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ハーレム100 作者:松宮星

英雄世界

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姉は最強系の職だった【高梨 篝】(※)

 久々の休み。
 昼過ぎに起きて携帯電話の受信ボックスをチェックすると、ひどい事になっていた。


櫻井 まどか
『死ぬ        13:01』
『たすけて      12:52』
『気が狂いそう    12:45』
『助けて       12:34』
『至急 返事ください 12:27』
『返信して      12:13』
『おねーちゃ~ん   12:09』
『助けて       11:47』

「何、これ」

 メールをチェックすると、どれもこれも空メール。

 最初のメールも、『ちょーヤバい。助けて。あたし一人じゃ無理。来て』しか書いてない。

 まどかの旦那は、先日から海外出張中。
 昨日もおとといも『ダーリンに会いたい、ちょーさびしい』なんてメールを山のように送ってきたんだ。お仕事中の実の姉に送るメールかよ。
 今日のも、ゴキブリやっつけてとかそんなこったろうとは思ったけど、返信してやった。
『どしたの?』。

 速攻で着信音が鳴った。
 ケータイ握りしめてたのかよ。

『すぐ来て。制服かスーツで。オネガイシマス』

 何よ、それ。
 週末だから、洗濯に持って帰ってるけど。寝過ごして、洗い忘れてた。

 わけがわからないんで、電話した。
 したら切羽詰まった声で、
「来て! 見て! 助けて!」
 と、だけ一方的に叫んで電話を切りやがった。

 出る前に見たら、家電の留守電もすごい数になってた。
『おねーちゃん、電話ちょーだい。大至急』
 親、温泉旅行だし。
 あいつ、友達少ないし。高一からずっと、正孝さんラブラブできちゃったから。
 頼る相手、あたししか居ないんだ。

 しょうがないんで、制服をバッグにつめ、スーツで、まどかのマンションに向かった。
 駅三つ先の近所なんだ。こちらは実家、あちらは3LDKの愛の巣だけど。やたらと広いリッチなマンションなんだ、旦那が金持ちだから。リビング20畳だったっけか?
 まどかの旦那は、幾つかの飲食店を経営してるオーナー。いわゆる青年実業家。新婚さんだってのに、NYに支店オープンの為に渡米している。

 アレも一緒に連れてってくれりゃ、静かだったのに。
 まあ、アレは人前に出せないか。英語ダメだし、頭もねぇ……


「おねーちゃん!」
 玄関から飛び出して来たまどかが、あたしに抱きつく。
「入って」
 ひきずりこむように招き入れられる。
 玄関にはブーツやらヒールが数人分並んでいる。サイズ的にまどかのじゃない。
 来客?
 廊下の先のリビングをみやる。が、人影を確認する前に、向かって左の部屋にあたしは押し込まれた。
 夫婦の寝室だ。
 通されたのは初めてだ。
 カーテンも布団カバーもシーツもピンク。少女趣味なひらひらレース。いかにも新婚さんぽくって、目にする方が恥ずかしい。
「制服は?」
「持って来たわよ」
「なら、着替えて」
 ただでさえでっかい目を見開いて、まどかがすがるようにあたしを見あげる。
 制服ったってあたしのは、人気のCA(スッチー)でもナースでも無い。
 制服マニアのお客でも来てるんだろうか?

 いくら質問しても、まどかは『早く着替えて』の一点張り。

 わけもわからず着替えて、リビングに連れて行かれ……

 あたしは奇妙な一団と遭遇したのだった。

「あたしの姉、(かがり)。○×商事のOLです」
 まどかの声を聞きながら、あたしは……

 全身から冷たい汗が吹き出すのを感じていた。

 心臓の鼓動が早くなる。

 何がというわけではないけど……
 何かがおかしい……
 何かが狂っている……

 そう気づいた時には、もう手遅れだったのだ……


* * * * * *


 オレのハートは、キュンキュンと鳴った……


 心の中でリンゴ~ンと鐘が鳴る。
 欠けていたものが、ほんの少し埋まっていく、あの感覚がした。

《あと六十七~ おっけぇ?》
 と、内側から神様の声がした。


 この人が!
 かの有名なOL!

 オレはマドカさんのお姉さんを見つめた。
 ショートボブで女性らしい丸みのある髪形、カッコイイ系の美人だ。
 白のブラウスに、水色のベストと膝上のスカート。小柄で胸が大きいマドカさんと違って、背が高くてすらりとしている。胸はあんまりで、お尻や太ももの方が自己主張が激しくむっちりとしている。
 そして、一見、生足のような美脚を薄手の布で覆っているのだ。『勇者の書』に記されていた伝説の『パンティストッキング』に間違いあるまい。伸縮性に優れた、なめらかな履き心地の靴下なのだそうだ。お姉さんの肉感的な美脚には、ぴったりだ。
 むかし読んだ『勇者の書』で、パンストの魅力を力説してたのがあったよな……あのストッキングをビリビリと裂いて素肌をチラチラさせるのが最高なんだって。破いたら、もう使えないだろうに。
 オレ的には、肌にフィットしてて、履いてるんだか履いてないんだかわかんないのがエッチでいいなあ。

 オレはカガリさんに右手を差し出した。
「はじめまして、ジャンです。異世界で勇者をやってます。伝説のOLにお会いできて光栄です」


* * * * * *


 伝説のOLって、何かと思ったら……

 OLは最強系。
 急な異世界転生トリップでも大丈夫。高いラック値で困難を乗り越え、王侯貴族・騎士・賢者、果ては魔王まで魅了してしまう。
 ステータスは平凡。技術・資格・能力がなく、容姿も普通のパターンが多い。
 けれども、高校生に次いで『主人公補正』が高く、優秀or利用価値の高い者に溺愛されやすい。
 ラックを呼び寄せ、戦闘も実生活もハッピーエンドで終わらせる。
 英雄世界においては『イメージクラブ』なる場所で活躍。超人気。『パンスト破り』『セクハラ』は男子の夢である。

 勇者様一行によると、OLとはそういうジョブらしい……

 彼らの世界では、百回も勇者と魔王が戦っている。
 目の前にいるガキっぽい勇者は百一代目だそうで、今まで百人の勇者が居たのだそうだ。
 で、そのうちの七十二人が異世界出身で、十五人がこの世界出身なのだそうだ。

 学生・リーマン・教師など。男が九人、女が六人。

 よーするにそいつらが……
 異世界だから何言ってもバレねーやと、向こうの世界で嘘をつきまくったらしい。

 特に!
 七十四代目勇者!
 OLだったその女こそA級戦犯!
 勇者が次代の勇者の為に残す『勇者の書』、日記みたいなものだけど、それに自分に都合のいい嘘やら願望を、書きまくってくれたのだ。
『異世界転生トリップのお約束きたァァァ! 素敵な彼氏げっとぉぉ!』的なことを!

 更に!
 八十九代目勇者!
 こいつが更に事態をこじらせた。
 リストラ親父だったそいつは、イメクラのOLにハマっていて、妄想と願望を『勇者の書』に書きちらかしたらしい。
 何故この世界にはOLがいない、パンスト破りたい、ヒールで踏まれたい、『OLのいない世界など塵にも等しい』的なことを!

 勇者達は純粋なのだろう、『勇者の書』を鵜のみにしている。
 OLというのは、企業の一般職、たいていは女性事務員。戦闘技能は無いし、魔王に100万ダメージなど出せるはずがない……そう言っても信じてくれないのだ。
「こちらでは平凡な存在でも、転移することで能力を得る。それが英雄世界の住人だ」
 賢者が、どキッパリと言いきるし。

 この世界出身の十五人の勇者は、漏れなく魔王を倒してきたらしい。
 平凡なはずの、学生やらリーマンやらOLなのに。主婦やら自宅警備員も居たのに。
 何故だかわからないけれど、向こうではスーパーヒーロー(ヒロイン)になれるらしい。

 トリップすれば、その不思議な力が必ず誰にも働くの?
 勇者じゃなくっても、強くなれるの?
 本当に?

「魔王戦当日まではこちらで暮らしてもらい、六十一日後に召喚魔法で我々の世界に来てもらう」と、賢者。
 スケジュールをあけとけってこと?
 電子手帳を確認する。六十一日後は木曜日だ。
 入社したてだから、あたし、まだ有給無いのに!

 平日休むと、査定に響くのに……

 嫌だって言いたくても、
「よろしくお願いします」
 て、勇者に言われると、
「いえいえ。こちらこそ力不足とは思いますが、よろしくお願いします」
 と、答えてしまう。

 魅了を使えるのはOLじゃない!
 あんただわ、勇者!
 あんたの言葉に、あたしは逆らえない!
 あんたが主人で、あたし達は手下。その格付けが頭の中にある。『指示に従え』ってコマンドが頭の中にデンと位置している。

 どーいうこと、これ?

 あたしは勇者ではなく、賢者に尋ねた。
 誰が相手でも、勇者を罵倒する言葉・勇者への批判はNGワードらしい。口にしようとすると、声が出なくなる。
 なので、無難な質問をしてみた。
「勇者の仲間というのは……戦闘員なのですか? 当日だけお手伝いをすれば良いのでしょうか?」

 白銀の髪ですみれ色の瞳の超美形賢者は、感情のこもらぬ声で淡々と答えた。
「勇者と仲間の関係は個々で異なる。縁の薄い者は魔王戦のみの協力者となり、縁の深い者は日常的に勇者の側に居て、勇者に協力する事となる。ジャンの場合は」
 賢者は掌で共に異世界から来た者達を指す。
「この者達のように仲間探しに協力する事となる」
「縁の薄い、濃いってどうやって決まるんです?」
「仲間になった時点で決まる」
 賢者は無表情のまま、あたしをジッと見つめた。
「理屈ではない。勇者にどういう形で尽くしたいか、心に思いが浮かぶはずだ。それに従ってもらいたい」

『指示に従え』……これがあたしと勇者ジャンの縁なわけ?

「すみません、お願いがあって……」
 勇者ジャンがぺこりとあたしに頭を下げる。
「マドカさんにはもうお伝えしたんですが、魔王戦当日を除く残り六十日で、オレは六十七人を仲間にしなきゃいけないんです。この世界の仲間探しに協力していただけませんか?」

 仲間探しを手伝えだと~

 その言葉に……
 あたしは逆らえなかった……


* * * * * *


 オレは『仲間にするのなら是非とも豪傑を!』と思い、歴代『勇者の書』に最強系としてプッシュされてたジョブを挙げてみた。
「巫女、メイド、看護婦、保母、女子高生、女子大生、侍、大統領、殺し屋、軍人、退役軍人、くノ一、バニーガール、婦警、社長秘書、受付嬢、サンタさん、カウガール……」

 思いつくだけ口にしてみた。
 メモをとりながら、カガリさんは眉間に青筋をたてていた。
 怒鳴る寸前のセリアみたいな顔だ。
 オレ、なんかマズイ事、言っただろうか?

「……大統領や殺し屋は、さすがにちょっと……。紹介できないと思います」
 おっけぇ。

「それに、侍や女忍者は居ません」
 居ないの?
「映画村とかに行けば、まあ、居る事は居ますが……」
 映画村?
「……本物を仲間にした方がいいと思います」
 なるほど。どうせなら本場で探せという意見も、もっとも。
 侍や女忍者といえば、やはりジパング界だろう。武士道と忍道の生きているあの世界なら、超一流の達人と出逢えるかもしれない。
 英雄世界の後、ジパング界に行くのもいいかも。

「わかりました。カガリさんとマドカさんにお任せします。なるべく多くのジョブに出逢えそうな場所に連れて行ってください。ガイド役をお願いします」
 どの『勇者の書』にも、英雄世界の地図は記されていなかった。オレもお師匠様も、ここの土地勘がないんだ。

「ガ、ガイド……? 街に出るんですか……? そのカッコウで……あたしが、あ、あ、案内……よ、よ、よ、喜んで……」
「ご案内し、し、たくな……します……」
 頼りになるなあ。
 最初にいい人達、仲間にできて良かった。

 お師匠様が『異次元倉庫』から取り出した物をテーブルに置く。掌サイズの小袋だ。
「少ないが、取っておいてくれ。迷惑料だ」
 小袋の中身をあらため、カガリさんとマドカさんがびっくりする。
 ルビー、エメラルド、サファイアなどなど。
 しばらく、お世話になるんで、お礼として宝石を渡したんだろう。

「少々、お待ちください……妹と相談したい事がありますので」
 愛想のいい笑みを浮かべたまま、カガリさんとマドカさんは小袋を手に、別室へと移って行った。


* * * * * *


「こうなったら、やるしかないわ、まどか!」
 寝室で、あたしは右の拳を握りしめた。
「逆らえない以上、積極的に協力するしかない! 勇者の希望をかなえるのよ! あんたの友達にナースいない? 自衛官とか女性警察官とか。高校の後輩にも連絡とって。現役女子高生を呼び出すのよ」
「え~?」
「保母さんなら、心当たりがある。女子大生は、葵ちゃんを呼べばいいわよね。友達でも、友達の友達でもいいから。知ってる限りの知り合い集めて」

「声をかけてどうするの……?」
「決まってるじゃない」
 あたしは妹を睨んだ。
「この家に来てもらって、勇者様に『仲間面接』してもらうのよ」
「え~!」
「一定数集めたら還るって言ってるんだもん、とっとと仲間を集めて還ってもらいましょ」

「だ、だけど」
 妹が泣きそうな顔になる。
「何って言って、みんなに来てもらうの……?」
「簡単よ」
 あたしは肩をすくめた。
「エキサイティングなイベントのプロデューサーと主役が、美人出演者を募集している。抜擢されれば新世界で華々しいデビューを飾れる。今、スポンサーの家にお忍びで来てるからチャレンジしてみない? て言っときゃいいのよ。軽い奴はすぐノルから」
「プロデューサー? 主役? スポンサー?」
「賢者と勇者とあんたよ」
 アタシは妹の肩をがしっと握った。
「一通り電話したら、駅前で菓子折り買ってらっしゃい。二千円ぐらいのでいいから、二十箱ぐらい」
「え~?」
「採用にならなかった子への、残念賞よ。ちゃんとケアしてあげれば、その子からよさげな子を紹介してもらえるかもしれないわ」
「無理だよ! 手持ちのお金、1万ちょっとしかない!」
「家族カードを使えば?」
「アレ、明細が出ちゃうもん! そんな大量のお菓子買ったら、正孝さんに変に思われちゃう!」
 おねーちゃんお金出し~て、とすがってきたから、殴ってやった。事務OLに金をせびるな! 金持ちのくせに!
 預金おろせよ。

「銀行明細だって同じだよ……何の為にお金使ったのか聞かれる」
 正孝さん、明細をチェックしてあれこれ言うのか~ 高卒奥様がバカやらないよう教育してるんだろうけど、重箱の隅をつっつくような男、苦手。金持ちでもやだ。
「うちに勇者が来ただなんて……勇者の為にお金使ったなんて説明したら……あたし、ダーリンに馬鹿だと思われる……頭が変な子だって嫌われて、離婚されちゃう」
 情緒不安定な妹は、目をうるうるとうるませている。
 いきなり目の前に勇者一行が転移してきたんだから、パニックになるのも、まあわからなくもないが……今はそれどころじゃないんだ、まどか。あんたを慰めてる暇はない。
 だって、今日は土曜日なのよ。
 明日はいい。
 だけど、明後日は月曜なの!
 入りたての会社を欠勤したくないの、おねーちゃんは! この就職難のご時世、やっと就職できた会社なんだから!

「そうだ! これを売ればいいのよね!」
 さっき貰った宝石の袋を手にし、まどかがアホな事を言う。
「リサイクルショップに持ってけば、数万にはなるよね? 数あるし、本物なら数十万とかするよね? 面接会場も、どこかのホテルにしよ。ダーリンとアタシのおうちを変な事に使いたくない。人が出入りしまくったら、管理人さんやご近所様から変に思われちゃう」

 宝石の真贋なんか、わからない。けど、本物だとしても売るのはマズいだろう。
「出どころの怪しい宝石をお店に持ち込むの? 盗難品と疑われても知らないわよ」
「う」
 まどかはちょっと言い淀んでから、なおもくらいついてきた。
「おねーちゃん、宝石全部あげるから、お金出して」
「嫌」
 ンな絵に描いたモチのような宝石いらない。いかにも庶民なあたしが、そんな宝石を大量に持ってるのは不自然だってぇの。
「じゃ、これ、ネット販売する! 後で返すから、おねーちゃん、今だけお金貸して!」
「宝石の売却も30万円を越えると、課税対象よ。宝石関連の脱税は多発してるから、税務署も目を光らせてるわ。特に、あんたの旦那は、高額納税者。妻のあんたも漏れなくチェック対象よ」
「税務署ぉ?」
 三月まで高校生だった妹が、目をぱちくりとさせる。
「確定申告を怠ると、脱税で逮捕されるかもよ? 旦那の事を思うなら、売却はやめときなさい」

「ああああ、アタシってば不幸!」
 まどかが顔を両手で覆って、ぺたりと座りこむ。

「先立つものは何ってたってお金よ。カードが嫌なら預金おろせ。あれやこれやでお金かかるだろうから、とりあえず二十万。洋服買ったって言えばいいんだし」
「駄目! 買った服、着てみせてって言われるもん!」
「ンなの、ある服で適当にゴマかせ」
「無理! 正孝さん、アタシの服の全データ持ってるもん!」
 は?
「ファッションショーごっこやった時、写真をとってデータ化したの!」
「何で?」
「愛するアタシの全てを知りたいからに決まってるじゃない! アクセサリーも下着も靴もバックも、何を持ってるかダーリンは知ってるの!」
 何、その管理っぷり。
 束縛愛かよ。
 金持ちだし、そこそこハンサムだけど……やっぱ、やだわ、あの旦那。
 ファミレスでバイトしてた女子高生にアタックした、三十オヤジだし。
 キモい。

 まどかは、『神様、助けて』とか『アタシって不幸』とかぶつぶつつぶやいてる。
 けど、無視を決めこんだ。

 仕方ないのよ。
『指示に従え』がある以上、あたしらは勇者を見捨てられない。街中にポイ捨てできないのだ。
 かくまって、面倒をみて、仲間を斡旋するしかないわよ。

 更に言えば……
 あんなファンタジーな格好してる人達、外に連れ出したくない!
 一緒に歩きたくないのよ!

 勇者一行は、まどかン家に置いといて、とっとと仲間をあてがって追い出す!
 これが最善の道!

 魔王が目覚めるのは、六十一日後だそうだけど……

 怪我するかもとか、危険かもとか、死ぬかもとか、マイナスな事は考えない!
 考えても答えがわからないんだ、考えたって無駄!
 きっとチート技が手に入る!
 そう信じて、その日は休み申請しとく。

 今はとりあえず仲間探しよ!
 さっさと平穏な日々を取り戻す!


* * * * * *


『勇者の書 101――ジャン』 覚え書き

●女性プロフィール(№033)

名前 タカナシ カガリ
所属世界   英雄世界
種族     人間
職業     OL・事務
特徴     マドカさんのお姉さん。独身。
       秘書検定2級、簿記3級、
       文章検定3級、
       ビジネス英語検定3級
       漢字検定準2級
       知的財産管理技能士3級
       普通自動車免許など資格多数
       ラック値で全てを乗り切るOL。
       でも、資格をいっぱい取っている。
       今どきのOLは資格が無いと
       就職が難しいのだそうだ。
       趣味 サッカー観戦
       特技 速記・速読
戦闘方法   不明
年齢     22歳。
容姿     黒髪・黒眼。
       ショートボブ
       背は高い。
       胸は小さめ。
       お尻と太ももが魅力的。
       伝説のストッキングがよく似合う。
口癖    『喜んで』
好きなもの  平凡な生活
嫌いなもの  非日常
勇者に一言 『よろしくお願いします』
挿絵(By みてみん)
+注意+
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