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培養頭脳 作者:ケンザンショップ

11話 1度目の東京大学入学式

 美津子が東京大学に目標を決める?
 東京に始めて出て来た、佐賀県、 北方町出身の宮沢美代子は東京大学入学式に1時間30分前についてしまった。
 美代子は、守衛室の受付に事情を話し、学食で時間まで待たしてもらえた。
 康輔は、前から美津子に母親の田舎へ行くから、学校は休むと話している、ハル、ブチ、トカゲの世話の為、高校が休みの日と同じように朝早くから、東京大学へ来ていた、もちろん入学式の為スーツにネクタイ姿である。
 康輔が学食の自動販売機で、ハルとブチとトカゲの為、牛乳を買っていると後ろから声を掛けられた。
「アノー、わたくし今日の入学式に出席する、宮沢と申します、もし時間が有ったら式場の行き方の案内出来ないでしょうか?」
 そこには、ヘアースタイルから、靴、カバンまで、ピカピカのスーツ―姿の美女がいた。
「僕も、今日の入学式に参加するんだ、チョット待ってて直ぐ戻るから」
「あ、そうだ何か飲む」
 美代子は、康輔が持っている牛乳をみて
「牛乳・・・・にします」
 康輔は、自動販売機からもう1つ牛乳を買うと宮沢に渡し、動物達のところへ急いだ、ハル、ブチ、トカゲを実験室から中庭の50×10メートルの囲いに移し、ドックフードと牛乳と水を器に入れて、3匹が仲良く食べてる姿を確認すると、総長の部屋で人形の中に研一と検体をセットして、学食に向かった。
 学生食堂には、新入生と両親が十数名集まっていた、テーブルに康輔の買った牛乳パックを見つけ、康輔は
「お待たせ、案内するよ」
「ありがとう、わたくし美代子です、ミコて呼んで下さい」
・・・エーミコ、不味いミコが2人に・・・
「僕、西岡康輔、コウスケて呼んで良いよ」
 康輔の案内で、式場になる体育館と案内文書に書かれた新入生集合場所に案内した。
 ここにも、数多くの新入生と御両親が集まっていた。
「コウスケさんの家族は来てないのですか?」
・・・家の親は、入学式の事知らないシー・・・
「仕事で、来れないヨ、僕1人で参加です」
「わたくしも1人で参加なんです、少し安心しました」
「コウスケさんは、お住まいはどちらですか?」
「隣の埼玉県、電車で20分かな、ミヨコさんは?」
・・・ミコて呼んでくれない・・・
「ミコは、九州の佐賀県です」
「住まいは、如何するの?」
「茨城にワンルームマンションを借りました」
「そう、大変何だ、チョットうらやましいカモ」
「コウスケ、休みに東京周辺を案内して欲しいナ」
・・・アレーもう呼び捨て・・・
「美代子さんと都合が有ったらネー、僕バイトもあるし」
・・・ミコと呼ばない・・・
「ミコ、今日1人でマンションまで帰れるか不安、コウスケ送って欲しい」
・・・ゲー美女の部屋に入れる・・・
「うん、良いよ、迷子に成ったらの為と僕少し用事があるから終わったら、ここで待っていて」
 美代子は、バックからデジカメを取り出すと
「コウスケ、写真撮って両親に送らないと、いけないの」
 康輔と美代子は、アチコチで写真を取り、2人のツーショットも他人に頼み何枚か撮影した。
 総長の挨拶は、腹話術人形の研一君との話で、新入生や父兄の皆さんにおお受けで、なごやかな雰囲気で、式が終わった。
 美代子は、西岡康輔が新入生として、名前を呼ばれて返事をするのをハッキリ確認した。

 康輔は、動物達を元の実験室に戻し、総長から、研一を返してもらいカバンに入れて、急いで、美代子との待ち合わせの場所に向かった。
 美代子の周りには、数人の男子学生がいて康輔は
「宮沢さん、お待たせ」
と声を掛けた。
・・・今度は、ミヤザワサンかよ・・・
「コウスケ、遅い、みなさんまた明日、さようなら」

 美代子は、全く東京の土地カンがなく、都会の電車の道しるべの見かたも分からず、康輔にどうして、コッチだと分かったか良く尋ねてきた。
 康輔は天井の案内や壁の案内表示を一瞬みたと優しく説明した。
 美代子は、高校も自転車通勤で、電車の1人旅の経験が無かった。
「良く1人で大学まで、来れたな」笑う
「駅員さんに、何回も聴きながら来ました」
「そうか、明日の朝の為、良く表示をメモしとけよ」
 美津子のマンションは常磐線で茨城県に入って2つ目の駅で、ここからバスで15分のところに、有るそうだ。
 駅前で、遅い昼食をとり、美代子の食事の支払いを止めて康輔がおごり、バスでマンションに向かった。
 マンションは、学生向けの10階建マンションで美代子の部屋は、806号室であった。
 部屋の前で康輔は15分ほど、待たされ、部屋に入ってビックリ美代子がジャージ姿で、髪をヘアバンドでアップに止めて化粧を落としてメガネを掛けて出むかえてくれた、大人の女が高校生の少女に戻ったように変身した。
 康輔は美代子の勉強机の椅子に腰かけるよう勧められ、美代子はベッドに座った。
「康輔は、なんで、わたくしの事、ミコて呼んでくれないの?」
 康輔は、美津子という名前でミコと呼ぶ友達がいる事を正直に話した。
 美代子は、康輔が身長もあり美少年であるから、恋人がいない分けがないと思いなおし
「ジャー私の事は、宮沢のミヤて、呼んでくれる」
「ミヤ、良いよミヤて呼ぶよ」
「わたくし、まだ男の人に抱かれた事ナイの、コウスケは?」
「うん・・・・・アル」
「わたくし、ここえ、帰る道のり、ズート考えていたの、今日が初タイケンとなると、なりたいと、ダメですか?」
 康輔は美代子を3時間かけて、ユックリ抱いてあげた、痛い奥には1回だけにして、寝てしまった美代子が起きると軽くキスをして、帰っていった。

 次の日から、美代子はジーパンと野暮ったい上着でメガネを掛けたガリベン風の東京大学、学生ですの姿でキャンバス内をヒマを見つけては康輔の姿を探した。
 新入生の男子学生は、入学式に見かけた、美女を探すも、美代子を見ても気が付かなかった。
 康輔が暫らく大学を休み美津子と仲良く高校に通学して、帰りは美津子の家で大学入試勉強をしていた。
 日曜日は、水谷先生と小百合と週交換でデートしていた。
 小百合には、美津子、水谷先生、美代子を小百合から教わった女性の接し方を使い夢の中に送ったと報告した。
 小百合は、それを聴きさらに、濡れて行った。

 康輔のパソコンに東京大学総長から、メールで自動車の自動運転システムをテストするから、日曜日、出てくるように連絡があった。
 水谷先生との約束の日で、康輔は先生の携帯に電話すると、前日の土曜日の午後3時所沢駅に変更となった。
 東京大学の駐車場に、約束の時間に行くと、総長と池田教授と野口教授と女性の助手さん4人がいた。
 池田教授の説明で、8人乗りの生物発電自動車の自動運転の紹介がおこなわれた。
 助手さんが、運転席に乗り、他の4人は後ろに乗っり、助手が
「駐車場内を右回りで、2周して、ここに戻って」
「了解しました」
 2周して、同じ一致にバックで車庫入れをした。
池田教授が
「康輔君、どこか行きたい所はありますか?」
「そうですネ、お台場とかは、日曜日で混んでると思うし」
自動車
「康輔さん、今出れば、混む前に到着出来ます」
池田教授
「では、お台場へ出発」
「了解しました」
 車は、信号機、一時停止、車線区分を守って、車間を取り、危険な割り込みも速度を落とし態様して、他の車の速度に合わせて若干の速度超過をして、無事お台場に到着して、自動で空き駐車場を探して駐車した。
 5人は、お台場の海岸を散歩しながら
総長
「スゴイ、自動運転システムだ、池田教授、良くやってくれた」
「これは、野口教授のアイデアのおかげです、人間は優れた生物より優れた機械には抵抗ありませんから」笑う
「あと、この自動運転システムが、数多く広まれば、渋滞が緩和されます、同じシステム同士なら速度を極端に落とさなくても、車線縮小もスムーズに通過します、割り込みも人間の感覚では、速度調整すら気が付かないと思います、この先の高齢社会でも、高齢者のモタモタした運転も無く成ります」
総長
「安全システムと故障時の対応には、プロのメーカーの意見も取り入れ良い物を世に出して下さい、メーカー各社と国の担当部署には、私から電話しておきます、当分また、電話対応に追われるな」笑う 
助手
「総長の腹話術、プロなみ、イヤ、プロ以上です、どこで教わったのですか?」
「自己流です、最近、人形とハモル工夫も成功したよ」笑う
助手
「テレビ取材を断わっているのは、本当ですか?」
「マア、本業が忙しからな、首に成っても腹話術で食べて生けるかナ」
助手
「絶対に成功すると思います」
 全員が笑う

 夏休みに、入ると美津子が康輔の新築の家を初めて訪ねた。
・・・スゴイ大きな家、ダンプ売ったら、お金に余裕が出来たのね・・・
 最初に、2階のリビングに通された。
「玄関、広いし、階段も広い、リビングも豪華、黒猫も行儀が良い」
「コヒーとジュースどっちにする」
「ウンー部屋が冷房が良く効いてるから、水とコヒーで」
「冷房て電気代がかかるでしょ」
「生物発電で、タダだよ」
「へー、スゴイね・・・ネコの名前は?」
「スミ・・・書道の黒い墨のスミて言うんだ」
「スミ、ここにおいで」
 スミはミャーと鳴き、美津子の足元で座った、美津子が持ち上げてスカートの上に下ろすと、静かに丸く成った。
・・・何て、大人しいのかしら、家のユキと大違い・・・
 中野家のユキは、愛と誠が甘やかして、ジャレテ遊ぶ為、家の中を走り回っている、愛と誠の手は浅い引っかき傷が沢山ある、美津子のお気に入りのスカートがユキの爪で、穴が開いた事もあった。
 コヒーとお煎餅をたべながら
「スミは、壁とか引っ掻かない?」
「そんな事、スミはしないよナー、スミ」
 スミが康輔を見てミャーと鳴く
「家の、ユキは乱暴モノに成って、お婆さんがいつも怒ってる」
「そうか、東大の飼育担当の人に20日ほど、預ければ、スミの様な利口な行儀の良いネコに変わるよ、チョット見てて、スミ静かにスカートの上から降りて来なさい」
 スミは爪を立てずに、康輔の足元に座った。
「美津子、ベランダに出て、ドアを閉めて待ってて」
 美津子がベランダに居ると、スミが小さな開き戸から出てきて、美津子の顔を見てからミャーと鳴いて、渡し板を渡り柿の木に移り、地面に降りて、下から美津子を見ながらミャーミャーと鳴いてから、また登って来て足ふきマットで足を4本拭いてから、部屋に入っていった。
 美津子も、部屋に入り
「スゴイ、賢い・・・ユキも再教育のお願い頼もうかしら」
「ジャー決まりだね、明日のバイトの前に美津子の家に行くよ」
「私も、東大で勉強したい、ダメー?」
「良いよ、連れてくよ」
 スミも康輔の足をたたきミャーミャーと鳴いた
「スミも東大に行くか?」
「ミャー」と鳴いた。
「コウスケの部屋が見たいな」
 康輔と美津子は、康輔の部屋に入りいつもスミの為に開いていた扉が閉まってしまった。

 次の日、康輔が研一とスミをバックに入れて、美津子の家に着いた、美津子は夏のワンピースで、高1の頃より高3の今は、胸もお尻も大きく成り腰のクビレも細く、大人の女に変貌していた。
 胸が大きく成るにつれ、陸上の100も200もタイムが遅く成り、陸上の最高記録は、結局静岡県の高校国体の記録であった。
 美津子の荷物は、ユキの入ったバックに参考書とお弁当の入ったバックの2つで、康輔が参考書とお弁当の入ったバックを持ってあげた。
 美津子の持ったバックからはユキの鳴き声が続き、電車の中では、美津子のバックから聴こえるネコの鳴き声と美津子の八頭身の綺麗な身体に引かれて、男の人が集まって来た、康輔は電車の中では、いつも話をシナイのと、今日はわざと他人の振りして人混みの外へ出て傍観していた。
 大学で、美津子の校内見学の手続きをしてから、野口教授を尋ねてユキを預けた。
 野口教授は、直ぐにユキの脳に培養頭脳と生理食塩水をミキサーで混ぜ合わせ、遠心分離機で出来た、液体部分を注射した。
 康輔と美津子は、中庭の囲いの中に、ハルとブチとスミとトカゲを放した、もちろんトカゲは美津子には、見えない様に康輔の足元に下ろした。
 ドックフードを3つの容器に入れて、水を大きな容器1つ入れて上げた。
 夏休み中も、クラブ、サークル、グループ研究で学生も沢山いて、3匹が、中庭に放されると、ハルとブチのファンが集まってくる
「今日は、黒猫もいる、可愛い」
「ハルちゃん、また大きく成っている」
「きみ、ここの学生、初めて見たけど」
 美津子が、男子学生に声を掛けられている、康輔も女学生と犬や猫の話をしていた。
 美津子の周りに、男子学生が増えていく
「そうなんだ、高校3年なの、何処の学校?」
「大宮農業高等学校です」
「へー、農業高校なんだ、ジャ動物の飼育頑張って」
 男子学生は、蜘蛛の子がちる様に離れていた。
・・・ナニあの態度、絶対に東大に入ってやる・・・
「コウスケ、飼育室に行こう」
「そうだね、みんなハル達を成るべく自由に遊ばせてね」
 康輔は美津子は、動物飼育棟にいってしまった。
「ねぇ、今の男の子、学生かしら」
「女の子が飼育のバイトとか言ってたヨ」
「女の子は、農業高校だって」
「そう、それで男子いなくなったのか」
「でも、あの2人お似合いだね、美男美女で」
 一人の女性が、胸を触りながら
「あーお利口には、大きな胸は、無縁なのかしら」
「経験の差では、無いかしら」
「今年の1年男子のウワサ知っている」
「ナニ、教えて」
「入学式に八頭身の美少女が行って、次の日から姿を表わさないて」
「私、1年だけどそのウワサ知ってる、カッコイイ男の子もいたって、美少女といなく成ったて、私は2人とも見てないけど」
「オッパイて、もまれると大きく成るのかしら」
「分からないけど、本当なら私たち、益々ふりじゃない」
「ゲー、自分でもんでもダメかな」
 ブチを胸で抱いていた、女学生が
・・・ブチが胸をもんでいる、気持いい・・・
「みんな、あの2人飼育棟で何してるか、覗いて見ない」
「それ、イイね行ってみよ」
 女学生達が、窓から中を見ると康輔と美津子が英語の勉強をしている後ろ姿であった。

 美代子は、夏休みに入ると佐賀県に帰りました。
 美代子は、入学式の次の日から化粧をやめてブカブカの服でメガネをかけて過ごしています、康輔の為だけに本当の私を見せよう、今は他の男は要らないと思っていた。
東大の入学式の写真を見て両親は、ため息を付いています。
・・・早く東京に戻って、康輔さんを探して見よう、なぜ連絡先を聴かなかったの、埼玉県に住んでる西岡康輔、後は何も知らない・・・


 
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