コナン対組織(19/50)縦書き表示RDF


コナン対組織
作:菜花



第十八話〜涙〜


〜二日日〜
灰原は四時に目が覚めた。
コナンの事が心配で寝つけず台所に向かった。暗闇の中、水を飲んでいると後ろから声が聞こえた。
「寝れへんのか?」
その声は服部の声だった。彼もまた寝付けずに台所にきていた。
「ええ」
灰原は短めの返事を返した。
その後少しコナンの話をして寝室へ帰った。

朝の七時ごろ博士の家で電話が鳴り響き、灰原は少しの期待を抱き、受話器を持ってやや急ぎ気味に名前を出した。
しかしその電話はジョディ先生からであった。
「哀ちゃん?
ごめんなさいね。期待を裏切って江戸川君だと思ったんでしょ?」
ジョディ先生の質問に素直に『ええ』と答えた。

「鳥矢町の件で伝えたいことあるから、昼頃そっちにいくわ」
「分かりました」

灰原は短く答え震える手で受話器をおろした。そのまま、灰原は力が抜けたように床に座り込んだ。張り裂けそうな想いで自分の心に問いかけた。
(なんで工藤君なの?
彼が何しなたっていうのよ!!)
灰原の瞳から大粒の涙が溢れ出た。もし、神様がいるのなら彼を救って欲しいとまで願うほどだった。座り込んでる灰原に博士が声をかけた。
「彼なら大丈夫じゃよ」
と、優しい眼差しを灰原に向けた。

灰原は下を向いたまま心中で反論をしていた。
(あいつらに捕まって大丈夫なわけがない。下手をしたら命などない)
そんな気持ちを押さえ涙を見つめていた目を博士に向け、小さな声で『うん…』と答えた。其処にはもう涙などなかった。

〜午後一時〜
ジョディ先生が訪れた。
そして、広間に誘いお茶をだして話は開始された。ジョディ先生が持ってきた地図に《×印》が四ヶ所ついていた。
「これが怪しい場所よ」
ジョディ先生は各々に指を指した。
「ちょ!まてや。
めっちゃあるやん!」服部は大声で立ち上がった。
そんな服部を無言のキツい灰原の視線を感じ大人しく座った。
「今此処を調べに行ってるわ。」
と、指差したのは山に入る直前の場所だった
「まだ連絡来ないのはハズレでしょうね。」
と、少し暗い顔をみせたあと、
ギッと睨み付け服部に刺のある言葉で静かに話した。
「あなたは、本拠地が見つかってもここにいなさい」
当然の事ながら服部は立ち上がり怒鳴った。しかしジョディ先生は冷静で一歩も譲らず説得した。
「あなたは部外者なのよ。ただのクールキッドの友達。一般人!それに哀ちゃんやクールキッドと違ってあなたは全くといっていいほど関わりがない。そんな貴方に何も出来ないわ。大阪に帰りなさい」
言い切ったジョディ先生に抵抗出来ず部屋へと行った。
そんな二人の会話がおわると灰原が静かに話しかけた
「で?何か情報は?」
「えぇ、ここには誰も居ないらしいわ。」

「そう、後三ヶ所…」
「ええ、今…山の中旬近くの二ヶ所を調べてるわ。」
しかし夕方になってもほとんど情報はなかった。
ただ、山の中旬の建物両方に人が出入りしているのを確認して張り込みを続行した。
山の頂上付近はもう人どころか、建物自体が危ない状況だったので、すぐに違うと気付き除外した。
残り二ヶ所一向に怪しい動きが無いため、
明日から本格的に張り込みするため今日は各二人ずつ残し解散となった。
ジョディ先生も帰る準備をした。
「じゃぁ今日は遅いからまた明日動きがあればまたおしえるわ。」
と、言い残し去っていた。
灰原はジョディ先生を見送った後、地下室に閉じ籠った。ベッドに横になり深呼吸をした。そして、体を万全にしておくためゆっくりと瞼を閉じた。
不安な一日目が幕を閉じようとしていた。そして、この後悪き情報が入るとは誰が予期しただろうか…。いつ見つかるのか、無事助かるのか、いつ奴らは捕まえる事が出来るのか、不安が積もる一方だった。


《涙》は誰かわかりましたよね!
不安が積もる一方でコナンはどうなっちゃっているのか…
次回コナン編です!
この話、17話から途中までコナン・FBI(灰原)・コナンの感じで続いて行きます!


評価・感想待ってます!











ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう