「君の名は。」のロードラマ秘められたハイドラマ、ピコ太郎、ガッキー恋ダンス、映画「インフェルノ」の感想、岡田斗司夫ゼミ「ジブリ・ディズニー・日テレ終了の夏!」が面白い!
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主人公の三葉と瀧は作中で「お互いの身体が入れ替わる」んですが、この体験を三葉のおばあちゃんに話した時に、おばあちゃんは「そんなことが私にもあった気がするわ。お前のお母さんにもあったんじゃなかったっけ?」って言うシーンがあるんですよね。つまり、三葉は神主の一族なんですけど、この一族は昔々から思春期になると、どこかの人と身体が入れ替わるみたいなんですよ。こういう話がごく自然に入ってくる。でも、おばあちゃんもお母さんも誰と入れ替わったかは描かれてないんですね。
だけど、直接的に描かれていないだけで、作中で分かるように描かれている。かつてお母さんと身体が入れ替わったのは、“三葉のお父さん”なんですね。三葉は町長であるお父さんに、最初は理由を話さずに「みんなを避難させなきゃだめ!」って言ってて、お父さんは全く納得しなかった。けど、三葉が「私は身体が入れ替わったの!」って言った瞬間に、お父さんは「ああ、本当に隕石が落ちてくるんだ」と、娘の世迷い事を信じるようになった。
「『君の名は。』は”バカでも分かる”作品だからこそヒットした」岡田斗司夫が語る『君の名は。』ヒットの要因より
http://originalnews.nico/462
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岡田斗司夫氏は「”バカでも分かる”作品=ロードラマ」、「教養や知能指数が高くないと分かりにくいもの=ハイドラマ」と言ってるのだけど、僕的には分かりやすい設定=「ロードラマ」の奥に、「ハイドラマ」が秘められてるように思います。
そんなに作家性を捨ててないんじゃないかと。
ただ、予算がかかった映画なのでメジャー志向に舵切ったんじゃないかと。
ただ、僕も岡田さんの上記の解説を読まないと「ハイドラマ」が分からなかった(笑)訳ですが、なるべく分かりやすいドラマ作りが大切なんだと思います。
「君の名は。」のヒットから見えてくる「中心と周縁理論」と物語の構造、ゆらぐ優性思想と世界人口削減計画
http://ncode.syosetu.com/n4163bx/259/
こちらで語ったように、大ヒットというのは思いもかけない「異端」、「周縁」から必ず生まれて来る訳で、何かをヒットしたドラマなどを模倣する「中心」的な場所からは生まれないよとも思います。
最近の実例は「ピコ太郎」の「PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)ペンパイナッポーアッポーペン」なんだろうけど、「ガッキーの恋ダンス」などもそうかもしれない。
ドラマ「逃げ恥」とか、「恋ダンス」で検索すると、一般の人やダンス系の人、アナウンサー、芸人、ミュージシャンなどがカバーしたり、ダンス動画が観れます。
PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)ペンパイナッポーアッポーペン/PIKOTARO(ピコ太郎)
https://youtu.be/0E00Zuayv9Q
【驚愕】ピコ太郎が13年前、マネーの虎で「音楽で世界を驚かせてやりたい!」と夢語ってた。そして今年、PPAPで…よく見ると とんでもない本当の話
https://youtu.be/yMSeWH4JPfU
ダンスストリーム【9割以上のダンサーが見るダンス動画まとめ】
http://dance-stream.com/
GAKKI- koi dance 恋ダンス
https://youtu.be/Xv1M6xEDadM
星野 源 - 恋 【MUSIC VIDEO & 特典DVD予告編】
https://youtu.be/jhOVibLEDhA
【こまごめピペット】恋ダンス/逃げ恥【踊ってみた】
http://shinchan.biz/player.html?video_id=sm29895956
新垣結衣ガッキー (逃げ恥)-Cut
https://youtu.be/MGlhUlgMA7k
ガッキーはともかく、星野源って誰?と思ったりしたんですが、実は相手役で共演してたんだとか、ミュージシャンだったんだ!とか、そういや、ドラマで見たことあるなあとか。
オリラジの「Perfect Human」以来、お笑いのリズムネタというのは「大ヒットの方程式」になってきたなあという印象ですね。
ダンス動画はユーチューブではなく、「ダンスストリーム」などのダンス専門動画サイトに集まっていくだろうし、noteなどでは「ボイスドラマ」というラジオ番組みたいなものが「ながら聴き」できるので良かったりする。
【武田鉄矢今朝の三枚おろし】(本の紹介メインの15分ラジオ番組)をユーチューブで2週間分まとめて聴いたりするのですが、聴きながら小説書いたりエツセイ書いたりすることも多いです。
視覚+聴覚だと競合しないので楽なんだよね。
第144話 note、ボイスドラマの可能性、「あなたの街の物語コンテスト」/Webコンテンツとしての小説考察/カクヨム、noteではじめる小説家、クリエーター生活 作者 坂崎文明
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880246141/episodes/1177354054881936587
【武田鉄矢今朝の三枚おろし】今朝の三枚おろし、まな板の上は『そして最後にヒトが残った』2週間まとめ
https://youtu.be/KYSbLUJdycc
それで、毎週映画を観ているのですが、映画「インフェルノ」の感想なども書いていきます。
この作品、かなり分かりやすいんですが、原作読むかしてちょっと設定を押さえてから観た方がいいかもしれない。
「ダビンチ・コード」と比較すると、ちょっと「ハイドラマ」寄りで、でも、ちゃんとエンタメになってるので分からない訳ではない。
これも映画観て、原作読みたくなる映画ですね。
内容的にはWHOとか、世界人口削減計画、ダンテの謎、ウイルスとか、ネットの人口削減計画の陰謀論が原作みたいな作風です。おいおいという内容ですが、ダン・ブラウンはトンデモネタを上手くエンタメに仕上げる手腕が凄いよね。そういう評価もある。
世界のエリート「人口削減」を語る!2:たぶん5億人になってもうまく行かないだろう!
http://quasimoto.exblog.jp/13619286/
すべての「計画」の裏に「人口削減」という目標がある
http://hikarinomirai.hatenablog.com/entry/2014/11/14/235853
世界のエリートが人口削減について語ってるのは事実だし、不妊ワクチンとか、そういうアイデアがドラマや映画に登場するのは仕方ないかなと思う。
それが世界の常識だし、冷静に考えればそういう結論になるんだろう。
僕は反対だが、分からない話ではない。
「ダビンチ・コード」の原作は、イエスキリストは磔にならずに(替え玉)にスペインに逃れて子孫を残したという世界的な陰謀論というか、結構、信憑性も高い説なんだけど、有名な説ですね。
トルコで1500年前の聖書発見!⇒バチカンで賛否両論に!「イエスは十字架に磔刑にされず、さらに彼は神の子ではなかった」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-3207.html
イエスキリストが十字架に磔されたのは嘘と言う事実は日本人にほとんど知らされていません [転載禁止]©2ch.net
http://carpenter.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1432468852/
映画「インフェルノ」に出てくる学者はアメリカの政府機関の大統領補佐官みたいな人が、70億→5、10億にする世界人口削減計画の本を出したりしてるし、実話に基づいた話でもある。
単なる事実であったりする。
岡田斗司夫ゼミ10月16日号「復活のM一夜限りのマンガ夜話~これを見れば聲の形だってワンピースだって語れちゃう」
https://youtu.be/TF8qXQMre5c
岡田斗司夫ゼミ10月23日「ジブリ・ディズニー・日テレ終了の夏!復活の鍵は熱風にあり!!」
https://youtu.be/tcyZaaQn9Gs
この話が面白いのだけど、日テレはプロデューサーの奥田氏を中心に「ジブリ、細田守シフト」になってて、金曜ロードショーで新海誠の旧作アニメは放映できなくて、相変わらずジブリ中心で、東テレ、ネット動画配信サイトが新海誠の旧作アニメを放映しています。
ジブリの新作映画の「レッドタートル」はランキング圏外で、ジブリは庵野さんでも呼ばないともう復活しないでしょう。宮崎駿もさすがにネタ切れなのかもしれないし。
東京ディズニーランド&シー、2015年度入園者数は過去3番目に
http://news.mynavi.jp/news/2016/04/04/169/
USJ、2015年の入場者数で東京ディズニーシーを抜き、世界4位にランクアップ
http://vox.hatenablog.com/entry/2016/05/27/215640
ディズニーランドも来場客数は頭打ちで110万人ダウンとかで、USJは300万人ぐらい上がっています。ハウステンボスも売上げ上昇してる。
絶対客数はディズニーランドがディズニーシー含めて合計3020万人(前年比-3.8%)、USJは1390万人(前年比+17.8%)ぐらいだけど、この構図は10年ぐらい変わらないのではないかと言われている。
小冊子『熱風』定期購読のご案内
http://www.ghibli.jp/shuppan/np/007495/
「熱風」というジブリの宮崎駿に見せるためだけの社内報雑誌があるのだけど(年間2000円で購読できる)、内容がいいようで定期購読しようかと思います。
非売品なので事務手数料だけで送ってくれるので赤字です。
ジブリの宣伝雑誌みたいなものでしょうか。
「熱風」には「風呂屋の煙突に絵を描く20歳の女の子と60歳の職人の恋物語」(願望か?)の企画にダメだしされてイメージボードを壁から剥がす宮崎駿の話→その後「千と千尋の神隠し」ができたとか、ゲド戦記の原作者に会いに行った宮崎駿が監督の息子をこき下ろすエピソードとか(本当は宮崎駿は監督したかったらしい)、おそるべき内輪話も掲載されてるらしい。
バックナンバーはないのが残念です。
復刻して販売して欲しいほどです。
結局、何がいいたいかというと、強い中心を持っているコンテンツはそれが衰退していった時、やばいという話です。
異端、周縁から常に新しい力を取り込まないと、中心的コンテンツを維持できないということなのかもしれないですね。
小説家としては異世界転生ものもいいけど、絶対的なオリジナル世界をもつのがいいかもということになります。
好きなように書けと言うことですね。
イエスキリスト生存説は根強いのですが、キリストの話も書いてみたいですね。
構想はあるんだけど。
2018/10/16