ホットコーヒー縦書き表示RDF


ホットコーヒー
作:Maria




その大きな手に包まれている。



そのまま君の口元へ運ばれる。



少し熱くて…



そしてほろ苦い…



温かくて深みがあるの…



ホットコーヒーブラック。



私にはまだ少し苦いけれど…





大人の味って感じなんだけれど…



だけど君を感じられるから…



「私もホットコーヒー。あ、ブラックで!」



真似っこしてみたり…



でもやっぱり…



「苦ッッ…」


やっぱり私にはまだ大人過ぎたかな…



「コーヒー好きなの?」





好きなのはコーヒーじゃないです…





「砂糖入れなくて良いの?」






君が砂糖でしょ…






あんなに苦いコーヒーも不思議。





君が隣にいるだけでこんなに甘くなる…



「おかわり。」



本当は苦い…






もう飲めないかも…






でもこのコーヒーを飲み終わってしまったら…






このコーヒーを飲んでいる間だけは…






君が私だけのものになる…





「それ飲んだらもう帰りなよ〜?」


まだ飲み終わりませーん…






だってまだまだ君と居たいから…



だからもう帰りなよなんて…





そんな冷たいこと言わないでよ…






苦いけど…






甘い…






私の大好きな先生の味…





ホットコーヒーブラック。














ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




◆BACK
小説家になろう