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異世界迷宮で奴隷ハーレムを 作者:蘇我捨恥
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魔法使い

 
 メテオクラッシュ。
 英雄Lv1のときにはMPが足りず使えなかったボーナス呪文だ。

 ジョブを四つ重ねがけし、英雄Lv6まで成長した今なら使えるだろうか。

 メテオクラッシュを使って魔法使いのジョブが入手できればそれでよし。
 もし魔法使いのジョブが得られなくても、メテオクラッシュが全体攻撃魔法なら、俺はそもそもの目的である敵の集団に対する攻撃手段を獲得できたことになる。

 キャラクター再設定と念じた。
 ボーナスポイントが1あまっている。探索者がレベルアップしたようだ。
 ワープをはずしてジョブ設定を取得し、あまっていたポイントでボーナス呪文のメテオクラッシュにもチェックを入れる。

 念のため、ダンジョンウォークで一階層に移動した。
 ニードルウッドを二匹狩ってMPを満タンにする。

 そして次に現れた魔物に。

 喰らえ。
 メテオクラッシュ。


 ……。


 念じて見るが、何も起こらなかった。

 駄目だったか。

 ニードルウッドはとぼとぼとこっちへやってきて、枝を振って攻撃を喰らわせようとする。
 やむなくデュランダルでなぎ倒した。

 英雄Lv6でまだMPが足りないのか。
 どれだけ必要なのだろう。

 消費MPが多いということは、その分威力のある魔法に違いない。
 せめてそう考えて自分を納得させる。
 使えたときが楽しみだ。

 メテオクラッシュは使えなかったが、俺は別に落ち込んではいない。
 想定の範囲内だ。

 こんなこともあろうかと。
 俺はもう一度キャラクター再設定を念じる。

 MP全解放。
 これだ。

 名称的に、現在の全MPを解放して敵を攻撃する攻撃魔法だろう。
 解放するのだから、現在のMP量にかかわりなく使えるのではないだろうか。
 ゼロにするだけなら、MPが一だろうが百だろうが百万だろうがゼロにできる。
 MPが足りないということにはならないと思う。

 問題は、そのゼロになることにあるわけだが。
 MPがゼロになっても大丈夫だろうか。
 少なくとも、今までにないくらい気分が落ち込むことは疑いない。
 HP全解放と違って、命に別状はないだろうが。

 一応、この前美人騎士たちがいた小部屋の近くで試そう。
 何かあったときにすぐ逃げ込めるように。
 あそこには魔物が出ないみたいだから、格好の逃げ場所だろう。

 出入り口の小部屋も考えたが、人が通りそうなところはあまりよろしくない。
 いざというとき外に逃げ出せる利点はあるが、外に出たところで今の時間は真っ暗だ。危険性はそう変わらないだろう。

 小部屋の入り口近くで魔物を探す。
 入り口近くという条件がきつすぎたせいか、魔物はなかなか現れなかった。

 ようやくニードルウッドを見つけたのは、入り口からはやや離れた場所だ。
 引っ張れるか。
 俺は魔物に背を向け、小部屋の方へと走り出した。

 少し行ったばかりのところで、背中から攻撃を浴びる。
 ニードルウッドは思ったよりも速く移動できるらしい。

 振り返り、魔物を見据えた。
 MP全解放と念じる。

 体から何かが抜けていった。
 同時に、猛烈に嫌な感じが襲ってくる。
 MPが――気力か精神力か、何かそういった類のものが――抜けていったのだろう。

 成功だ。
 いや、成功してしまった。
 失敗すればよかったのに。

 目の前にいたニードルウッドが爆ぜる。
 煙となって飛び散った。
 なんということをしてしまったのだろう、俺は。

 こんなところを他の魔物に見つかったら、絶対に殺される。
 俺は弱い。才能もない。馬鹿だ。何の取り柄もない。最低の人間だ。
 異世界で生きていこうなど、思い上がりも甚だしい。
 地球でだってろくな行き場も見つけられなかったのに。
 俺などどこかでのたれ死ぬのが関の山だ。

 あの美人のロクサーヌなど手に入れられるものか。相手にもしてくれないに違いない。
 あれは奴隷商人の罠だ。陰謀だ。ペテンだ。詐欺なのだ。

 ブランチを拾い、小部屋に飛び込む。
 こんなときでもブランチを拾うなどと。せこい。せこすぎる。
 どこまで卑小で醜い守銭奴なのか。

 小部屋の中で一息ついた。
 安全な場所で震えているのが俺みたいなやつにはふさわしい。

 小部屋の中は安全だろう。
 予め逃げ場所を確保しておくなんて、なんてできの悪いやつなんだ、俺は。
 考えてみろ。
 今のこの状態はMPが空になっているから起こっている。

 そこから回復するにはどうするか。
 デュランダルのMP吸収を使うしかない。
 それなのに魔物のいない場所に逃げ込んでどうするのか。

 逃げ場所など用意せず、嫌でも魔物と戦わざるをえないように仕向けるべきだったのだ。
 下手の考え休むに似たり。やる気のある無能な味方ほど恐ろしいものはない。
 姑息な策など弄しようとするから、こうなるのだ。

 では外に出るべきか。
 何を考えているんだ。馬鹿か、俺は。とんまか。間抜けか。阿呆なのか。
 今外に出て、魔物にかなうわけがないだろう。
 馬鹿で愚図でヘタレなチキン野郎は、魔物の出ない小部屋で怯えているのがお似合いだ。

 いや、ここは本当に魔物が出ないのか?
 そんなことを誰が決めた。
 憶測だ。
 阿呆で間抜けな俺の希望的観測に過ぎない。

 そうだ。ここだって安全とは限らない。
 逃げよう。
 逃げる。
 どこへ?

 安全な場所などあるものか。
 どこへ行っても危険、どこへ行っても敵だらけだ。
 逃げ場も、安息の地もない。
 俺はきっとここで死ぬのだ。

 クソッ、クソッ、クソッ。
 俺はなんとか気力を振り絞って、小部屋の外に出た。

 戻れ。死にたいのか。
 いや。戻っても同じことだ。
 小部屋の中にもそのうち魔物が湧くだろう。
 どうせ俺では魔物に勝てない。

 そうだ。
 ここが俺の墓場だ。

 ふらふらと歩き出す。
 せめてギルドでMP回復薬を買っておくべきだった。
 俺はそんなことにも気づけない間抜けなのだ。
 惨めにのたれ死ぬのがせいぜいだ。

 洞窟の奥に、ニードルウッドが現れた。

 逃げろ。
 まだ間に合う。
 さっきの小部屋に駆け込めるはずだ。

 いや。間に合わない。
 俺なんかが間に合うはずがない。

 逡巡しているうちに、ニードルウッドが迫ってくる。
 デュランダルを振ったのは、半ば無意識だった。
 生存本能か。はたまた戦闘を続けている間に型として身についたものか。

 デュランダルの剣先が魔物を捉える。
 ニードルウッドを横から斬り払った。

 こんな状態でも、もちろん一太刀で撃破だ。
 気分が落ち込んでも攻撃力に変わりはないらしい。
 当然といえば当然か。

 肩を落とし、大きく息をはいた。
 きつかった。

 万全ではないが、いくぶんMPも回復したようだ。
 さっきまでの悲観は霞がかかったかのように淡くなっている。

 やばかった。
 本当にきつかった。
 かつてないほど落ち込んだ。
 これがMPゼロの恐怖か。
 こんなことは二度とごめんこうむりたい。

 大丈夫。俺はやればできる子だ。
 自分で自分に言い聞かせる。

 改めて辺りを見回すと、回復を祝うかのように、リーフが残っていた。

 さらに三匹のニードルウッドを狩ってMPを溜める。
 最初の悲観は嘘のように消え失せた。

 ジョブ設定を行う。


魔法使い Lv1
効果 知力小上昇 MP微上昇
スキル 初級火魔法 初級水魔法 初級風魔法 初級土魔法


 あった。
 あったはいいけども。

 初級火魔法というのは、あまりに不親切じゃないか。
 これで使えるのだろうか。

 フォースジョブの剣士Lv2を魔法使いLv1と取り替える。

 二階層に移動した。
 まだ全体攻撃魔法が手に入ったとは限らないが、隠し部屋のありそうな突き当りを避ければ、二階層でも大丈夫だろう。

 ダンジョンを歩きながら、初級火魔法と念じる。
 何も起こらなかった。

 火、炎、火炎、火魔法、ファイヤー、ファイヤーボール。
 いろいろ念じていくと、いきなり頭上が明るくなった。

 見れば、火の球ができている。

 おおっ。
 これだ。
 ファイヤーボールか。

 火の球は前の方に向かって飛んでいった。

 成功だ。
 ついに魔法を取得した。

 俺は火球の飛んでいく先を見つめる。
 現実に魔法が使えるというのは、えもいわれぬ感動がある。

 あの火の球は俺が創り出したのだ。
 すごい世界に来てしまったものだと感激にむせぶ。
 移動魔法や空間魔法は使えていたが、火魔法というのはまた格別だ。
 自然現象を自分の力で起こせたのだから。
 感慨もひとしおである。

 どん底に落ち込んだことも、過ぎてしまえばいい思い出だ。
 こうして魔法が使えるようになったことを思えば、屁でもない。

 火の球は、薄暗い洞窟を赤く照らしながら進み、やがて消え失せた。

 しばらく魔法使いになった喜びにひたる。
 別に何かが変わったわけではない。俺は俺だ。
 しかし魔法を使えるようになったのは事実である。

 MP回復のため、次に出てきたグリーンキャタピラーはデュランダルで倒した。
 その次に出てきたニードルウッドにファイヤーボールをぶち込んでみる。

 木の魔物が火にまみれた。
 おおっ。
 すごい。
 さすが魔法だ。

 やがて火が消える。
 一発で倒しきることはできなかったようだ。
 くすぶった煙を上げながら魔物がやってきた。
 まあ、初級魔法だし、レベルも低いしな。心なしが動きが鈍いように感じるのはダメージが残っているせいだろうか。
 迫るニードルウッドにデュランダルを浴びせる。難なく一太刀で伐り倒した。

 初級火魔法がファイヤーボールなら、初級水魔法はウォーターボールか。
 俺はもう一匹デュランダルで魔物を狩ってから、ウォーターボールと念じる。
 頭上に水の球ができて、正面に飛んでいった。

 これが水魔法か。

 グリーンキャタピラーを狩ってMPを回復してから、次に現れたニードルウッドにウォーターボールをお見舞いする。
 魔物は水球の勢いに押されて一瞬たじろいだが、すぐに立て直してこちらにやってきた。
 ダメージを受けている形跡はない。
 待ちかまえてデュランダルで一撃にする。

 ニードルウッドは植物の魔物だから、水魔法より火魔法の方が有効かもしれない。
 その辺は要研究だな。

 水魔法の次は風魔法だ。
 風ならウインドボールだろうか。

 ウインドボールと念じてみるが、何も起こらない。

 ウインドアロー、ウインドストーム、ウインドカッター……。
 どれも違った。

 火魔法はファイヤーボールで水魔法はウォーターボールなのだから、風魔法もなんとかボールだろうか。

 ウインドボール、エアーボール、ブラストボール、ゲールボール、タイフーンボール、トルネードボール、ブリーズボール。
 これだ。

 ブリーズボールと念じると頭上になにやらできて、正面に飛んでいった。
 おそらく風の球ができたのだろうが、目には見えない。
 ただ風の音だけが聞こえた。

 そよ風(ブリーズ)か。初級風魔法だもんな。
 初級でトルネードはねえよ。

 魔物を狩ってMPを回復したら敵に試してみよう、と思っていたら、次に出た魔物は二匹連れだ。


ニードルウッド Lv2

ニードルウッド Lv2


 やはり二階層からは二匹連れのこともあるのだろう。
 俺はファイヤーボールが複数の敵に有効かどうか試してみることにした。

 二匹の魔物を見据えてファイヤーボールと念じる。
 火の球が俺の頭上に現れ、……二匹の魔物の真ん中をすり抜けていった。

 ……うん。まあそうだよな。
 二匹の魔物だからといって二個のファイヤーボールが現れたりはしないようだ。
 火球を敵に当てるには、きちんと標的を狙わなければならないのだろう。
 二匹の魔物をターゲットに指定したので、ファイヤーボールは二匹の魔物の真ん中を抜けていったのだ。

 俺はデュランダルを水平にかまえ、左のニードルウッドに向けてスイングする。
 聖剣がニードルウッドを切り裂いた。
 続いて振り上げた剣で右の魔物の枝を受ける。力押しに弾き、脳天から斬り落とした。

 ブランチを拾い、リュックサックに入れる。

 ファイヤーボールは全体攻撃魔法ではないようだ。
 遠距離の敵に使えるが、標的はあくまで一つである。

 では全体攻撃はないのか。
 ファイヤーアロー、ファイヤーウォール……。
 と念じると、目の前に火の壁が出現した。

 下から上まで、幅一メートル半くらい、高さ二メートル以上にわたって燃えている。
 火は、十何秒かの間、燃え続けた。

 ファイヤーウォールか。
 全体攻撃魔法というよりは防御魔法という感じだ。
 たくさんの敵に囲まれたときに使えば役に立つのだろうか。

 全体攻撃魔法はないのか。
 ヘルフレイム、バーンアタック、ボルケノイラプト……。
 いや。ファイヤーボールにファイヤーウォールだったのだから、ファイヤーがつく可能性がある。

 ファイヤーストライク、ファイヤーアタック、ファイヤーストーム。
 と、体の中から何かが抜ける気配がした。

 MPを消費したのだろう。
 今のファイヤーストームがきっかけだ。

 しかし、MPを消費した感じはあるが、何も起こらない。
 失敗したのか。
 そうではなく、ここには敵がいないからだろう。
 魔物に対して直接働きかける魔法なんじゃないだろうか。

 俺は魔物を二匹狩ってMPを回復させる、
 その次に現れたグリーンキャタピラーにファイヤーストームをお見舞いした。

 薄暗い洞窟の中を赤い火の粉が舞う。蛍を見ているような感じだ。
 火の粉が魔物の周囲に集まり、グリーンキャタピラーに襲いかかった。
 青虫が赤く燃える。
 魔物は、一度苦しげに体を振ったが、火が消えるまで耐え切った。

 ファイヤーストームも一発では倒せないようだ。
 くすぶりを残すグリーンキャタピラーにデュランダルを叩き込む。脳天から切り裂き、魔物にとどめを刺した。

 魔法名はファイヤーストームで間違いない。
 どうやって敵を認識しているのだろうか。あるいは魔物にのみ効果があるのか。
 後は、全体攻撃魔法かどうかの確認だな。
 次に二匹連れの魔物が出てきたときに試すか。

 と思ったが、そろそろいい時間だろう。
 一度外に出てみることにする。

 迷宮の外はまだ暗く、迷宮から見るとベイルの町の向こう側が青白く光っていた。
 まもなく日の出だ。

 ばっちりだったな。
 腕時計もケータイもない分、この世界に来てからは体内時計の感覚が鋭くなったような気がする。
 実際のところは排水タンク容量との兼ね合いかもしれないが。
 過信は禁物だ。


 一度宿に帰って朝食を取ってから、再度迷宮に入る。
 二階層へ行き、デュランダルで魔物を狩ってMPを回復しつつ、魔法のテストを続けた。

 最初に現れたグリーンキャタピラーにブリーズボールをぶつける。
 やはり一撃では倒せなかったが、魔物の表面に細かい傷ができていたので、ダメージは与えただろう。

 次のニードルウッドはデュランダルで狩ってMPを回復してから、ウォーターウォールと念じた。
 正面に水の壁ができる。
 大きさはファイヤーウォールと同じくらい。明らかにファイヤーウォールの水版だ。

 別に激流になっているわけでもないので、これで魔物を防げるかどうかは疑問である。
 火魔法を使ってくる相手に対して防御幕を張る、という使い方をするのか。

 時間が経つと、壁が崩れ、水は床へと落下した。
 周囲に水が散る。
 俺のズボンにもかかってしまった。

 火と違って、水は簡単には消えないようだ。
 当たり前か。
 いや、当たり前ではないのだろうか。何を判断基準にしていいのか、よく分からん。

 本当に水ができたのか、試しに、横の壁にウォーターボールをぶつけてみる。
 水球が壁で弾け、しずくが壁を伝って流れ落ちた。

 確かに水ができたらしい。
 水魔法は便利そうだ。
 のどが渇いたときに使える。
 真水かどうか分からないが。

 ニードルウッドを一匹デュランダルで倒し、次にブリーズウォールを試してみる。
 風の壁ができたようだ。
 音がした。

 無色透明なので、見た目には分からない。
 見た目で分からなければ使えるのではないか、と考えた俺は、続いて現れたグリーンキャタピラーの前に風の壁を形成した。

 さあ突っ込んでこい。
 待ちかまえていると、魔物がブリーズウォールの前で止まる。
 グリーンキャタピラーの胸の下に、オレンジ色の魔法陣ができた。

 失敗した。
 見た目ではほとんど分からないブリーズウォールだが、グリーンキャタピラーには分かるらしい。
 しかも、こっちから攻め込むには風の壁が邪魔だ。

 少し時間を置いて、魔物が糸を吐く。
 ブリーズウォールが消えるのを計っていたようだ。

 ここでも失敗した。
 せめて壁がある間に逃げておくべきだった。

 糸が絡まる。
 解こうともがいていると、グリーンキャタピラーの体当たり攻撃を受けてしまった。
 再び体当たりをかまそうと近づいてきた魔物にデュランダルを振り下ろす。
 魔物が倒れ、糸が残った。

 一撃で倒せたので、大事には至らずにすんだ。
 壁魔法は使いどころが難しいようだ。
 どうやって使うのだろう。

 というか、魔物が糸を吐くときにこそ、ファイヤーウォールでも張って守るべきだったのか。
 失敗した。

 壁魔法は幅一メートル半くらいの大きさでできるから、横に動けば移動して攻撃できる。
 洞窟の道を塞ぐには、二枚張る必要があるだろう。

 火、水、風と試したので、次は初級土魔法だ。
 土はなんだろう。
 サンドボール。

 おおっと。一発で成功した。
 頭上に土の球ができ、前方に飛んでいく。
 サンドボールだから砂の球というべきか。

 魔物を一匹狩った後、サンドウォールも試してみた。
 土の壁だ。ファイヤーウォールの土版。
 時間が経つと、消え去るのではなく、ウォーターウォールと同じようにバラバラと崩れて、砂が残った。
 しかし砂では、魔法で創り出しても使い道はなさそうな。


グリーンキャタピラー Lv2

グリーンキャタピラー Lv2


 魔物をもう一匹狩ってMPを回復すると、次に現れたのはグリーンキャタピラーの二匹連れだった。
 ちょうどいい。

 ファイヤーストームと念じる。
 火の粉が舞い、二匹の魔物に襲いかかった。周囲が赤く染まる。
 やはり全体攻撃で間違いない。

 ファイヤーストーム一発では倒せないだろう。
 糸を吐かれる前に倒さなければならない。
 俺は火まみれになっているグリーンキャタピラーの右側のやつにデュランダルを浴びせる。
 続いて、火が消えたばかりの左側の魔物にもデュランダルをお見舞いした。
+注意+
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