7日目 猫の落ちた理由
「チェシャ猫」
食事を食べ終えたらしい白うさぎくんが声を掛けた。
「ん?」
「どうやってここに?」
「ん〜?穴から落ちた」
パクッとパンを食べつつ答える。
「公爵の家にも穴があるんですか?!」
少し驚いたように言う
「んや?」
目玉焼きを口に放り込んで言う
「公爵夫人から君へ。ラブレターをね、届けに行ったんだよ〜」
「「ラブレター?」」
三月ちゃんと重なった。三月ちゃんは
「あぁ、恋文か」と納得したように再び食事に戻る。パン半分程と、あとはハムが残ってるくらい。白うさぎ君はというと、少し真剣な顔をしている。三月ちゃんが納得したからだろう。私には気付かず答えてくれそうにない…
「そんでもって君の部屋に潜入してみたら…うわーお」
「落ちたというわけですか…」
「そゆこと♪」
「「ごちそうさま」」
三月ちゃんとチェシャ猫の声の声が重なる。食べ終わったようだ。私?私はとっくの昔に…
「白うさぎ」
「はい?」
「自分の経緯は聞かなくていいのか?」
「なにを言ってるんですか?」
「?」
二人がキョトンとした顔で見つめあう。
「三月を呼んだのは僕じゃないですか」
笑って言った。
「あ…」
対象的に三月ちゃんはやってしまった…みたいな顔。ふふっと私は笑ってしまった。
「ねぇアリス。キッチンはあそこでいいの?」
「ひぎゃぁ!!」
びびびびっくりしたぁ…!!!!!だって…二人見て密かに笑ってたし、なんかイケないとこ見られたみたいで…
ふとチェシャ猫を見るとキッチンを指差しながら『は?』って顔でガン見している。
「何語デスカ?」
「う"っ」
チェシャ猫に鼻で笑っていわれた。
「……アリス語デス…」
苦し紛れに答えた
「なんだそれ。まぁ、そんなことどうでもいいんだけどね」
「へ?…ひど!!っくない…な…てかなんで私の名前知ってるんデスカ」
「じゃあ俺片付けるから〜積もる話もあるだろうし、ごゆっくり〜」
「スルーか!!!!!放置プレイという名のスルーか!!!!!」
口笛吹きながら奴はキッチンへと入っていった。
私はため息をついて三月ちゃんと白うさぎくんに向き直った
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