩く行商さん。赤い着物を着て、その背中に鈴の付いた賽銭箱をしょっている女の人。

良い人だけど、だからといって、ありがた屋さんに向かって「ありがとう」と言ってはいけない。

言った者は、その後二度と、この人から「有り難い出来事」を買うことができなくなってしまう。

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遠山彦(とおやまびこ)さん】

かコよヶ駅前町ではなく、その近くにある山の上に住んでいる人。

地声が大きすぎて、近くでその声を聞こうものならブッ倒れること必至。そのため、人里で暮らすことができない人物。町に住んでいないにもかかわらず、なぜか町の住民らしい。

他の住民たちは誰一人としてこの人に会ったことがないので、どんな姿をしているかは不明。声からして、性別は男の人だと思われる。

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道屋(みちや)さん】

いろいろな ”道” を売り歩く行商さん。”道” の入った大きな鞄を持って旅をしている男の人。

帰り道はもちろん、散歩道、逃げ道、抜け道、近道。道なき道に迷い道と、豊富な商品を取り揃えて売っている。

どんな道でも作れるけれど、ただ一つ、自分自身の帰り道だけは、決して作ることも持つこともできない。

旅人だけど、一応町の住民らしい。

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【人魚屋さん】

荷車を引いて "人魚" を売り歩く、行商のおじいさん。

ただし、売っている人魚は解体済み。人魚の肉、人魚の血、人魚の骨、人魚の髪、人魚の目、人魚の鱗……と言った具合に、パーツごとの販売を行っている。

商品となる人魚をどこから手に入れているのかは、同じ町の住民たちでも知るよしはない。

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