第35話 コラボ作品 第1回目
~ヨハマ村~
たった今、傷だらけのアラバが運ばれてきた。いまだに意識はない。
「おい大丈夫か?すぐに手当てだ!」
村長が叫ぶ。
「いにしえの薬ならあるけど…」
村人が家から袋に入った丸薬を持って来て、粉末にしてからアラバの傷に振りかけた。
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「あれ?」
傷が治るどころか、血すら止まらない。
「おかしいわね。説明書にはどんな傷もすぐ治ると書いてあるのに…」
村人が説明書を見ながら言う。
「ん、そう言えば昨日、部屋を整理していたらこんなものが出てきたぞ。」
村長のせがれは、けつの部分が切り取ってある謎のズボンから、古くさい本を取り出した。そこには、『伝承の秘薬の調合書』とかかれている。
「この本によると伝承の秘薬は、いにしえの薬との鯨竜の牙、そして伝説の草の万能薬草が必要らしい。
その万能薬草は孤島に高くそびえる山の断崖絶壁に生えているらしい。」
「出たよ、伝説の草……」
呆れるユウキ
「けど、アラバ以外みんな飛べませんよね?」
ナリヤの一言に全員が頭をかかえた。
~ヨハマ森上空~
「あなた~、待ちなさ~い。」
「イヤだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
グレンがサクラから逃げていた。
「俺は浮気なんかしてないってば!!」
「してるところを見たのよ!
夢の中で……」
「夢!!
夢なのに何で追いかけられるの?」
「正夢にならないようによ。」
「理不尽だあぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
こんな感じで…