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『小説になろう』のテンプレは、小説の進化か?

 前回、『小説家になろう』の『テンプレ』について説明しました。


小説になろう、『テンプレ』小説の投稿のポイント

http://ncode.syosetu.com/n4163bx/23/



 これを読んでもらえれば、『テンプレ』とは何か?がわかりますが、『小説家になろう』で好まれる、『物語のパターン』だと思ってくれたらいいです。


 具体的には、主人公が死亡した後に復活して、異世界に転生し、神様からチートな能力を授かり、異世界で大活躍、かわいい女の子からも人気が出るというものです。


 もしくは『ソードアート・オンライン』のように、『ゲーム世界に閉じ込められた主人公』が、やはり、チートな必殺技を使えるようになって、大活躍、かわいい女の子にも惚れられて、デスゲームを生き残っていくというようなストーリー展開になります。



 よく考えてみたら、ファンタジー分野において異世界ものは定番だし、ファンタジーでは『鏡の国のアリス』とか、『ナルニア国物語』、半村良のSF『戦国自衛隊』、冨野アニメの『聖戦士ダンバイン』、『となりのトトロ』、古事記の『イザナミ、イザナギ』のエピソードも、異世界探訪ものだったりします。


 たいがい、異世界の住人はその世界で超常的な能力を発揮するという設定になってます。


 ファンタジー、おとぎ話ではよくある話です。で、『ゲーム世界に閉じ込められた主人公』の話は、ちょっと新しくて、古典SFの『エンダーのゲーム』とか、『.hack』という作品が実は設定似てるらしいですね。

(小説家になろう規約により外部サイトリンク削除)



 

 それで、数年前に『ケータイ小説』が流行って、あれは小説ではないという批判もありましたが、何百万部も売れる作品もでました。


 だから、『小説家になろう』のテンプレ小説も、何らかの理由があって流行ってる、売れてるというのはあると思うし、僕は『小説の正当な進化』のようなものではないかと思っています。


 たぶん、ゲームの世界で起きてることが、そのまま、小説の世界にも波及してるのではと思います。


 PCとかを持ってない人が増えて、『ケータイ、スマホ、タブレット』でネットしたり、小説を読む人が増えたり、家でじっくりパソコンやらない人が多くなったことに関係しているでは?と思います。



 ニンテンドーなどのゲーム専用機で『ドラクエ』や『ファイナルファンタジー』やってた人が、次々と機種が変わる経済的な負担が多いとか、『ケータイ、スマホ、タブレット』てできる無料ソーシャルゲーム(課金という罠もありますが)に流れていったことと、何らかの関連があると思います。


 隙間時間で手軽に読める小説、ストーリー展開も早く、設定も願望充足である小説は、なんとなく『パズドラ』が流行ってる理由と同じではないかと思います。


 『ケータイ小説』のように改行を頻繁にして、ケータイで見やすくしたり、女の子の理想を満たす願望充足的内容も、その先駆けではなかったのか?と思います。


 課金すれば、無双になれるブラウザゲームとか、ソーシャルゲームを反映してるのが、『小説になろう』のテンプレ小説かと思います。



 そんな小説議論をツイッターでつぶやいたら、意外な反応があったというのが次回のお話になります。


 



異世界転生小説、人は何故、死後の世界の物語ばかり読みたがるのか?/心的外傷と回復、心理療法としての創作について

(小説家になろう規約により外部サイトリンク削除)


続 異世界転生小説、人は何故、死後の世界の物語ばかり読みたがるのか?/心的外傷と回復、心理療法としての創作について

(小説家になろう規約により外部サイトリンク削除)



ダイソーの「ギャバ」サプリメント、口コミ効果で全国的に品薄に

(小説家になろう規約により外部サイトリンク削除)



 こういう話を心理系エッセイにも書いたんですが、「現実逃避」「ストレス回避」がキーワードで、つまり、異世界転生小説とは現代人の癒しであり、ダイソーで売り切れてる快適睡眠剤のようなギャバ(そんな効果があるかは謎、リラックス効果はありそう)のようなものなんでしょうね。



2018/3/25 10:03

(小説家になろう規約により外部サイトリンク削除)

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