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異世界で自由奔放に生きてみました~最強冒険者と呼ばれた男の波乱万丈転生譚~ 作者:西園寺☆桜

第2章 冒険者 黎明編

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第15節 元始のダンジョン

久しぶりの戦闘シーンです。
しかも場所は初ダンジョンで、テンション上がり気味のカムイです。
ただ、やっぱり戦闘シーンは難しいです。
うまく皆様に伝わればいいのですが・・・

9/2 ご指摘による誤字・脱字、表現の変更をしました。

トミヤ復活の手伝いをしたあと、いつもの柔軟だけやって1日だけゆっくり身体を休めた。
カレリーナ、シータが来た後は、メリザと売上の分配を確認し自分の分を受け取ると逃げるようにトミヤを出た。
なので、最後のカレリーナ、シータ、ルイザの修羅場(?)の結末は聞いていない。
聞きたくもなかったが・・・。


1日おいて、いつものようにゆっくりとギルドに向かう。

「おはようございます。カレリーナさん、シータさん」
「「おはようカムイくん」」

2人と挨拶をしたあと、ワッハーブや、顔馴染みになった冒険者たちとも挨拶を交わしていく。
ギルドに併設されている酒場・・・といっても朝昼は普通にカフェメニューも出しているので、いつものミックスジュースを頼む。
牛歩亭のも好きなのだが、ここのミックスジュースも果物の種類とか配合が違うのだろう、また違った美味しさがあって来るたびに注文する。カウンターの店員も判っているのか、カウンターに近づくと用意を始めてくれるため待たずに飲めるのも嬉しい。

そんなミックスジュースを片手に依頼ボードに向かうが、いつものような有様でしかもEランクの依頼は貼られてなかった。
そもそもEランクの依頼自体が少ないので、カムイのようにゆっくりしてるとまず受注は難しい。
かと言って、あの争奪戦の輪に入る気は起きないし・・・。
まぁ、焦ってランクを上げようとは思ってないので、運よく残っているときを待つしかないなと思っている。

それよりも、カムイは最近全然Lvが上がってないことのほうが気になっていた。
ヴューベルに来る途中に盗賊退治をしてから、魔物退治など狩らしい狩りは全然行っていないため当然といえば当然なのだが・・・。

そこで、カレリーナとシータにこの辺りにあるダンジョンについて聞いてみる。

「ダンジョン?あるわよ」
「街近郊にあるのは、トミヤの1件で薬草とか散々探し回ったので2、3入り口は見つけているんですが、俺が入れそうなダンジョンという意味でどこかいい所がないか聞きたいんですよ」
「そうねぇ」
「カムイくんはダンジョンに潜るのは初めてなんだよね?」
「ええ」
「だったらルーキーダンジョンしかないわね」
「ルーキーダンジョン」

さっき見つけたと言った入り口には、ルーキーダンジョンなんていう名前のダンジョンはマップ上には無かった。
そのため、どこか別の場所にあるのかと思ったが、どうやら違うらしい。

「ルーキーダンジョンというのは通称で、正式には元始のダンジョンというのよ」

とカレリーナが教えてくれた。
元々は元始のダンジョンと呼ばれていたが、7階層とそんなに深くなく、出てくる魔物も階層によって決まっているため、初心者パーティの練習用として最適なダンジョンということで、何時の頃からかルーキーダンジョンと言われるようになったそうだ。
元始のダンジョンという名前は、マップ上にもちゃんと載っていた。

「元々ダンジョンは、パーティで攻略するのが前提だからソロで潜るのはお薦めしないんだけど・・・。カムイくんなら中階層くらいなら行けるかもね」
「判りました。早速行ってみます」

そう言ってギルドを出ようとするカムイの後ろから、気遣いの言葉を掛けてくる。

「いい?準備は万全にしていくのよ!それと絶対無理はしないのよ!」

その言葉に軽く手を振り、ダンジョンに向かうカムイだった。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

カムイは、ギルドで薦められた元始のダンジョンに来ていた。
すでに場所は判っていたので、迷うことなく来ることができた。
ダンジョンの入り口には、ルロワ村のマイア遺跡と同じようなマジックサークルが存在していた。

「どんな魔物がいるか楽しみだなぁ~」

そう言いながら魔方陣に乗る。
マイア遺跡のときもそうだが、一瞬目の前が揺らいだと持った次の瞬間には既に1階層目に移動されていた。
マイア遺跡のときと違うのは、マジックサークルは消えずに残っており、再度乗れば前の階層に戻れるようになっていた。
このあたりは、MMORPGやVRMMOと酷似しているようだ。

1階層目は、マイア遺跡と同様にそんなに広くなく全てのエリアがマップに表示されていた。
ルーキーダンジョンと言われるだけに、各階層ともあまり広くないのかもしれない。
当然、魔物を示す赤いマーカーやトラップや宝箱の位置、次の階層に向かうマジックサークルの位置もマップ上に表示されていた。
今回はLv上げに来たので各階層とも全滅させるつもりでいた。
真っ直ぐ次階層には向かわず寄り道するつもりだ。

1階層目の赤いマーカーに向かって歩き出す。

(たしか、『出てくる魔物は階層によって決まっている』って言ってたな。1階層目は何かな~)

と思っていると、早速お出迎えが現れた。
見える範囲まで近づくと襲ってくるということは、アクティブの感知範囲が地上よりは広いのかもしれない。

======================================
 名前:グレムリン
 種族:魔物/妖精

 Lv:3
======================================

「グレムリン?映画みたいに可愛い方がよかったなぁ・・・って、あれって種族妖精だったのかよ!」

一人でブツブツ言いながら、ソードブレイカーでグレムリンの首を刎ねていく。
各通路を歩きながら、途中で見つけた罠を解除したり宝箱を開ける。
また、赤いマーカーに示された位置のグレムリンの首を刎ねつつ証明部位である右耳を切り取っていく。

「まぁ、ルーキーダンジョンだし、この辺りは小手調べ的な感じだろうな」

1階層目を全滅させてから2階層目に降りる。
罠の位置とか宝箱の位置とかは変えられているようだったが、2階層目のマップの構造自体は1階層と同じだった。

(ふむ・・・ひょっとすると階層構造は全部同じかもしれない)

そうだとすると、カムイからするとそう難易度は高くないダンジョンということになりそうだ。

1階層目と同じように、2階層目のオーク、3階層目のハンターウルフを次々全滅させ証明部を剥ぎ取っていく。

======================================
 名前:オーク
 種族:魔物/ヒューマノイド

 Lv:6
======================================
======================================
 名前:ハンターウルフ
 種族:魔物/ヒューマノイド

 Lv:9
======================================

ここで、あることに気がつく。

「1階層目Lv3、2階層目Lv6、3階層目Lv9・・・・ひょっとして階層×Lv3がその階層の魔物のLv?」

だとすると次は4階層目なのでLv12になるのだが・・・。

4階層目に降りて魔物と対峙してみると予想はピタリだった。

======================================
 名前:ファイターオーク
 種族:魔物/ヒューマノイド

 Lv:12
======================================

いくら力が強いオークといえど、カムイとのLv差を考えるとそれほど脅威ではなかった。

「いくらなんでも判り易すぎだろう・・・。初めの考えを改める必要があるなぁこれだと」

と呟きながら、ファイターオークの首を刎ね証明部位を採取していく。

カムイとしては、いくらルーキーダンジョンといってもパーティ向けと言っていたので、魔物のLvや出現率はもっと高いものだと思っていた。
しかも罠は簡単に外せるし、宝箱から得られる物品質の悪い薬草類しかない。
その証拠にここまで進んでもLvの1つも上がっていない。
つまり、魔物のLvが低すぎて取得できる経験値が少ない非効率な戦闘を繰り返していたことになる。
実際、MMORPGやVRMMOでも魔物とのLv差が-5以上を超えたりしだすと極端に取得できる経験値が激減するなんてことはよくある仕様だった。

「もっと話をよく聞いておけばよかったなぁ~」

といいつつも、どこまでこの階層×Lv3というシステム(・・・・)が理解されているかは不明だ。本当に理解されてなく、ただ単にそのLvの魔物が出現するとしか認識してないのかもしれない。
カムイのようにシステマチックにロジック化して考えるのは現代社会から転移してきたからであって、元々こちらの世界ではそのような考えを持つこと自体ないのだろう。

そのため、当初1階層目から周回するつもりだったが、5階層目以降を周回することに予定を変更することにした。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

5階層目に降り立つカムイ。
やはり他の階層とマップ自体は同じだが、Lvがカムイに近くなっているせいだろう他の階層よりも少し緊張感が高まっているように感じる。

(計算だとLv15の魔物の予定だが・・・・)

赤いマーカーに向かって近づいていくと、そこには縦横2mはあるであろう巨大な蛙がいた。

======================================
 名前:トード ジャイアント
 種族:魔物/動物

 Lv:15
======================================

トードジャイアントもカムイに気がつくと、まだ近づくには10m程はあるにも関わらず、大きな口を開け、2本の舌を鞭のように撓らせ攻撃してきた。

「チッ!この距離で届くのか」

決して油断していた訳ではないし、蛙には舌を伸ばして獲物を捕食するタイプもいることは判っていたのだが、よもやこの距離で仕掛けてくるとは思っていなかった。
カムイは、咄嗟に後方に跳び退る。
今まで、カムイがいた場所に2本の舌が付き刺さると、瞬時に口に引き戻される。
舌が刺さった地面には30cm台の窪みが2つ空いており、片方は毒が仕込まれているのだろう空いた穴から岩の溶けた跡と白い煙が立ち昇っていた。

「しかも毒持ちか」

カムイは狙いを定められないようジグザグに移動しながらトードジャイアントとの距離を詰め目の前に迫る。
トードジャイアントも舌では捕らえきれないと思ったか、水掻きのついた大きな手を振り上げ押し潰そうと振り下ろしてくる。
しかし、カムイはそれをジャンプで交わし蛙の頭を飛び越しながら背中にソードブレイカーを突き出したが、ヌルッとした感触だけが手に残っただけでトードジャイアントの背中には傷1つ付いてなかった。
ソードブレイカーを見ると、背中を守っていた粘液だろう、刀身にベッタリくっついておりそれが背中を守っていることがわかる。
ソードブレイカーに付いた粘液を払いながら呟く。

「うぇ、気持ち悪・・・」

そういいつつ、顔は笑っていた。
久しぶりの戦闘らしい戦闘、頭を使わないと攻略できない敵、どれもカムイにとっては待ち望んでいた冒険だった。
身体が大きい分小回りが利かないため、まだ背中を晒しているトードジャイアントに試しに威力を抑えてフレイムを放ってみる。

(フレイム)

命中した部分の粘液は剥げるものの、周りから粘液が補充されるような形でまた背中一面が粘液に覆われる。

(背中からは効率が悪いか・・・・となると、あとは腹か)

そういえば、学校の解剖ではいつも腹開きだったなと思い出しながら、ようやくカムイの正面に向いたトードジャイアントの下に潜り込み、喉にソードブレイカーを付きたて一気に腹を割いて行く。このままだとブチ巻かれた内臓まみれになると思い素早く腹の下を潜り抜ける。
トードジャイアントは、なにをされたか判ってないようでカムイの方を向こうとしたところで、ソードブレイカーに切られた腹は2つに割れ内臓を溢しながらグシャっと潰れて息絶えた。
カムイは、撒き散らかされた内臓から毒袋と、討伐部位である毒の付いてない方の舌を切りとる。

1度攻略の仕方が判ってしまえば、あとは同じ手順で討伐するだけなのでさっさと残りを始末に向かう。
その最中にLvが1つ上がったことも確認した。

「やっぱり適正Lv以上でないと効率は悪いんだな」

判ってたことではあるが再認識するカムイだった。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

続いて6階層目に降り立つカムイ。
5階層目よりもさらにLvの高いエリアだと判るだけの雰囲気が漂う。
しかも、マップを見ると他の階層と違い魔物が3匹単位で群れを作っているのが判る。

階層の構造自体はほとんど同じ構成なのだが、6階層目だけには他の階層とは違う部屋があった。
ただ、その部屋の中には、魔物を示す赤いマーカーの存在はなかった。

魔物を示す赤いマーカーの群れに近づいていくと、1度外で遭遇した巨大蜘蛛に似た魔物の群れだった。
名前も違うし単体のLvとしては以前会ったほうが少し高かったが、こちらは群れである。
どちらが厄介かというと、当然今回の方になる。

魔物単体と戦う場合と、群れを相手に戦う場合には当然戦闘スタイルが異なってくる。
一番の懸念事項は、群れが連携を取ってくるかどうかだ。
ゴブリンやオークのように、数だけいても連携せずただ闇雲に突っ込んでくる分には脅威は少ない。
ただ、たとえ2、3匹であってもそれなりに連携を取られると戦闘の難易度は数倍に跳ね上がる。

======================================
 名前:ダンジョン スパイダー
 種族:魔物/節足動物

 Lv:18
======================================

どうやらダンジョンスパイダーもカムイに気が付いたようで、3匹同時に襲ってくる。

シャカシャカシャカ!

8本の足を細かく動かしながら近づいてくる。思った以上に動きが速い。

ダンジョンスパイダーも5階層のトードジャイアント同様に遠距離からから攻撃を仕掛けてくる。
こちらは粘着性の糸を吐いてきた。
しかも思った以上に1発1発が広範囲だ。
この粘着性の糸で動けなくして、3匹で取り囲んで攻撃を仕掛けるつもりだろう。
しかも厄介なのは、3匹同時にではなく1匹づつ順番に糸を吐いてくるところが鬱陶しい。
おそらくだが、連続して糸を吐くためにはリキャスト時間が必要で、3匹がそれぞれタイミングをずらすことで隙をなくしているのだろう。

近づこうとしては糸を吐かれては退きを繰り返すこと数回、カムイはフラストレーションを溜めていき、ついには爆発させる。

「あーイライラする!これでも喰らいやがれ」

(ボルケーノ)

炎属性の範囲魔法ボルケーノをお見舞いする。
ダンジョンスパイダー3匹の足元にマジックサークルが現れたと思った瞬間、それを埋め尽くすほどの火柱が立ち昇る。
あとには、黒炭になったダンジョンスパイダー3匹が転がっていた。

「はじめからこうすりゃイライラせずに済んだんだ!」

カムイのイライラを解消のために黒炭にされるダンジョンスパイダーたちだった。

そして、今カムイは、他のエリアにはなかった部屋の目の前にいた。
ただ、この部屋にはノブ付きの扉がついているんだが、ノブを回そうとしてもビクともせず、扉を押しても引いても全然動かなかった。

(あとでギルドで聞いてみるかな)

部屋を開けることは諦め、ボスが待つ7階層目に降りるのだった。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

7階層目はいきなりボス部屋の前だった。
中に入ると、直径2mほどの玉に大きな目玉が4方にあり、頭の上にはアンテナらしき触覚が付いた生物が宙に浮いていた。
スキルの数から、目玉1つに対し属性が1つと考えれば、ここからは見えないが裏にも目玉はあるのだろう。

======================================
 名前:フォース アイ
 種族:ダンジョンボス/魔法生物

 Lv:21
 スキル:フレイム Lv5
     コールド Lv5
     ウインド Lv5
     サンダー Lv5
======================================

(魔法生物? ということは魔法は効かないと思ったほうがいいのか?しかも4つもスキルもってやがる)

「こういう場合は、目が弱点ってのが定番なんだがどうかな」

ソードブレイカーを構えて、フォースアイに突っ込む。
すると正面の目からウインドの魔法が放たれる。

「おっと」

向かって右側にかわすと、今度は左側にあった目からサンダーが放たれる。

「こっちはサンダーかよ」

そういいながらさらに左に移動する。元いた位置の後ろ側だ。
今度はフレイムが放たれる。
これも予想済みとばかりに、さらに左に移動する。
ウインド、サンダー、フレイムとくれば、残りはコールドになるがこれもかわす。
魔法を放つたびに魔力を消費していくが、頭の上のアンテナが周りから微量ながら魔素(マソ)を集めているのが感じられた。
それでも、魔力を回復する時間を与えないために、目玉の周りをグルグル回りながら魔法をどんどん使用させていく。
つかず離れず、回避し続けるカムイ。
そしてついにフォースアイの魔法が放たれなくなった。

カムイは、考えも無しにフォースアイの周りを回っていた訳ではなく、魔力の需要に魔素(マソ)の供給が追いついてない事を読み取っており、いつかはガス欠になるだろうと思っていた。
当然この機を逃すはずもなく、4つの目玉を潰し、頭の触覚を切り飛ばしてボス戦は終了した。
自分は魔法を避けるだけで、フォースアイの魔力を消費させてからトドメを差す。
地味な戦いに思えるかもしれないが、なにも派手な魔法や剣技に頼らなくても結果を残すといった点ではカムイらしい闘い方だったといえる。

ボスを倒すとドロップ品が落ちていたので、無限袋にしまう。
金貨12枚
ナイト ソード(D) 攻撃力:51 魔法力:32 品質C
ガントレット(D) 防御力:24 魔法抵抗力:12 品質C
クリスタル(D)   :2個


このルーキーダンジョンだけなのか、他のダンジョンも同じかは不明だが、入るたびに魔物、ボスはすぐに復活していた。
また、ダンジョンのマジックサークルは、踏破した階層であれば自由に選択できるようになっていた。
初めはカムイも知らなくて、2周ほど1階層目から移動だけして下層に向かっていたのだが、面倒になってきて駄目もとで行きたい階層を頭で唱えてみたら行けたという偶然の産物だったのだが・・・。
そのため、5階層目から下の階層を中心に効率よく探索できたのは言うまでもない。
その結果、Lvは5上がりDグレードの装備ができるであろうLv20を突破してLv24まで上がり、ボスからのドロップも最終的には以下の物が手に入った。

金貨84枚
ククリ(D) 攻撃力:56 魔法力:39 品質C   2個
ナイト ソード(D) 攻撃力:51 魔法力:32 品質C   1個
ガントレット(D) 防御力:24 魔法抵抗力:12 品質C   2個
アイアン ブーツ(D) 防御力:24 魔法抵抗力:12 品質C   2個
パワー ブーツ(D) 防御力:27 魔法抵抗力:15 品質C   1個
クリスタル(D)   :15個

大収穫のダンジョン探索だった。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

そして切りのいい7回目の周回を最後に切り上げようとマジックサークルで6階層に飛ぶがここで今までと違う点に気がつく。
ダンジョンスパイダーを示す赤いマーカーは相変わらずあるのだが、これまで扉が開けられなかった部屋に魔物を示す赤いマーカーが初めてついたのだ。

(なんだろう?)

と思いつつ、まず今回もダンジョンスパイダーを容赦なく黒炭にしてからこれまで開かなかった扉に向かう。
ただ、ダンジョンスパイダーを討伐しながらも、扉方向からはこれまでにないプレッシャーが容赦なく襲ってきていた。
扉の前にくると、それがよりいっそう強く感じられ扉を開けるのを躊躇わせるほどだ。

「よし!」

と声に出して気合を入れ、扉のノブを回す。
するとこれまでビクともしなかったノブが『ガチャリ』と回り、そっと隙間から中を覗いてみる。
中には、見た目はマイア神殿のボスだったバヌドレルに良く似た魔物が腕を組んだまま直立不動で立っていた。
違う点と言えば、バヌドレルより大きく、身長は5m程あるように見える。
カムイは、そっとステータスを見てみる。

======================================
 名前:ティーラーク
 種族:Dランクレイド/デーモン

 Lv:28

 体力:34,000 魔力:2500

 スキル:フレイム Lv10
     ダークアロー Lv10
     レジストダーク Lv10

======================================

「ッツ!レイド!?」

思わず口に出してしまい、ティーラークに覗かれているのを気づかれてしまう。

「キシャ~~~~~~~~~~~ッツ!!!」

耳を劈くような叫び声に慌てて扉を閉めるカムイ。
マップを見る限りでは、場所を動いている訳ではなさそうなので、いきなり襲ってくることはなさそうだ。

(まさかこの部屋がレイド部屋とはな・・・ギルバードに報告だけはしとくか)

そういってエスケイプを唱え、ダンジョンを出た後リターンでヴューベルまで戻り急ぎギルドに向かうカムイだった。
初ダンジョンもカムイなら、難なく踏破しちゃいました。
まぁ初心者向けとして設定してあったので、踏破前提にはしてたんですがね。
久しくLv上げさせてなかったのと、レイドボスを出現させるための前準備と思って読んで頂ければ^^;

で、次はレイドボスとの戦闘です。
一応、ソロでやらせるつもりですが、ギルドというかギルバードが難色を示し、カレリーナとシータが大反対します。
さて、討伐の行方はいかに・・・


お読み頂きありがとう御座います。
誤字脱字等ご指摘があればよろしくお願いします。


ギルドリング:八岐大蛇
======================================

 冒険者ランク:Eランク

 クエスト達成数:5

UP魔物討伐総数:525

 討伐レイド:0

UP踏破ダンジョン:1
UP 元始のダンジョン(6)

 踏破モニュメント:0

 踏破ラビリンス:0

 踏破タワー:0
======================================
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