16日目 こうして夜は更けてゆく
「うまっ!!」
帽子屋が作ったハンバーグを食べて信じられないという顔をしているアリス
今なにをしているかって?思った通り晩ご飯食べてます☆
「帽子屋の手料理久し振りに食べました〜相変わらず美味しいですね!!」
ニコニコ、はむはむ食べてる白うさぎくん。あれ?うさぎってベジタリアンじゃ…って人っぽいし関係ないのか…
「ほんと美味しいよね〜…」
真剣にハンバーグを見ながらチェシャ猫が言う
三月ちゃんはただ黙々と食べてて、眠りネズミくんは小さいサイズのものを作ってもらい三月ちゃんの横で必死に頬張っている
そんなに頬張らなくても誰も取らないって…
思わず笑ってしまう
◇
「ふ〜…美味しかった!!」
「そう言ってくれると光栄だね!!作り甲斐があるというものだ!!」
なんか帽子屋がランランしている
「じゃあ俺片付けてくるね〜」
「あ!!私も!!」
まとめてあるお皿を持ってスタスタと歩いていくチェシャ猫を追う
「ん〜?別にいいのに〜」
「いや!!私の道理がゆるさないから!!」
「そうなの?」
「うん!!」
「ふ〜ん?じゃあ洗い終わったお皿拭いて片付ける係りね」
「…う…ん?」
普通逆じゃないか?と思ったが頷いておいた
―――
お皿を拭いているとチェシャ猫に声を掛けられた
「アリス…」
「…え?」
「なんで拭くだけなのにそんなにビショビショになるの?」
「え?普通なんない?」
「なんないなんない」
食器を洗いながら横目でアリスを見るとなぜかビショビショだった
「え〜…?」
「どうやって拭いてるの…」
「ふ…ふつうに…」
「ん〜…」
眉間にシワをよせるチェシャ猫
「アリス!!」
「ひぎゃっ?!」
拭き方について悩んでいるといつ入ってきたのか、突然帽子屋に声を掛けられた
「なんだね?その叫び声は!!まるで猫みたいだね!!おっと失礼!!」
チェシャ猫は無視で洗い物を続けている
「…と、こんなことを言いにきたわけではないのだよ!!」
「はい?」
「お風呂を借りてもいいだろうか?」
「あ、いいですよ〜好きに使って〜」
「本当かい!!とりあえず沸かし方がわからないからついてきたまえ!!」
そう言いアリスを引きずってゆく帽子屋
一日に何回やれば気が済むんだろうか
―――
その場には三月ちゃんと白うさぎくんもいた
「えっと、このスイッチを押して、この上下キーで温度調節すればOKです!!」
「なるほど!!ありがとうアリス。もう行ってくれて構わないよ!!」
「…はぁい」
キッチンへと戻るアリス
「ただいま〜?」
「ん?おかえり〜」
見るとチェシャ猫がお皿を拭いてしまい終わったところだ
「終わっちゃったの?」
「うん。見てみ〜全然濡れてないでしょ」
胸を反らせたポーズで両手を広げてみせる
「ん〜…なんで?」
「考えてみたけどたぶんアレじゃない?拭くときに皿に溜まってた水がぼたぼたぼたっと」
「え?みんななんないの?」
「なんないなんない。まぁ無事解決だね〜必要なのは注意力かな」
「む〜…」
片付けも一通り終わったのでリビングに戻る
ソファに座りながらテレビをみている三月ちゃんがいた
「ん?アリスか」
「何見てるの〜?」
「さぁ…わからんな」
「ふ…ふむ?」
ふたりでテレビに釘付けになっていると、ソファにドスッとゆう音が響いたチェシャ猫だ
「あれ?白うさぎと眠りネズミは?」
そういえば見当たらない
「あぁ、あいつらなら帽子屋と風呂に入っているぞ」
「え"!!」
「ふ〜ん?男同士で入ってなにが楽しいんだか…俺なら女の子と入るのに〜」
「はぁ?!」
思いっきり眉をよせるアリスと呆れて黙る三月
「ん?なんならアリス、俺と入る?」
「は?ヤダ!!ひとりで入れ!!」
「そんなに拒絶しなくても…隅々まで洗ってあげる♪」
「なっ…変態!!」
置いてあるソファを投げ付ける。あははと笑い避けるチェシャ猫
「アリス…相手にするな」
「ん…うん?」
三月の横にアリスが座る
「ひどいなぁ〜」
チェシャ猫まだケラケラと笑っている
「おや?なにやら騒がしいね?!」
「お風呂いただきました〜」
お風呂をあがった三人が入ってきた
「じゃあ俺入ろっと」
スタスタと部屋に向かうチェシャ猫
部屋から出てくると
「覗いちゃダメだよ☆」
「誰も覗かないから…」
そう言いお風呂へ去っていった
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