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コナン対組織
作:菜花



第三十一話〜もう一つの真実〜


「正直に話してくれ博士…宮野夫妻と面識があったのか?」
「なぜ、それを…」
「答えてくれ!お願いだから」
博士の言葉を断ち切って願うような目で必死に博士を見た。
「ああ、同じ研究仲間じゃった。」
「そっか…」
コナンの目は悲しそうな目になり博士から視線をそらした。
「でも、聞いてくれ新一。一緒に研究はしていたが組織に入るか入らないかはちゃんと断った」
「それ、信じていいんだな」
「良いに決まってるじゃろ!しかし、なぜ知っておるんじゃ?」
博士はコナンの顔をジッと見た。
「それは宮野博士が直々に教えてくれたから。」
少しの空白の時間。博士は驚きを隠せずに居た。
「すまない。黙ってて。危ない目に会わせてすまなかった」
博士は深々と頭を下げた。
「いいよ。別に。ただ真実を知りたかっただけだから。博士が悪いんじゃねぇよ。頭あげてくれねぇか?」
その言葉で博士はゆっくりと頭をあげた。その目からは涙が溢れていた。


〜〜同時刻〜〜
「なぁ、ほんまにあの先生組織の人なん?」
歩きながら灰原に質問をした。灰原は服部を見向きもせずに答えた。
「貴方もみたでしょ? 工藤君がこの病院から誘拐された時あの人笑っていたのよ? あの人絶対何か知ってるわ」

そのまま、灰原はナースステーションまで黙り込んだ。

「すみません。江戸川コナンの主治医の井上先生いますか?」
「井上先生ですね。少々お待ちください」
数分すると、井上先生が灰原のところに小走りでやってきた。
「お待たせしました。どうしたのですか?」
「先生とお話がしたいと思いお呼びしたのです。」
灰原の丁寧な言葉に先生は、茫然とした。

そのまま、屋上につれて行き、ベンチに三人は腰を掛けた。
「で、お話しとは?」
「単刀直入にいいます。あなたは、組織の人ですか?」
「え、まさか。冗談やめて下さいよ!」
灰原は先生の目が泳いでいるのに気付いた。
「隠しても無駄よ。あの現状でスコッチに江戸川君の場所教えられるのは絞られてくるわ。それに、あなた江戸川君が誘拐された後笑ってたようだし、さっき、『組織』と言ってあなた即答したわよね?普通なら即答に肯定も否定もできない。わからないっと言った顔をするわ」
「へー。よく見てたね。」
認めた瞬間二人はよりいっそう睨み付けた。
「そんなに睨まなくても話してあげてもいいよ?」
木村は睨む二人と違い余裕の笑みを浮かべた。
「どうして?」
何を企んでいるのか検討もつかず質問した。
「もう、終わりなんだよ。この組織。私は何もしてない。ただ、スコッチに居場所を教えただけ。私は組織の下っぱだからね…情報を流すことしかしていない」
「本当?」
灰原の鋭い目は尚も木村に向ける。
「本当だ。私は組織にいながらコードネームもない人だ。」
「じゃぁ、おまえはあのボウスを殺すきはないんやな」
今まで黙っていた服部が声をだした。
「別にあの人ボウヤを殺すつもりはない。それに、殺すチャンスならいくらでもあった。でも、殺していない。これで、私を信じるかな? 」

無言の空気が数分続いた後、
灰原が
「そう」とたげいい、階段をおりていった。
「お、おい。姉ちゃんほっといていいんか?」
「ええ。大丈夫よ」
その一言をいい病室へ向かった。


コナンの部屋に灰原と服部が入って来た。
「んで、どうだった?」
「ええ。あの人、黒だったわ。」
「そっか」
「あら、満足そうね」
コナンの口元が緩んだのを見てシニカルな笑みを見せた。
「ああ、終わったんだなって思ってよ」
「そうね」
灰原短く答えた。その手は握られ小刻みに震えていた。
それに気付いたコナンが声を掛けた。
「オメーが悪いんじゃねぇぞ。俺の体も怪我もな。こんな物すぐ治るし、死ぬのも、もっと先。解毒剤はもう一つの薬ができたら、のむよ。それまで『コナン』でいるよ」
「ねぇ、なぜ其処までしてくれるの? 私貴方をーーー」
「それ以上言うな!」
「え?」
灰原の言葉を遮り、コナンは叫んだ。その声に皆が驚いた。
「また、くだらねぇこと考えてるんだろ? 憎んだって何も始まらねぇだろ? まだ三年あるんだ。頑張れ。オメーなら出来るだろ。いや、オメーしかできねぇんだよ!」
「…言われなくても解ってるわよ…」
その返事を聞き、コナンはフッと笑った。
その横で服部が然り気無く呟いた
「三年って短いか長いかわからへんなぁ。」
「バロー。短いか長いかなんて、その人次第だよ。その人がどれだけ『三年』を有効につかうかだ」
「そらそうやわな」
コナンは服部に目を合わせ話し、服部も満足そうな顔でコナンを見た。その言葉は灰原にも深く胸に刻み込まれた。


読んで下さいありがとうございました!

私の気に入った言葉。『バロー。短いか長いかなんて、その人次第だよ。その人がどれだけ『三年』を有効につかうかだ』
ですね。こ言葉気に入ってしまいまさた!

電子辞書の電池切れてしまった(ノ△T)
誤字があるかもです
申し訳けございません。











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