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入学式

短めです。

15歳になりました!

今年から学校に通います。

この世界の学校は15歳から5年間。

貴族と庶民は合同。

勿論庶民は大半が学校に行く事が出来ないです。

才能または、お金が無いと無理です。

全寮制で自分の事は自分でやる。

いや、貴族は自分の家から使用人を連れてくるみたい。

同じ年齢の自分専属の執事やメイドを一緒に入学させて同じ部屋にするのが普通みたいだ。

私は、とくに必要ないから、一人部屋。

何でも出来るって素晴らしい。

ヤードには学校に入るのを嫌がられた。


「飛び級して姉様と同じ学年で入学する‼」


ってヤードが言い始めた時は驚いたが、私はヤードに笑顔で言った。


「ココル姫はヤードと同い年でしょ?ココル姫はおっちょこちょいだからヤードに側にいて欲しいの。だから、来年二人で入学してください。」

「嫌です‼」

「姉弟は同じクラスになれないから同じでしょ?」

「………そうなの?」

「そうですわ。ね。ココル姫を守れるナイトはヤードしか居ないのよ。それってスッゴク格好良いわ‼」


ヤードはこれで折れてくれた。

休みがあればちょくちょく帰るって言ってあるし、ヤードは何だかんだ言ってココル姫の事がほっとけないから大丈夫だと思う。




お兄様は既に学校に通い始めて二年。

最近は忙しいみたいで顔を見れていなくて寂しい。

このまま疎遠になってヒロインに夢中になっちゃうのかな?

それは、嫌だ。

ちなみに、王子もあってないけど別に良いや。



入学式

新入生の挨拶で代表に選ばれました。

壇上にあがり、形式にそった話をし始めた時に勢く体育館の扉が開いた。


「お、遅くなってごめんなさい‼」


元気の良い女の子だった。

綺麗な金髪は背中を覆うようなロングで瞳の色は綺麗なスカイブルー………王族みたいな色。

彼女が用意されたイスに座るのを見届けてから私は挨拶を再開した。

私は挨拶をしながら考えていた。

たぶん、ヤードが入学するまでストーリーは始まらないだろう。

来年の今ごろに私と同じ学年に転校してくる子がヒロインのはずだ。

私が読んでたライトノベル達から考えても、ヒロインの髪の毛の色はピンクゴールドのはず。

だから、後一年私は私の出来ることをやるんだ‼

私は笑顔で挨拶の言葉を言いながら、決意を新たに学園生活を始めたのだった。

あ、あれ?

それ、ヒロインじゃ………

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