挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
強いのは僕ではなく僕の龍たちです 作者:七面鳥の丸焼き
2/71

EXスキル使いました

「遅くなってしまい申し訳ございません」
「よい。わしはバルトガッド・エル・リヒテンバッグという。其方の名は?」
「息吹 辰人です。辰人が名前です」
「ふむ、ではタツト。急な召喚誠に申し訳ない。其方の人生を狂わせてしまう行いをした。許されないとは思うがまず謝罪をさせてくれ。すまなかった」

そういうと王は頭を下げた
腰の低い王様だな…

「頭を上げてください!僕は大丈夫ですから。むしろ異世界に来れてラッキーと思ってますし」
「そうなのか?」
「はい。異世界とか召喚とか憧れだったんです。それに、向こうの世界は退屈でしたから…」

毎日毎日同じことの繰り返し
飽き飽きしていた

「それならよいのだが。おほん、では本題に入ろう。タツトよ、其方を召喚したのは魔王を倒してほしいからだ」

テンプレキターーーーーーーー!

「それって僕は勇者として召喚されたってことですか?」
「そのつもりなのじゃが、《ステータス》と唱えてくれるか?」

お?お約束の奴ですね?
フフフ…
勇者召喚された僕はどんな強さを持ってるのか…

《ステータス》

----------------------------
名前:息吹 辰人
年齢:15
レベル:1

HP:50
MP:70
攻撃:5
防御:3
魔攻:5
魔防:2
俊敏:8

スキル:異世界語翻訳

EXスキル:召喚(龍)

称号:異世界人 勇者

----------------------------

頭の中に半透明なウィンドウが出てきた

・・・え?

「嘘…だろ…?」
「む?どうした?何か不都合でもあったか?」

不都合なんてものじゃない
何だこのステータスは!
くっそ弱いじゃないか!
いや待て。まだこのステータスが弱いと決まったわけじゃない

「えっと、この世界での平均的なステータスはどれくらいですか?」
「それは平民でか?それならばHP100、MP100、攻撃・防御・魔攻・魔防が10、俊敏が15~20だな」

はい
俺のステータスはこの世界の人よりも低い
何だこれは!?
異世界召喚って「おれTUEEEEEEEEEEEEE!」ができるんじゃなかったのか!?

「して、其方のステータスはどうだったのだ?HPやMPは軽く1000を超えてたりしてな」
「…正直に答えます。俺のステータスはこの世界の平民よりも低いです」
「なんと!?…そうであったか。いや、すまない勝手に呼び出して勝手に舞い上がってしまっていた」

それを言うなら僕もですよ…

「ただ、EXスキル?って言うのがあるんですがこれって何なんですか?普通のスキルとは違うんですか?」
「何!?EXスキルだと!?して、なんという名前のスキルなんだ!?」

落ち込んだかと思ったら次は勢いよく立ち上がった
え、そんなにすごいの?

「え、えっと、召喚(龍)です」
「召喚(龍)…聞いたことないな。どんなスキルか確認してくれ」
「確認?どうやるんですか?」
「ステータスで調べたいものを念じればわかる」

ほうほう
では試しに

-----------------------------

EXスキル:召喚(龍)
好きなドラゴンが召喚できる
召喚できる数はレベルが10増えるごとに1匹増える
最初のみランダムで召喚される

-----------------------------

ドラゴン来た――――!
ファンタジーにおける超有名モンスターが召喚できるよ!

「ドラゴンが召喚できるみたいです!」
「ド、ドラゴンだと!!?」

いきなり部屋がざわざわし始めた
それもそうか
ドラゴンって1匹で街や国を破壊できる力持ってるはずだもんね
ドラゴン召喚って聞いたら普通はこうなるよね

「落ち着け!…タツト、その召喚は何匹呼び出せるのだ?」
「今のところ1体ですね。僕のレベルが10増えるたびに1体増えていくらしいです。それと最初だけランダムらしいです」
「ら、らんだむ?」

あれ?ランダムって言葉知らない?説明に出てきたからてっきり知ってるものだと

「ランダムって言うのは無作為だとか、でたらめにだとか、そういう意味です」
「なるほど。最初の身でたらめに選ばれるのか…辰人よ、ここでそのスキルを使ってみてくれ」

ふぁっ!?
どうしたのいきなり!?
いや、僕も召喚したいとは思ってたけど危険じゃないの?

「王!危険です!得体のしれないEXスキル、それをまだ信用できないこの小僧が使用するんですよ!?それに、最初は何が出てくるかわからないという。ここでの召喚は賛成できませぬ」
「たとえここで召喚しなくとも危険なのには変わりあるまい?」
「ですが…」
「タツト、わしが許可する。やれ」
「王!」
「…えっと、どうやってやるんですか?」
「召喚陣の前で両手を前に出し召喚したいと念じてみてください。あなたの呼びかけに答えてくれれば召喚できます」

リッツさんが後ろから教えてくれた
そういや僕を召喚したのはリッツさんだったっけ
なんでだろう、召喚人が無くてもいけそうな気がする
王様に背を向け両手を前に出した
召喚したい
せっかく異世界に来たのに何もできないなんて嫌だ
お願い!誰か答えて!

―――

!!

「召喚!」

唱えた瞬間強い光が目の前から発せられた
成功したのか!?

光が弱くなり目を開けると、目の前には黒い大きな手があった
その手は黒い鱗に覆われており、指の先からは人間の体、いや、鉄でも簡単に切り裂いてしまうと思える爪が生えていた
顔を上げていくとドラゴンと目が合った
金色の綺麗な目をしていた
その目を見ていると、ドラゴンは口を開いた

『吾輩を呼んだのは貴様か?小さき者よ』
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ