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第十二話 『一志VS見上先生!!(前編) 奪われた充電池メン』
GTとのデュエルを終え、俺はレッド寮にちょうど今着いたところだった。

一志
「あ~重い!」

やっち
「おっ!やっとお菓子が到着したか!」

一志
「俺よりお菓子が大切なのかよ。」

そういいながらお菓子を床に置いた。

やづや
「そういえばなんかやけに遅かったな。」

そういわれてなんと言おうかまよった。
GTとのデュエルのことを言うべきか、言わないべきか・・・

一志
「いや~、途中でお菓子を落としちゃって・・・」

とりあえずこんなことを言ってごまかしておいた。
言ったらいろいろと聞かれてめんどくさそうだったし。

やづや
「ふ~ん・・・あ、そう言えばこの前のやっちが雷斗とデュエル
          したときに言った『3大デッキ』について調べておいたんだけど・・・」

『3大デッキ』というのは、毎年決められるこのデュエル・アカデミアで現在最強だといわれている3つデッキのことである。

一志
「・・・で、どうだった?」

やづや
「まず一つ目は望月雷斗の『ライトロード』」

一志
「うんうん。」

やづや
「二つ目はなんと!!日野中ベル男の『フレムベル』!」

一志
「まじかよ!ベル男のデッキが・・・ってか『フレムベル』ってなに?」

やっち
「俺もよく分からん。」

一志
「あ、そーですか。・・・でもまぁ、知らない分楽しみがあるからいいか。」

やづや
「そして三つ目は・・・・・」

一志
「三つ目は?」

やづや
「なんと!!」

一志
「なんと?」

やづや
「われらが見上先生の『戦士族』だ!!」

一志
「!?」

やっち
「これは意外だろ。」

一志
「いや、意外とかそういうのじゃなくて、先生ってそんなに強いの?
               ってか先生のデッキが3大デッキに入っちゃっていいの?」

やづや
「質問が多いやつだな。」

一志
「多いって言われても2つしかしてませんけどなにか?」

そのとき、部屋のドアからいきなり誰かが入ってきた。

見上先生
「拙者のことをよんだでござるか!?」

一志
「せっ、せんせー!」

やっち
「びっくりさせんなよ!」

見上先生
「すまんすまん、この部屋の前を通りかかったら拙者の
          名前が聞こえたでござるからな。で、何の話をしていたでござるか?」

やづや
「3大デッキの話。」

一志
「そうだ!先生のデッキが3大デッキの1つって本当なの?」

見上先生
「一応本当でござるが・・・」

一志
「すげぇ!先生、今すぐ俺とデュエルしてくれ!」

やづや
「なんでそうなる。」

見上先生
「いや、今はデッキ持ってないでござるし・・・」

一志
「ガーン。」

見上先生
「あ、今日の夜7時にここの食堂で集会やるから
                  ちゃんと来るでござるよ?では拙者はこの辺で!」

そういうと、先生は部屋から出て行った。

一志
「・・・集会でなんの話するんだろう?」

やっち
「ズバリ!レッド寮の飯のメニュー改善についてとか?」

やづや
「100%ありえないな。」

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そして午後7時・・・

見上先生
「え~これから集会を始めるでござる!今日の内容は・・・」

やっち
「メニュー改善?」

やづや
「いつまで引きずってんだよw」

見上先生
「え~と・・・『デュエル・アカデミア交流戦』のレッド寮の代表についてでござる!」

『デュエル・アカデミア交流戦』とは、年に1度、レッド・ラー・オベリスク寮から1人ずつ代表を決めて、デュエル・アカデミアの姉妹校の代表とデュエルをする、というイベントである。

見上先生
「したがって今日はレッド寮の代表を決めたいでござるが・・・」

生徒たちはそれを聞いて、みんなやりたくないような顔をしていた。
なぜかというと、レッド寮は落ちこぼれの集団でみんないくじなしだからである。
しかしデュエル好きの俺は速攻で立候補した。

一志
「先生!俺が代表やりたい!」

見上先生
「立候補してくれるのはありがたいんだが、去年のことをふまえて、
      今年は全員で拙者とデュエルをし、勝った生徒の中から選ぶことにしたでござる。」

先生がそういうと、生徒たちから
「なんだよそれ?」「めんどくさい~」「勝てるわけないじゃん」
などと言う声が聞こえてきた。

一志
「去年のことってなに?」

見上先生
「いや、去年はくじで代表を決めたでござるが、その生徒が本番、超速攻で
      相手にやられてしまい、こちらのアカデミアの恥だと批判されちゃったでござって・・・」

やっち
「で、今年は実力がある生徒を代表にする、ということか。」

見上先生
「そのとおりでござる。」

一志
「じゃあ、先生!一番目の相手は俺でいいよね?」

見上先生
「まぁ、順番はどうでもいいでござるからな。」

一志
「よっしゃ!じゃあ早速・・・」

見上先生
「いくでござる!」

そういいながら俺と先生はデュエルディスクを起動させた。

一志&見上先生
「デュエル!」

『一志』  LP4000
『見上先生』LP4000

一志
「俺の先攻、ドロー!・・・モンスターをセットし、カードを1枚セットしてターンエンド!」

『一志』LP4000
手札 4  伏せ 1 墓地 0 除外 0
セットモンスター×1

見上先生
「拙者のターン、ドロー!・・・『忍者マスター SASUKE』を召喚するでござる!」

忍者マスター SASUKE 光 ☆4 戦士族
ATK/1800  DEF/1000
このカードが表側守備表示のモンスターを攻撃した場合、ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。
                       
見上先生
「『SASUKE』で伏せモンスターに攻撃!」

先生がそう言うと、『SASUKE』がクナイを懐から取り出し、伏せモンスターに向かって「さすが忍者!」と言わんばかりの速さで投げた。

一志
「かかったな、先生!『ボタン型』のリバース効果発動!」

電池メンーボタン型 ☆1 光 雷族
ATK/100  DEF/100
リバース:自分のデッキから「電池メン-ボタン型」以外のレベル4以下の「電池メン」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。また、リバースしたこのカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

一志
「この効果でデッキから『単一型』を守備表示で特殊召喚!」

電池メンー単一型 ☆1 光 雷族
ATK/0  DEF/1900
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手は自分フィールド上に存在する「電池メン-単一型」以外の雷族モンスターを攻撃対象に選択できない。

一志
「そしてデッキをシャッフルし、1枚ドロー!」

見上先生
「リバースモンスターだったでござるか・・・
                カードを1枚セットして、ターンエンドでござる!」

『見上先生』LP4000
手札 4 伏せ 1 墓地 0 除外 0
「(攻)1900忍者マスター SASUKE」

一志
「俺のターン、ドロー!」

そのときおれがドローしたカードは『充電池メン』だった。

一志
「(充電池メン!)」

充電池メン「早速おいらの出番っすか?」

一志
「よし・・・『単一型』をリリースして、出て来い、
               俺の最高の切り札!『充電池メン』をアドバンス召喚!」

充電池メン ☆5 光 雷族
ATK/1800  DEF/1200
このカードの召喚に成功した時、自分の手札またはデッキから「充電池メン」以外の「電池メン」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。このカードの攻撃力・守備力は、自分フィールド上に表側表示で存在する雷族モンスターの数×300ポイントアップする。

一志
「そして『充電池メン』の効果発動!デッキから『単三型』を特殊召喚!」

電池メンー単三型 ☆3 光 雷族
ATK/0  DEF/0
自分フィールド上の「電池メン-単三型」が全て攻撃表示だった場合、「電池メン-単三型」1体につきこのカードの攻撃力は1000ポイントアップする。自分フィールド上の「電池メン-単三型」が全て守備表示だった場合、「電池メン-単三型」1体につきこのカードの守備力は1000ポイントアップする。

単三型  ATK/0→1000
充電池メンATK/1800→2400  DEF/1200→1800

見上先生
「これがお主の切り札か!」

やっち
「あら~、もう『充電池メン』を出しちゃったか。これはもう一志の勝ちじゃね?」

やづや
「いや、3大デッキはそんな簡単にはやられないはずだ。」

一志
「頼むぞ、充電池メン!」

充電池メン
「OKっす!」

一志
「『充電池メン』で『SASUKE』に攻撃!<ライトニングクラッシュ>!!」

そう言うと、『充電池メン』がビリビリした電撃を『SASUKE』にむけて放った。

(攻)2400充電池メン→(攻)1800SASUKE

そして『SASUKE』は電撃によって消滅した。

『見上先生』LP4000→3400

見上先生
「ぬぅ・・・」

一志
「さらに『単三型』でダイレクトアタック!」

すると、『単三型』が先生に体当たりした。

見上先生
「ぐあっ!」

『見上先生』LP3400→2400

見上先生
「なかなかやるでござるな・・・」

すると生徒たちから「いいぞー!」「そのまま勝っちまえ!」「ってかお願いだから勝って!」
という歓声が聞こえてきた。

やっち
「みんなどんだけ代表になりたくないんだよw」

一志
「これでターンエンド!」

『一志』LP4000
手札 4 伏せ 1 墓地 2 除外 0
「(攻)2400充電池メン」「(攻)1000電池メンー単三型」

見上先生
「拙者のターン、ドロー!・・・いくでござる!『切り込み隊長』を召喚するでござる!」

切り込み隊長 ☆3 地 戦士族
ATK/1200  DEF/400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手は表側表示で存在する他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択する事はできない。このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する事ができる。

見上先生
「さらに『切り込み隊長』の効果発動!手札から
               『共闘するランドスターの戦士』を特殊召喚でござる!」

共闘するランドスターの戦士 ☆3 地 戦士族 チューナー
ATK/500  DEF/1200
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する戦士族モンスターの攻撃力は400ポイントアップする。

やっち
「チューナーってことは・・・」

やづや
「あぁ、シンクロ召喚だな。」

見上先生
「『切り込み隊長』と『共闘するランドスターの戦士』をチューニング!
      ☆3+☆3=☆6
      正義の心が今、1つとなって降臨する!シンクロ召喚!
                  出てくるでござる!『ゴヨウ・ガーディアン』!」

先生がそう言うと、縄を持った人型のモンスターが現れた。

ゴヨウ・ガーディアン ☆6 地 戦士族
ATK/2800  DEF/2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、そのモンスターを自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する事ができる。

一志
「☆6で攻撃力が2800も!?」

見上先生
「すごいのは攻撃力だけではないでござるよ?」

一志
「ど~ゆうこと?」

見上先生
「見ればわかるでござる!『ゴヨウ・ガーディアン』で
             『充電池メン』に攻撃でござる!〈ゴヨウラリアット〉!!」

すると『ゴヨウ・ガーディアン』は持っていた縄を『充電池メン』に投げつけ、捕縛してしまった。

充電池メン
「ひえぇ~!」

一志
「充電池メン!」

そして『充電池メン』はそのまま消滅してしまった。

『一志』LP4000→3600

一志
「くそっ・・・」

見上先生
「さらに『ゴヨウ・ガーディアン』の効果発動!
           『充電池メン』をこちらの場に守備表示で特殊召喚するでござる!」

充電池メン
「うぅ、なんでおいらがこっち側に・・・」

一志
「だが先生の場に雷族は『充電池メン』だけ、よって
                  『充電池メン』は攻守がダウンするはずだ!」

充電池メンATK/2400→2100  DEF/1800→1500

見上先生
「拙者のターンはこれで終わりでござる!」

『見上先生』LP2400
手札 3 伏せ 1 墓地 3 除外 0
「(攻)2800ゴヨウ・ガーディアン」「(守)1500充電池メン」

見上先生
「どうでござるか?切り札が奪われる気持ちは!?」

やっち
「おいおい、なんかたった1体のモンスターで形勢逆転されちゃってんじゃん。」

やづや
「これは次のターンでなんとかしないとやばいな・・・」

一志
「ぬぅ・・・」

・・・つづく☆
正直『充電池メン』の攻撃名や『ゴヨウ・ガーディアン』のシンクロ召喚時のセリフを考えるのは難しかったです。

・・・というか『ゴヨウ・ガーディアン』にはもとからセリフがあるんでしょうかね?

とりあえず色々なことがあって長くなってしまい、またまた話を分けてしまいました・・・

その分続きもしっかり頑張って書きますのでよろしくです。


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