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コナン対組織
作:菜花



第二十三話〜残酷な言葉〜


「其処までよ」
キャンティの肩を撃ったのはジョデイ先生だった。
他のFBIが周りを囲んだ。
「もう袋のネズミよ!銃を捨てなさい!」
ジョディ先生の声は倉庫中に響き渡った。
その間にコナンと灰原そしてボスである宮野博士を車に誘導させた。
その時だった。ジンから最悪な言葉をコナンにぶつけた。
「これで終わると思うなよ!!お前は後、三年の命だ。あの薬でお前の体はどんどん蝕んでいく。三年苦しみながら生きていくんだな」
「なっ!?」
コナンもだが灰原を初め全員が驚きの声を上げた。何がなんだか解らない皆がコナンに向く。
「俺一昨日コイツらに薬を投与されたんだ」
「え!?」
灰原が驚いた顔でコナンをみてその後ジンを睨み付けた。
「お前が悪いんだ。組織を裏切ったからな!」
「だったら私を苦しめたらいいじゃない!どうして工藤くんなの?」
鋭い目付きでジンを見つめて隣に居るFBIの手から拳銃を奪って狙いを定めた。
「止めろーーー!」
そう叫んだ後、咳と共に大量の血を吐いた。苦しむコナンに高笑いをするジン。灰原の思考はぐちゃぐちゃにされた。そして灰原がコナンを抱き締め優しく声をかけた。
「工藤くん。ごめんなさい。お願い、もういいから安心していいから。もう、殺さないから。だから死なないでお願い。」灰原の瞳から数滴流れる涙。それに対して大丈夫だっと声をかけるコナン。しかし、状態からみても分かるように意識が有るだけでも奇跡だった。
肩からも大量に流れる血。しかし、コナンはニッと笑って灰原にそっと囁いた。
「お前がわるいんじゃねぇよ。組織を抜けて良かったんだ。絶対自分を責めるな約束だ。俺も『光』の話し絶対守るから。」余りにも優しい顔をして語るから灰原から流れていた涙の顔が優しい顔にかわっていた。

「ええ。」
灰原もコナンに囁いた。安心したコナンはそっと目を閉じた。
其を見届けた後、車で病院へ向かった。
「さぁ!此で撃つ標的が居なくなったわ。貴方達も終わりよ。」
ジンはフッと笑い、持っていた拳銃をジョデイ先生に向けて発泡した。その弾はジョデイ先生の頬をかすめた。それが合図になったかのように銃撃戦がはじまった。
その隙にジンは工場へと向かった。その工場はFBIと戦った後の無惨な姿をしていた。
怪我してる足を引き摺りながらも究室へと向かいフロッピーを調べた。
しかし、薬に関するフロッピーはごっそり抜けていたのである。
「ボスか!?」
盗んだ犯人がボスだと決めつけ舌打ちをしたジンは研究室から出て行き走って階段を上りきった。息を切らし視線を前に向けるとジョデイ先生と鉢合わせになった。
振り切るため銃を放ったが、FBIが続々と現れた。
「さぁ、観念しなさい」
FBIがジンに近づき一斉に飛び付き身動きを取れないように手に手錠をかけた。工場に居た組織の仲間やジンやキャンティ達は傷いたものの軽傷で逮捕された。
ただ生死をさまよう男の子を一人除いて…

〜車の中〜
「志保。お前まで小さくなってたんだな。」
ずっとコナンの横で手を握って願っていた灰原が顔だけ宮野博士の方を向いた。
「それに、いい仲間が出来たそうじゃないか。この子から聞いたよ。」
そしてまた灰原がコナンの方を向くいた。
「ええ。たくさん、出来たわ。でも、どうして?どうして工藤君がこんな目に会わなきゃいけないの?私が産まれてこなければ工藤君はずっと高校生だった。」
コナンを握る灰原の手に力が入る。
自分が受けた傷は此だけ。なのにコナンが受けた無数の痛々しい傷その上、余命三年と言われた最悪な言葉。止まっていた涙がコナンの手に落ちる。
「志保が悪いんじゃない。この、組織を作った父だよ。」
真剣な顔で灰原と向かいあった。灰原は涙を拭き取り謎めいた笑いととも答えた。
「知ってたわ。お母さんが言ってた」
その言葉にきょとんとした宮野博士をみて灰原がクスっと笑い続きを話した。
「前に工藤君がお姉ちゃんの部屋で見つけてくれたの。お母さんから私へのバースデーテープをその十八歳の時に、お母さんにもう日が無いことお父さんが必死に薬を作ってた事がテープに入ってたわ」
「そうだったのか。それと、薬のデータは手に入ったと思う。また『白き人』が渡しにくると思うよ。絶対この子を助けてあげるんだよ?二つの解毒剤を作らなくちゃいけないけど、頑張るんだよ。すまないね…」
灰原は深く頷いた。白き人が誰なのかも、もう分かっていた。その後、沈黙が続き無線から
「ジン確保死亡無し」
っと告げられた。二人はホッとして鳥矢病院へと向かった。
〜博士の家〜
博士の家の電話がなった。ずっと電話の前に居た博士は息を飲み慎重に受話器をもった。
「もしもし!博士?」
「哀君無事じゃったんじゃな」
博士の顔から嬉し涙が溢れ受話器の向こうまですすり泣きが聞こえた。
「ええ。私は大丈夫。今から鳥矢病院にきて?」
博士の嬉し涙がピタリと止まり不安な気持ちになり恐る恐る聞いてみた。
「ど、どうしたんじゃ?」
「工藤君が重傷なの。脇腹と肩が結構ダメージあるのよ。今はFBIの車の中からかけてる。いいから早めに来て」
「わ、分かった」
焦りながらも支度をてきぱき済ませて家を飛び出した。
〜病院〜
重傷者と聞いていたので担架などの準備は整っていた。そのまま、『手術中』のランプが付いた。


読んで下さってありがとうございます。
鳥矢病院は勝手につくりましたm(_ _)m
今回はジンから告げられた最も不幸な言葉。
なんか面白くない戦い方ですみません(>_<)。
ジンを殺してしまったら、目覚めたコナンがショックをうけると思うので、捕まえました。自殺させるかでまよいましたが捕まえる方にきめました。
次は病院でほぼ灰原と博士が中心かな。後少し、したらキッドが病院にきます。もう少し先になると服部とスコッチも病院を訪れます。











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