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ハーレム100 作者:松宮星

エスエフ界

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透明少女Xの巻   【ナターリヤ】(※)

ときめきの出逢い……だって彼女は透明だから……
 ごめんなさい、シャフィール。
 昨日の『正義の国』の侵入は失敗でした。
 お探しの人物がいるか確認できないまま、彼等は拘束されてしまいました。

 でも、あなたがとても優秀な道具を貸してくださったので、今日中に何とかなると思います。
 少し実験してみましたが、探査センサーも超能力感知機もごまかせるようです。
 ユーリアおねえさまのオフィスに忍びこめそうです。

 私を中心にポイントの設定をお願いします。『一ツニナリマショウ』が合図です。

 今日の同期に間に合わないようでしたら、明後日に。


               宇宙新世紀〇二八七年 ナターリヤ


* * * * * *


《思いあがるなよ、たかが人間ごときが! 貴様らの機械都市など、吾輩の力をもってすればすぐにも滅亡させられるのだ!》

 タチアナさんの検査が始まってからずっと、雷の精霊レイはジョゼの口で怒鳴りまくりだった。
 タチアナさんは無表情だし、助手兼タチアナさんのお目付け役のバリーはまったく意に介していない。怒鳴るだけ無駄なのに。

《だが、お優しい主人がお許しくださらぬ! 主人かその仲間に命の危機が及ばぬ限り、攻撃は控えるよう固く命じられておる! それ故、先程は耐えがたきを耐えたのだ! しかし、次はないと思え! 今度、我が主人を恥ずかしめたら、》
 あああ、もう、うるさい……
 ポチにとりこまれたジョゼを助けられなかったのが、よほど悔しかったんだな。やつあたりしてる。

 隣の検査用ベッドに寝ていたジョゼが、横を向き、キッ!とオレを睨む。

《あのような下等人造物なぞ、問題にしておらぬ! 吾輩は雷の精霊! 常に進化を続ける高等な存在である! 次には小物なぞ瞬殺する!》
 むちゃくちゃ気にしてるじゃん……

 雷界でジョゼと戦い、その闘気に魅せられたと言ってレイは押しかけしもべになった。
 ジョゼを愛し、ジョゼが望むのなら子をなしたいとまで思っているようだ。が、こいつの愛し方はちょっと屈折している。
 一番大事なのは、ジョゼが幸せになる事。
 ジョゼが幸せになれるんだったら、相手は自分でなくてもいい。オレでもいいみたいだ。オレのこと大嫌いなくせに。

 レイがぷいっとオレから顔をそむける。

 エスエフ界に来てから、こいつはジョゼの体をたまに乗っ取るようになった。
 機械文明にうといオレら……というかジョゼがひどい目に合わないよう、世話を焼くんだ。

 その為には、手段を選ばずに。

 オレの精霊エクレールは、レイから超能力ジャマーへの対抗策を教わった。
 しかし、実行できないんだそうだ。それをやると、多分、オレが困った事になると、エクレールは言った。精霊は、主人を危機に追い込む事はできないのだとも。
 又、レイが何をやってるかも教えてくれなかった。精神障壁が晴れないオレは、エスパーから心を読まれまくり。レイのしている事を、オレを通じてユーリアさん達に漏らしたくないそうだ。

 ヤバイ事してるんだろうな……
 犯罪とか。
 初日からバビロンの機械部分に潜り込んでたし……情報かエネルギーを盗んでるんじゃないか? それで己を強化し、超能力ジャマーを無効化したとか。

 ジョゼを守る為、レイは必死だ。なんでそこまで依怙地になってるのか、どうして見返りを求めないのか、オレにはわからないが。





 髪やら爪やら皮膚の一部やら体液やら。
 精霊入りの状態で一通りのものを採取され、検査用の光でスキャンされた。が、一時間程度で検査は終了した。

 ユーリアさんのオフィスに向かう。バリーの後をジョゼとついて行き、通路を歩く。検査終了と同時にレイはひっこんだので、今、体を動かしているのはジョゼ本人だ。
 タチアナさんは、生物科学研究室に残った。
「これから、部長はお楽しみタイムだ。検査やら培養やら合体やら。素晴らしい勘をもって、おまえさん達の体から採ったモノで実験しまくりだ」
 太っちょの科学者バリーが、でっかい腹を揺らしながら笑う。
「近いうちに、コピーやらベイビーやら新型バイオロイドがあふれるぞ」
「ベイビー?」
 先頭のバリーが振り返り、オレらにウインクする。
「マイブラザー。いろんなベイビーが生まれるだろうが、目玉はおまえさんとそこの黒髪のお嬢さんのベイビーだぜ」

「赤ちゃん……?」
 ジョゼが目を見開く。
「私とお兄さまの……?」

「おっと、ベイビーといっても、体外受精をするわけじゃない。お嬢さんのセイレーが『絶対、許さん』って抵抗したんで、卵子を採取できなかったんでね。細胞と細胞をかけ合わせる、細胞レベルの合体だ」
 む?
「培養した生体への他DNAの注入。移植免疫を克服したキメラ作製だ」
 むむ?
「おまえさん達は、テラ星系人じゃない。人体クローン実験禁止法の保護対象外だ。博士がとびっきりの愛をこめて、新しい生命を産み出してくれるだろうさ」

 いまいち意味がわかんない。
 タチアナさんが、さっき採取した皮膚やら体液から、オレとジョゼの子供を作ってくれる……?
 その場合……お母さんは、ジョゼになるのか、タチアナさんか?

「赤ちゃん……」
 繊細な顔を上気させ、ジョゼがうつむく。首筋まで真っ赤だ。
「夢みたい……」
 消え入りそうな小さな声が聞こえた。何と言ったかは、はっきりとは聞きとれなかったが。

「お嬢さん、遅れると締め出されるぜ」
 バリーが、急げとジョゼを促す。
 生物科学検査室から、ユーリアさんのオフィスまで五カ所のチェックポイントを通る。バリーでなきゃ、扉は開けられない。
 第三者を侵入させない為のガードシステムが設置されてる為だ。

 オレは既に隔壁を抜け、バリーの横に居た。
 そこから、慌てて走り寄って来る妹を見ていた。

 ふいに、爽やかな香りがした。

 ふわっと空気が動く。

 オレは、前によろめいた。
 背後から押されて、体勢を崩しかけたんだ。

 何だと思い、肩越しに振りかえる。が、誰もいない。

 けれども、背にぬくもりがある。
 やわらかな心地よい刺激が、背から腰、そして胸下へと伝わってくる。

「ミツケタ」
 背で何かが動く。

 前へと伸ばされた刺激が、きゅっ! とオレを包む。
 何かとの繋がりが、一層、深まる。

「運命ノ方……」

 何も見えない。
 けれども、背後に人の気配がある。

「迎エニ参リマシタ」
 まるで……女の子に抱きつかれているようだ。
 やわらかな髪、柔軟な体、オレを抱きしめる両手、絡ませてくる足が、イメージとして伝わる。
 意外と硬いむにゅむにゅ感は……胸? その下の、たぷたぷってわけじゃないんだけどぽよんとしてるのは、お腹? やわらかくて気持ちよい。

 体内のマーイさんに助力を願うと、おぼろげにそれが見えた。

 背後から誰かがオレに抱きついている。
 頭頂から流れるのは輝くような銀の髪で、肩のあたりでやわらかくカールしている。
 そして、その先は……滑らかな肌色の背なのだ。
 何も着ていない……?
 視線を下げてゆくと、白くて可憐な山が見えた……

 それって……
 お尻……?

 え?

 嘘!

 いや、はっきりとは見えないけど!
 うすぼんやりとだけど!

 でも、でも、でも……

 それ、ナマのお尻だよな……

 きゅっと上向きで、ぷりんと……


 オレのハートは、キュンキュンと鳴った!


 心の中でリンゴ〜ンと鐘が鳴る。
 欠けていたものが、ほんの少し埋まっていく、あの感覚がした。

「あと三十一〜 おっけぇ?」
 と、内側から神様の声がした。


 なんも着てないよ、この子!

 オレ、裸の女の子に抱きつかれてるんだ!

 カーッときた。

 どーしよう……

 もう心臓バクバク。

「あ、あの、キミ……?」
 どうして裸なの? って聞こうと思った。けど、喉が詰まって声が出ない。

 女性が少し体を離す。
 顔が見える。
 陶器のような肌だ。可愛らしい顔。お人形みたいだ。うっとりとオレを見上げるその瞳は、左が金、右が紫のオッドアイだった。

 オレのハートは、キュンキュン……

 女性がハッ! と、目を見開き狼狽する。
「ゴメンナサイ! マチガエマシタ!」
 いきなりつきとばされた。

 少し離れたら、肩先が見えた。
 さらに下の鎖骨も。
 そのもっと下の膨らみも!
 けど、一瞬だった。
 胸の先端がチラッと見えた瞬間、女性はフッと消えてしまった。

《空間を渡ったようです……この近くに裸体の女性は居ません》
 と、水の精霊マーイさん。ちょっぴり不機嫌そうな声……
 オレが裸にキュンキュンしたから、軽蔑された?
 けど、いきなり素っ裸の子に抱きつかれたんだぞ、冷静でいられるわけない……

 てか……

 何だったんだ、今の……?

 幽霊……っぽいよな。

 オレを『運命の人』と呼び、『迎えに来た』と言った。でも、人違いだったらしい。
 で、『運命の人』探しに、又、どっかに行っちゃったわけで……

 あ。

 魔王戦のこと話してないじゃん!

「ブラザー。置いてくぞ」
 バリーとジョゼは、次のチェックポイントまで移動していた。女性の存在に気づかなかったようだ、

 全てが幻のような気がする。
 だけど、オレは確かに萌えた。あの幽霊っぽい女性を伴侶にしちゃったんだ。
 なんとかもう一度、接触しなきゃ。
 この基地にオッドアイの幽霊が出るんだろうか? バリーに聞いても『幽霊よりもバイオロイドの方がロマンだぜ』とかたわごとを言いやがる。


 まともな人を求めて、ユーリアさんのオフィスに入った。
 だが、オレに質問の間はなかった。
 いきなり、ニーナが跳んできたのだ。

《聞いて、聞いて、おにーちゃん、おねーちゃん》
 白い幽霊のニーナは、満面笑顔だ。ぬいぐまとリスをぎゅっと抱きしめている。
《ニーナがね、みんなを守ることになったの。大切なおしごとなんだよ》
 ニーナが嬉しそうに、一気にまくしたてる。
《ニーナがポチでバリアするの》

 え?

 オレは室内を見渡した。
 ユーリアさん、お師匠様、サラ、ラリサさん。
 ルネさん、ジリヤさん、イヴ、ダンは居なくなっている。

「今、ダンに新たなポチを生成させてるの。タチアナのポチの電脳をコピーするから、教育も短時間で修了するわ。あなた方の帰還前に渡せる」
「ポチをくれるんですか?」
 オレの問いに、ユーリアさんが頷く。
「ルネには生成を見学してもらってるの。彼女に、バイオロイドの管理の仕方や応急処置を学習してもらうわ」

「魔王戦では、戦闘開始時から、同一人物に結界を張ってもらいたい」
 お師匠様は、いつも通りの淡々とした口調で言う。
「エスエフ界の召喚順番は七番目。チコを結界担当とするのなら、ポチ及びチコ両者に我々の世界に来てもらう必要がある」
「ポチは問題ないの。電脳部分が故障しない限り、何処でだろうと生きられるサバイバル型だもの。でも、チコはもっとデリケートだから、一カ月近くろくなメンテのできない異星には置けないわ」

「ユーリア殿にポチの貸与を願ったのだ。結界は我々の世界の者が張るのが望ましいゆえ」

《けんじゃさまが、ニーナにおしごとくれたの。ポチがいれば、たたかわなくっても、魔王戦でみんなの役にたてるんだよ!》
 おしごと、おしごと♪ と、ニーナは上機嫌だ。ぴょこぴょこ飛び跳ねている。
 そうか……そうなったのか。
 オレの顔にも笑顔が浮かんだ。
「お仕事ができて良かったな、ニーナちゃん」
《うん》
「私達を守ってね、ニーナちゃん……」
《うん、おねーちゃん》

 ニーナが『障壁を張る』役目をすれば、他の者が遠慮なく大技を使える。直接戦闘はしないが、総ダメを伸ばすのに貢献するんだ。ニーナを戦闘に参加させるって言って譲らないセリアも、これなら納得だろう。
 お師匠様は瞳を細めて、ニーナを見つめている。
 やっぱ……お師匠様はニーナに甘い、というか優しいや。

「魔王戦まで三十日以上あるし、チコの働きどころは、こちらで考えておくわ」と、ユーリアさん。
 リス型バイオロイドは、ぬいぐまのアナムと一緒にニーナに抱っこされている。本物のリスなら暴れそうだが、チコは大人しい。
 愛玩用バイオロイドは、癒し効果目的で作られる。人間を喜ばす為の存在だから、自分の体に危険が迫らない限り逆らわないらしい。

「話は変わるが……ジャン、おまえ、仲間を増やしたな? 誰だ?」
 賢者のお師匠様は、オレと繋がっている。仲間が増えると、すぐにわかるんだ。もっとも、どんなジョブの誰を仲間にしたかまでは伝わらないようだが。
「そうなんですよ、実は、さっき廊下で……」

「ちょっと待って。準備が整ったみたい」
 ユーリアさんの秘書アンドロイドが、長テーブルの機械盤を操作している。
「これから、第四演習場でジリヤとイヴが武器テストをするの。ポチがいればどの程度の攻撃かできるのかを、お見せするわ。放射能汚染等の心配の無い安全な武器だけのテストよ。先にそっちを見てくれる?」

 オレらの了承を得る前に、テーブルの上に立体映像が浮かび上がる。

 テーブルの上に、昨日の第二演習場同様、金属の壁がむきだしの何もないだだっぴろい部屋が見える。
 サイボーグのジリヤさんと、メイドロイドのイヴの姿がある。
 二人から少し離れた場所に、薄緑色の半球型ドームがあった。ぶるぶるぶよぶよ揺れている。バイオロイドのポチだ。自分の内に数十人を保護できる大きさになっている。

 ポチの後ろは、第四演習場の壁。カバーが上に上がり、黒く渦巻く波のような流動的な壁が現れる。
 次に、床がせりあがり、ポチの前に五枚の金属板が並ぶ。

――ビームバズーカ実験に入ります――
 サイボーグのジリヤさんが、ポチに武器を向ける。肩に担いだ、大きな円筒状の武器だ。
 そこの先端から光が生まれる。凄まじい勢いで発射された光線が、ポチを飲み込む。光は更に直進したが、デカい黒い壁に吸収されるようにして消えた。

 勇者(アイ)が、ジリヤさんの攻撃値を教えてくれる。
 金属板へのダメージは……138万ダメージ。凄まじい熱光線だったようだ。金属板は、瞬時に蒸発していた。

 けれども……
 光線が消えた時、ポチは先程と変わらぬ姿のままグニョグニョしていた。
 ダメージは……ゼロ。

――ビームバズーカ実験終了。クールダウン終了後、次は重機関砲を試します――
 床が開き、どう見ても人間が持てそうにない巨大な銃……いや大砲がジリヤさんの右に現れる。
「サイボーグ・アンドロイド専用実体弾武器よ。飛行艇や装甲車が搭載して使う事もあるわ」と、ユーリアさん。
 それだけ、重いってことか。
「引き金を引いている間、連続して弾丸が発射される武器なの。このタイプの武器なら連続ダメージでも、1アクションとカウントされるでしょ?」

 ジリヤさんはしばらく重機関砲を連射した。が、ポチは弾丸を体で受け止めて勢いを殺し、弾き落とすだけ。またしても、ダメージはゼロだった。

「さっきの武器と今のとどっちが強いんです?」
「待って。次が威力表示板設置実験だから」

 再び、床から金属板が現れる。
 イヴが重機関砲をジリヤさんから受け取り、金属板を撃ち始めた。

 ダメージは一発あたり2000前後。
 連射武器だからか、一発あたりのダメージが小さい。
 数十発の被弾で、特殊鉄板は砕けた。

「何発撃てるんです?」
「1000発連射」と、ユーリアさんがあっさりと答える。
 1000……?
「一発あたり2000ダメだったから、2000×1000で……」
「200万! 全部命中したら、200万ダメージ?」
 計算の速いサラが叫ぶ。
「すごいものだな」と、お師匠様が感心し、ジョゼもほわっと笑顔を浮かべる。
 魔王はもっと耐久力が高いだろうから、ダメージ値は今より小さくなる……に、しても凄い。
 これで環境に悪影響を及ぼさない弱めの武器だというから驚きだ。
 エスエフ界の武器があれば……もしかして、魔王戦は楽勝?

 ラリサさんがオレらを見て、紫の髪を掻いた。
「期待してるとこ悪いけど、あの手の超重量武器はジリヤ姉さんかイヴしか使えないから。普通の人間じゃまともに持てないし、撃ったらその衝撃で骨が砕けちまう」
 む。そうなのか……
「それに、重機関砲を全弾命中させるとなると、姉さんでもきついと思うよ。集中力が切れたら、終わりだもん。イヴ向きの武器だな」

 そのままテストが続く。
 異世界の武器の博覧会みたいなものだ。ただ、圧倒される。

 武器の威力は凄いし、どんな攻撃をされてもダメージがゼロのポチも凄い。ポチ、無敵だよな。

《過大評価である。どのようなものにも限界は存在する》
 オレの思考に、負けず嫌いの精霊が反応する。
《あの先程の結界ならば、吾輩とて張れる》
 ジョゼの体に宿ったレイが、ツーンと顔をそむける。

 そこで……

「ミツケタ」
 聞き覚えのある声がして、ジョゼの背後に白いものが現れる。
「運命ノ方。オ迎エニ参リマシタ」

「あ」

 さっきの女性だ。

 ジョゼより背が大きいので、背後の女性の顔が見える。
 肩のあたりでやわらかくカールしている銀髪、端麗な顔、右が紫、左が金のオッドアイ。悩ましい瞳だ。
《貴様……》
 ジョゼが、いぶかしそうに声をあげる。
《まさか……》

「サア、一ツトナリマショウ……」
 精霊の目を通してでも、おぼろげにしかその女性が見えない。姿をとらえきれない。

「ナターリヤ?」
 オレ以外に女性の存在が感じられるのはエスパーのラリサさんと、
《だめ! おねーちゃん!》
 幽霊のニーナだけのようだった。

 すぐそばに居たニーナが、ジョゼへと抱きつく。
 オレもジョゼへと手を伸ばした。

 ジョゼに触れた手から痺れるような痛みが走り……

 周囲にまばゆい光が広がっていった……


* * * * *


『勇者の書 101――ジャン』 覚え書き

●女性プロフィール(№069)

名前     ナターリヤ?
所属世界   エスエフ界
種族     不明
職業     不明
特徴     全裸の透明人間。
       誰かを迎えに来た。
戦闘方法   不明
年齢     不明
容姿     白銀の髪、
       右が紫、左が金のオッドアイ。
口癖    『サア、一ツトナリマショウ』
好きなもの  不明
嫌いなもの  不明
勇者に一言 『ゴメンナサイ! マチガエマシタ!』
挿絵(By みてみん)
嗚呼! 一体何が起きたのか? つづきは次回にて! 負けるな、勇者ジャン!
魔王の目覚めは34日後だぞ!
+注意+
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