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強いのは僕ではなく僕の龍たちです 作者:七面鳥の丸焼き
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宿で少しゆっくりしました

「こちらにお持ちのゴブリンをお出しください」
「はーい。よいしょ…よいしょ…これも一緒に…あ、こんなところにも…」

ラグが解体場にどんどんゴブリンを出していく
ど、どんだけ出てくるの!?

「ストーップ!ラグ出すの止めて!どんだけ出す気!?」
『え?まだまだいっぱいいるよ?』
「ここだけじゃ入りきらないですね。他の解体場にもご案内するのでここにはあと少しだけにしてください」
『はーい』

その後第2、第3の解体場にもゴブリンを出していき、最終的に第5解体場まで埋め尽くした

『ふ~、これで終わり』
「…まさかゴブリンキングまでいるとは。しかもこれは一撃で倒していますね…余計な傷がないので高額で買い取らせていただきます。他のゴブリンも色をつけさせていただきます。査定をいたしますので明後日にまたお越しください」
「わかりました。また明後日に来ます」

そう言ってギルドを後にして王様に報告するためにお城に向かった


「おぉ、辰人殿!報告ですか?」
「はい。入って大丈夫ですか?」
「身分証を一応お願いします。…はい、大丈夫です!王は執務室におられますのでそちらにお願いします」
「はい。ありがとうございます!」

門番のおじさんと別れ王様のいる執務室に向かった

コンコン
「王様、辰人です。報告に来ました」
『うむ、入れ』

ノックをして扉を開けて部屋に入った

「失礼します」
「もう少し待ってくれ。この書類がもう少しでキリのいいところなのだ」
「急がなくていいですよ。お仕事頑張ってください」
『辰人、お茶入れたよ。王様もどうぞ』
「すまないな。うむ、うまい。…ふぅ、待たせてすまなかった。報告だったな?」

仕事が終わったようなので報告に移った
森に入ってから帰って来るまでのことを説明した

「なんと…魔王!?レイ様が倒してくださらなかったら今頃この街はどうなっていたか…しかし呪いを使ったとは本当なのか?」
『吾輩たちが嘘を言っているとでも?』

王様を睨みつけながらレイがそう言った
王様が少し震えているということは威圧も少し使ってる?

「ま、まさか。そんなことは…思っておらん。しかし、呪いは封印されていて誰も使い方を知らないはずでは?」
『そうだ。しかしあいつは確かに辰人に呪いを使った。辰人にかかった呪いは未成熟の呪い。ステータスが上がらなくなるという呪いだ』
「なんともまた…辰人には辛い呪いがかかってしまったな…」

王様から悲しい目で見られてしまった
僕だってかかりたくてかかったんじゃないやい!

『で、辰人が気を失っている間に僕がコロニーを潰してきたってわけ』
「なるほど。話は分かった。ギルドには報告したのだろう?なら明日か明後日には完了の報告がされるだろう」
「それはギルドで聞きました。なので明後日まで街でゆっくりしようと思ってます」
「それがいいだろう。ゆっくり休むといい」

言われなくてもそうします
あれ?僕ってこんな当たり強かったっけ?
まあいいや

「それでは失礼しますね」
「うむ。街を出る前に寄るのを忘れないでくれよ?」

分かってるって!
はぁ…疲れた…
もう今日はゆっくりしよう…

城を出て街をぶらぶらしていた
宿ってどこだろう?

「宿どこだろう?レイとラグは場所知ってる?」
『吾輩は知らん』
『僕知ってるよ!食材買った時に一緒にこの街のことを教えてもらったんだ!』

おぉ!
ラグがいい仕事した!
ラグに先導してもらいながら宿に向かった

「いらっしゃい。シングル一泊ご飯付きで1人銀貨3枚だよ。ご飯無しなら銀貨2枚と銅貨5枚。ダブルだと銀貨5枚になるけどどうする?」

宿に入るとおばちゃんが接客していた
ん~、どうしよう
ご飯はラグが作れるしいっか

「ご飯はなしでシングルを2日分お願いします」

と言い銀貨15枚をおばちゃんに渡した

「はいよ。部屋は203だ、これカギね」
「ありがとうございます」

鍵を貰い部屋に向かった
部屋はベッドと小さい机、クローゼットだけの質素な部屋だった

「ふう…まだ日が高いけど疲れちゃった。悪いけど少し寝てもいい?」
『うむ。ゆっくり寝るといい』

ベッドに横になるとレイが頭を撫でてくれた

『僕はご飯を作ってるよ。できたら起こすからそれまで寝てて』

ラグも頭を一撫ですると何もない空間からコンロなどの調理器具を出した
それを見届けて僕は目をつむった


いい匂いで目を覚ました
ラグがシロのフリルエプロンをつけているのが見える…
・・・夢か

『あ、起きた?もうすぐできるから待ってね!』

夢じゃなかった
ま、マジか。僕の想像した通りになっている

「あれ?レイは?」
『そこ』

そう言われ指差された場所を見るとレイが隣で体を丸くして寝ていた
…黒饅頭みたい
てか、猫みたいな寝方だな

「レイ、そろそろ起きて。ご飯ができるよ」
『…ふむ、良い匂いだ。クアァ…』

レイは大きなあくびをして目をコシコシしている
クッ…可愛い…
普段のレイとのギャップがすごいクる

『ご飯出来たよ~…なにしてるの?』
『吾輩にもわからん』

レイを捕まえて膝に抱き、頭を撫でている僕を見てラグが?マークを出した
いや、だって可愛かったんだもん
そりゃ抱きしめるよね

『辰人、これでは飯が食えん。離れてくれ』
「そうだね。ご飯にしよっか」
『はい。フォレストラビットのシチューとサラダね。パンもあるよ』

豪勢ですね!
とってもおいしそうでもう我慢できない!

「いただきます!」
『ちゃんとした料理は今回が初めてだから上手に作れているか心配だけど、どう?』

上手に作れているかって?
すっごくおいしいです!
お肉はほどけるように柔らかくて味がしみ込んでいる
サラダもみずみずしいし、パンもモチフワでおいしい!

「すっごいおいしいよ!こんなおいしいご飯食べたことないよ!」
『吾輩も同意見だ。飯屋の料理に引けを取らないうまさだ!』
『よかったぁ。おいしくなかったらどうしようかと思った!』
「ところでそのエプロンどうしたの?」

どこで手に入れたんだろう?
こんなの売ってるようなところ行ってないよ?

『これ?何か召喚されたときから持ってたんだ』

へ~
料理スキルと関係してるんだとは思うけど何か効果あるのかな?

「それって着ると何かあるの?」
『え?無いよ?可愛いし、料理するときに着けるって書いてあったから着てるの』

あ、そうですか
うん、でも確かにかわいい
ふりふりでとても愛らしい

「似合ってるよ、ラグ」
『ありがとう。これからも頑張るね!』
『ふぅ…これからどうするんだ?』

食べ終わったレイが聞いてきた
口元がすごい汚れている
相変わらず食うの下手か
タオルで口元を拭いてやった

「食材を買い足して街をぶらぶらしようかなって思ってるんだけど何かしたいことある?」
『吾輩は特にやりたいことはない。辰人の行くところについていく』
『僕は調理道具を少し見たいかな~。鍋とか包丁とか』

調理器具か…
金物屋さんにあるかな?
ま、時間はあるし探せばいっか

「じゃあ、金物屋さんもいこっか!」
『うむ』
『うん!』

僕らは宿を出て金物屋さんに向かった
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