名前:
月野 後歩 2007-08-02 20:57
五作中、異彩を放っていたのは二作目、「音という快感」で、
後の四編は、葛藤ですね。
うん、俺も、書く以上は葛藤しつづけなければならないと思います。
まさしく、「走り出さなくちゃ」ならない。
ただ、一作目と五作目、いずれも夢オチ(一作目は目を瞑っていただけだが)の話で、夢に始まり夢に終わった印象ですが、
五作目はちょっと、妥協だったように思います。
何せ、三、四作目がディープでしたし。
あのような、葛藤も何もかも、全て夢にしてしまうのは惜しいと思いました。
だって、夢ってのは、見たそばから忘れていくのが普通ですからね。
あと、文体です。
一文の短さが簡潔に、効果を上げているけれど、
時たま、修飾関係に混乱を来たすような、
はぐらかされているような箇所も見られます。
「伝えたい」のか伝えたくないのか、分からないのです。
一作目の相手は、明らかに存在している人間ってよりも、もっともっと、抽象的で、
象徴的な「私以外の誰か」ですからね、
伝わらないもどかしさを表現するならば、返ってもどかしい文章が効果を上げるのは言うまでもありませんが……
総評はこれにて。
作品ごとの印象を短めに残しておきます。
哲学をネズミ程度にかじった手前、「主体と自我」の関係ってものを連想してしまったのが、「狂気の想像」。
実は、作品中にて実際に鳴っている音が拍手以外に見当たらない、「音という快感」。
安部公房「赤い繭」を連想した、「ニセモノ」(なるほど、パロディという意味合いにての偽物か?)
「何も聞かず、見ないために眠る」という閉鎖空間、「監禁」。
悪夢のラストスパートから、次いでの瓦解を告げる、「朝日を浴びて」。
二者関係の世界にあって、やっぱり、二作目が好対比でした。
美味しゅうございました。
ありがとうございますm(_ _)m
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文章評価:
★★★☆☆ 作品評価:
★★★★☆ 出版:買う
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名前:
水瀬愁 2007-07-30 12:48
ショート・ショート系は伝えたいことがあるのかないのかわかりにくくて、「だから、何?」 といわれることが多いんですよ〜
第一話と第二話はそんな感じです。第二話でいえば、緊張して結局晴れ晴れして――何? と言う感じなんですけれども。
それとは違って第三話は結構意味が深そうな話だと思いました。
いえば、第一話と第二話は「長編とかの一シーン」みたいで各々であんまり成り立ててない感じなんですよね。
そういうところ、あんまりアドバイスできないんですけども。
私なんかだと恋愛短編ばっかり、『感動』『恋』をテーマにしてるからとりあえず成り立ててる感じ。
描写が足りないとよくいわれますww
それはともかくとして、第三話はしっかりと成り立てててテーマもあるっぽいのがよくわかり、物足りないのは題名かなってところ。
ニセモノとの共通点があるのはわかるんですけど、もうすこししっくりときそうなものがありそうかなぁと。
と、結局まとまらない評価となってしまいました。ちょっと後悔です。
え〜と、簡潔にすると『狂気の想像なら、「なんでもないよ」のあとにもう少しホラー系描写がほしかったかも』『音の快感なら、「これが快感だ」と自覚するまで、もうちょいそれまでとは違う心情の描写が二文ほどほしかったかも』です。
長すぎても駄目ですので、もしかしたらこれくらいがちょうどいい〜のかもしれません。そのときはゴメンナサイ。
では、これからも応援してますね〜
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文章評価:
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★★★★☆ 出版:わからない
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