「ハチワンダイバー」に学ぶマイナ―ジャンル小説の書き方
「ハチワンダイバー」(柴田ヨクサル作画)という漫画をご存知ですか?
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ストーリーとかはこんな感じです。
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フジテレビ「ハチワンダイバー」
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ドラマ『ハチワンダイバー』出演者の公式ページ・ブログなど
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グーグルの画像検索してみてください。仲里依紗のメイド姿が素晴らしい!
動画も探したら出てくると思いますが、ツタヤでDVD借りても安いです。
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この作品、はじめて知ったのはTVドラマです。
深夜時間帯にしてたドラマで、主人公は溝端淳平 (菅田健太郎 役)で、ヒロインが仲里依紗 (中静そよ 役)で、彼女のメイド姿が印象的な作品でした。
主人公の菅田健太郎は将棋の奨励会に入ってプロを目指していたけど、挫折してそこを退会して、でも将棋に対する夢をあきらめきれず、賭け将棋で生きる将棋の真剣師として生活していた訳です。
この設定は、作者の柴田ヨクサル自身が少年時代に将棋のプロになろうとしていたという実話に基づいて作られています。
『ハチワンダイバー』の作者に「引導を渡した」プロ棋士
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ネタバレになりますが、アキバの受け師と呼ばれていた中静そよに勝負を挑んで、菅田健太郎は敗北するのですが、その後、メイド姿で部屋掃除のアルバイトをする中静そよに再会します。
メガネかけたアキバの受け師と巨乳のメイドの落差が素晴らしいというか(笑)、将棋の真剣師というマイナーでハードな題材に、巨乳のメイドという萌え萌えな要素をぶち込んで大ヒット?したドラマです。
仲里依紗の出世作であり、その後『ゼブラ―マン』のゼブラクイーンとか、『モテキ』の中でお色気的役柄が来てしまう要因にもなってしまうのですが。
仲里依紗、映画「土竜の唄」出演中!!
2月15日公開予定 若木純奈 役 監督:三池崇史 脚本:宮藤官九郎
公式HP (小説家になろう規約によりリンク先削除、カクヨム版参照して下さい)
仲里依紗ブログ(『ROOKIES』の中尾 明慶と結婚して子供生まれたみたいですね)
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仲里依紗インスタ
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菅田健太郎は、アキバの受け師こと巨乳のメイドの中静そよと全財産をかけて勝負するのですが惨敗して「ご主人様もずいぶんお強いですよ」と言われ、「彼女がかわいいから負けたんだ」(泣)という現実逃避をしたりします。
将棋のプロを目指していたのに奨励会を退会することになり(プロになるための年数制限がある)、退会駒をまだひっそりと大切に持っている回想シーンも入ったりします。
ここは非常に切ないシーンで、挫折を味わいながらも将棋への思いを捨てられず、将棋の真剣師として秋葉原の将棋会館などで素人をだましてお金を巻き上げる日々を送ります。
雁木の構えからの入玉戦法を得意とするホームレスの真剣師『二こ神』(にこがみ)との対決では、中静そよの『おっぱいをもむ権利!』(しかも勝手に!)をかけて、菅田健太郎はバチバチの将棋の真剣勝負をします。
俺はこの勝負に勝ったら「そよちゃんのおっぱいをもむ!」と言い放った『二こ神』(にこがみ)は「俺にとっておっぱいとはロマンだ!」と言います。
菅田健太郎「なら、僕もおっぱいで!」(爆)と受けて「お願いします!」と真剣勝負が始まります。
爆笑シーンなんですが、これがバチバチの名勝負になります。
将棋というのは9X9マスあり、その将棋の盤面を読む=深く読むために将棋の盤面にダイブするので、9X9=81(ハチワン)ダイバーというタイトルをつけたようです。それが主人公が集中した時の必殺技のようになってもいます。
柴田ヨクサルは『エアマスター』という少女格闘漫画で有名でしたが、タイトルはともかく、このアキバの受け師こと巨乳のメイドの中静そよのキャラ設定は、将棋の真剣師というマイナーなジャンルをどうやって売るか?を考えた結果らしいです。商業誌に漫画を発表するのは大変のようです。
柴田ヨクサル
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柴田ヨクサルインタビュー
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つまり、将棋の真剣勝負という「書きたいものを書く」ために、テレビ局が飛びつくような企画を考えた柴田ヨクサルの凄味が見えてきます。
巨乳のメイドが凄味って(笑)と思うでしょうが、『無職転生 - 異世界行ったら本気だす - 作者:理不尽な孫の手』をちらっと読んでみましたが、タイトルや設定はともかく文章はかなりしっかりしてるというか、シリアスな感じがありますね。
http://ncode.syosetu.com/n9669bk/
「小説家になろう」の上位の作品タイトルもまた、売るための、読者に読んでもらうための工夫な訳で、作品内容や文章読んだらシリアスだなあという印象を受けます。
文章も書き方も上手いですし、ただタイトルや設定に騙されて簡単に書けると多くの人は錯覚しますが、実際はかなり難しいです。
つまり、作品の導入部を今の時代に合うように調整する能力、企画力が優れている、しかも文章もストーリー展開も面白いから書籍化され、ランキングの上位に行ってるということです。
書きたいことは必ず書くという強情さ(30%の作家性)、今の時代の若い読者層に合わせてアレンジされた導入部と企画を考える柔軟性さと変わり身(70%の商業性)が非常に大事だということです。
10万字以上の長編小説を書いて新人賞に応募して、編集者の批評とか評価シートをもらって、それをどういうふうに受け止めて、作品に生かすか?とうことが大事です。
編集者の意見=読者の常識なので、ある程度、取り入れる必要があるのでしょうが、受け入れすぎても実はダメになってしまうようで、かなり微妙なところではあります。
第2回星海社FICTIONS新人賞編集者座談会
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結局、書きたいものを書くしかないのですが、僕的には、最終的には読者も編集者も完全無視で書いてしまうのがいいと思います。
人事を尽くしてもがきながら、物語の神様でも降ってくるのを待つしかないですね。
いろいろと頭を打って壁にぶつかるのも、挫折こそが自分が変わるチャンスなんで、なるようになっていきます。
自分の中の神的要素である「潜在意識」を信じるしかないですね。
成功者の成功した要因は『たまたまその時代にそこにいたから』というものだったりして運もあるし、もう何とも言えません。正直。
答えなんかその人独特の運命の中にしかないし、その人自身の力のみではそこに至れないと思います。
いろんな人に出会うのも大事だし何なんでしょうね。
でも、素直に願って『行動』していけば、自分でも思わぬ成功が生まれるものです。
ということで、全く取り留めもない話になりましたが、いろいろ試行錯誤するのが大事ということで。
次回は星海社FICTIONS新人賞編集者座談会の続きでも書きます。
あ、「弱者のランチェスター人生戦略」の栢野克己さんセミナーの感想も書きますね。
SPECサーガ完結篇『SICK'S 恕乃抄』|TBSテレビ
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配信動画サイトParavi
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昨日、ドラマの無料サイト観てたら、SPECの続編『SICK'S 恕乃抄』が4月から始まってました。
動画にはすでに中国語字幕ついてるやつもあるというか、中国の動画サイトなんだろうね。
ということで、一気に三話まで観ました。
相変わらずしょうもないギャグ連発で、主人公は御厨静琉(木村文乃)、高座宏世(松田翔太)のコンビですが、野々村光次郎(竜雷太)なども出てきて、いつものSPECという感じですね。
スタートから完全に異能力ものになってます。
配信動画サイトParaviでも毎日、1分ぐらい配信されてて(無料)、週間まとめ(2018/4/30まで無料以降有料、登録一ヶ月ぐらい無料になっていくようです)を観ることもできます。
ということで無料動画サイトで観る(爆)方向かな。
2018/4/19 7:51
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