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異世界で自由奔放に生きてみました~最強冒険者と呼ばれた男の波乱万丈転生譚~ 作者:西園寺☆桜

第1章 ルロワ村編

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第14節 豊穣の女神マイア遺跡 中編

豊穣の女神マイア遺跡 中編です。
前編よりも戦闘シーンを中心に進めてます。
上手く表現できるか不安ですが、お付き合い下さい。

7/4 誤字脱字修正
スケルトンと戦闘を行った場所まで戻ってきたカムイは、その反対側の小部屋を覗く。
中には樽や木箱、棚類が置いてあるだけで特に怪しいものはなさそうだった。
が、ここで素通りしないのがRPGプレイヤーだ。

「壊せる物は何でも壊す!」

どんなお宝が眠っているかもしれないし、攻略のヒントがあるかもしれない。RPGでは定番仕様だ。
これを見逃すのは、たとえその結果魔物が現れようが、何も無く無駄足になろうがRPGプレイヤーではない。
ただし、魔法を使うのはご法度だ。あくまで物理的に破壊しまくるのがRPGプレイヤーの礼儀だ。(ホントかな・・・)

ということで、カムイは思いっきり壊しまくった。
で、出てきたのはなんと金貨5枚が入った布袋だった。

「ラッキー!やっぱり運のステータスは疎かにするもんじゃないね」

そう言いつつ布袋を無限袋にしまっていく。

そして更に奥の部屋に向けて歩いていくと、廊下にバンパイア バットが2匹飛んでいるのが遠目から見えた。
が、『もうさっき戦ったらいいや、面倒臭い』といって、ウインドでさっさと片付けてしまった。

残りの小部屋の2つのうち1つに、2つの赤いマーカーがあったが、これもさっきのバンパイア バット同様、スケルトン+スケルトン アーチャーの組み合わせなら魔法でさっさと終わらせるつもりでいた。
だが、小部屋を覗いてみると見た目はスケルトンと変わらなかったが、2体とも左手に盾を装備しており、うち1体は手槍を持っていた。

======================================
 名前:スケルトン ファイター
 種族:魔物/アンデッド

 Lv:13
======================================

Lvもさっきのスケルトンたちよりも高い。
フレイムのLvをさっきのLvアップでMAXにしてたので、一瞬それで終わらせようかとも思ったが、元々の目的の1つに身体能力でどこまで通じるかというのも課題にしてたので、初物の魔物だけにここは敢えて無手で挑むことにした。

カムイは、先ほどとは打って変わって慎重に部屋に入っていく。
スケルトン ファイターもさっきのスケルトンとは違い、無造作に襲ってくることはせず、カムイを挟むような位置にそれぞれ移動しながらこちらの出方を見ているようだ。

(これはさっきのように手は抜けないな)

先に動いたのは、スケルトン ファイターだった。
しかも示し合わせたかのように2体同時にだ。
左側のスケルトン ファイターが上段から袈裟懸け気味に剣を振り下ろすのに対し、右側のスケルトン ファイターは、手槍を水平に振るい胴を薙ぎ払いにくる。

「連携としてはマズマズだが、さっきのスケルトンのほうが剣速は早かったな」

上段から切りかかってきたスケルトン ファイターの脇をすり抜けながら、頭蓋骨目掛けて拳を振るうも間一髪で躱される。

「へぇ~あれを躱すのか」

もちろん、全力は出していなかったが、剣を振り下ろした直後を狙った後だっただけに、よもや躱されるとは思ってもみなかった。
こうして、また最初と同じような位置で相対する。

今度は、カムイの方から仕掛けた。
狙いは手槍を持つスケルトン ファイターだ。
相手も、迫ってくるカムイに対し、近づけまいと細かな突きで牽制する。
しかも、さっきの薙ぎ払いより速く鋭い。

「チッ! 初撃は誘いか!」

敵の簡単な誘いに乗ったことに悪態をつく。
そこに、剣を振り上げスケルトン ファイターも参戦してくる。
こちらも初撃の大振りとは異なり、突きを交えながら胴や腕、足と各所を鋭く切りつけてくる。
チート能力で身体能力を強化しているため、剣も槍もカムイの身体に当たることはなかったが、それでも虚を突かれた格好になったために反撃のチャンスを失い一旦距離を取る羽目になる。

(あんな簡単な誘いに乗らされるとは・・・。幾らなんでも相手を舐めすぎてたな)

これは、ゲームではない。
チートで幾ら身体能力やスキルを上げようとも、油断をすれば格下にも負ける世界。
負けは即、死に繋がる。

「判ってはいたはずなんだがなぁ~」

カムイにもそれは判っていた。いや、判っていたつもり(・・・)になっていた。
しかし、実際にはいくら相手のLvが上とはいえ、負けるはずのない相手に手子摺り手傷を負わされそうになっていた自分がここにいる。
それは、これまでそこまで追い詰められたことが無かったが故の油断だった。

(今回は、いい勉強になったと思えばいいか。しかも格安の授業料だし)

ゆっくりと再度スケルトン ファイター2体と相対する。

「手抜いて悪かったな。ちょっと本気で相手させてもらうわ」

そう言うと、再度手槍を持つスケルトン ファイターとの距離を詰める。
スケルトン ファイターも先ほどと同じように槍で牽制しようとしたが、既に速さを見切られており左脇に槍を掴まれてしまう。
なんとか引き抜こうと足掻いているところに、掴んでいる腕を巻き込むように頭蓋骨に向けてカムイの左ハイキックが放たれる。スケルトン ファイターも咄嗟に盾でガードするも、ガードした盾毎身体を吹き飛ばされ壁に激突する。その際カムイに掴まれていた槍を離さなかったために右腕の肘関節が引き千切られる。
カムイは、壁に激突し無防備になったスケルトン ファイターに引き千切った骨と一緒に槍を投げつけ、頭蓋骨の眉間を貫き壁に突き刺さした。スケルトン ファイターはそれ以上動くことはなかった。

一瞬の出来事に参戦することも出来なかったもう一体のスケルトン ファイターも、1体が動かなくなったことで慌てるようにカムイに攻撃を仕掛けてきた。
さっきと同じように身体の中心線を細かな突きで威嚇しながら腕や胴と言った部分を薙ぎにくる。
カムイは、それらを難なく捌きながら胴を狙って薙ぎ払ってきた腕を掌底で大きく弾くとスケルトン ファイターがバランスを崩すのを狙って右ミドルの蹴りを放つ。
当然、スケルトン ファイターは盾で防御に来るが、胴への狙いはフェイントで軌道を変化させハイキックで頭蓋骨を狙う。
蹴りはそのまま頭蓋骨の側頭部を捉えたかと思うと、粉々に砕け散りスケルトン ファイターはその瞬間ガラガラと崩れ骨の山になった。


今回は、先のスケルトンとは違い、死体があったので一応剥ぎ取りをしてみた。
すると、スケルトンの骨が採取できた。見た目は、ギャー●ルズに出てくるマンモスの塊についてるような形だった。

「チッ!俺は犬か!」

一人ツッコミをして、採取せずにそのまま放置した。

ちなみに向かいの部屋も樽とかあったので、憂さ晴らしに暴れてみたが今回はなにも獲るものはなかった。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

ようやく右側の再奥の部屋の前に立つ。
マップでは、赤いマーカーが1つウロウロしているのが見える。

カムイは、扉のノブを廻し押し開く。

ギィ~~~~!

蝶番の錆びついた音が部屋中に広がる。
中に入り、魔物が居ると思われる位置を見るが、気配はあるが魔物の姿が見えない。
いや、よく目を凝らすと向こう側が透けて見えるくらい、半透明の魔物が居るのが分かった。
ローブを着込んで死神の持つような大鎌を持ち、足はなく浮遊している。

「まるでゴーストだな」

======================================
 名前:ホラー
 種族:魔物/アンデッド

 Lv:15
 [ウインド Lv1]
======================================

しかも、初めてのスキル持ちの魔物だ。
腰のフォルスターに一度は手を掛けるも思い直す。
これまでのMMORPG経験上、この手の魔物は得てして物理攻撃が効きにくく魔法が有効なことが多い。
そこで、魔法勝負することにする。
そう考えている間にも、ウインドを放つためにホラーのまわりに魔素(マソ)が集まっていくのが判る。

「さっそくかよ」

カムイは、柱の陰に移動しホラーとの間に障害物を置いてウインドを防ぐ。
ホラーのウインドはLv1なので、柱まで破壊する威力はないと踏んでの行動だった。
案の定、ホラーの放ったウインドは柱の裏側に当たった音はしたが、カムイまでは届くことはなかった。
ここまではカムイの予想通りだったが、次の瞬間壁の代わりにした柱からいきなりホラーが現れ、大鎌をカムイに向かって振り下ろしてきた。

「チッ! 物理は無視かよ!」

柱の脇を転がるように間一髪大鎌の一撃を避ける。
体勢を立て直したときには、ホラーは柱の陰に隠れ出てこない。

(さて、どうするか)

向こうは障害物を無視して攻撃してくる。これをなんとかするしかないのだが、少し考えてなにか思いついたのか、柱の向こうのホラーに見えないように少し柱から距離をとるカムイ。

(隠形)

隠形はLv MAXだから、ホラーからしたら突然カムイの気配が無くなったように感じたはずだ。
そして、コールドの魔法の詠唱を始めいつでも放てるように準備する。
すると、予想通り柱を通り抜けるようにホラーが現れた。

(コールド)

カムイは、すかさずコールドを放ちホラーを氷漬けにする。
氷漬けになったホラーは、ゴトッという音と共に柱の前に転がった。

「もっと、慎重に行くべきなんだろうなぁ~。ん?さっきも同じ反省したんだっけ・・・?ま、いっか!」

そう言って氷漬けになったホラーを思いっきり踏みつけ粉々にした。
すると、粉々になったホラーの下から装備品が出てきた。

「お、魔物によってはドロップ品も出るんだ」

ウッドゲートル(N) 防御力:29 品質C

どうやら、出てきたのは軽脚装備、いわゆるズボンだ。
とりあえず、履いて村に帰ると色々言われそうなのでとりあえず無限袋に入れておくことにした。

ちなみに、スケルトン ファイター戦、ホラー戦で2Lvアップしていたが、とりあえず取得するスキルをじっくり考えるためにポイントはそのままにしておくことにした。

 △▼△▼△▼△▼△▼△

右側の通路を攻略したことで、左側の通路の攻略をすることにした。

結果的には、出てくる魔物が同じだったためフレイムでさっさと片付けて、奥の部屋の前にいる。
魔物が居ない部屋を漁った時に出てきたのは高価そうな“女神マイアの短剣”装飾品だった。
売ればいくらかになると思いこれも無限袋に仕舞っておいた。

ただ、ここにくるまでに思わぬことが起こっていた。
左側を攻略した際、フレイムのLvをMAXにしたのはいいが、それ以降に初めて使用したのが右側に入ってバンパイア バットに対した時だった。
Lv5のときのフレイムは、ソフトボール大の大きさだったが、なにも考えず唱えてしまったため上手く制御ができずに通路を埋め尽くす程の火の玉が出てきて慌てて詠唱を止めるということが起きた。
詠唱を止めるまでの余波で、バンパイア バットが2匹とも蒸発してしまったのだが、一番驚いたのがカムイ自身だった。
そのため、しばらく魔力制御の練習をするハメになった。

結局、右側の奥の部屋も左と同じホラーだったので、同じ手順でさっさとコナゴナにしたのは言うまでもない。

ちなみに、ここでもドロップを入手することに成功しており、Lvもさらに2つ上げることになる。

ウッドブーツ(N) 防御力:17 品質C

残りは中央のボス部屋を残すのみとなり、なにが出てくるか楽しみなカムイだった。
なんか最後(右側通路側)のほうは、手抜きっぽくなってしまいました。
ボキャブラリーが足りなくて、新しい戦闘シーンが浮かばなかったので・・・・。
次が最後のボス戦で後編の予定です。
あとは、ボーナスポイントの使い道を2章を睨んでどうするか書いてて悩んでしまったので、後編に先延ばししてしまいました^^;
ひょっとすると後編でも先延ばしにするかもしれませんが・・・。

お読み頂きありがとう御座います。
誤字脱字等ご指摘があればよろしくお願いします。


ステータス情報
======================================
 名前:カムイ(男)
 年齢:15歳
 種族:人族
 クラス:ファイター
 職業:鑑定士
 状態:健康

 Lv:12

 体力:450 魔力:552
 筋力:17 持久力:18 器用:24 俊敏:28 知力:24 運:28

 ボーナスポイント:200

【武具属性】
 [短剣 Lv5] [片手剣 Lv1]  [弓 Lv1]
 [軽装備 Lv5]

【戦闘スキル】
 [弓]
 [パワーショット Lv1] [ロングショット Lv1]

【戦闘補助】
 [攻撃速度向上 MAX] [探索 MAX] [隠形 MAX]

【攻撃魔法】
 [フレイム MAX] [コールド Lv5] [ウインド Lv5]
 [サンダー Lv5]

【回復魔法】
 [ヒール Lv5] [キュアポイズン Lv5] [リジェネ Lv5]
 [リザレクション Lv1]

【状態異常魔法】
 [異常状態抵抗 MAX]

【移動魔法】
 [ファストウォーク MAX] [リターン Lv1] [エスケイプ MAX]

【生産】
 [鍛冶 Lv5] [木工 Lv5] [板金 Lv5] [彫金 Lv5]
 [革細工 Lv5] [錬金術 Lv5] [採掘 Lv5] [園芸 Lv5]
 [鑑定 MAX]
======================================

======================================
 攻撃力:117(30) 防御力:65(3) 魔法力:120(0)
 命中率:204(0) 回避率:188(0) クリティカル率:196(0)
 攻撃速度:236(0) 詠唱速度:168(0) 魔法抵抗力:108(0)

 主武器:ソードブレイカー(N) 攻撃力:27 + 3
 副武器:未装備

 頭:未装備
 胴:初心者用シャツ(N) 防御力:2
 脚:初心者用ズボン(N) 防御力:1
 手:未装備
 足:未装備

 首:未装備
 耳:未装備
 指:未装備
======================================
+注意+
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