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考察 盗作とパロディとオマージュの違い

作者:まさな
2016/12/25 一部修正。
目次
 1 きっかけ
 2 盗作について
 3 パロディについて
 4 オマージュについて
 5 なぜ駄目なのか?
 6 なんで『ホビット族』を避けるのか?
 7 裏の理由(陰謀論)



 1 きっかけ

 某大手ソシャゲにおいて盗用と思われる作品が登場し、数日でサービスが停止されるという事態があったそうです。
 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)においては、著作権について、作者の死後50年→死後70年への変更、親告罪→非親告罪(作者が訴えなくとも警察が逮捕する)など、知的財産権に絡む状況の変化もあるようです。TPPはアメリカのトランプ大統領は反対だそうで、条約の発効はどうなるか分かりませんが、日本の国内法が個別に変更される可能性もあるので注意が必要かと思います。

 『何がどうして駄目なのか?』を少し整理した方がいいかなあと思ったのでこれを書いています。
 私は大学で法学を学んだことはありますが、専門外で素人です。



 2 盗作について

 盗作については全部コピペしたり、大量コピペは駄目だろうなあとみんな分かっている事だと思いますが、
一部のコピペが法的に認められる場合も有るのでややこしいです。
 法的な意味での『引用』とは著作権法32条により、著作権者等に許可を得ることなく利用できるものを指します。

『第三十二条  公表された著作物は、引用して利用することができる。
この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、
報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。以下略』


「おお、それじゃバンバン引用しちゃおうぜー!」
と今、思った人は非常に危ないです。(;´Д`)

なろうの作品の大半は小説であり、「報道」「批評」「研究」とは言えないでしょう。
このエッセイは、批評や研究なので例外です。たぶん…。
(2016/12/25追記 小説やラノベでも参考文献を記載して引用している物が有ります。引用と認められるモノであればセーフです。ご指摘を頂きました)

さらに引用には細かい条件が設定されていたりします。

・引用されている部分がカギ括弧で明らかになっていること
・引用する「必然性」があること
・『引用した部分』 < 『オリジナル』 であること
・「出所の明示」が必要(ウィキペディアの引用のページを見ています)

 ここで注意したいのは小説のアイディアは著作権法では保護されないということです。
これについては 4 オマージュ で詳しく後述したいと思います。


いずれにしても「無断転載禁止」「ディ○ニー」「JASRAC=歌詞」この辺は激ヤバと思われます。
触らぬ神に祟り無しです。

そして著作権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金!

でも、二次創作とか凄く楽しいんですよね。
ソードアー○オンラインを18禁にしてヴァーチャルの外で主人公達を救おうと頑張る人達を交えてのザッピング
アルス○ーンを18禁にして学校まるごと異世界転移をぶちこんで殿○を責めまくる
星界の○旗を18禁にしてハーレム化…

そんな時はあえて公開しない勇気が必要なんだろうと思います。
著作権は公開しない限り問題が発生しません。
『線引きで迷ったら公開しない、そうすれば後悔はしない』by まさな



 3 パロディについて

 著作権法で見ると『改変』に当たるかと思います。
外国ではパロディの定義や法律を整備しているところもあるようですが、
著作人格権というものもあって、非常にややこしいです。
 パロディとは見た人が思わず笑ってしまうような風刺であり、オリジナルに対して否定的な要素が有るものが多いと思います。
 私は『スッパマン』がパッと思いつくのですが、漫画・アニメですねえ。
小説となると芥川龍之介の『桃太郎』でしょうか。
 私は自分の作品をパロディで反対方向にいじられたら嫌な場合も有りそうだとは思うのですが、実際に出てこないと分からない部分もあるので、許容範囲も分かりにくいです。

 二次創作や同人誌はパロディ的な作品もありますが、基本的に便乗商法です。模倣です。類似品です。
(法的にグレーゾーンなので、親告罪である現在は、黙認してもらえそうな範囲にしておけば良さそうです。怒られたら速攻削除で。
二次創作を著作元が許可しているfateとか良いですね。)

 ただし、なろうでは二次創作のガイドラインがあるので、そちらを参照すべきです。私は詳しくないので自己責任でお願いします。



 4 オマージュについて

 オマージュとはフランス語で尊敬・敬意を表し、
ここでの意味は『尊敬する作品に影響を受けて似たような作品を作ること』だそうです。
 検索するとシェークスピアの『ロミオとジュリエット』が取り上げられていました。家の関係で愛し合う二人が邪魔されるという筋書きは、ちょっとずつ改変した作品がたくさん有りますね。『タイタニック』『乙女はお姉さまに恋してる』

 キャラの『性格』については著作権の範囲外らしいので、法的には名前さえ変えておけば性格が一緒でも問題無いはずです。外見の方はアウト。
ならば、キャラの名前だけ変えて、アイディアは丸パクりで――それが合法だとしても、世間でそれが通用するかどうかはまた別問題です。(2016/12/25追記 アイディアでも丸パクりは剽窃に当たるのではないかというご指摘を頂いております)



 5 なぜ駄目なのか?

 オリジナルの作者が頑張ってアイディアを見つけ出し、文章を試行錯誤で書きつづり、何度も読み返して校正したものを、
一瞬で楽にコピペできてしまうのがデジタルの凄みではないでしょうか?
三日で読み終わるような作品でも、書く方は9ヶ月もかかったりします。
何にしても一から作るのは大変です。しかも素人やサラリーマンとなればなおさらです。

 それをコピペで売って儲けるのが当たり前になってしまったら、コピペしたもん勝ちになり、誰も新しいモノを生み出さなくなってしまいます。
 ビルゲイツさんがどこかの国に向けてそんな内容でお手紙を書いてましたね。

 また、作者が苦労して作り上げたキャラクターを、嫌がらせ目的で改変するのは、精神的な暴力行為だと思います。
他人の権利や利益を侵害すれば、相手や周囲を怒らせてしっぺ返しを食らうのは必然と言えるでしょう。
言論の自由とは何でも有りではなく、常に責任がつきまといます。
(今、思い切り大きなブーメランを投げた気がします(;´Д`))



 6 なんで『ホビット族』を避けるのか?

 読者の方からご指摘を頂くまで私もさっぱり知らなかったのですが、権利上の問題があるようです。
 『指輪物語』などを書いたイギリスの作家トールキンさんが生み出した種族ですが、D&DなどのRPGゲームで使われたことに団体が抗議してから、避けるようになったそうです。
 トールキンさんの死没が1973年なので、2023年までは止めといた方が良さそうです。また、著作人格権というものがあり、50年経過後も止めておいた方が良さそうです。

(著作人格権)
『第六十条  著作物を公衆に提供し、又は提示する者は、
その著作物の著作者が存しなくなつた後においても、
著作者が存しているとしたならばその著作者人格権の侵害となるべき行為をしてはならない。
ただし、その行為の性質及び程度、社会的事情の変動その他によりその行為が当該著作者の意を害しないと認められる場合は、この限りでない。』

『鈴木土下座ェ門』問題(2016/12/25追記 教えて頂きました)
 少年ジャンプの漫画『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』で掲載されていた目玉みたいな敵キャラ(ビホルダー)に、D&Dのゲーム会社からクレームがついて名前と姿の一部が変更になったそうです。
 ロリコンを叱って下さる大目玉様はファンタジーラノベ界の下層において非常に重要なキャラの気がしますが、キャラの名前と姿の丸パクりは止めておきましょう。 


 7 裏の理由(陰謀論)

法的に難しくすると法律家の出番となります。
法律家もタダで仕事をしてくれるわけではありません。
すると、法的に難しい場所、グレーゾーンをたくさん作っておけば、法律家が儲かります。
 法律家が法律を作っているので、放っておくと、どんどん彼らは好き勝手をやり始めるでしょう。
常軌を逸した権利の侵害は歯止めを掛ける必要がありますが、細かい部分まで法律に委ねていくと恐ろしいことになると思います。



この辺がとっても参考になりました。

「ネットだから気をつけたい! 著作権の基礎知識」
http://gihyo.jp/design/serial/01/copyright

本気で小説家になろう
作者:不死川命クロワッサン@Addict  様
http://ncode.syosetu.com/n7270l/26/

「ウィキペディア」
 ホビット
 ビホルダー

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