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§02 作者は神!(ファンタジーに学ぶ)


一寸神憑っていようなところがありますが、怪しい宗教の勧誘や高額商品の営業とは全く無関係な内容ですので、その点だけは安心して読み進め頂ければと存じます。





作者は神!


 ~ファンタジーに学ぶネット小説における作者と読者の関係~



物語を創り出す作者は、その世界の創世神です。


はっきり断言します。作者は神なのです。

作者が神であるならば読者は民。



何を馬鹿なことを……と思われるかもしれませんが間違い無いことなのです。

これはもう絶対の真理なのです。


民(読者)の無い世界(作品)は存在し得ても、神(作者)無くして世界(作品)は無く、世界が無ければ当然に民(読者)も存在し得ないのであります。ですので作者は創世神、作品は世界、そして読者はその世界に生きる民と言うことになります。



さて、神の力は神を慕う民の数とその信仰の深さに比例すると言うのは、ファンタジーのお約束です。

私は作者と読者の関係も全く同じ関係だと思うのです。


物語の続きが気になる、更新が待ち遠しい、読者であれば当然のことですね。

これをファンタジー風に表現すれば、「民は神の恵みを求めている」と言う訳であります。


勿論神さまも色々でしょう。何処かの偉い人が言ってましたが「人生色々、会社も色々」と言う奴ですね。

熱心な民が多くいても岩戸隠れ(休筆・断筆)してしまう神さまも、また民の動向に揺らぐことなく慈愛を注が(更新を続けら)れる神さまもいらっしゃいます。


ですが、概して申し上げられることは、心から崇拝する民を可愛いとお考え下さることこそあれ、煩わしいとお考えになることは先ず無いだろうということです。ファンタージーのお約束なのですから……


そして可愛い民の存在が神さまの慈愛(更新)を邪魔することは少ないでしょう。


勿論、その信仰のあり方が正し限りにおいてですが(贔屓の引き倒しと言う言葉もあります)……

もしかしたら、民として何が正しいのか難しいと思う人もいるかも知れません。

然しながら、そもそもご神意に副い奉るべく努力するのは民の務めです。


だから、民たる者は神さまの御心に心を砕くことを常としなければなりません。



和やかな雰囲気が好きな神さま、ご注進が好きな神さま、争い事が好きな神さま、辛口批評が好きな神さま、民の干渉を厭う神さま、将に八百万の神々です。

無闇に媚び諂うことを好まれる神さまは稀でしょうが、さりとてご神意を真っ向から無視して独り善がりに暴走する民を好まれる神さまもまた少ないことでしょう。


自分の住む世界を創り出してくれた神さまへ感謝の真心を届けるには上辺だけでは、手抜きをしてはいないのです。

やはり相応の、ご神意を紐解く不断の努力が必要なのです。


……と、クドクドと書いてしまいましたが、結論を申し上げますれば、

「作品や活動報告、感想への回答等へアンテナを高く掲げ作者さまの嗜好に思い及ばせ、その意に副う形で感謝の表現を考えましょう」と言うことです。


作者さまの創作意欲を削ぐような言動は厳に慎まなければなりません(読者であるならば)。

岩戸隠れで困るのは天照大神ではなく周囲であったことを、我が国最古のファンタジーが教示しているではありませんか。努々忘れてはいけないのです。


さあ読者たちよ!岩戸隠れに臆病であれ!!!

(当世風に表現すれば「空気読め!!!」と言うことです)



繰り返します、「民(読者)等よ、神(作者)を敬え!!」と、




と言うことで結論は前回と全く同じなのでございます。



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