重要な鍵
新一
「一体なんなんです、重要な情報って、バルジ隊長?」
バルジ
「すぐに分かります。有紀、ルイ!」
2人(学・ルイ)
「ハイ!」
バルジ
「被害者がの席まで案内してくれ。」
新一の質問に答えないまま、バルジ隊長はそのまま3人を引き連れ被害者のヘンダーソンの座席へ向かった。
学
「ここです。」
2人掛けの座席には何もない。新一は網棚にあるトランクケースに目を向けた。
バルジ
「有紀。そのトランクを出してくれ。」
学
「ハイ。」
彼は言われたとうりにする。
降ろされたトランクをバルジが開ける。しかし、中には普通の日用品しか入っていなかった。
ルイ
「特に何にも入っていませんね。」
ルイが少し落胆した声を上げる。しかし、バルジと新一はそこに気づいていた。
新一
「おかしい。」
学
「え?何がですか?」
学にはそれがわからない。バルジがそれを説明する。
バルジ
「有紀。このケース。外見の大きさにしては容量が変に少ないと思わないか?」
学
「え?」
学はもう一度注意してみる。確かに、大きさに比して底が浅い気がする。
ルイ
「まさか。」
ルイも気づいた。
バルジは無言でトランクケースの底に触れる。そして、しばらく触っていると、底が外れた。そしてそこには、長方形の物体が敷き詰められていた。
学
「コスモガンのマガジンだ!!」
ルイ
「じゃあ被害者のヘンダーソンは・・・・」
新一
「ルイさんや有紀さんもわかったようですね。恐らくこれは武器の密輸でしょう。確かこの列車の終点は惑星リゲル。そこは被害者の故郷である惑星グレラの反政府軍の拠点とされていますから恐らく。」
そこから先をバルジが引き継ぐ。
バルジ
「工藤探偵の言うとおりだと俺も思う。実は被害者のヘンダーソンは以前一度SDFに逮捕されたが、直後に釈放された経歴がある。罪状は武器密輸だ。だが、結局武器は見つからなかった。恐らく以前からこうして運んでいたんだろう。」
学
「じゃあ犯人は顔見知りでしょうか?」
ルイ
「けど乗客名簿を調べた限りじゃ被害者と繋がる人はいなかったわよ。」
学
「それじゃあ無差別!?」
学が仮説を立てた。しかし新一はすぐに否定する。
新一
「有紀さん。それはありません。被害者には抵抗した痕跡がありませんでしたし。けど、犯人の目星は付きました。バルジ隊長。ちょっと調べて欲しい事が。」
新一はバルジに自分の考えを告げた。
バルジ
「わかりました。」
こうして、事件は大詰めを迎える。
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