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異世界で自由奔放に生きてみました~最強冒険者と呼ばれた男の波乱万丈転生譚~ 作者:西園寺☆桜

第3章 冒険者 揺籃編

58/96

第8節 スタークリスタル

武器製作のためにクリスタル鋼の採掘に行きます。
ギルドで何気に見た依頼のアイテムを入手するのですが・・・・

10/7 誤字・脱字、一部文章表現の変更
カムイは、久しぶりにヴューベルのギルドに顔出す。
時間はやっぱり、いつもの時間だ。

「おはようございます。カレリーナさん、シータさん」
「「おはようカムイくん」」

カムイは、いつものようにカウンターでミックスジュースを受取る。
もう既に定番となっているため、なにも言わなくてもマスターが用意してくれる。

「お、カムイ。戻ってたのか。クエストは上手くいったのか」
「おはようございます。ワッハーブさん。えぇ、なんとか達成はしましたよ」
「そうか、ところでパーティでは随分モテたんじゃねーのか。全員女だったんだろ?」

ワッハーブがその話題を出すと、カレリーナとシータの手が止まり、カムイを睨むように顔を向けてくる。

(なんか怖いんですけど・・・・)

「な、なんにもありませんよ。普通にパーティメンバーとして組んだだけですから」

カレリーナとシータの視線が『本当なのか』と言わんばかりで痛い。

カムイは話題を変える。

「こ、こっちではなにか変わったことはありましたか?」
「特にはないのぅ。いつも通り過ぎて面白くもないわい」
「いつも通りが一番ですよ」

なんてことを言ってると、

「カムイくんはいつも通りじゃ困るんですけどねぇ」

とシータから嫌味を言われる。

元々Dランクになったのも飛び級だったので、Cランクになるためのクエスト達成数が全然足りていない。

(さっさとこの場を退散したほうが良さそうだ・・・)

そう思ったが、一応依頼ボードに受けられる依頼がないか確認する。

すると、これまで見たことの無い依頼カードが高額報酬にも係わらず手付かずで残っている。
不思議に思いシータに聞いてみる。

===依頼カード=====================================
対象  :なし
内容  :スタークリスタル 1個
報酬  :金貨20枚
追加報酬:スタークリスタル1個につき金貨20枚
依頼期間:なし
特記事項:なし
依頼主 :魔道機研究所
==============================================

「シータさん、このスタークリスタルってなんです?」
「あぁ、それね。カムイくんがソイリエームに行ってる間に研究所の職員が依頼にきたのよ。なんでも魔道具の研究に必要らしいわ。これまでは王都のギルドで募集してたらしいんだけど、なかなか集まらないから、各主要な街にも依頼を出すことになったそうよ」
「へぇ~、そんなに希少なんですか?」
「なんでもクリスタル鋼を採掘した際に極稀に出るらしいんだけど、昨年、一昨年と2個づつしか持ち込まれなかったそうよ」
「年間2個って、確率低すぎでしょう」
「だから、今年は報酬額を上げたそうよ」
「そうなんですね」

(これからクリスタル鋼採掘にいくから、気にだけはしておくか・・・・)

カムイはこれからクリスタル鋼の採掘に行く予定だった。
Cグレード最強のクリスタルダガーを製作するために必要なクリスタル鋼を採掘し、余ればトミヤで一部を販売する。

クリスタルダガー(C)  攻撃力:135  魔法力:80 品質C

クリスタルダガーを装備できるように、短剣のマスタリも先のノウェム(第9)ダンジョンでLvアップしたポイントでMAXまで上げている。

 [短剣 MAX] 
 [双剣 MAX] 

カムイは、クリスタル鋼が出るという山地に向かうため、ギルドを後にする。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

カムイが向かったのは、タヌマリ男爵領アロンからフェルデン男爵領サヴィーク、デル男爵領ルガルネスを経由し、更に東にあるアレクサニン伯爵領ヘイマエだ。
アロンからヘイマエまで、移動で3日を費やした。

(今の問題は移動手段だなぁ~。早めに主要な街にはいけるようにならないと・・・)


カムイがこれから採掘のために向かおうとしているのはトツイ帝国との国境にあるルタイ山地だ。
図書館の記録では、かつてはクリスタル鋼の一大産地だったようだが、ここ十数年まったく採掘されていない。
そのため、鍛冶師や他の冒険者はクリスタル鋼の鉱床が枯渇したと判断し、そのまま放置されてきた。
実際、ヘイマエの冒険者ギルドや鍛冶師に聞いたら、ルタイ山地よりも他の場所を勧めてきた。

ただ、カムイはイルア山地の例もあり、まだ発見されていない鉱床があるのではと睨んでいた。
そのため、ヘイマエからさらに2日かけてこのルタイ山地に来たのだった。
マップで見ると鉱床を示す位置は6つ。
鍛冶師に聞いた数は4つ。
思った通り2つは未発見のようだ。

カムイは、山道に沿って歩きながらマップと位置関係を確認していく。

取りあえず、既に採掘され放ったらかしにされた坑道に入り掘ってみる。
たしかに出てくるのは石屑しかなかった。
他の3つも同様で、すでに鉱山としての役目は終っているようだ。
カムイは、手付かずであろう残り2つはの鉱山を探す。
残り2つの位置は、山道から少し外れた場所にあった。
山頂から峰伝いに50mほど移動した場所をマップが示していたのだが・・・。

「おいおい、ここかよ・・・・」

そこは50~60m程の断崖絶壁だった。

「確かに、こんなとこ誰も探さねーよな・・・」

一人苦笑いするのだった。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

「よし、こんなもんか」

カムイは、ロープを身体に巻きつけ離れないか何度も確認する。
そして巻きつけたロープの端を1本の巨木を支点となるようにグルッと回し、エイト環(懸垂下降器)に通しそのままロープの端を崖下に落とす。
ロープやエイト環(懸垂下降器)などは、緊急時や災害用にと元の世界にいた時の知識を使って用意していた。

「「デカケルトキハ、ワスレズニ」by ジャ○ク・ニ○ラウス」

なぜか昔のテレビ・コマーシャルを口にし苦笑する。

早速、カムイはゆっくりエイト環(懸垂下降器)のロープを緩めながら降下していく。

下を見ながら慎重に降りていく途中で、森のほうからチカチカと光の反射なのか、カムイの目に入る。

(眩しいな?なんだろう?いや、こっちに集中しないと)

光るものがなにか気にはなったが、降下に集中しないと事故に繋がる。
なんと言っても知識を持っていただけで、初心者と変わらないのだ。
再度、降下に集中する。

5m程降りたところで、30cmくらいのピッケルに似たツルハシで岩の壁を掘っていく。
このツルハシもカムイお手製だ。
こっちの世界はドワーフ仕様の大きく頑丈なものが多く、さすがにこんな不安定な場所では振るえない。
そのため、何種類か大きさの違うツルハシを作っておいた。

50cm程の穴を開け、腕が届く範囲まで掘り進める。
採掘したものは無限袋に入れていく。
最初の一箇所目は、無限袋にクリスタル鋼のカケラもなく石屑しかなかった。

次の場所を採掘するため、再度5mほど降下しては穴を掘る。


それを繰り返すこと5回。
ようやく鉱脈らしき場所に当たりつく。
採掘した岩の中にクリスタル鋼のカケラが混じっていた。

「この辺りだな」

カムイは足場を作るために1.5m四方まで掘り広げる。
そして、まずはこれまで同様手の届く範囲を採掘していく。
無限袋の中は、クリスタル鋼をはじめミスリル鋼、鉄鋼石など増えていくのが判った。

穴の中に身体が入るようになると、ツルハシを少し大きめのものに変え、本格的に採掘に乗り出す。
掘っては袋に詰め、掘っては袋に詰めを繰り返す。
そして、穴が大きくなると、ツルハシを大きめの物に変えていく。
中身の確認は後回しだ。
どこをどう掘れば鉱石があるか、落盤しないように掘るはどうすればいいか、イルア山地でラウラに教わった知識をフル活用する。
気が付けば、穴の中でカムイが立てるほどの大きさになっていた。

ぐうぅぅぅ~

どのくらい掘り続けたか判らなかったが、昼食も忘れて採掘に没頭してたためにお腹のほうが先に根をあげてしまった。
穴から上半身だけ出して外を見てみる。
空気が新鮮に感じる。
陽は真上より少し西に傾いていた。

「お昼にするか」

ヘイマエのギルドで買っておいたサンドイッチとミックスジュースを取りだす。

「やっぱりミックスジュースは、ギルドごとに味が違うんだな」

その地方で手に入る果物をベースに作っているからだろう。
ただ、どの街のミックスジュースであってもカムイの口には合っていた。

(でも一番は、やっぱり牛歩亭だな)

そう思いながら、これまでの成果を確認してみる。

品質C
鉄鉱石:51、石炭:63、コランダム:26
ミスリル鋼:35、クリスタル鋼:24
銀鉱:13、金鉱:8、スタークリスタル:5

品質B
鉄鉱石:31、石炭:49、コランダム:19
ミスリル鋼ム:22、クリスタル鋼:14
銀鉱:7、金鉱:4、スタークリスタル:1

品質A
鉄鉱石:14、石炭:12、コランダム:6
ミスリル鋼:11、クリスタル鋼:6
銀鉱:2、金鉱:1

石屑:146

なんと、スタークリスタルが採掘できているではないか。

(うぉ!?スタークリスタルが掘れてる。しかも6個も!)

ギルドで聞いた話では、過去2年で4個しか見つかっていないと言っていたスタークリスタルが品質はともかく6個も採掘できている。
確認のため1つ取り出してみる。
本当に☆型をしているクリスタル鋼だった。

「こんなのMMORPGだと、イベントで使うようなアイテム扱いだよなどうみても」

クリスタル鋼とは違うインベントりに格納されていたこともあり、そんなことを思いながら袋にしまう。

「やっぱり’運’は疎かにできないよな」

しかも、今回はあくまでおまけ(・・・)と割り切っていたため、物欲センサーにも掛からなかったようだ。

「さて、午後も頑張るか」

そういってまた採掘にもどる。
その際、中が暗くなって来たので、二酸化炭素中毒にならないよう入り口付近に龕灯(がんどう)を置き中を照らす。
掘っては袋に詰め、掘っては袋に詰めを繰り返す。

どの位掘り続けただろう。
陽の入らない穴の中で没頭して採掘していたため、再度お腹が悲鳴を上げるまで掘り続けることになる。
気が付けばドップリ陽が落ちており、急いで荷物をまとめヴューベルに戻る。
牛歩亭は閉店間際だったが、なんとか夕食を抜くハメにはならなかった。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

翌日、いつもの時間にいつものように顔を出すカムイ。

「おはようございます。カレリーナさん、シータさん」
「「おはようカムイくん」」

そして、いつものようにカウンターでミックスジュースを受取る。

依頼ボードは、相変わらず嵐が去ったあとのようになっていた。

その余波を受ける形で、昨日見たスタークリスタルの依頼カードが剥がれかけていた。
カムイは、依頼カードを剥がしシータに持っていく。

「シータさん、この依頼受けますのでお願いします」
「ちょっと待ってね。いま・・・・ってコレ・・・・ひょっとして出たの?スタークリスタル!」
「えぇ、出ました」

シータが驚くのを聞いてカレリーナもやって来る。

「そうしたのシータ」
「どうもこうも、カムイくん、スタークリスタル掘り当てたんだって!」
「ホントに!?」

カレリーナも一緒に驚く。
やはりそれだけ希少だったのだろう。

「これ、依頼に品質の条件は書いてませんが、なんでもいいんですよね?」
「たぶんとしか良いようがないけど・・・・それよりも、ねぇ~カムイくんお願い。そのスタークリスタル見せて欲しいな」
「ん?いいですよ」
「ホント!?やったー。初めて見るのよスタークリスタルって」
「私もよ」

カムイは、袋から品質Aのスタークリスタルを出しで見せる。

「これがスタークリスタル・・・本当に☆型なのね」
「透き通って綺麗・・・・って、品質A?」
「他の品質のもありますけど、やっぱりいいもの見たいでしょ?」
「「カムイくん・・・・」」

そう言って笑うと、カレリーナもシータも感動していた。

その後、依頼受領の手続きをしてもらい、王都の魔道機研究所に向かうのだった。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

「ここが魔道機研究所・・・。見た目も研究所っぽいな」

研究所を取り囲むように5m程の壁に囲まれている。
正面入り口には、騎士が警備員ををやっており、国の管理下のもと厳重に守られていた。

騎士にギルドリングと依頼カードを見せると『担当者が迎えに来るから待っていろ』と言われたので大人しく待つこと5分。
いかにもインテリっぽい白衣を着た女性研究員が現れた。

「あなたね?スタークリスタルを取ってきてくれたのは?えっと・・・」
「ヴューベルで冒険者をやっている、カムイといいます」
「カムイくんね。私はリアナ。ここでペドロビッシュ教授の助手をやってるわ。さ、入って頂戴、案内するから」

入り口で身体検査を受けたあと、リアナに付いて研究所内に入っていく。

建物の中に入る場合にも身体検査を受けた。
ちなみに、ここの来る前に武器は袋にしまってある。
国の施設なので、こうなることは想定していた。

建物の中に入ると、教授らしき人物と数人の助手がなにやら実験を行っていた。

「ペドロビッシュ教授、教授」
「あ、あぁどうしたんだね、リアナくん」

なにやら助手と話をしていた教授にリアナが声をかける。

「スタークリスタルが見つかったそうです」
「本当かね!?」
「えぇ、彼、カムイくんが採掘したそうです」

リアナが教授紹介する。

「カムイです」
「ペドロビッシュじゃ。スタークリスタルを見つけたというのは本当かね?」
「えぇ、見てもらった方が早いですね」

そいういって袋からスタークリスタルを取り出す。
すると、教授はまずスタークリスタルより無限袋に興味を持ったようだ。

「その袋はなにかね?」
「これですか?無限袋ですがなにか?」
「無限袋?聞いたことがない魔道具じゃが・・・・」
「俺も詳しいことは良く知らないのです。祖父の形見としか判ってません」

まさか、チートの袋ですとも言える訳がない。
さっさと話題を元に戻したほうが良さそうだ。

「これがスタークリスタルです」

品質Cのスタークリスタルを手にとって見せる。

「見せてもらっていいかな?」
「どうぞ」

スタークリスタルを教授に渡す。
教授は、受取ったスタークリスタルの大きさを測ったり、光に当てたり、コンコンと叩いたりとしていたが、笑顔でカムイに向き直る。

「良い状態のスタークリスタルのようじゃ」
「それは良かった」
「これをどこで?」

採掘した場所を聞きたいのだろう。
カムイは、それを教えるつもりはなかった。

「それは言えません」
「何故だね?」
「研究所にも秘密情報があるように、採掘場所に関しては冒険者が苦労して得た、いわゆる秘密情報です。国と個人をいう立場が違えど同じ秘密には変わりありません。ですのでその情報を公開する訳には行きません」

教授は、カムイが言っている理屈を理解したのだろう。

「残念じゃのうぅ」

教授は本当に残念そうに呟いき、リアナも残念そうだった。
カムイは、残念がっている教授やリアナを喜ばそうと意識した訳ではなかったが、結果的にはそうなってしまう。

「ところで、追加があればそれも買い取って貰えると依頼カードはあったと思うんですが・・・」

その言葉を聞いて、教授とリアナの顔が気色ばんでいく。

「スタークリスタルは1個じゃないのか?」
「誰も1個なんて言ってないと思いますが?」
「それもそうじゃ」
「入れ物用意できますか?」

カムイの言葉に1個や2個の追加ではないと瞬時に悟った教授は慌ててリアナに指示を出す。

「リ、リアナくん、大きめのトレイを用意しなさい!」
「は、はい、教授!」

そして、カートに乗せられたトレイをリアナが押して持ってくる。

「この上にお願い」
「判りました」

追加のスタークリスタルを出していく。
1個、2個と出していくうちは笑顔で見ていたが、8個を超える辺りから驚愕の表情に変わっていく。
追加分12個目をトレイに置いたときには言葉がないようだった。

「これだけの数を本当に提供してもらえるのか?」

教授は、まだ半信半疑のようだった。

「依頼カードにはそう書いてありましたよね?もっとも多すぎて報酬が払えないとなれば別ですが・・・」
「そ、そんな、そんなことはないぞ。リアナくん支払いの用意を」
「わ、判りました。少々お待ちを」

リアナが準備している間、教授と研究内容について色々話してもらった。
既に実用化できるもの、まだまだ時間が掛かりそうなものとか、それのどれもが生活に役立ちそうなものばかりでカムイも面白く聞かせてもらった。

「教授、これでいいですか」

リアナが1枚の用紙を差し出し、教授が何かを書いて最後にサインを入れる。

「報酬はここでは払えないんじゃ。これを事務局に提出すれば報酬を受け取れるはずじゃ。事務局にはリアナくんも一緒に行きなさい。大金だから誤解があるといかんからのぅ」
「判りました」
「じゃ、こちらにもサインをお願いします」

カムイは、依頼カードを出し、しれにもサインをもらう。

「ありがとうございます」
「礼を言うのはこっちじゃよ。こんなに大量のスタークリスタルを採掘してくれたんじゃ。また入用になったら指名でもさせてもらうよ。ははははは」

スタークリスタルの依頼の件はこれで終了だ。

カムイは、個人的なお願いを切り出す。

「ペドロビッシュ教授。実は個人的なことでご相談がありまして・・・・」
「相談?いったいなんだね?」

「国では、魔力を持ってない貴族向けに、移動用の魔道具を提供していますよね?」

この情報は、知り合いの冒険者たちに聞いた話だ。

「確かに使っておるが、そうれがどうかしたかの?」
「それを私にも使わせて欲しいんです」

教授は難しそうな顔をするが、すぐ拒否することはしなかった。

「理由を聞いてもいいかの?」
「見てのとおり俺は冒険者です。リターンの魔法も使えます。依頼のために行動範囲を広げたいのですが、今のところ10ヶ所しか登録できていません」

ここまで言うと教授もカムイが何を言いたいのか判ったようだ。

「なるほど、まだ行っていない都市を登録したいということじゃな?」
「その通りです」
「事情は判ったが、あれを勝手に使うことはできんのじゃよ」
「そこをなんとかお願いできませんか。もちろんタダとは言いません」

カムイが袋からなにか出そうとする。

「お金は受取れんぞ?賄賂になるからな」
「これでもですか」

そう言って先ほど出していなかった品質Bのスタークリスタルを出す。

「まだ持っておったのか。研究用にはさっきの・・・・数で・・・・た・・・品質Bじゃと!」

そう、先ほど出した13個は品質Cのスタークリスタルだが、今出して見せたのは品質Bのスタークリスタルだ。

「品質Bのスタークリスタル・・・・是非にでも欲しいが・・・・いやでも規則が・・・」

もう一押しでいけそうと判断したカムイは、ダメ押しの1個を出す。

「これもつけるのでダメですか?」

品質Aのスタークリスタルを取り出す。

「品質Aじゃと!」

教授は、驚きすぎて椅子から転げ落ちる。

「大丈夫ですか教授!」

リアナが駆け寄り、教授を支えながら起こす。

「君は、一体何者なんじゃ・・・ワシも長年研究をやっとるが、品質Bのスタークリスタルなぞここ十何年も見とらんし、品質Aに至っては初めてみたぞい・・・・判った。そこまで言うのじゃ、使うのを許可しよう」
「本当ですか?ありがとうございます」
「しかし、君も策士じゃな」

品質Cと一緒に出さなかったことを行っているのだろう。

「お金には困ってませんので・・・」

そい言って笑うカムイ。

「ただ、直ぐにという訳にはいかんのじゃ」
「なにか問題でも?」
「先日各ギルドに依頼を出す為に職員を派遣したことは知っとるじゃろ?」
「えぇ、ヴューベルにもきて貰ったたので、俺もこの依頼のことを知りました」

「その転送機に魔力がまだ充電できてないんじゃ」

そういって充電器のところに案内してもらった。

「もともと魔力の充電も、研究の手の空いた者が少しずつ溜めているんでな時間がかかるんじゃ」

充電器には、単1乾電池くらいの大きさのカプセルが主要都市別に並んでいた。
充電器の脇には、魔力を送るための手形の窪みのある装置があった。
カプセルの横には充電量を示す目盛りのようなものがあり、どのカプセルも3割程度のとことで止まっている。
なら、話は簡単だ。

「魔力を流しても?」
「あぁ、ええよ」

カムイが手を置いて魔力を流すと、各カプセルの目盛りがグングン上がっていく。
それを見ていた教授や、職員が驚く。
2分ほどで全てのカプセルが満タンになった。

「本当に君は・・・・」

教授のため息が聞こえたが、聞こえなかったことにしよう。

こうして、まだ未登録だった主要街に行きリターンの登録先にすることができたのだった。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

ちなみに、今回カムイがルタイ山地で採掘した鉱石はこれだけだ。

品質C
鉄鉱石:101、石炭:92、コランダム:80
ミスリル鋼:68、クリスタル鋼:55
銀鉱:32、金鉱:29、スタークリスタル:13

品質B
鉄鉱石:82、石炭:77、コランダム:71
ミスリル鋼ム:45、クリスタル鋼:41
銀鉱:21、金鉱:18、スタークリスタル:7

品質A
鉄鉱石:48、石炭:49、コランダム:41
ミスリル鋼:29、クリスタル鋼:30
銀鉱:12、金鉱:12、スタークリスタル:3

石屑:471


もちろん、クリスタルダガーの製作も無事完了したことは言うまでもない。

クリスタルダガー(C)  攻撃力:135 + 14  魔法力:80 + 8 品質B
スタークリスタルと引き換えに、主要な街へのリターン先の登録ができたカムイ。
これで行動範囲もぐっと広がります。


お読み頂きありがとう御座います。
誤字脱字等ご指摘があればよろしくお願いします。

設定資料集のようにしたくてブログ始めました。
http://adventure00story.blog.fc2.com/


ステータス情報
======================================
 名前:カムイ(男)
 年齢:15歳
 種族:人族
 クラス:盗賊
 職業:鑑定士
 状態:健康

 Lv:44 

 体力:1650 
 魔力:1518 

 筋力:67 
 持久力:66 
 器用:87 
 俊敏:93 
 知力:66 
 運:112 

 ボーナスポイント:240 


---【Passive Skill】---
【武具属性】
UP[短剣 MAX] ↑20
 [片手剣 Lv1]
 [弓 Lv10] 
UP[双剣 MAX] ↑20
 [軽装備 Lv10]

【戦闘補助】
 [攻撃速度向上 MAX]
 [攻撃力向上 MAX]
 [魔法力向上 MAX] 
 [防御力向上 MAX]
 [魔法抵抗力向上 MAX]
 [命中率向上 MAX]
 [クリティカル率向上 MAX]
 [詠唱速度向上 MAX] 
 [体力回復速度向上 MAX] 
 [魔力回復速度向上 MAX] 
 [探索 MAX]

【防御魔法】
 [レジストファイア MAX] 
 [レジストコールド MAX] 
 [レジストウインド MAX] 
 [レジストサンダー MAX] 
 [レジストロック MAX] 
 [レジストホーリー MAX] 
 [レジストダーク MAX] 

【状態異常魔法】
 [異常状態抵抗 MAX]

【生産】
 [鍛冶 Lv10]
 [木工 Lv10]
 [板金 Lv5]
 [彫金 Lv5]
 [革細工 Lv10]
 [裁縫 Lv5]
 [錬金術 MAX]
 [採掘 MAX]
 [園芸 MAX]
 [鑑定 MAX]


---【Active Skill】---
【戦闘スキル】
(短剣)
 [アンロック MAX]
 [スタンス MAX] 
 [イベージョン MAX] 
 [アキュラ MAX] 
(弓)
 [パワーショット MAX] 
 [ロングショット MAX] 
 [アキュラショット MAX] 
 [クリティカルチャンス MAX] 
 [クリティカルパワー MAX] 

【戦闘補助】
 [隠形 MAX]

【攻撃魔法】
(低位単体)
 [フレイム MAX]
 [コールド MAX] 
 [ウインド MAX] 
 [サンダー MAX] 
 [サンドショット MAX] 
 [ホーリーアロー MAX] 
 [ダークアロー MAX] 
(中位単体)
 [ホーリーレイン MAX] 
(低位範囲)
 [ボルケーノ MAX] 
 [コールドゲイル MAX] 
 [トルネイド MAX] 
 [プラズマ MAX] 
 [サンドストーム MAX] 
 [ホーリークロス MAX] 
 [ダークミスト MAX] 

【防御魔法】
 [ファイアウォール MAX]

【回復魔法】
 [ヒール MAX]
 [グループヒール MAX]
 [マナチャージ MAX]
 [キュアポイズン MAX]
 [リジェネ MAX] 
 [リジェネレーション MAX]
 [リザレクション Lv3]

【移動魔法】
 [ファストウォーク MAX]
UP[リターン(28/60) MAX] ↑15
 [エスケイプ MAX]

【生産】
 [隠蔽 MAX]
======================================

装備品情報
======================================
UP攻撃力:1503(781)
 防御力:1013(466)
UP魔法力:1167(541)
 命中率:1261(360)
 回避率:1131(323)
 クリティカル率:1227(350)
 攻撃速度:1437(411)
 詠唱速度:939(268)
 魔法抵抗力:1196(628)
  ()は装備、スキル補正値

UP主武器:クリスタルダガー(C)  攻撃力:135 + 14 品質B
                魔法力:80 + 8
UP副武器:クリスタルダガー(C)  攻撃力:135 + 14 品質B
                魔法力:80 + 8

 頭:未装備
 ベルデロンレザーアーマー(D) 防御力:86 + 12 品質A
                魔法抵抗力:43 + 6
 ベルデロンレザーレギンス(D) 防御力:69 + 10 品質A
                魔法抵抗力:35 + 5
 ベルデロンレザーブーツ (D) 防御力:32 + 4 品質A
                魔法抵抗力:20 + 3
 ベルデロンレザーグローブ(D) 防御力:30 + 4 品質A
                魔法抵抗力:21 + 3

 セット効果有
   筋力+3
   器用+3
   俊敏+3
   運 +1

 首:未装備
 右耳:クリスタルイアリング(D) 魔法抵抗力:48 + 7 品質A
 左耳:スモーキーイアリング(D) 魔法抵抗力:48 + 7 品質A
 右指:クリスタルリング(D)   魔法抵抗力:35 + 5 品質A
 左指:スモーキーリング(D)   魔法抵抗力:35 + 5 品質A
======================================

ギルドリング:八岐大蛇
======================================

 冒険者ランク:Dランク

UPクエスト達成数:8

 魔物討伐総数:1907 

 討伐レイド:1
  ティーラーク Lv28(D)

 踏破ダンジョン:4
  元始のダンジョン(7)
  ウーヌム(第1)ダンジョン(12)
  ノウェム(第9)ダンジョン(25)
  トレデキム(第13)ダンジョン(12)

 踏破モニュメント:1
  光と闇の神殿(3):ロトクルイド男爵領

 踏破ラビリンス:0

 踏破タワー:0
======================================
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

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