第39話
「何じゃこりゃ~~~~~!!」
アラバが、ヘビメタをしているようにユウキの挟まった首を上下に激しく振る。
「ギャー、頭が~~~~…………うっぷ……………気持ち悪っ…………」
「おいっ、止めろ!!吐くな!!」
と、言いながらなお首を振りつづける。
「うっ、もう無理………おえぇぇぇぇぇぇぇぇ……」
チケットタイム しばらくおまちください
ユウキは顔を青くして、ぐったりした。
「頼む大和、取ってくれ。」
「一応やって見る。」
大和がアラバの角に牙をひっかけてユウキを掴み、思いっきり引っ張った。
「無理」
「諦めんの早っ!!」
「お前の本に、物を取り外すものないの?」
大和がアラバの本を指差す。
「なるほど!!!」
ペラペラペラペラペラペラペラ(探し中)
「あったぞ!!」
するとアラバが、雷で魔方陣を書き始めた。
その完成した魔方陣にアラバが乗ると、魔方陣が赤く光り始めた。
ズボッ
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ……」」
アラバとユウキは、魔方陣の中心に引きずりこまれた。
「「「「「・・・・・・・・・」」」」」
暫しの静寂
「あれ?」
「何が起きたんだ?」
「今地面に引きずり込まれなかったか?」
次々と?の言葉が上がる
すると、10m位上に魔方陣が2つ現れ、右からアラバ、左からユウキが落ちてきた。
「「うわ~~~~~~」」
ドスッ
ドサッ
「取れてよかったな。」
大和はこの言葉しかかけられなかった。