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異世界迷宮で奴隷ハーレムを 作者:蘇我捨恥
30/219

反応

 
 迷宮に入る話になったらロクサーヌの雰囲気が変わった。
 どうやら自信があるようだ。

 なんか怖い。
 まっすぐ見つめられて、触っていた耳を離してしまった。
 パーティーとして一緒にやっていくのだから、戦闘に自信があるのはありがたいことだが。

「服をクローゼットにかけてもよろしいでしょうか。しわになるので」

 耳を解放されたからか、ロクサーヌが立ち上がる。
 うーん。逃げられてしまった。

「ああ。そうだな」
「ありがとうございます」

 ロクサーヌが商館から持ってきたケースを開ける。
 入っていたのはメイド服だ。
 あれを持ってきてたのか。

 ロクサーヌと一緒に買ったメイド服。
 支払った金額のうち二千八百ナールが半端だったから、正価が四千ナールということだろう。
 それ自体は結構な値段がする。
 するが、いい買い物ではあった。

 ロクサーヌを単独で買ったのなら、三割引は効かなかっただろう。
 奴隷商人にカルクのスキルがあるかどうか知らないが、いずれにしても単品でものを買うときにはおそらく三割引が効かない。
 奴隷商人は、ロクサーヌだけを売れば六十万ナールだったところ、四千ナールの服までついでに売ろうとしたため、売価が四十二万二千八百ナールになってしまったのではないだろうか。
 あまり欲をかきすぎてはいけないという教訓だ。

 ロクサーヌはメイド服をクローゼットにかけ、服のしわを伸ばしている。
 その後ろ姿も可愛い。
 後ろから振るいつきたくなるくらいに。
 うん。いい買い物だった。

 胸の割に、ロクサーヌの体つきはスリムだ。
 身長は俺と同じくらいなのに一回りは細い。
 女の子という感じがする。

「あれ。裸足だったの」

 改めてロクサーヌの身体をなめるように見ていると、ロクサーヌが裸足であることに気づいた。

「はい、そうです」

 ロクサーヌはさも当然という風に答える。
 裸足のまま、商館からここまできたのか。
 裸足は別に珍しくないのかもしれないが。

「この外套もついでに頼む」
「はい、かしこまりました」

 立ち上がって机の上の外套を持ち、ロクサーヌに渡した。
 渡された外套をクローゼットにかける彼女の頭をなでる。

 振るいつきたくなったからというわけでは、必ずしも、ない。
 確認だ。
 彼女がどこまで許す気があるかどうかの確認である。
 巧く逃げられたような気がしたし。

 ロクサーヌほどの美人を奴隷にできたのは詐欺だからではないかという疑いをまだ完全に払拭したわけではない。

 ロクサーヌはおとなしく頭をなでさせてくれた。
 この態度を見る限り、奴隷として買われて覚悟はできていると判断していいのだろうか。
 内心は分からないが、嫌がっているとしても、それを表情に出したりはしなかった。

 思わず抱きついてしまう。
 いや、違う。誤解だ。
 俺の忍耐力がここまでだったということではない。
 いきなり押し倒したりするつもりはない。

「残念だけど、逃がすつもりはないから」
「は、はい……」

 ロクサーヌは小さく答え、身体の力を抜いた。
 詐欺ということでもなさそうだ。
 多分、この場で押し倒しても、それはそれでオッケーだろう。

 後ろから抱きついているので腕に胸が。
 これは……思った以上に。
 しかし今はまだ我慢だ。他にやらなければいけないこともある。

 奴隷を買ったことに罪の意識はほとんど感じなかった。
 分からない。奴隷を買ったという実感がないだけかもしれない。
 まあ無理に罪悪感を湧き出させる必要もないだろう。

「この皮の靴、ああ、じゃないや、こっちのサンダルがはけるか」

 腕を伸ばし、ロクサーヌを解放する。
 これ以上は俺の耐久力が持たない。

「よろしいのですか」
「迷宮に入ってもらう以上、装備品だから」

 嫌がらないのをいいことに、俺はしゃがんでロクサーヌの足に触れた。
 ロクサーヌの足は人間とあまり変わりはないようだ。
 狼人族といっても毛むくじゃらではない。

 ただし少し小さい。
 かかとからつま先までの長さがふた回りか三回りは短かった。

「ありがとうございます」
「巧くはければ、だが」
「はい。あ、えーっと。装備品には魔法がかかっています。装備した者の体に合わせて、伸び縮みするんです。だから大丈夫です」

 ロクサーヌが頭上から説明してくる。
 俺に身体を触られているのをどう思っているか知らないが、逃げ出したり、嫌がったりするそぶりは見せなかった。

 それをいいことにベタベタと触りまくる。
 足はちっちゃくて可愛らしい。
 甲がすべすべとしてなめらかだった。

「なるほど」
「これが、普通の服と装備品との違いです」

 装備品というのはずいぶんと便利なものらしい。
 そうでもなければ、装備品はワンメイクじゃなくて全部がオーダーメイドになるだろう。

「それって、常識?」
「はい。たいていの人は知っていると思います」
「……えっと。常識でも知らないことが多いから、これからもよろしく」
「はい」

 この世界の常識だったようだ。
 まあそうなんだろう。ただの村人で装備品を着けている人もいたし。
 言い訳がさっそく役立った。
 そして、きっちり対応してくれたロクサーヌに感謝しておく。

「剣は、片手剣と両手剣があるけど、どっちがいい?」

 立ち上がってロクサーヌに訊いた。

「片手剣をお願いできますか」
「うむ」

 机の上のシミターをロクサーヌに手渡す。

 剣を渡すのは、駄目かもしれないが、そうでないかもしれない。
 今までの態度を見る限り、渡してもいいと判断した。

 奴隷になったのが形の上だけのことで、ロクサーヌや奴隷商人になんらかの思惑があった場合、敵に塩を送ったことになる。
 例えば俺を殺して自由になるとか。

 そこまで慎重に考えるべきかどうか。
 ロクサーヌが剣を持っていなくともなんとかすると考えているのなら、俺にそれを防ぐことは難しいだろう。
 一緒のベッドで寝るのだし。

 迷宮に入るのだからいずれ剣は渡さなければならない。
 今は剣を渡すのに絶好のタイミングだ。
 早いうちに渡しておくことは、それだけ俺がロクサーヌを信用しているというサインにもなるだろう。

 殺されるのなら童貞を捨ててから、せめて明日の朝に渡せばいいんじゃね、という気もするが、それはどうなんだという気もする。
 人として。

「悪くはなっていませんが、あまり手入れされていないようです」

 そんな俺の思惑を知ってか知らずか、ロクサーヌは一心にシミターをチェックした。
 顔つきも真剣なものになっている。

「え? 手入れがいるの」
「はい」

 いやまあ当然といえば当然か。

「他の装備品なんかも?」
「もちろんです」
「そっか」

 考えてみればそうだよな。
 手入れなんてしたことなかった。

「ご主人様。今後の手入れは私がやりますが、装備品は命を預けるものですから、もっと大切にしてください」
「……も、もっともだ」

 ロクサーヌが身を乗り出して説教してくる。
 思わず後ずさってしまった。

「お願いしますね」

 ロクサーヌは机の上に置いてあった他の荷物をクローゼットにしまいだす。

「えっと。じゃあこっちきて、サンダルブーツはいてみて」

 皮の靴は確保し、ベッドに座るとロクサーヌに声をかけた。
 紐を解いてサンダルを脱ぎ、皮の靴をはく。

 見た感じ、サンダルブーツより皮の靴の方がワンランク上の装備だ。
 足が半分むき出しになっているサンダルよりも靴の方が防御力が大きいだろう。
 足を狙ってくるような魔物はいなかったし、蒸れないでいいと思ってサンダルブーツをはいてきたが、ロクサーヌに主人よりもよい装備品を回すことは避けた方が無難である。

「はい」
「えっと。こっち」

 またしても床に直接座ろうとしたロクサーヌをベッドの隣に招き、サンダルを渡した。

 ロクサーヌが俺の横に座ってサンダルをはく。
 俺の足にフィットしてしたはずのサンダルは、ふた回り以上小さいロクサーヌの足を何故かぴったりと納めた。
 魔法すごい。

「今日は市が立っている日なので、必要なものがあれば買いそろえたい。他に必要な装備品はあるか」
「木の盾でよいので、できればお願いします」
「木の盾だな。他には」
「防具に関しては、基本的にご主人様の装備から充実させてください。私のはあまったお下がりで十分です」

 隣に呼んだのでロクサーヌの耳を触りながら会話をする。
 もう部屋に入ったときほどの怯えや緊張感はないようだ。
 スキンシップの成果だ。
 スキンシップすごい。

「分かった。装備品以外で必要なものは」
「手入れをするのに油が必要です。なにかのオイルを持っていますか」
「いや、ないな」
「それでは、オリーブオイルの小さなビンを買いましょう」

 オリーブオイルか。

「分かった」
「あとはボロ布を使います。使い古した肌着とか、ありませんか」
「ないな。そこにあったのだけだ」
「まだ新しいですね」

 洗濯物もロクサーヌがしまったので、五日前に買ったかぼちゃパンツを見られてしまった。
 もうお婿に行けない。
 ちなみに、トランクスは今はいている。

「手ぬぐいを使ってくれてかまわない。他に必要なものは」
「水筒があればいただきたいです」
「水筒か。ちょっと待ってて」

 俺はリュックサックからコップ代わりの小さな木の桶を取り出した。
 クローゼットからロクサーヌがしまった中くらいの木の桶も取り出す。
 二つを持って、トイレに走った。


 水が入った小さな木の桶を持って部屋に戻り、ロクサーヌに渡す。

「ありがとうございます」
「飲んでみて」
「はい。いただきます」

 ロクサーヌが口をつけた。
 ウォーターウォールで作った水だ。

 匂いはしないし、見た目も味も普通の水である。
 何か問題があるかもしれないが、川の水や井戸の水より危険だとはいえないだろう。
 俺も何日か前から飲んでいるが、おなかを壊したりはしていない。

 ちなみに、ウォーターボールは勢いがありすぎて桶で受けられなかった。

「水は大丈夫かな」
「あの。すみません。水がほしかったわけではなくて、迷宮で使う水筒がいただきたかったのですが」
「うん、分かってる。いずれ分かるけど、大丈夫だから」
「そうですか」

 魔法のことを知らないロクサーヌを無理やり納得させる。
 もちろん、水筒だってないよりはあった方がいいだろう。
 しかし水は結構重い。そのコストを考えれば、水筒の利便さはかなり小さなものになるはずだ。

 ベッドに座った。
 ロクサーヌは俺がいない間に何故か床の上に移動している。
 なるほど。
 ベッドの上に座ったら押し倒されると警戒しているのだろう。

「こっちきて」
「はい」

 横に招いた。

「別にいちいち移動しなくてもいいから」
「あ、あの。でも、ご主人様のベッドですから」
「ロクサーヌもここに寝ることになるけどね」

 抱きついて、小声でささやく。
 とんだ悪代官だ。

「……あ、あの。お情けをいただくときは入りますけど、寝るのは床でかまいません」

 ロクサーヌがうつむき加減でつぶやいた。
 床に寝かすという発想はなかった。
 どんな悪代官だよ。

 このままいってしまえ、と俺の中で何かが叫ぶが、抑える。
 別に今いっても問題ないのなら、後でしっぽり楽しんでも大丈夫のはずだ。

「それって、常識?」
「商館で、そういうご主人様もいると聞きました」
「俺はいいや。寒いしめんどくさいし、一緒にベッドで寝て」
「は、はい。ありがとうございます」

 抱きついたまま、髪をなでる。
 避けられるでもなく、嫌がられるでもなく。
 ここまでしても受け入れるということは、もう本当に俺のモノになったとみていいだろう。

「水は桶をもう一個買うとして、あと何かある?」
「荷物は私がお持ちします。そのリュックサックか、他のものを」
「リュックサックか。分かった」
「私からはこれくらいです」

 髪に触れたまま会話した。
 耳もいじらしてもらう。
 この垂れ耳は癖になる。

「市は五日に一度だから、最悪五日間買えない可能性もある。よく考えて」
「はい。大丈夫です」
「盾、オリーブオイル、手ぬぐい、桶、リュックサック、鎧は何か買うとして、靴下もいるか。こんなものかな」

 指折り数えながら確認する。七項目。

「はい」
「俺からは、石鹸ってこの辺にもあるのか」

 大丈夫だ。石鹸はブラヒム語に翻訳された。

「石鹸ですか。石鹸はとても高いので。洗い物なんかにはコイチの実のふすまを使うのが一般的だと思います」
「やっぱ高いのか。シャンプー……いや、なんでもない。コイチの実だな」
「はい」

 シャンプーは翻訳されなかった。
 まあ石鹸が高価だと言っている世界で、シャンプーだのリンスだのトリートメントだのコンディショナーだのはないだろう。

「あと、歯を磨くものは何かないか」
「房楊枝ですね。シュクレの枝ならどこの市でも売っていると思います」

 房楊枝というのか。

「盾、オリーブオイル、手ぬぐい、桶、リュックサック、鎧、靴下、コイチの実、シュクレの枝、で九項目か。忘れないように覚えておいて」
「はい」
「じゃあ、買いに行こうか」

 リュックサックを持って立ち上がる。
 いつまでもロクサーヌに触れていたいが、そうもいかない。
 というか、用事があるならさっさと済ますに限る。

 アイテムボックスから銅の剣を出し、リュックサックを背負った。
 リュックサックにはお金が入っている。

「かしこまりました」

 ロクサーヌもすぐに立った。


 鍵を預け、宿の外へ出る。
 まず雑貨屋っぽいところで、小さな木の桶、リュックサック、オリーブオイルの小ビン、コイチの実、シュクレの枝を買った。
 しめて百三ナール。
 コイチの実のふすまは匂い袋のようなものに入っていた。多分、そのまま使えるようにだろう。

 シュクレの枝は二本で一ナールだ。安い。
 というか、本当に何かの木の枝をそのまま切ってきただけだ。
 原価はただみたいなもんだろう。

 買ったものをリュックサックに詰め、ロクサーヌに背負わせる。

 隣の布屋みたいなところで、手ぬぐいを二枚取った。
 ロクサーヌが使う分もあるかもしれないし、余分に買って困るものでもないだろう。

「靴下は最低二枚はいるよな。好きなの選んで」
「私が選んでよろしいのですか」
「どうぞ」
「大きさが分かりませんが」

 話が通じない。

「いや。ロクサーヌが自分ではく靴下だから」
「私のですか? よろしいのですか?」
「大丈夫」

 俺がうなずくと、ロクサーヌは真剣な表情で靴下を選び始めた。
 サンダルだから裸足でも問題ないとはいえ、迷宮に入る以上何かあった方がいいだろう。
 靴下なんてどれでもいいじゃないか、とはいえない。
 俺の靴下は、適当に選んだので少し大きかったりする。

「これをよろしいですか」
「了解」
「ありがとうございます」

 ようやく選び終わったロクサーヌから靴下を受け取った。
 手ぬぐいと一緒に店番の商人に見せ、代金を支払う。

 品物はロクサーヌのリュックサックに後ろから入れた。
 最後に防具商人の店へ移動する。

 防具屋ではロクサーヌの表情がさっきよりもさらに険しくなった。
 木の盾一つに真剣だ。鬼気迫る感じがある。
 まあ命を預けるものだからな。


木の盾 盾
スキル 空き


 しかし、できればこちらの空きスロットつきのものを選んでほしい。
 どうやって薦めるか。
 空きスロットについてもロクサーヌに訊いてみたいが、人前でない方がいいだろう。
 俺は置いてある木の盾から空きスロットつきのものを三つ見つけた。

「この三つがいい品だな」
「お分かりになるのですか」
「うむ」

 ロクサーヌの言葉に、なるだけ自信ありげにうなずいて返す。
 ワンメイクの装備品なんだからどれも変わんなくね、とは思うが。

 ロクサーヌは俺が渡した三つを真剣に見比べ始めた。
 美人なのにおっかない感じがする。
 み、眉間にしわが。

 怖いのでロクサーヌをおいて移動した。
 鎧の置いてある場所に行く。

「皮の鎧はいくらだ」
「八百ナールでございます」

 なんか高いような気がする。
 そんなにするのか。
 村を襲った盗賊の装備を売らなければよかったと思うが、しょうがない。
 あのときにはアイテムボックスもなかった。

「皮のジャケットは」
「千ナールでございます」

 一度売ったものを買い戻すのは、なんか負けたような気分だ。
 皮のジャケットと皮のグローブの空きスロットつきのものを持って、兜の場所に移動した。
 胴装備、腕装備、足装備は一応そろえたから、残るのは頭装備だ。


皮の帽子 頭装備
スキル 空き


 他も皮シリーズだし、手ごろなのはこの皮の帽子だろう。
 見た目、ロードレーサがつける自転車用ヘルメットみたいな感じ。
 頭にちょこんと乗っかるような。

「ご主人様、こちらの木の盾を」

 ちょうどロクサーヌが木の盾を選んで持ってきた。

「皮の帽子でも、あった方がいいか?」

 ロクサーヌの頭に皮の帽子を乗せ、訊いてみる。
 何故かすっぽり入る不思議。魔法すごい。

「もちろんです」

 帽子はイヌミミまでを完全に隠した。
 確かに、言われるまでもなくこれは必要だろう。
 可愛い垂れ耳に何かあったら大変だ。

「では、これを。全部で五点だな」

 空きスロットつきの皮の帽子をもう一つ取り、防具商人に見せる。

「ありがとうございます。しめて九百三十八ナールにサービスさせていただきます」

 代金を支払い、アイテムボックスに入れた。

 ロクサーヌが何やら不審そうな目で俺を見てくる。
 防具商人に聞こえないよう横を向いて、ムニャムニャ、アイテムボックス、とつぶやいたが、横にいたロクサーヌにはかえってばっちりと聞こえてしまったようだ。
 呪文を唱えるのは面倒だしこっぱずかしいので避けてきたが、ちゃんとすべきだろうか。

「これで全部だな。では戻るか」
「はい」

 ロクサーヌは防具商人の前では何も言ってこなかった。
 不思議に思ったとしても、人前で聞くことではないと考えたようだ。

 帰る途中、ロクサーヌはなにやら言いたげな目で俺を見てくる。
 やばいかも。

 宿の前まで帰ってくると、目の前に服屋があった。
 高い外套が置いてあった服屋だ。
 高いが、必要なものなら手が出ないというほどでもない。

「雨が降ったら困るし、外套がいるだろう。好きなのを買っていいぞ」

 つい話をそらしてしまう。
 いずれ分かるし、ロクサーヌにばれて困ることでもないはずだが。

「よろしいのですか」
「うむ」
「ありがとうございます」

 嬉しそうに、ロクサーヌが頭を下げた。
+注意+
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