池井戸潤氏の「下町ロケット」が面白い、図書館電子化の未来と2016年のヒット予測
最近、直木賞受賞作の池井戸潤氏の「下町ロケット」のドラマみたりしてるのですが、原作は先に読んでました。
半沢直樹シリーズの「銀翼のイカロス」は古本屋で半額で買って、「下町ロケット2 ガウディ計画」は、二章までキンドル無料お試し版で読んだら読みたくなって、11/5発売で電子書籍で買いました。
「ロスジェネの逆襲」は図書館で借りたりして、「図書館の無料本レンタル店化」が出版不況の一因とも言われていますが、新刊は一年ぐらい貸出猶予期間を設けたらどうかという話もあります。
それと電子図書館という未来展望、国会図書館への納本制度の悪用(内容のない定価の高い本で不正利益を得ていた疑い)とか、TUTAYA図書館問題(レンタルショップ併設、TUTAYAの不良在庫の押し付けなど)など問題山済みですが、電子本と紙の本を上手くバランスさせて、未来的な図書館に進化して欲しいですね。
僕も地元図書館のセミナーに参加したんですが、インターネットの何十倍もの情報データが紙の本とか論文で存在していて、ipadなどの情報機器と組み合わせてそれらの資源を活用できる図書館づくりを模索してるそうです。
本が売れないのは図書館のせい? 出版社や作家が新刊の貸し出しに「待った」
https://togetter.com/li/892860
国会図書館への納本義務を悪用してボロ儲け?出版社が詐欺の疑いで炎上!
http://tanteiwatch.com/27373
TSUTAYA図書館問題
http://www.huffingtonpost.jp/news/tsutayatoshokan/
見えてきた!電子図書館と出版社のWin-Winな関係 米OverDrive社とタッグを組んだ 電子取次メディアドゥの挑戦
http://diamond.jp/articles/-/64681
アメリカなどでは図書館の電子化が進行しましたが、日本でも2010年、全国の図書館の個人貸出冊数が書籍販売部数を上回ったらしく、公共図書館も実は増えてるんですね。
これは日本のサラリーマンの収入が減少傾向のため、無料の図書館で本を借りる>古本屋で購入>紙の本、電子書籍で購入という優先順位になって実体があるわけです。
僕の行動パターンも全く同じですね(爆)
意外と図書館って、市場原理が働かないので、古いお宝本が埋もれたりしてるんですよ。
亡くなってしまった半村良さんや栗本薫さん、平井和正さんの本も徐々に市場から消えて行って、図書館か古本屋でしか読めなくなるのかなと思ったら、電子書籍もあったりして助かってます。
僕の地元でも図書館施設の老朽化問題が出てきて、建て替えせずに3年後ぐらいに、近くのショッピングモールに補助金出して移転し、民間業者に業務委託するそうです。
その流れで、自治体などがTSUTAYA図書館に業務委託となって問題も出てきているようです。
アメリカの成功事例としては、「図書館での電子書籍貸出サービスを利用した人の40%がその電子書籍を購入する」そうです。実は図書館を市場として捉えれば、凄いビジネスチャンスが埋もれてる訳ですね。
単純に考えると、今の出版市場と同じ規模の市場が図書館に存在してることになる。
日本で電子書籍化が進行しないのは、図書館自体にはノウハウがないのと、電子書籍貸出サービスの方が本を購入するより割高になるのと、著者の理解不足が原因のようです。
書店、出版社が図書館向け電子書籍貸出サービスへ望むこと
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/20150708_710775.html
日本のデータでも、「電子書籍貸本サービスの利用者の半数が購入したいと思い、32%が実際に購入」してるようです。
>一方、明るい話題としては、電子書籍市場が成長中であり、KADOKAWAの売上も右肩上がり。2013年は対前年比446%、2014年は158%、2015年は131%成長見込みだという。電子書籍を売り始めると紙書籍の売上が食われてしまうのではという危惧も以前はあったが、むしろサイマル配信(紙と電子を同時発売)した方が紙の本も売れるということが分かってきたそうだ。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/20150708_710775.html
「日経ドレンディ」の2016年のヒット予測などにも、インターネットと連動した家電、例えば冷蔵庫に液晶画面を埋め込んで、食品宅配サービスに連動したり、擬似試着画面でファッション通販に繋がったりなどもあったりします。
「IoT」(internet of things)家電、オム二家電(オム二チャンネル戦略)などとも呼ばれるものです。
>オムニチャネルとは、実店舗やオンラインストアをはじめとするあらゆる販売チャネルや流通チャネルを統合すること、および、そうした統合販売チャネルの構築によってどのような販売チャネルからも同じように商品を購入できる環境を実現することである。
http://www.sophia-it.com/content/%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%AB
こういう仕組みづくりが、図書館の未来とビジネスチャンスに繋がっていくように思いますね。
「日経ドレンディ」の2016年のヒット予測では、「新電力トリプルセット割」、電力自由化に伴って石油元売りやガス会社の新規参入でガソリン、スマホなどとトリプルセット割が実現だとか、プレイステーションVRの発売で、ついに、なろうのゲーム小説が実現化しそうです。
透明な太陽電池や燃料電池の小型化で無充電スマホができるとか、スマートウオッチの本命「G-SMART」の発売もあります。写真投稿SNSのインスタグラムで「インスタ経済圏」の出現なども予言されていますね。
ドラクエとか、ドラクエビルダーズ(VR空間でブロックを積んで家を作るヒットゲーム「マインクラフト」風ゲーム)の発売もありますね。
ただ、こういうことが起こってる背後には「スマホ」の存在があって、スマホゲームやキンドルなどでの読書体験が「図書館向け電子書籍貸出サービス」への要請を生み出して、それと紙の本をリンクすることで逆にシナジー効果が生み出せるということで、出版社も動いていくと思います。
やっぱり、dowangoと経営統合したKADOKAWAが最初に動いていくでしょう。
それに加えて、僕は趣味で書いてるなろうの書き手の小説なども電子書籍化して市場を創造してはどうかと思います。
まとめると、日本経済における非正規社員化が進行していって、サラリーマン全体の給与も下がっていって、家電製品など買わないで、ネットを利用してスマホで動画を見る、インターネットで無料ゲームをするというライフスタイルに変化してる。
それによって、ミクシイのモンスト、ガンホーのパズドラのヒットの裏でニンテンドーなどが苦戦したり、シャープの液晶テレビが国際競争で負けて、東芝がテレビ事業の売却したりという現象が起きてる訳です。
2010年に図書館の貸出数が本の販売部数を抜いたりという問題もあって、キンドルなど電子書籍すると、本の販売部数が下がるのでは?という話もある。
でも、実はアメリカの電子書籍貸し出しサービスでも借りた人の40%が本を購入するし、日本でも32%の人が購入するそうです。
この辺りは図書館と上手く提携したり、電子書籍とのシナジー効果で紙の本の売上も上がるし、図書館で無料で借りてる人が顧客に転じる可能性があることを示しています。
図書館、スマホ、電子書籍を敵視するではなく、上手く活用していった企業が生き残るということでしょうか。
アルファポリスのアプリをアンドロイドスマホで見たんですが、なろう同様、縦書きで、もうこれは電子書籍を読むのと同じなんで、誤字や段落のズレとかちゃんと修正しないといけないですね。
ブログなどにある「ルビ一発変換ボタン」があると、コンテンツの移植が楽なんですよね。
あとはコピー&ペーストでいけるから。ルビのタグは面倒で困ります。
無料で小説・漫画を読めるアルファポリスアプリ
https://www.alphapolis.co.jp/viewerapp
投稿インセンティブの仕組み
http://www.alphapolis.co.jp/incentive/help/
ただ、アプリが出来たことで、どこかでアルファポリス自体のアクセスが化けることもあるので、なろうと重複投稿するのもいいと思います。
なろうでアクセスの高い人気作家さんはアクセス凄いから、結構、投稿インセンティブで馬鹿にならない副収入を得ることもできそうなので、おススメですね。
こういう趣味と実益も兼ねた小説が将来の不労所得に繋がったらなと思ったりします。
金額が増えたら、確定申告などもしないといけないですが。
池井戸潤氏の「下町ロケット」の感想に戻りますが、「現実の小説化」という手法があるように思います。
僕も二次創作的な作品を書いてしまって盗作問題に発展するなら、小説のネタ的には「現実の小説化」の方がいいとは思います。
池井戸潤氏の小説「空飛ぶタイヤ」は三菱自動車などの不正事件をモデルにしてるように思うし、VWディーゼル不正問題も誰かが書くかもしれない。
ただ、これだと名誉棄損問題も出てくるので、あくまで架空の物語展開が必要ですね。
ヒントを得つつもオリジナルなストーリー展開が必要ですね。
今田耕司「下町ロケット」で心臓外科医「他力本願」また異色配役
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/11/08/kiji/K20151108011471810.html
「下町ロケット」はロケット編完結後、「下町ロケット2 ガウディ計画」に突入するようで、今後が楽しみです。
「半沢直樹」が主演交代で来年復活!? 半沢役には西島秀俊が内定!
http://www.asagei.com/excerpt/29034
2016年大河ドラマ「真田丸」出演者発表! - NHKオンライン
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2550/227672.html
「半沢直樹」も主役の堺さんが来年はNHKの「真田丸」やっちゃうので、二代目西島秀俊で「ロスジェネの逆襲」、好評なら「銀翼のイカロス」の映画化につなげるとかあるかも。
ということで、資格試験の勉強もしつつ、年末から自分の小説の方は地味に完結目指して、来年、池井戸潤氏を見習って新作書けたらなあと思います。
今日は何をしようかと思いますが、朝方、小説とエッセイの転載を終わらせてから、ちょっとパチンコにでも。
ギャンブルは基本、やらないんですが、某透析になって退職したけど、たまに飲み会やったりする後輩のパチンコ当り検証とか、児島競艇とかのレース検証とか、ちょっと遊んできます。
少ない資金でちょこちょこパチンコ&競艇で後輩が稼いでるようで、そんなことあるんかな?という検証ですね。
いつも飲み会後の珈琲館で奢ってもらうのですが、パチンコで稼いだとか多いんだよね。
上限1000~2000円ぐらいで遊んでるようですが、そんなんで当るの?と半信半疑なのですね。
スクラッチくじとかでも良く当る後輩なんだが、たぶん、この男自体の幸運だと思うんだけどね。
そんな戦略が成立するのか?ちょっと検証に行ってきます。
2018/7/28 8:32
https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/375169170/episode/1179718