表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
151/400

ベストセラー作家になるための<文化資本>論、少子化対策と教育無償化は世界の流れ

成功したのは育ちが良かったから――有名ラノベ作家の文化資本を探る 作者:ラノベの王女様

http://ncode.syosetu.com/n1150cw/


文化資本が高くないとベストセラーは出せないのか?

http://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/09/01/2572/ 


文化資本が貧困であるということ

http://changko-han.hateblo.jp/entry/2014/05/02/152324


文化資本の意味についてもやもや

http://d.hatena.ne.jp/ponchaaan/20120722/1342985797


高学歴と低学歴をわける「好奇心」は、個人の資質ではなく「文化資本」である

http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/26575


ミニマリストが文化資本を捨て去るとき / ミニマリズムと貧困・格差・階層化の罠

http://archipelago.mayuhama.com/entry/2015/08/24/232002




>投稿者: ラノベの王女様 投稿日:2015/12/03 13:54

▼一言

>次回は小説の創作論だとは思いますが、中東情勢も大変そうで、地方都市や少子化問題などもネタ(「日本経済とサラリーマンの人生サバイバル戦略」の方に書く)としてストックしてますが、なるべく、小説関係のお話の続きが書けたらなあと思います。


じゃあさ、文化資本について書かない?

--------------------------------------


 ラノベの王女様からこのようなオファーを頂きまして、<文化資本>に関するブログをいろいろと検索したら、ライトノベル作法研究所のラノベの王女様の記事にぶち当たるという何ともはやな展開です。



成功したのは育ちが良かったから――有名ラノベ作家の文化資本を探る 作者:ラノベの王女様

http://ncode.syosetu.com/n1150cw/



 それはともかく、津田彷徨先生(『やる気なし英雄譚』)が現役の医師だったり、蝉川夏哉先生(『邪神に転生したら配下の魔王軍がさっそく滅亡しそうなんだが、どうすればいいんだろうか』『異世界居酒屋「のぶ」』)が偏差値トップ2.3%の頭の良さで、超エリート高出身だったり、松岡修造や林修氏(いつやるの? 今でしょ?の方)が華麗なる一族の出身だったという衝撃の事実が展開される、このエッセイも面白いですね。



>文化資本とは?


文化資本(英語: cultural capital、フランス語: le capital culturel)とは、社会学における学術用語(概念)の一つであり、金銭によるもの以外の、学歴や文化的素養といった個人的資産を指す。フランスの社会学者ピエール・ブルデューによって提唱されて以来、現在に至るまで幅広い支持を受けている。社会階層間の流動性を高める上では、単なる経済支援よりも重視しなければならない場合もある。


(中略)


文化資本の形態


ブルデューは、文化資本の概念を次の3つの形態に整理している。


「客体化された形態の文化資本」(絵画、ピアノなどの楽器、本、骨董品、蔵書等、客体化した形で存在する文化的財)


「制度化された形態の文化資本」(学歴、各種「教育資格」、免状など、制度が保証した形態の文化資本)


「身体化された形態の文化資本」(ハビトゥス; 慣習行動を生み出す諸性向、言語の使い方、振る舞い方、センス、美的性向など)


他の資本との関係


文化資本は、他の2つの資本(経済資本・社会関係資本)とともに、ブルデュー社会学の重要な概念である。それぞれの資本は相互に転換することがある(資本転換)。文化資本において、3つの形態は随時別のものに転化することもある。


本に囲まれた家庭の子どもは自ずと本好きになる。

文化資本が豊富であればあるほど、学校教育と親和的で、学業達成率が高くなる。


文化資本より

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B3%87%E6%9C%AC


 

 簡単にいうと、本とか、ピアノとか、漫画とかの具体的な文化的作品や物、学歴や資格、親の背中を見るような家庭環境から来る無意識的な教育などの文化的もの。本が好きな親なら、子供も本好きになる。学歴も高くなる傾向がある。



 この人間の育ちや親からの無意識の教育、家庭環境が子供に与える影響は甚大だというのは確かなことです。


 僕の親の場合、どちらも高卒ですが、父親は数学とか将棋好きで、釣りが趣味で母親が早くに亡くなったのと時代背景もあって、大学とかに進学する頭自体はあったようですが、出来なかった。その後、服屋さんに務めたが母親と知り合って、高度成長期の自動車会社に転職して、それなりに恵まれた収入を得ました。


 母親は高校を出て専門学校に行って裁縫などをならって、服屋さんで父親と出会うのですが、結婚後はそれを生かして内職したり、得意の料理でお弁当屋で働いたり、知り合いに頼まれて、みかんの販売を自宅でしたりしてました。民生委員とか地域のまとめ役で定年後も活躍中です。


 そのせいか、僕はマスコミとかも受験しようとしかかって、学歴など自分に自信がなかったのかすぐにあきらめ(毎日新聞の九州地方の青田買いにひっかっかる→面接で日米貿易摩擦批判で落ちる。TBS一次試験合格→バックレ)、何故かお菓子のセールスになり(30代で転職して全く違う技術職?で資格試験に励むコことに)、長女は高校卒業後、水道屋事務職、喫茶店で働いたり、介護職、ヤクルトのセールスなどやってます。


 次女はジーンズメーカーのパタンナー(デザインを型紙に起こす)兼セールス→ウエディングプランナー(今でもアルバイト的な仕事はやってる)→介護士だけど、母親の裁縫技術(ミシンが家にある)の影響が大きいですね。

 


 僕が本好きなのは完全に父親の影響で、将棋や釣りの本ばかりでしたが、日曜日にお店に行って本を買ってくれたりしました。


 記憶力がいい家系らしく、あまり勉強ができなかった長女に高校受験で「全部覚えたらいいよ」などとアドバイスしたら、トップ合格して学年一番になったけど、みんなにいろいろ言われるので、わざと順位を落として、高卒で就職して早々と結婚してしまいました。


 長女は旦那さんがジュニア野球の監督(県で優勝はよくしてる)で、野球の監督業補佐にその頭脳とフットワークの軽さを生かしてます。スコア全部覚えたりしてるんでしょうね(笑)男二児の母で野球浸け一家ですね。休日はいつもどこかに遠征練習試合です。


 次女(12歳離れてる)は一番出来が良くて、30歳で結婚し、たぶん、頭も良いのだろうけど、美人、スタイル、礼儀よしで、デザイン、セールス、プランナーとか、もう万能型で、ちょっと、容姿も含め別の血筋ではないかと思うほど。

 玉の輿というか、何百年も続く名家の家系に嫁ぎましたね。

 次女も男の子が生まれてますね。

 

 僕が文章書いてるのも、たぶん、大学時代に書いたファンタジー剣豪小説を父が誉めてくれたのがあるんでしょうね。無口で滅多に褒められたことがなかったので。

 

 現在、偶然にもファンタジー剣豪小説書いてるわね。

 ロボットものだけど(笑)無意識は怖いよ。


 自動車会社でいつも将棋大会で優勝してた父親の頭の良さ、技術職的影響、母親の世話焼き癖、セールス力(記憶力は母親か?)の影響がもろに出てる三兄弟でした。


 高度成長時代の日本は比較的裕福で、みんな家を建てたり、車を持つのが普通のだった時代だったのもあるでしょうね。



 僕は<文化資本>の本質は、親の影響ではないかと思います。

 学歴とか、家庭環境、お金はあるなしもあるけど、親の性格とか、生活習慣など、もう少し無意識的なものがあるのではないかと思います。


 背中を見て育つことによって、無意識的に遺伝する何か。

 DNAはもちろんですが、DNAを開花させる精神面で親がどのように生きたか?の生き様が関係してるように思います。


 生活習慣とか、無意識的教育が大きいかと。


 僕のタイ人奥さんは几帳面で、部屋が綺麗すぎて、さすがに僕も部屋の掃除をかなりするようになったり、食事の時にこぼしたりしないように気を付けるようになってます。


 そんなの基本だろ!と思うけど、歯磨き、お風呂に入るとか、奥さんが僕の母親だったら、虫歯はなかったかもしれない。奥さん、虫歯が一本もない。たぶん、歯磨ききちんとやってるのと、お菓子食べなくて、フルーツ好きの生活が原因だと思う。

 


図書館は格差の固定や再生産に加担しているかもしれない問題http://lovelibrary.hatenablog.com/entry/2015/10/26/145722



 で、そういう<文化資本>のない家庭環境の人はどうすりゃいいの?ということですが、無料の図書館とかの利用は意外と<文化資本>の高い家庭の人が利用する傾向があるようです。



 なので、国家戦略として、少子化対策とリンクさせて<文化資本>の充実を目指すべきではとも思います。

 具体的には高校までの教育の無償化、さらに大学など高度教育の無償化でしょうか。

 格差是正は教育に投資するのが最もいいと思います。


 資格取るための無料職業訓練は非常に助かってるし、個人的利用してますが。



フランスは大学まで学費が無料って、本当ですか?

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-07/ftp20090107faq12_01_0.html


「ドイツが大学の授業料を無償化に」海外の反応(2014年)

http://blog.livedoor.jp/drazuli/archives/7564366.html


教育無償化は世界の流れ

http://twi.koip.net/twimg/661189226952716288


炎上、学級崩壊、日本の少子高齢化対策の鍵は「2:6:2組織の法則」、2016年、日本の戦略を考える

http://ncode.syosetu.com/n1979cm/13/


少子化対策の一環で、地方の幼児保育費が無償化傾向が出てる。岡山県などの例。

http://syosetu.com/userblogmanage/view/blogkey/1286572/ 



 実は日本の教育無償化の現状は酷いもので、


>・国費の教育費に占められる割合がOECDの中で最下位

・家庭が負担する教育費が世界でトップクラス

・“高校や大学の学費無料をめざす”という国際人権規約の条項を承認していないのは、157カ国のうち、日本、ルワンダ、マダガスカルの3カ国だけ

という、教育最貧国ニッポンですが、来春開始予定の高校教育無償化が実現されればほんの一歩だけでも「人並み」に近づけるというものです。


スウェーデンの教育を見てみよう~その1・高校教育無償化によせてより

http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-195.html



 国家戦略的には先進国の教育無料化の流れがあるので、アメリカも確か、高校までは授業料タダだったように思います。


 ちょっと調べて見たら、少子化対策の一環で、地方の幼児保育費が無償化傾向にあるようです。




ライトノベル作法研究所ブログ

http://www.raitonoveru.jp/cms2/


自分より優れたるものを自分の周りに置きし者ここに眠る。カーネギー

http://anond.hatelabo.jp/20071107005433




 で、ベストセラー書くための<文化資本>ってなんだろう?ということですが、それはベストセラーそのものでしょうね。


 池井戸潤氏の「下町ロケット」とかもそうだろうし、「キャプテン翼」をジダンが愛読してたり、日本にサッカー少年が生まれ、Jリーグが出来たのもその影響は大きいです。


 なろうの場合は、売れた小説がマネされてテンプレ化して、それがなろう的小説を生み出し続けています。

 「小説家になろう」そのものが、ラノベにおいては<文化資本>なのかもしれません。

 

 ライトノベル作法研究所の存在も、<文化資本>かもしれません。

 無料で情報公開してるしね。 


 日本にアニメや漫画が根付いたのも、膨大な漫画家やアニメーターが生まれていったからだろうし。



 確かに、親の<文化資本>も大きいと思いますが、それ言ったらおしまいというか、後天的な親、つまり、師匠メンターというか、ロールモデル(手本、目指すべき人)を持つことで、後天的に伸びる人もいると思います。


 

 『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』『やる気なし英雄譚』を読んで、憧れて、作家になった人もいたように思いますし、「小説家になろう」という環境そのものが、後のなろう的テンプレ小説を生み出したとも言えます。



 成功哲学なども、この師匠メンターというか、ロールモデル(手本、目指すべき人)を重視していてます。

  

アンソニー・ロビンズ「直伝」トレーナー池田貴将公式サイト 

http://ikedatakamasa.com/ 

 

 

 僕はこの方のメルマガを読んだりしてるのだけど、池田貴将さんは、アンソニー・ロビンズというアメリカのコーチに憧れて、早稲田大学在学中にアンソニー・ロビンズのトレーニングを受けに渡米した直後のセミナーを岡山で聴いたことがあります。


 友人が非凡塾という会でセミナーに読んでくれて、その後、この方、アンソニー・ロビンズのコーチングしつつも、やがて、池田貴将として独立していって、ベストセラー作家になっていきました。

http://ikedatakamasa.com/book



 池田貴将氏も早稲田大学出るぐらいの<文化資本>があるからだよ!とも言えますが、今のこの方の生き方はアンソニー・ロビンズという師匠メンターの<文化資本>の存在が大きいです。


 実は僕もこのアンソニー・ロビンズに影響を受けていて、心理的な『間違った思い込みを外す』ということを学びました。


 先天的に遺伝子とか、<文化資本>が充実していても、メンタル面でネガティブ思考や自分を制限してしまうことがあれば能力を発揮できません。


 妙にポジティブ思考に走るとロクなことがないですが、ネガティブ思考を取り除くというのは非常に効果があります。



 テンプレはちょっとねえと思うなら、他の作品の要素も入れていけばいいし、なろう的なものはダメだと思うなら、別分野の新人賞に応募していくとか、結論はいつも似たようなものになってしまうのですが、道はいろいろあるし、世の中のべストセラーって独自な個性的なものが多いですしね。



 結論。


 小説の師匠メンターというか、ロールモデル(手本、目指すべき人)を見つけて、小説を書き続けていこう!ということで。

 


 このエッセイもアルファポリス 第8回エッセイ・ブログ大賞(http://www.alphapolis.co.jp/contPrize/)の6位ぐらいまで上がって来ましたので、ちょっと更新して頑張りたいと思います。



 とはいえ、12/6(日)が資格試験の日ということで、受験勉強に戻ります。 


 次回はその後ぐらいの更新になると思います。




スニーカー文庫《タイトル斬り!!》コンテスト 応募受付期間: 2018年7月27日(金) 12:00 〜 2018年9月28日(金) 23:59

https://kakuyomu.jp/contests/sneaker_title/applied_works


アルファポリス 第11回ファンタジー小説大賞

https://www.alphapolis.co.jp/prize/requirements?tab=1


第1回「マグネット!」ホラー小説コンテスト

https://www.magnet-novels.com/events/horror_contest_2018



人狼戦記~少女格闘伝説外伝~ 作者:坂崎文明

https://ncode.syosetu.com/n3963bx/


常世封じ道術士 風守カオル 作者:坂崎文明

https://ncode.syosetu.com/n2805cb/


安倍晴明と安東総理のやり直し転生譚 作者:坂崎文明

https://ncode.syosetu.com/n3265cr/


魔導天使~グノーシスの黙示録~ 作者:坂崎文明

https://ncode.syosetu.com/n3976bx/



 9月といえば「アルファポリス 第11回ファンタジー小説大賞」ですが、それは9月の更新予定です。


 8月は「人狼戦記~少女格闘伝説外伝~」を完結させるということで。


 「常世封じ道術士 風守カオル」はもう三年ぐらい更新止まってるのですが、ホラーじゃないだろうとか思うのですが、やっぱり、ホラーぐらいしかジャンルは見当たらない。伝奇小説なのかな。


 「安倍晴明と安東総理のやり直し転生譚」については「関ケ原編」の終わりが見えてきたので、次の更新は早いかも知れず、猫の話も先日、「母と娘のブルース」観てたら、感動の名作が書けそうに思えてきたのでちょっと書くかも。

 「人狼戦記~少女格闘伝説外伝~」の完結を最優先で。



2018/8/2 7:17

https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/375169170/episode/1189041

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ