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銀河鉄道殺人事件
作:山口多聞



事件解決


新一
「有紀さん。」
車掌
「!?」
 新一の言葉と同時に、学が現れた。
新一
「見つかりましたか?」

「ええ。」
 そう言って彼はなにやらビニールの包みを出した。
車掌
「そ、それは!!」
 車掌の体がブルブル震えている。
 学が包みを開く。すると、中からナイフが出てきた。
新一
「凶器に間違えありませんね?」

「ええ、綺麗に薬品で洗われていましたが、柄の部分にかすかに血液が残っていました。
照合の結果、間違えなく被害者の物です。そして、これが出てきたのは・・・・車掌さん。
あなたの鞄の中からだ!!」
 決定的な証拠である。しかし、それでも車掌は悪あがきしようとする。
車掌
「私じゃない!!もしかしたらそのナイフを誰かが私の鞄に仕込んだのかも。」
 往生際が悪い。
 だが、新一達にはさらに追い撃ちをかける手段があった。
新一
「まだ吐きませんか。それなら、こちらももう一つの証拠を出すまでです。」
車掌
「もう一つの証拠!?」
新一
「ルイさん。説明を。」
 指名されたルイが喋り始める。
ルイ
「これは死体を検視したユキと医療班のアイからの報告です。被害者の遺体には一点不審
な点がありました。それは出血の量が少ないことでした。調査の結果、血液中に血液擬固
剤が混ざっているのが判明しました。」
車掌
「・・・・・・」
ルイ
「そしてその血液擬固剤は洗っても液中の特別な薬品で反応が出るんです。」
 車掌の顔が驚愕の表情になる。

「ナイフから反応はしっかり出ましたよ。そして、車掌室に置かれていた手袋にも。車掌
さん、あなたがつけていたね!!」
車掌
「!!!!」

「この手袋は銀河鉄道乗務員専用の物だ。他の人間が持てる物ではない。これでもまだし
らを切るつもりですか車掌さん!!」
 ついに、車掌は負けを認め、その場にうずくまった。
車掌
「く、くそお!!!あいつがいけないんだ。以前、あいつが武器密輸をしてSDFに検挙さ
れたとき、俺が武器を隠して逃がしてやったのに、それを金を払わないと本社に通報する
って言うから。あいつは恩を仇で返したんだ!!」
 バルジが彼の腕を掴む。
バルジ
「そういう話はディスティ二―に帰ってからゆっくり聞かせてもらおうか。殺人罪で逮捕する。」
車掌の腕に電子手錠がはめられた。
新一
「一件落着ですな。」
 新一が学たちにねぎらいの声をかける。

「いいえ、こっちはまだやることが残っています。」
バルジ
「そのとうりだ。車掌不在のまま列車を運行させるわけにはいかん。これより、ビッグワ
ンは910号を惑星ベイカまで牽引する。準備にかかれ!!」
学・ルイ
「了解!!」
 もっとも、既に乗客にはビッグワンに移ってもらっていたので、910号からビッグワ
ンに戻り、連結するだけだ。
 すぐに連結し出発できる。
 ところが。
 ファンファンファン!!!
 突然サイレンが鳴り響いた。
 そこへ、ビッグワンに残っているデビットから連絡が入る。
 デビット
「隊長!!緊急事態です。すぐにビッグワンに戻ってください!!」
 












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