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読者獲得のための工夫とか、アルファポリスの第1回歴史・時代小説大賞の総括と第8回ミステリー小説大賞

 アルファポリスの第1回歴史・時代小説大賞(http://www.alphapolis.co.jp/contPrize/)も今日で最終日です。


 たぶん、今日がエントリー締切のアルファポリスの第8回ミステリー小説大賞 2015年7月開催 (6月エントリー募集)にも、『複垢調査官 飛騨亜礼 ≪短編連作版≫』(http://ncode.syosetu.com/n4416co/ 一部で結構、好評だった)、『匿名捜査官タグ(http://ncode.syosetu.com/n3966bx/ エタり中)をエントリーをしてはいますが、今の安倍清明のお話を書き続けていくので、作品の宣伝がてら参加するだけ状態になります。


 『匿名捜査官タグ』の主人公のひとり神沢優は『安倍晴明と安東総理のやり直し転生譚』にでてくるし、『複垢調査官 飛騨亜礼 ≪短編連作版≫』は「小説家になろう」の複垢問題を小説にした作品で、(エッセイ書くならそれを小説にした方がいいと思って)僕の最初のヒット作ですね。


 長編が書けなくて、短編連作なら大丈夫かなということで、一応、完結してますが、続きも書ける状態です。この作品から『常世封じ道術士 風守カオル 第三章 安倍晴明の遺産 http://ncode.syosetu.com/n2805cb/』(絶賛エタり中ですが、『安倍清明~』を完結したらこちらに戻ります)に繋がって『安倍晴明と安東総理のやり直し転生譚』が生まれることになります。


 ジャンル違うけど基本設定は同じで、秘密結社<天鴉アマガラス>ものだし、実は登場人物も被ったり同じシリーズものだとも言えます。



 今回、安倍晴明と安東総理のやり直し転生譚(東日本崩壊~安東総理のやり直し転生譚~からタイトル変更 http://ncode.syosetu.com/n3265cr/) を書いてて、「タグ」をこんな感じにしています。


『東日本大震災 ドローン爆弾 メイドロイド やり直し転生 安倍晴明チート陰陽術 異世界 超デート理論 伝奇SF歴史小説 7Dプリンター オタク妄想最強伝説 織田信長 豊臣秀吉 明智光秀 本能寺の変の謎 時空間移動迷宮』



 『最強、転生、異世界、迷宮』は意識的に入れていたり、これはやっぱり入れた方が読んでくれる確率が上がりますね。ハーレムもいいけど、ハーレム要素はないしなあということで除外。


 後半は『織田信長、安倍晴明、本能寺の変』なども話が安土、桃山時代編になってから、歴史的な人気キーワードに入れ替えたりしています。ちょこちょこ内容に合わせて変えてます。


 ランキングに載らない段階では、タグによる検索は大きいので、『最強、転生、異世界、迷宮、ハーレム』などは入れておいてもいいと思います。


 そういうメジャータグは最初の窓口が広くなって、かなり読まれる確率が増えていくのではないかと思います。やっぱり強いタグですね。



 以下、某エッセイの感想から引用します。


>ただ、では「なろう」で受ける要素の「異世界チートハーレム」の物語を書いたとして、上位にいけるかというとそれ難しいのです。日間一桁までいくならば、それなりに面白くないと厳しいと思うのです。


また、絶対に埋もれないともいいきれないのです。

作品が多いので競争は激しいといえるのです。


「異世界チートハーレム」の中でも競争があり、その物語でも埋もれている物語があります。


例えば、「異世界」のタグ設定は32308件です。

100ポイント以下の作品が23192件です。

100ポイント以下の割合は約71.7%になります。


では、私が今連載中の「架空戦記 」はどうか?

100ポイント以下は81.2%です。

確かに「異世界」は下位に沈む可能性が若干少ないです。

その差は1:1.13くらいです。


100ポイント以下にならないということだけ狙うのであれば、あまりジャンルは関係ないと思うのです。


ただ、上位。日間一桁狙うという姿勢ならば、ジャンルが大きく影響してくると思うのです。

イー・カー・ポーン氏(いかぽんさんの以前のHN)の分析、その通りだと思います。


公募などで明らかに選考突破率が違ってくるのは1万ポイントのラインのようです。


「架空戦記」の1万ポイント以上作品は16件。0.87%です。

「異世界」の1万ポイント以上作品は810件。2.51%です。


1万ポイント行く割合は2.88倍。100ポイント以下作品の割合どころではない差があるのです。


それでも、上位2.5%です。偏差値にすると70以上。私自身は、多くの支持を受けている作品にはなんらかの理由があると思うのです。私自身が面白くないと思っても、それは主観にすぎないのです。


私自身は、「なろう」で受ける要素にスマホで読みやすいかどうかがあると思うのです。

自作が沈んでいたときはPC読者が多く、伸びてくると一気にスマホが増えます。


8月16日に149,055PVが私の最高記録です。

内訳は以下の通り。

PC:46,898

携帯:19,688

スマホ:82,469


日のPVが5000を超えるあたりからスマホが増えてくるようです。


スマホで読みやすい物語、スマホで読みやすい文体。

それは、瞬間記憶に負担をかけない。情報量を絞った文体なのかなと考えているところなのです。


『異世界でチートでハーレムな作品は嫌いだけど、良質の小説が読みたい人へ』の感想より

http://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/654017/



 このエッセイの中からも重要な部分を引用します。


>10万人の読者に読んでもらえば6万ポイントの評価を受ける作品も、100人の読者にしか読まれなければ60ポイントの評価しか付かない。

 これが、小説家になろうの基本的な評価システムである。

(中略)

 つまり、多くの作品はそもそも、ほとんどの読者に読まれない。

 読まれないから、多くの評価ポイントも付かない。

 多くの評価ポイントが付かないから、ランキングに載らない。

 ランキングに載らないから読まれない。

 小説家になろうには、そういった底辺循環のようなシステムができあがっている。

(中略)

「でもそれなら、異世界でチートでハーレムな作品も、条件は一緒なんじゃないの?」と考えるかもしれない。

 これは鋭い指摘だ。

 だけれども、そこにも仕組みがある。


 小説家になろう関連サイトに、「小説家になろう~適当な裏情報~」という情報サイトがある。

 そこに「検索されたキーワードベスト30」という項目があるのだが、そこを見ると「チート」「異世界」「ハーレム」「主人公最強」「転生」というキーワードの検索数が圧倒的に多いことが分かる。


 つまり、これらの作品を意図的に(ランキング以外から)探している読者層がかなりの数いて、ゆえにそれらの作品は、より多く読まれ、より多くの総合評価ポイントを獲得しやすいのである。



 ちなみに、特にそういった人気キーワードに該当しない連載作品を、1話投稿した際に得られる読者数は、良くて20人程度、悪ければ10人以下である。

 僕が知っている、感想欄で多数の読者から高評価を受けている、とある作品は、1回の更新につき2~4人程度しか新規読者が付いていなかった。


 月間ランキングの1位~3位に載るような作品(日刊ランキングに載った作品の中でも、特に評価された、選りすぐりの作品が月間ランキング上位に残る)でも、ブックマーク数は5人の読者につき1件程度、評価点を付ける読者となると50人に1人ぐらいなので、1桁の読者数ではどうにもならないのは、分かってもらえると思う。


 (ちなみに読者数とブックマークの付き方に関して、何を根拠にそんなことを言っているんだと思われる方は、拙作エッセイ『連載作品は5人の読者につき1件のブックマークがあれば最高クラスの評価』をご覧頂きたい)



『異世界でチートでハーレムな作品は嫌いだけど、良質の小説が読みたい人へ』より

http://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/654017/


連載作品のユニークアクセス数÷ブックマーク件数が60~100前後ならトップクラス評価 作者:いかぽん

http://ncode.syosetu.com/n9186cg/


連載作品は5人の読者につき1件のブックマークがあれば最高クラスの評価 作者:いかぽん

http://ncode.syosetu.com/n4789ch/


>検索数の多いタグ

異世界(9245) ハーレム(8590) チート(8546) 主人公最強(8123) 転生(7213) r15(4872) 真・恋姫†無双(4769) 魔法(4259) 悪役令嬢(4247) ファンタジー(4237) 恋愛(3928) 性転換(3661) 乙女ゲーム(3296) ヤンデレ(3053) n(2594) 異世界自衛隊(2459) 学園(2374) 自衛隊(2306) 異世界転生(2232) [r15](2213) 最強(2193) 残酷な描写あり(2079) 高校生(2073) 女主人公(2037) r(2008) 異世界召喚(1688) ←ではない(1624) い(1605) 勘違い(1486) vrmmo(1460) r-15(1460) 異世界トリップ(1412) 勇者(1392) 15(1386) 戦国時代(1348) スキル(1316) ///あり(1298) r15は(1263) Ⅴr(1260) 東方ハーレム(1259) 女体化(1251) ⑨あり(1249) ……恋愛?(1242) r15?(1239) 〈r-15〉(1183) r-15!?(1180) r@(1173) TS(1150) て(1147) r-15?(1142)


小説家になろう~適当な裏情報~より

http://narou.dip.jp/index_ura.php



 

 あとなろう分析系のエッセイとして、こういうものもありますが、重要な部分を引用すると、


>①「小説家になろう」の主流ではない作品を一貫して書き続けている書き手。

 ②当初は①だったが、ブックマークや人気等を目当てにして主流の方角へ傾きつつある書き手。


 地域間格差の話しに照らして考えてみると、問題となってくるのは①ではなく、②の態度を持っている書き手の方です。意識的であるにせよ、そうでないにせよ、このタイプの書き手は不利益を蒙ることになります。


 それは、知らず知らずの内にパレート分布の強化に加担してしまっていることです。格差の上位に立とうとするあまり、格差を広げてしまうことになるからです。


「格差が広がろうが、そんなことは私の知ったことではない。自分の作品のブックマークが多くなればそれでいいのだから」


 とお考えの方は、もう一度このテキストを注意深くご覧ください。パレート分布は、全体の比と部分の比が一致するという特徴を持っています。つまり、「小説家になろう」で主流を占めているだろう「異世界」、「チート」、「ハーレム」のジャンルにおいても、この格差の分布は横たわっていることになるのです(実際に上記のタグをつけていても、ブックマークが伸びなかった方もおられると思います)。


 なるほど「異世界」等のタグもパレート分布に従うでしょうから、集客力の高いタグを作品に多く貼り付ければ、作品の人気が出るかもしれません。しかし、突出したブックマークを稼ぐために、安易に主流に乗っかろうとするのは危険な行為であると私は考えます。


「小説家になろう」における、ブックマークや評価についての考察 作者:桐葉山より

http://ncode.syosetu.com/n8357cm/




 書籍化作家を目指すなら、なろうの主流作品のモノマネだけではよりなろう的な作品やジャンルに吸収されてしまいます。


 だから、実は全くなろう的ではない、完全オリジナル作品の方が突出したブックマーク、評価を得やすい、実はその人自身の作品へのこだわり、その人自身のマイナーでオリジナルな好み、体験、感性などその人の作家性が最終的には武器となるのです。


 自分の作品が次のなろうの流行になるんだ!ぐらいの気概というか、大志で書いていくのがいいですね。

 僕もなろうに最適化などできないですし、ただ、なろう的なものは面白いなあと思うし、異世界、転生という設定そのものは使い勝手がいいというか、伝奇SF歴史小説家としては普通のことなので、たぶん、そういう物語を書き続けていくと思います。


 やっぱり、このジャンルの先駆け、古典である「産霊山秘録」(ヒ一族が本能寺の変など歴史に介入していくお話、『安倍清明~』はこれがベースかな?話が全く違うけどw)、「戦国自衛隊」(自衛隊が戦国時代にタイムスリップ)の生みの親の半村良は面白いですね。

 この作品が「ゲート」(自衛隊が異世界で大暴れ)とか、なろうの歴史ジャンルの作品を生み出したとも言えます。



 

 『東日本崩壊~安東総理のやり直し転生譚~』→『安倍晴明と安東総理のやり直し転生譚』へのタイトル変更ですが、最初の『東日本崩壊』の時は内容の予想として、東日本大震災とか福島原発とかのお話ですよね?というコメントもあったり、この作品は歴史ものじゃない、カテゴリーエラー?という感想もあったりして、言霊的に『東日本崩壊』を前面にだすのは不吉かなとか、日本人の半分を敵に回すのを回避できる(笑)ということもあって、『安倍晴明と安東総理のやり直し転生譚』にしたら、内容的にも合致してて、一気に歴史小説っぽくなってきていいなあと思ってます。


 本当はあらすじもちょっと変えた方がいいのですが、ランキングに載らない場合、タグ検索→あらすじ→作品という読者の流れは重要なので、入口のタグにメジャータグ入れるのは必須かなと思います。


 『安倍晴明と安東総理のやり直し転生譚』(総合評価 233pt 評価者数:19人 ブックマーク登録:40件)歴史ジャンルランキングにはちょくちょく載っていて、一気に42ptぐらい入ることがあって、日間ランキングに入るのが60ptオーバーなので、惜しいなあということが何回かありました。


 でも、まだ、時期尚早かなと思って、総合評価 100pt越えが底辺作家脱出基準らしいので、100ポイント以下の割合は約70~80%ぐらいなので、上位20%ぐらいに入ったということになります。



 『複垢調査官 飛騨亜礼 ≪短編連作版≫』(総合評価 76pt 評価者数:6人 ブックマーク登録:13件)が、今までは僕の小説の中では最高評価でした。


 底辺の作家志望者(ワナビ―)が小説仲間と共にジタバタしながら小説家になっていく過程を描く(予定)「小説家になるための戦略ノート」(総合評価 1,329pt 評価者数:42人 ブックマーク登録:470件)は何故か、最初から順調な成長をしていますが、僕にとっては全く予期せぬ小さな成功ですね。どうしてこうなったかは全く理由が分かりません。


 凡人がブックマーク470件も背負うと、何か役立つ情報を更新していこうと思うので、あと、ツイッターの更新情報ツイートトップ固定とか、なろうの小説家の作品リツイートとか、やるようになって、これも「ラスト・シャーマン」長緒 鬼無里さんのリツイート1.6万とか見て、ああ、これは凄いなあと思ったのもありますね。


Twitterで、ツイートをトップに固定(ピンツイート)する方法

http://syncer.jp/twitter-how-to-fix-the-tweet-to-the-top



 

 不正してランキング載るという考え方もありますが、きっかけは作れても、日間ランキングに載ってからその後の伸びがあるかどうかわからなので、結局、自力では限界があって他力に任せるしかないですね。


 3000ブックマークぐらいついてから伸び悩むことは多いようです。

 これを打開する方法は自分の中のマイナー、オリジナル要素を作品に込めていくことが重要です。


 セールスやってた頃を思い出すけど、『不正してランキング載る』というのは、保険のセールスで身内に保険を入ってもらうことに似ていて、その後が伸び悩むことが多くて、それで作家になる人もいるけど、結局、その作品が他の人にも支持されないと不可能なことなんですよね。


 これはせールス時代に、スーパーチェーンで、自分と友好関係のある売上の多い店舗の担当者から注文を取って行って、他の店舗に行った時に「~店でも注文もらったよ」と言うと受注率が上がるとか、オーバーハードコミュニケ―ション(口コミ効果)=ステマ的な手法でもあります。


 人間というのは人気があってメジャーなもの、第三者の評価に弱いので、それを利用した方法ですが、別に不正やステマに頼らなくても、普通に広げていったらいいと思います。


 ただ、その時、注意しないといけないのはお世辞ではなく、本当のことを言うということで、嘘をつかずに自分の本当にいいものはいいと言うことですね。自分の好みで構わないので、正直というのが重要になります。 


 多少の社交辞令も構わないし、孔子の礼というのもその辺りが本質なんだけど、呪術的な意味もあって、孔子の母親が巫女さんで、弟子の顔回(淵)はサイキックソルジャー説?の『陋巷にあり』酒見賢一著(ネタ元は呪術的漢字解釈をした白川静さんの『孔子伝』)という作品が僕のイメージです(笑)


異端の漢字学者『白川静』、酒見賢一『陋巷に在り』との関係

http://sakazaki-dc.hatenablog.com/entry/2013/09/14/112747


万葉集と詩経の謎について/知の巨人、白川静

http://sakazaki-dc.hatenablog.com/entry/2013/11/19/004956



 最初のとっかっかりは異世界でもハーレムでも構わないのだが、作者の魂に触れるような要素を作品に込めないと、たぶん、人は感動しないので伸び悩むのです。


 ただ、人間は戦略として『性格という鎧』を身にまとって生きているのですが、それがあまりにも効果的なもので、それで最後まで行けると勘違いしてしまいます。


 でも、最後は本質、本音、素の自分で勝負しないといけない場面が出てきます。

 天元突破グレンラガンの最終話みたいになってくる。


 栗本薫の『グインサーガ』で、アリド・ナリスという王子が陰謀を企んでばかりいるんですが、彼を守ってくれる周囲の人はナリスのことを赤ん坊のようなものだと思って助けてくれてただけだったという真相が明かされます。


 やっぱり、最後はそこなんだろうなと。


 作家の中島梓(栗本薫)も最終的にはそういう最後を迎えるんですが、ネットで有名な追悼文を読むと、そのまんまなのがわかります。


追悼・栗本薫の馬鹿が死んだ

http://wagamamakorin.client.jp/tsuitou-kaoru.html



 名追悼文です。本人の自己イメージとはうらはらに、本当の評価ポイントは全く違っていたということです。



>その小説の上手さですら、本人が誇っていたような先天性の才能ではなかった。

果てしない読書量の果てに生まれた狂おしいほどの現実逃避力。

現実への背反と、都合の良い妄想に彩られた、どこかで見たような世界たちによるパッチワーク・ワールド。

一人の無様な少女の築き上げた、砂上の、しかし堅牢なる城砦。

それが栗本薫の世界だった。それが栗本薫の小説だった。

本物なんて、なにもなかった。


多くの体裁を取った。多彩なジャンルを書いた。

ファンタジーを書いた。ミステリーも書いた。SFも書いた。恋愛小説も書いた。ホラーも書いた。時代小説も書いた。単なるホモポルノも書いた。なんでも書いた。なんだって書けた。でも本当は、たった一つのことしか書けてなかった。どんな物語も、一皮剥いてしまえばたった一つの事をしか主張していなかった。



 私はここにいる



だれにも望まれぬ無力な少女の無力な叫びしか、なかった。


ああ、だからこそだ。

だからこそ、栗本薫こそがおれの……いや敢えて勝手に云わせてもらう。

だからこそ栗本薫は私たちの師であり、代表者であり、救世主だったのだ。

私たちは、無様でなにも持たぬものだったからこそ、栗本薫を必要としていた。

上手いとか、下手だとかではない。

新しいとか、古いとかでもない。

面白かったとか、つまらなかったとかですらない。

必要だった。

私たちには栗本薫が必要だったのだ。

本当に、あの頃の私たちには、栗本薫が必要だったのだ。


2009年5月26日 栗本薫、永眠 享年56歳より

http://unagisan.web.fc2.com/kurimoto/sayonara.html


◇ 栗本薫感想文 エントランス◇

http://unagisan.web.fc2.com/kurimoto/top.html


新版・小説道場2(中島梓)  ∈(゜◎゜)∋うなぎ∈(゜◎゜)∋ 

http://unagisan.web.fc2.com/kurimoto/93.html#sinndou2




 それで今、イスパニア(スペイン)について調べているのですが、この国、南米のインカとかを滅ぼしていて、南米中心にフィリピンなどにも植民地が広がっていって、巨万の富(インカの黄金)を得て、それに味をしめて、日本が黄金の国だということで、日本にもやってきます。


~比べてみよう16世紀前半と後半の世界地図~ スペイン・ポルトガルによる植民地化

http://www.osaka-c.ed.jp/ed/H17/visual/history/tyusei/koukai/after1.html


 ポルトガル、オランダ、イギリス、フランスなどもこれに追従すのですが、信長の時代、スペインはポルトガルを併合して大帝国になりますが、イギリスに無敵艦隊撃破されたり、女王が一獲千金狙いでお金をばら撒いて資金が枯渇したりで衰退し、その後はイギリスなどが台頭していきます。



19世紀半ばの世界

http://www.osaka-c.ed.jp/ed/H17/visual/history/kindai/19c-map.html



 その背後にはアシュケナージ・ユダヤ人がいて、東欧→オーストリア→オランダ→フランス→イギリス→アメリカと移動してきてアメリカが建国されます。


 その後、この列強の植民地主義に遅れたドイツ、イタリア、日本が第一次、二次世界大戦をフランス、イギリス、アメリカ、ロシアなどと戦うことになります。


 1543年の鉄砲伝来は偶然だとしても、ポルトガルなどの宣教師とか、イエズス会(布教するとバチカンからマージンが入る契約)を単なる宗教家だと思ったら大間違いで、海賊でCIAでISISな人が宗教説いてると思った方がいい。狩猟民族だからw 完全に洗脳ですね、細川ガラシャとか。


 新興宗教の怪しさを思い出そう。ワタミも実は会社の母体は新興宗教的な物だったので、ブラック体質というより社会奉仕と思えば納得がいく。


>最愛の母親を慢性肝炎で失い、時期を同じくして父親が経営の悪化から会社を清算する。自宅もそれまでのマンションを出て、住宅供給公社の家賃1万円のアパートへの引っ越しを余儀なくされる。


母親が亡くなるまで、母親の布団に潜り込んで寝ていたという渡邉氏。そんな彼の心の空洞を埋めたのは、宗教だった。


初当選の渡邉美樹氏「布教活動に歩いた」中学時代より

http://news.livedoor.com/article/detail/7902063/



 キリスト教の布教を認める代わりに、鉄砲や弾薬、先端技術を輸入とかが、信長、秀吉、家康の戦略だったが、江戸時代の大久保長安事件(まさに黄金奉行!)や伊達正宗の慶長遣欧使節問題とか、キリスト教の禁止とかは信長、秀吉、家康がそのあたり見抜いたファインプレイなんだよね。


 信長が本能寺の変の直前にイスパニアの代表でもあるイエスズ会と手を切ってしまっていて、その原因は明への出兵を信長が断ったことだという。1580年にイスパニアはポルトガルを併合し、無敵艦隊で明などへの侵略を計画してようだ。


 本能寺の変は1582年で日本の軍事力は突出して高く軍事大国だった。それは後に秀吉の朝鮮半島出兵によりかなり証明されることになる。

 つまり、秀吉の朝鮮半島出兵も背後に外国勢力がいたからかもしれないのだ。



 明智光秀を信長が足蹴にしたという記事はルイス・フロイスの「日本史」に書かれてるけど、信憑性は大丈夫なのかなとか? かなり疑われています。ただ、この日本史は埋もれて出版されない可能性もあったので、まあ、そこまではないかな?誰かが嘘をついているとしたらルイス・フロイスとかが結構、怪しい。嘘を書く理由は自分が犯人のひとりだからということになる。逆に嘘つかなかったらばれなかったかもしれないのに。


 結局、アメリカが中東などで政権転覆する手法と同じです。


 それで坂本竜馬がイギリス人のグラバー(武器商人兼MI6工作員のようなもの)から、徳川家転覆の鉄砲の資金を調達して起こったのが薩長同盟、明治維新(薩長はイギリスと組んでる)で、維新の志士っつたって、ただのテロリストだったりしてというのが本質かもしれないのです。


 結論としては日本でクーデター起こるのは外国勢力がらみかもしれないよということで。

 大化の改新とかも怪しいよね。仏教伝来でしょう。


 ということで、明治維新に萌えてたファンを全部敵に回す黒歴史ですが、結構、当たってるかもねと思うのです。


 ということで、非常に長いエッセイですが、次回に続く。

 小説書く時間が無くなった(泣)



社会福祉法人 倉敷市社会福祉協議会

https://www.facebook.com/kurashikisyakyo.or.jp/



 倉敷市、総社市などのボランティアが2000人超えたというニュースをみたと思ったら、一日のみで2000人超えてました。


 僕は朝方、少しぶどうの棚を作っただけでバテたので、夕方、続きをやろうと思います。


2018/7/15 14:44

https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/375169170/episode/1158341

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