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幼女なわたしとロリコン執事

作者:左リュウ
黒ニーソか黒タイツのお嬢様系幼女に踏まれたい。
 わたしは、おかねもちな家のお嬢様だ。
 そんなわたしが小学四年生になったころ。
 わたしに、執事がつけられた。

 前の執事が年齢の関係で引退して、その後任でやってきたと新しい執事は言っていた。
 その新しい執事は高校一年生、らしい。
 高校生。

 わたしとは六つも年が離れている。
 そんな新しい執事は、わたしと出会ったその日。
 開口一番にこう言った。

「踏んでください。お嬢様」

「チェンジで」

 新しい執事は、ロリコンだった。

 ☆

 わたしの執事はロリコンだ。

 今日も朝一番にノックをしてからわたしの部屋に入ってくる。

「おはようございます。踏んでくださいお嬢様」

 執事はメイドに蹴り飛ばされた。

「幼女なお嬢様の未成熟な足に踏まれたかったんです……」

 と、執事は供述している。

 ☆

 わたしの執事はロリコンだ。

 今日も朝一番にノックをせず、わたしの部屋に入ってくる。

「おはようございます。罵ってくださいお嬢様」

 執事はメイドに殴り飛ばされた。

「幼女なお嬢様に罵られると気持ちいいんです……」

 と、変態は供述している。

 ☆

 わたしの執事はロリコンだ。

 今日も朝一番に気配を殺して、わたしの部屋に侵入してくる。

「おはようございます。なでなでさせてくださいお嬢様」

 執事はメイドに連行された。

「幼女なお嬢様をなでなでしたかったんです……」

 と、ロリコンは供述している。

 ☆

 わたしの執事はロリコンだ。

 今日も朝一番に窓を突き破って、わたしの部屋に突撃してくる。

「ハァハァ……お嬢様……ハァハァ……」

 執事はおまわりさんに連行された。

「違うんです。助走をつけて突撃したから息が乱れてただけなんです」

 と、犯人は供述している。

 ☆

 わたしは、おかねもちな家のお嬢様だ。
 そんなわたしが小学五年生になったころ。
 わたしに、問題が起こった。

 参観日に、おとうさんとおかあさんがお仕事の関係で来れなくなった。
 しかたがない。
 おしごとだもん。

 だからわたしは、おとうさんとおかあさんに迷惑をかけないように、平気な演技をした。
 こういうのにはなれているから。
 だから別に、さびしくないもん。

 ☆

 わたしの執事はロリコンだ。

「お嬢様っ! 踏んでください!」

 無視してやった。

「お嬢様っ! なでなでさせてください!」

 無視してやった。

「お嬢様っ! あーんしてください!」

 無視してやった。

「お嬢様っ! 一緒に小学校に行きましょう!」

 通報しました。

 ☆

 わたしの執事はロリコンだ。

「お嬢様っ! 一緒にアニメを視ましょう!」

 無視してやった。

「お嬢様っ! 一緒にお洋服を買いに行きましょう!」

 無視してやった。

「お嬢様っ! 一緒に下着を買いに行きましょう!」

 通報しました。

「お嬢様っ! 一緒にお父様とお母様にお願いしに行きましょう!」

 ……………………。

「お嬢様が、本当は参観日にお父様とお母様に来てほしいと思っているのは知っています」
「そんなことないもん」

「お嬢様が、頑張ってお父様とお母様の作文を書いていたのを自分は知っています」
「そんなことないもん」

「お嬢様が、無理をしているのも知っています」
「そんなこと、ないもん」

「お嬢様。我慢するのは止めましょう」
「がまんなんてしてないもん」

「自分が何とかしますから」
「そんなこと、できっこない」

「できます」
「どうして?」

「だって自分、執事ですから。お嬢様の笑顔の為ならなんでもします」

 わたしの執事はロリコンだ。

 だけどたまに、かっこいい時がある。





「ですからお嬢様、一緒にお嬢様の下着を買いに行きましょう」

 通報しました。



 ……ちなみに、わたしの執事はたった一日でおとうさんとおかあさんの仕事を終わらせて、参観日には二人が来てくれた。

 ☆

 わたしは、おかねもちな家のお嬢様だ。
 そんなわたしが小学六年生になったころ。
 わたしの執事は、執事をやめた。

 どうやら『じゅけんせい』になったせいらしい。
 おとうさんとおかあさんは残念がっていた。

「あんなにも優秀な男を、私は今まで見たことがなかったのだがねぇ……」

 おとうさんとおかあさんの仕事をたった一日で処理してしまったことは、おとうさんとおかあさんの会社のなかで、いまだでんせつになっているらしい。

 ロリコンって、すごい。

 ☆

 わたしの執事だった人はロリコンだ。

「お嬢様! 今日も来ちゃいました!」

 今日もわたしのお部屋の窓にへばりついて、私の事を観察している。

 ここ、二階なのにね……。

 ☆

 わたしの執事だった人はロリコンだ。

「お嬢様! 見てください、錬金術ですよ!」

 今日もわたしのお部屋に入って、錬金術をひろうしている。

 おかあさんからもらった大切なぬいぐるみが直ったのはよかったけど、どうなってるんだろう……。

「ぬいぐるみが破れちゃってお嬢様が悲しそうにしてましたからね。本気出しました」

 ロリコンって、やっぱりすごい。

 ☆

 わたしの執事だった人はロリコンだ。

「お嬢様、この問題を解くにはコツがあるんです」

 今日もわたしのお部屋に入って、勉強を教えてくれている。

 じゅけんせいなのに、大丈夫なのかな……。

 ☆

 わたしの執事だった人はロリコンだ。

「お嬢様、どうかしましたか?」

 今日もわたしのお部屋に入って、一緒に遊んでいる。

「じゅけんのおべんきょうはいいの?」

「ああ、いいんですよ。お嬢様に会う方がよっぽど大事です」

 わたしのせいで、にーとになったらどうしよう……。

 ☆

 わたしの執事だった人はロリコンだ。

「お嬢様ぁぁぁああああああああ! 入れてください! お嬢様ぁぁぁぁああああああああああああああ!」

 今日も外からわたしのお部屋の窓にへばりついて、泣いている。

「じゅけんべんきょうしなきゃ、だめだよ」

「お嬢様の部屋の中でします!」

「そういって前も遊んでたじゃない」

「だって……だってお嬢様があまりにもかわいいからっ!」

 ドキッてしちゃうからやめてよ……。

 ☆

 わたしの執事だった人はロリコンだ。



 今日もわたしの部屋には来ない。



 がんばって、おべんきょうしてね。

 ☆

 わたしの執事だった人はロリコンだ。

「お嬢様! 東大に全科目満点で合格しました!」

「すごい……」

「なんか新入生代表ってやつらしいです!」

 幼女の為なら、不可能を可能にするらしい。

 ☆

 わたしの執事はロリコンだ。

 今日もわたしの部屋で一緒に遊んでいる。

「ねえ。きいていい?」

「はい、なんですかお嬢様」

「わたし、もう少しで中学生になっちゃうね」

「……………………………………はい」

 絶望しきったような顔をしている。

 やっぱりきくのは怖いなぁ。

「それでも、わたしの執事でいてくれる?」

「もちろんです、お嬢様」

 わたしと執事は手を繋いだ。

 執事の手は、とても温かかった。

 ☆

 わたしは、おかねもちな家のお嬢様だ。
 そんなわたしが高校を卒業したころ。
 わたしの執事は執事をやめた。

 わたしの執事だった人は、今はわたしのお父さんとお母さんの会社で働いている。
 そのわたしの執事だった人は、今ではお父さんの自慢の右腕だ。

 わたしとは六つも年が離れている。
 そんなわたしの執事だった人は、わたしの高校の卒業式が終わると。
 開口一番にこう言った。

「結婚してください。お嬢様」

「よろこんで」

 わたしの執事だった人は、夫になった。


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