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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

どうしてわかったの?(二百文字小説)

作者: 神村 律子

 僕は彼女を待っていた。


 この暑さで誰もいない公園だ。


「来ないなあ」


 辺りを見回すが一向に姿を見せない。


 何かあったのだろうか?


 ふと心配になる。


 不安になり、携帯を取り出した。


 その時だった。


「わあっ!」


 いきなり彼女が後ろの繁みから飛び出して来た。


「ひゃあ!」


 僕は仰天して飛び上がってしまった。


「ああ、ビックリした。寿命が縮んだよ」


「どうしてわかったの?」


 彼女は嬉しそうに笑ったまま、僕の胸にナイフを突き刺した。

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― 新着の感想 ―
[一言] 神村さんがずるいなーと思うところは、最後のオチをホラーにもコメディにも自在に設定できることなんですよ。 怖いようで可笑しい、笑えるようで寒気がする、そんなスタイルとでも言いましょうか、作品と…
[一言] そう! コレコレ。 神村律子さんの“ホラー”。 大好き!
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