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強いのは僕ではなく僕の龍たちです 作者:七面鳥の丸焼き
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オーク君をオークちゃんにしてしまいました

本文を少し改変しました
「お?タツトじゃねえか。クエストか?」
「はい。ギルドマスターのマーシーさんから霊虎の森に大量に発生したオークを倒してほしいと頼まれました。あ、これマーシーさんからです」

町の出入り口に行くとガウさんがいた
自警団の副団長が門兵をやるってどうなんだろう
などを考えているとガウさんがマーシーさんからの手紙を読み終えた

「ドラゴンで飛んでいくってお前…まぁ許可が下りてるから俺からは何とも言えねぇが。おう、ちょっとの間ここ任せるわ」
「了解です。早く戻ってくださいね」

ガウさんが近くを通りがかった兵士さんに声をかけた

「俺もついていく。安心しろ、飛び立つのを見届けるだけだ。本来はしないんだがドラゴンともなると市民や貴族たちが何言ってくるかわからないからな。一応俺が何もないことを見届ける必要がある」

あー
ドラゴンに乗って移動する人って僕くらいだよね…
しかも龍皇だし
そりゃ見届ける人が必要だよね

「わかりました。どこで飛べばいいですか?」
「こっちだ」

ガウさんに連れられた場所は町から大体300メートル離れた場所だった
レイが大きくなり僕はその背中に乗った
さすがに2人ともを大きくするのはと思いラグには小さいままでいてもらい僕の背中にしがみついている

「じゃあ行ってきます」
「おう!気をつけて行って来いよ!」

にかっと歯を見せてガウさんは笑って言った
僕も笑顔を返しレイに出発の合図を送った



「どんだけいるんだあああああ!?」

森に僕の叫びが木霊する
ラグの空間魔法の≪遮絶≫で守られている僕の隣にはオークの死体で山ができていた
ゆうに高さ5メートルは越している

『鬱陶しい!』

今ので100匹目である
まさかこんなにいるとは
いや、いるかもとは思ったよ?
でもまさか本当にいるとは思わないじゃん?
レイが鬱陶しがるのも仕方ないよ

『まだ来るよ!』

ラグが教えてくれる
もういらない!お腹いっぱいです!
最初は僕のレベル上げで止めを僕が指してたけど途中からレイが数の多さにキレて一撃で倒している
まあレベルは4上がったからいいんだけどね

『弱いがこうも多いとかなわんな』

ブレスが吐けたらすぐなんだろうけど森がなくなっちゃうからなぁ
レイはさっきから黒い球を何個も出して倒している
ちまちました作業が嫌いみたいだから今のこの状況はかなりストレスが溜まってるだろうなぁ
ラグは空間を切り裂いてオークを倒している
2人とも木を一切傷つけず倒すからすごいよね
まあオークが木をへし折りながらこっちに向かってくるからプラマイゼロ。むしろマイナスなんだけどね
…え、僕?さっきから闇魔法を打ち続けてるけど全然効かなくて涙目ですけど?
MPもあと一発撃てるだけしか残ってないよ!
ちくしょう!

「ぶおおおおおおおおおおおお!」
「ええい!最後の悪あがきじゃボケェ!」

最後と言ってもレイとラグがいるけどな!
そう叫びながら闇魔法の≪黒球≫をオークに向かって放った
しかしMPが少なかったのか≪黒球≫は徐々に高度を下げている

「ぶおおおおおおおおお!」

オークは僕の≪黒球≫が効かないので避ける必要がないためそのまま突き進んできた
そして僕の放った≪黒球≫はオークの男の象徴のある場所に直撃した

「ぶおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「うっわ、イタそ~…やったの僕だけど」

さすがにオークもここに攻撃が当たるとは思ってなかったのか股に手を当ててうずくまっている
心なしか叫び声が震えて涙声になっている
うん、悪気はないんだよ?
不可抗力不可抗力

『貴様、鬼か?』
『あれは痛いよ』

いつの間にか見ていたレイとラグが口々に言ってきた
わざとじゃないんだって!

「やりたくてやったわけじゃないよ!僕も男だからこの痛みはわかるし…」
「ぶお…ぶ…ぶおぉ…」

あ、あわ噴いてる
ご、ごめんって
ん?血だまりができて…

【レベルアップしました】

『…死んだぞ』
『…死んだね』
「えぇ!?嘘、なんで!?」

え、ちょっと待って、死んだ!?
なんでなんでなんで!?
さっきまで全然効いてなかったじゃん!

『…消し飛んでいるな。これはショック死だ。辰人、鬼だな』
『うわぁ…女の子になって死んじゃったのか…南無南無』

ええぇ…
どういうことだってばよ…
とりあえずレイの中の僕は鬼という認識になってしまったらしい
近づこうとして後退られた…
なんでも皮膚の厚いオークたちだけどここの皮膚は厚くないようで僕の魔法でも攻撃が通ったらしい
いやぁ、偶然の産物にしてはかわいそうな倒し方をしてしまった
僕も拝んでおこう
南無南無…



『あそこが奴らのコロニーみたいだ』

見つけたのは小さな村
誰も住んでいない村を見つけたオークたちが住み着いてしまい繁殖して増えたみたいだ

『数はさっきと同じくらいいるみたい。それにハイオークとオークジェネラルがいるよ。あと人間が5人捕まってるみたい』

マジかよ!
もう被害者がいるのか
早くしないと

「ラグ、捕まっている人たちはどこにいる?」
『えっとね、コロニーのど真ん中の家だね』

まずは捕まっている人たちを助けないとね

「レイ、中央まで突き進み捕まっている人たちを救出するよ。ラグはその人たちを≪別次元≫で向こうに」
『『わかった』』

レイたちに指示を出すとレイがすぐさま飛び出した
いきなり飛び出したからちょっと遅れてしまった
後で合図するように言っておかないと

『貴様ら邪魔だ!』≪闇球≫

レイは無数の黒い球を出して道を塞ぐオークにぶつけて倒していった
うわ、ぶつかったところが消し飛んでる
腹に風穴開くとかどんな威力だよ…
さすが龍皇

『見えたぞ!』
『中にも何匹かいるみたい。中のは任せて!』
『頼む。吾輩は外で守っている』

2人とも頼もしい!
え、僕?
とにかくオークの攻撃を避けるのに集中します!



「うぐッ…酷い匂い…」
『イカくさっ!』

扉を開けるととてつもないイカ臭さがした
ここはもしかして…いや、もしかしなくてもオークの繁殖場だ
その証拠に部屋の一角で雄のオークが雌のオークに腰を振っている

「ラグ」
『わかってる』

ラグは僕の言いたいことをすぐに理解して部屋にいるオークの首を全て刎ねた
イカ臭かった部屋が今度は鉄の匂いで満たされた

「捕まった人たちはどこにいる?」
『こっち。…全員まだ生きてるし手も出されていない。ついさっき連れてこられたところだね』

良かった
オークに孕まされるとかトラウマもんだもんな
クッころとかいうのかな?

「ラグ、さっき言ったようにお願い」
『わかった』≪別次元≫

ラグに頼み捕まっていた人たちを別次元に連れてきた
男声2人に女性が3人
装備的に冒険者かな?
てか男も捕まえてたのか
男も種床になるの…?
ヒェ…

『辰人はどうする?MPもう無いしここで待ってる?』
「うーん…そうする。僕が行っても邪魔になるし、この人たちが目を覚ました時にここのこと教えないとだし」
『わかった。じゃあ行ってくるね』

ラグはそういうと元の次元に戻っていった
…さて、レイたちが帰ってきたらすぐに食べられるように何か作ってようかな
この人たちも起きるかもしれないしね
何作ろうかなぁ
…僕の空間収納の中って何入ってたっけ?
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