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昏睡状態〈未来編〉
 一月十日

 それが問題だという事に気付いたのは、ハルト達が旅行を終えて三日目。ライ君が俺の部屋に駆けこんできて、心配げに口を開く。

「未来殿、少々お話が……」
「どうしたの? そんなに慌てちゃって」
「それが……」

 ライ君の話を聞いて、ハルト達の部屋に向かう。部屋に入ると、シナちゃんとフィンちゃんがベッドの隣に立っていた。二人に話しかける。

「どうしたの?」
「ハルトが起きないのじゃ。もう、三日も経っておるのに。一度も起きてこないのじゃ」
「パパ、ずっと眠ってるぅ」

 シナちゃんに続いて、フィンちゃんが言う。ずっと……か。ハルトの様子を見る限り。息はしているし、もちろん心臓も動いている。額に手を置いてみるけど、熱があるわけでもない。ただ眠っているだけ。

 もしかしたら、あれが原因で……。とりあえず、カルナちゃんに聞いてみよう。ライ君に後を任せて、診療所へ向かう。もしも、このままハルトが目覚めなかったら……。

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