ベストセラー作家になるための後天的<文化資本>獲得法、田中角栄からスティーブ・ジョブスまで、ビジョン先行型天才のお話
成功したのは育ちが良かったから――有名ラノベ作家の文化資本を探る 作者:ラノベの王女様
http://ncode.syosetu.com/n1150cw/(リンク切れ)
とある王女の書評空間
http://ranobeprincess.hatenablog.com/
文化資本が高くないとベストセラーは出せないのか?
http://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/09/01/2572/
ベストセラー作家になるための<文化資本>論、少子化対策と教育無償化は世界の流れhttp://ncode.syosetu.com/n4163bx/151/
前回の<文化資本>のお話ですが、親の七光り、財産や人脈、環境などが成功の要因ではないか?というラノベの王女様のエッセイを受けまして、それはちょっと夢がない話だなということで、少しそうじゃない事例も検討してみたいと思いました。
田中角栄
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%A7%92%E6%A0%84
松下幸之助
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%B8%8B%E5%B9%B8%E4%B9%8B%E5%8A%A9
本田宗一郎
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E7%94%B0%E5%AE%97%E4%B8%80%E9%83%8E
スティーブ・ジョブス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96%E3%82%BA
中卒の田中角栄、松下幸之助、本田宗一郎、スティーブ・ジョブスなどの事例を見ると、『何かに憧れる』『感動する体験』が結構、ポイントなんではないかと思う。
後天的な文化資本としての師匠やロールモデル(手本、目指す人)の存在もかなり重要で、そこに向かっていく過程で文化資本の集積が進んでいくようにも思います。
松下幸之助は父親の米相場失敗で尋常小学校(6-10歳)四年次中退(9歳)です。
丁稚奉公(タバコの買い置きで商才を発揮している)に出された後に、大坂で路面電車を見て感動して、電気の仕事を志して、大阪電灯(後の関西電力)に入社しています。
本田宗一郎は高等小学校(10-14歳)卒業ですが、尋常小学校時代に、自動車や飛行機の曲芸飛行を見たのがきっかけのようです。
二輪車の研究のために、旧制 浜松高等工業学校(現在の静岡大学工学部)聴講生となっている。
田中角栄は公式には高等小学校(10-14歳)卒業ですが、中央工学校土木科という専門学校を卒業していて、実は頭は良くて高等小学校卒業時には総代を務めていて、母の難病、極貧で進学を諦めたようです。
建築現場で働いたけど1ヶ月で辞めて、建築事務所で働いたりしてるんですが、1934年(昭和9年)3月、「理化学研究所の大河内正敏が書生に採用する」という話が持ち込まれ、それを機に上京しています。
なんですが、この話は通ってなくて、やっぱり、建築事務所で働いているうちに事務所代表が兵役に取られたりで、建築業で独立したりしています。
エレベーターで偶然、理化学研究所の大河内正敏と会って、理研コンツェルンの仕事を引きうけるようになっていきます。
その後、兵役に行くのですが、そこでも部隊内の事務処理能力が買われて上官に一目置かれています。
戦後、田中土建工業を設立して、 理研コンツェルンの仕事も復活し、政治家に献金した縁で政治家になっていきます。
スティーブ・ジョブスも、この方こそ、導師を求めてインドに旅して失望したようです。
ヒューレットパッカード、アタリ社などで働いて、アップルを創業しますが、技術的には、スティーブ・ウォズニアックの存在が大きくて、ビジョン、経営者としてスティーブ・ジョブスは優れていたということなんでしょうね。
当初、スティーブ・ウォズニアックが開発したアップルコンピューター(パソコン)はヒューレットパッカード、アタリ社に、発売を打診していますが断られています。仕事以外で『個人がコンピューターを持つ意味が分からなかった』ようです。
パーソナルコンピューターという概念が社会に普及してない時代だったんですね。
その後、アップルを追い出されたスティーブ・ジョブスは、アップル社復帰後、iMac、iphoneなどを生み出して大成功します。
アップルから 離れていた時期に作った会社でも、今のアメリカの3DCGアニメスタジオの基礎まで作ってますが。
iphoneという『スマホ』を生み出してしまったわけですが、今の社会の産業地図を書き替える製品を生み出してしまう訳です。
確かに、元々、持っている文化資本は有利に働きますが、少子化、格差対策として高校、大学までの教育無償化などその整備も大事ですが、『何かに憧れる』『感動する体験』、好奇心なるものが、かなり重要ではないかと思われます。
どうも、僕から見ると、何かの拍子にビジョン見えて、それを実現するために、新しい何かを創ってしまう、ビジョン先行型天才みたいな人が出て来ることがあります。
田中角栄氏、スティーブ・ジョブス、信長などはおそらくそうなんでしょうけど、次回から田中角栄氏の人生を中心に深堀してみようと思います。
資格試験も終わって、ちょうど、宝島社の田中角栄氏特集の本を買ったので、そこからはじめたいと思います。
最終的に、ベストセラー作家になるための後天的<文化資本>獲得法を発見で来たらなあと思います。
どうも今回はシリーズ物になりそうです。
カクヨム、noteではじめる小説家、クリエーター生活 坂崎文明https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/524170515
ユーザー分析[リクエスト]+近況お知らせ 2018年 07月08日 (日) 17:20(「小説家になろう」の作家生存率分析)
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1090932/blogkey/2074033/
上エッセイ転載でカクヨム作品のレビューが続いてたんですが、カクヨム撤退率が高過ぎて(80%ぐらい?)、全くレビュー元の作品が読めないという事態に。
まあ、なろうでも4年経てば、作家生存率が12%ぐらいになるようなので、仕方ないのかなと思います。
作品消すことないとか思うけど、思い入れないのかな作品に。
たぶん、なろうに戻るとか、他の所に行ってる人もいるんでしょうけど追い切れない。
2018/8/3
https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/375169170/episode/1191013