表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/13

クリック 11

 

 

 校舎を出た二人を迎えたのは、満天の星だった。

 街灯も月も人影もない帰路の途中で、唐突に鮒木が言った。

「──どうでもいい話だけどな」

「なんだ」

「何でヨットなんだ? 金持ちのスポーツならテニスとかゴルフとか、他にもあるだろ」

「……くだらない理由だ」

「ふーん」

 沈黙する鮒木に、今度は銀崎が尋ねた。

「あの二刀流は──今日、思いついたのか?」

「……ああ」

「それなら、まだ磨けるな」

「ああ」

 岐路に立ち止まり、二人は互いを見た。

 そして言った──二人同時に。

 

「──次は、負けない」

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ