どうやら珍しいらしい
脳汁発散φ(..)
リメイク書く合間に余分に浮かんだ物ですので…あまり期待せずに…( ´∀`)σ)∀`)
「――つぎ~…えっと、吉見宗太22歳男性。死因は…プッ…箪笥で足の小指を打ち、その拍子でドアノブに頭部殴打のち昏倒、そして心配されドアをぶち破られた際に頸椎骨折で即死って!」
なんか知らない内に列に並ばさられ、ヤル気の無い雰囲気を出すプリン頭の男に名前を呼ばれたかと思えば、笑われたんだが…。
ってか、死因って言わなかったか、このプリン頭。
死因って事は、俺ってば死んだのかね?
プリン頭の言った事が原因で?
…んなバカな…いや、確かに小指ぶつけた覚えはあるけどさ…
「聴こえてるよ~? プリン頭で悪いね、時間取れなくて染め直しに行けないだから仕方ないっしょ。なに、地獄逝く?」
「イエ、スンマセン。…ただ、ちょっと説明して欲しいなぁ何て思ってますけど…」
「だる…言ったでしょ?キミ死んだんだよね~、で、此処は死後に逝く世界を決める場所?って感じかな?」
「?? …つまり、俺は天国か地獄かの判定をプ…貴方が決めるって事で良いので?」
あぶない、あぶない、ちょっと言いかけただけで睨まれたわ。
「……次言ったら地獄ね? で、まぁ本来はその二択なんだけど、稀に居るんだよキミみたいなのも。地獄に逝く程の悪行が無ければ、天国に逝く程の善行もしてない中途半端な魂」
「はぁ…? えっと、ちなみに天国に逝ける程の善行って?」
「う~ん、極端な前例だと…お年寄りの道路横断を十回手伝ったとか?」
「判定ユルいんすね…」
「あのね…地球だけで、どんだけ来ると思ってんの?それでも大変なんだからね?…大抵は地獄だからって適当出来ないし…」
何か愚痴られた…
でも、今時分そんな機会が十回もある方が珍しいかもしれんな…
しかし、そうなると俺はどうなるんだ?
天国にも地獄にも逝けないとなると…
「逝けない訳じゃないけどね~、地獄なら一日体験入獄で輪廻に回されると思うよ?」
体験入獄って何ぞ?
と言うか、何故に疑問系なのか…選択肢がある訳で、も………まさか、選択肢があるのか?
「あ、気付いた? 結構頭回るね~。 ぶっちゃけ選択肢あるんだよね~」
ホントにあるのか!
……っ!?
そうだよ…なんで気にも止めなかったんだ…さっき言われたじゃないか――
――『あのね…地球だけで、どんだけ来ると思ってんの?』――
――って。
地球だけって事は、地球以外にもあるのか…世界が…それって、つまり、そう言う事だろう?
「正~解! で、どうする? 行きたい? 異世界に?」
くそっ、ニヤニヤして言いやがって…
どうするだって?
そんなん決まってんじゃんかよ。
「異世界に行きたいっす!!!」