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異世界で自由奔放に生きてみました~最強冒険者と呼ばれた男の波乱万丈転生譚~ 作者:西園寺☆桜

第3章 冒険者 揺籃編

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幕間 転職システム


デケム(第10)ダンジョンの7~9階層目で戦闘を繰り返すうちに、研修生たちもLv30を超え転職できるLvにまでなっていた。

以前、こちらの世界の転職について、黒狼隊のエバンスに聞いたことがあった。
黒狼隊の中ではエバンスのみが二次職になっていたからだ。

「なんだ、そんなことも知らないのか?」
「まだ、そこまでLvは到達していませんからね。そのうちにと思っているうちに聞きそびれたんですよ」
「しょうがねぇな」

エバンスから聞いた内容では概ね以下のようだ。

・転職はある程度Lvが上がれば行うことができる。
・転職の方法は、教会にある転職用マジックアイテムを使用する。
・転職用マジックアイテムはどこの教会にも置いている訳ではなく、王都及び、公爵領、侯爵領、辺境伯領、伯爵領の教会にしか設置されていない。
・転職用マジックアイテムを使用する場合には、転職の成否に係らず金貨10枚の寄付が必要である。
・転職が可能なLvと判断された場合、前職に準じた転職可能次職が頭の中に浮かぶので、成りたい次職を念じることで転職ができる。
・転職が不可と判断された場合、なにも起こらない。

聞いてて疑問に思ったのは、転職できるLvを認識していないのではないかと言うことだ。

「転職できるLvは、決まってないんですか?」
「ん?そうだな。具体的に幾つになったら転職できるという話は聞いたことがないな」

なぜ判っていないのかといえば、誰も検証していないからだろう。
転職に金貨10枚と決して安くない寄付金が必要で、検証しながら何度もチャレンジするには、結構なお金がかかる。
そんなことにお金を無駄にするより、無難なLvまで上げてから転職にチャレンジするほうが確実だ。
転職システムに、ギャンブル的な要素があるのには内心笑ってしまったが、カムイのように初めからシステムを理解している人間はいないのは仕方がないことだろう。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

「今日は、ダンジョンに潜る前に転職を済ましてしまいましょう」
「転職ですか?」

研修生たちは、転職するのが自分たちとは思っていないようだ。

「なら待ってますから、済ませて来ていいよ」
「?何を言ってるんですか。転職をするのは俺じゃありませんよ」
「え?俺たちはLv30になったばっかりだぜ?まだ早くないか?」
「問題ありません」

カムイにそう言われても、金貨10枚が気になるのだろう、半信半疑のようだった。


「本当にやるんですの?」

半ば強引に王都の教会まで連れてこられた研修生たちだが、まだ疑っているようだった。

「もし失敗したら、その時は寄付金は俺がもちます。だから安心して転職してください」
「そこまで言うのなら教官の言葉を信じるけど・・・・。ほんとうにどうなっても知らないよ?」

まずは、パーティリーダーであるファティマがチャレンジすることになった。

転職用のマジックアイテムは、地球儀のような真球の形をしており、薄い紫色をしていた。
その薄い紫色の真球に両手を乗せると、真球が淡い光を放ち始めた。
それと同時にファティマが驚いた顔をするが、すぐに目を閉じ何かを念じているようだった。
しばらくすると、淡い光を放っていた真球は元の薄い紫色に戻っていた。

「無事転職できたようですね」

教会の職員の言葉を聞いて、ファティマはゆっくり真球から手を離す。
ファティマのスタータスを見てみると、確かに転職できているようだった。

======================================
 名前:ファティマ・マルティロシン(女)
 年齢:15歳
 種族:人族
 クラス:剣士
 職業:伯爵家三女
 状態:健康

 Lv:30 
======================================

ファティマは剣士を選択したようだ。
各人の転職については、次職をなににするかまでは口出しするつもりはなかった。

「教官の言ったことは本当でしたわ!」

暫くたってから実感したのか、興奮ぎみに声を上げた。

それからは、我先に転職を行う研修生たちだった。

 ファティマ:剣士
 アレク:騎士
 エステル:黒魔術師
 ミラド:白魔術師
 バレンティン:狩人
 オルガ:僧侶

お読み頂きありがとう御座います。
誤字脱字等ご指摘があればよろしくお願いします。

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