挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
死んだら幽霊になりました 作者:一宮辺
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

1/41

守護霊様

いくつか小説を読んでいてインスパイアされました。
自分なりにネタを持っているから、小説にしてみようと始めました。。
小説内容に異論がある人に対しては認めません。
異論ある人の自説はご自身のネタとして大切にしてくださればと思います。
あくまでも小説として楽しんで頂ければ良いなと思います。
実に唐突に話が始まるが、いつの間にか死んでいて、
普段着で表を歩いている。
こういう時、あの歌を出したくなるけど、ジッと我慢。
何かとうるさいあの団体に係わられるのも面倒だ。

話は戻り、何で死んだのかよくわからない。
それでも死んだという事が自覚できたのは、傍らにいる少女のおかげだ。
正直いつから傍らにいたのか解らない。

少女の名前はサエ。
俺の守護霊だったとか。
母方の五代前のご先祖様だと言う
白い着物姿、見た目15歳くらい。。
お団子頭で、これは丸髷という髪型か?
もっと今風の髪型や格好すれば、きっともっと可愛いかも。

「すいませんねぇ、今の時代の事は疎くて」

俺には霊感なんてものは無かったはずなのに。
確かに今まで見たことが無いような人達が街にあふれているのが所々に見える。
つい今しがたも顔色の悪い男とすれ違ったところだ。
男の足元は消えていて、影も無い。

「うお!幽霊?
これがうわさに聞く幽霊ってやつ?
うわ 気持ち悪」

男の幽霊は怒った。
「やい!オレに対して『奴』とはなんだ!
幽霊だの気持ち悪いだの言いやがって。このやろう!」

喧嘩になった。殴られるかと思った。
とっさにサエは怒り狂った男を祓い、目の前から消し去ってくれた。

「ダメでしょうが、何で喧嘩しかけるのよ」

「え?あ?ああ俺は助かったのか?ああ良かった。幽霊怖い。」
俺は昔から幽霊が怖い。誰だって怖いだろうと思うけど。

もともと俺は喧嘩なんて好きじゃないし、得意でもない。
あたりを見回すと電柱の下にたたずむ生気の無い顔をした男もこちらを見ている。
ただそれだけで何も動こうとする気配は無い。

サエは守護霊だっただけに、そこらに浮遊している霊より強い。
どういう関係で俺の守護霊になってくれたのかよくわからない。
けど今のように、いや、生前から護ってくれている。
ありがてえ
ありがてえ

で、これはよく聞く異世界転生物?

「違います。君、死にはしたけどまだ転生してないでしょ」

だっておかしいでしょ?人間死んだら無になるに決まってる。
本当に死んだら脳機能も停止して夢どころじゃないはず。
そもそも死後の世界って夢と同じで、夢から覚めたら何の痕跡も残らないじゃん。

「どう思おうと勝手だけど、今ここに肉体を持たない君が、同じく肉体を持たない人が見えてるでしょ」
「つまり、同じ霊になってるから見えてるの。私も含めて」

ホントに?なんだかわからない。
でも幽霊は怖い。
幽霊を怖がる幽霊ってのもどうかと思うけど。
で、死んだとして、痛みも苦しみも無かったし。

「本当に死ぬ時は、痛みも苦しみもわからないんだよ」

そうなん?苦しみながら死ぬ人だっているじゃん?

「途中まではね、体から切れる時、もはや判らなくなっているの」
「苦しみを思い出すと苦痛の感覚を引きずって、思い次第で苦痛から開放される事も死んでいる事も納得しなくなるんだよ」

へぇ~そういうものなんだ。

しかし俺はお花畑も三途の川も見てないんだけど。

「君はその時気を失っていたからね」

気を失う?霊も気を失うの?

「失うよ」

そりゃ知らなんだ。
つか、知らない事だらけ。
生きてたって知らない事だらけだったんだから、死んだらいきなりすべて解る訳じゃないんだ。

「そうだよ死んだからって解る訳じゃないし、本当の意味での仏になれる訳でもないです」

そうなんだ……

死んでみたら驚いたなんて誰か言ってた気がするが、
俺は死んでみてもガッカリしただけだなぁ。

で、この後俺はどうなるんだろ?
ご先祖様達のところへ行くとか?
でも死んだ爺ちゃんや婆ちゃん以外に知らないし、
サエにしても、つい今しがた会ったばかりだし、
行っても知らない人ばかりで良い事無さそうな気がする。

「どうするか君次第だよ」

え?

「そこらにいる人達のようになる?浮遊霊や自縛霊に」

俺もあんな風に気持ち悪い者になるんか?
そんなの絶対にイヤだ。
それは死んでも避けたい。
つか既に死んでるらしいけど。
どうしたら良いんだろ?
どうすれば良いのか、さっぱり判らない。
いくらご先祖様っていっても知らない人達の所へ行くのも何だかなぁって気がする。

「そのために私が遣わされたの」
「君が産まれる前から、今まで」

生前これといった事もしなかった俺のために。

何という事だろう。

感謝以外に言葉も無い。

「さぁ、君はどうするの?」

いや、そう言われても、どうしたら良いものか見当もつかない。
サエは長い事守護霊してくれてきたから、きっと色々知ってるかもしれない。
ならば、とりあえず色々教えてもらうしかなさそうだ。
うん、ぜひお願いしたい。
そうしよう。

「そう、ならおいで」

俺はサエに連れられて行くことになった。
彼女はうわさに聞くお迎えなんだろうか?
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ