別にシリアスじゃないと思います。
最後ちょっとあれですが。
それと、最後の一行上と下がかなり開いてますが、
いつもどおり後書きちゃんとあるので、
出来れば読んでくださいね。
第7話『どちらも最強!!〜そして闇へ〜』
ガキィン!!ガィン!!
俺が攻撃したら、美咲先輩が防いですぐさま攻撃を返す。
美咲先輩が攻撃したら、俺が防いですぐさま攻撃を返す。
そんな事をもう5分も続けている。
本気ではないが、一応真面目にはやっている、
それなのに、俺同様、息すら切らさない、あの先輩は本当に強いようだ。
そしてまた、俺の攻撃が防がれ、美咲先輩が攻撃の予備動作をする。
俺は防御の構えを取ろうとした。
しかし、俺の本能が、告げた。
『何か来るぞ!!』
と、
すると、次の瞬間、美咲先輩は槍を消したかと思うと、
両手を前に突き出した。
そして、そこから迸る青白く輝く雷光。
もし、防御の構えに入っていたら防げなかっただろう。
でも俺は、本能に従ったお陰で、能力で氷壁を作り出し防御する事が出来た。
攻撃の予備動作まで見せて囮にするとは、本当に強い先輩である。
しかし、時間は殆ど無かった。技名を言うと少ない集中力で技が出せるのだが、
今回技名を言う暇はなかった。
そのせいで、能力を使うのに、集中力をいつも以上に割かなければならかった。
俺はそのまま大きくバックステップして間合いを開けようとする。
そして、後ろに跳んだ瞬間、後悔した。
いつもの、集中力があれば、気付いていただろう。
しかし、先ほどの技のせいで、集中力が若干薄れていた。
おそらく、このことまで全て美咲先輩は計算に入れていたのだろう。
攻撃の予備動作まで見せて俺に仕掛けた雷撃。
あれすらも、囮だったのだ。
それを裏付けるように、美咲先輩は俺が空中にある内に、手を上に突き出す。
今なら先輩は無防備だが、俺が自分で作り出した氷壁が邪魔で、
遠距離攻撃も届かない、氷壁を消せば、まだせめぎ合っている雷撃が通る。
なんてこった、本当に計算尽くしの先輩だ。
そして、美咲先輩がチェック(王手)を掛ける。
「雷撃操作、一之奥義『雷撃乱舞』」
次の瞬間上空で、雷光が乱舞する。
かっこいい技名だな、とか思ってる暇はない。
後1秒もすればあの雷光がすべて、雷撃となって俺に降り注ぐだろう。
それは困る。丸焦げは困る。
仕方ない、俺も真面目に技を使うか。
「能力発動、『業火大障壁』」
次の瞬間、俺に雷撃が落ちるより早く、
刹那の間に俺の周りを灼熱の業火が乱舞する。
それは、俺を全方位から守る大障壁となり立ち塞がる。
そして、俺の周りを業火が覆った次の瞬間。
ぴしゃ!!どがああああああああああん!!
とてつもない轟音が鳴り響いた。
雷撃が俺に降り注いだのだろう。
地面が揺れる。
それは数秒続き、ようやく止まった時には、
俺は、無意識のうちにほっと胸をなでおろしていた。
それに、後から気付き、本当に強い先輩だと改めて思いなおす。
俺は、雷撃が止まり、さらに数秒してから炎を消す。
あれだけ凄い雷撃が落ちたのに、地面にクレーターが出来たりはしていない。
その辺にパリパリっと、青い雷光が走っているが、気にしない
恐らく、全てが俺に落ちたのだろう、
完全に技はコントロールされていたと言うことだ。
まあ、あの先輩なら当然だが。
「さすが龍哉君ですね♪ちょっと驚きました。まさか、あの雷撃を全て防ぐなんて」
「いやー、ちょっときつかったですけどね、本当に先輩は強いですよ」
「ありがとう御座います♪」
「いえいえ」
そうして、お互いを称え合った後、再び激突しようとしたのだが、
そこで予想外の事態が起こった。
俺も、恐らく美咲先輩も。
観戦していて自分もやりたくなったのか、少し離れた所で、
秋華が不良っぽい生徒相手に、戦闘していたのだが、
秋華の相手の不良生徒が放ったサッカーボール程の風の塊が、
美咲先輩に向かって、飛んで行ったのだ。
手元でも狂ったのか、わざとか、個人的に後者だと思う。
まあ、そんな事はどうでもいいのだが、いや、良くは無いが。
とにかく、問題は此処からだ。
分かっていれば、回避できたかもしれないが、
秋華と、不良生徒の戦闘は、美咲先輩の後ろで行われていた。
つまり、俺からは見えていても、美咲先輩には、見えていないのだ。
しかも、不良生徒は、風の塊を飛ばしている事から、
能力は沙紀と同じ『風力操作』だろうが、
その能力を使って、風の抵抗を少なくしているらしいのだ。
常人の動体視力では捉えられないほど物凄いスピードで、
風の塊が美咲先輩に迫る。
こうなれば、俺のすることは1つしかない。
と言っても、無意識に体が動いていたが。
集中力を全て注ぎ込み、技名無しでも出来るだけ大きく境界を操作して、
身体能力を上げる。
俺の髪が伸び、白金に変色、日光を反射してキラキラと輝く。
そして風の塊よりも速く、美咲先輩に迫ると、美咲先輩を遠くへ、
しかし、できるだけ優しく突き飛ばした。
美咲先輩の目が驚きで見開かれる。
始めて見る美咲先輩の顔だったが、そんなことを考える暇さえ無かった。
次の瞬間、俺の体を突き抜ける衝撃。
腹に風の塊が直撃したようだ。
後方に数メートル吹っ飛び、集中力を完全に使い果たしたせいで、
頭が回らず、受身さえ取れずに背中から地面に叩きつけられる。
一気に意識が薄れていく。
急速に闇に沈む意識の中、最後に見たのは、
俺に駆け寄る美咲先輩、沙紀、春華、秋華の
泣きそうな顔だった。
はい、どうだったでしょうか?
前回に比べれば、ましな文章になったかと。
今回、まさかのオチですね、
あれは、小説を読み漁った後の、夕食のときに、
読んだ小説のことを考えていて思いつきました。
別に、死んではいませんから、ご安心を。
まあ、次回では、復活しますから、大丈夫です。
こんな感じで終わります。
それでは、また次回。
次回予告!!
主人公見事に復活!!
視察はどうなったんでしょうね?
もしかしたら、生徒会超絶美少女4人組の、
素デレが見られるかも知れません!!
・・・・・・が、それは作者の調子が良ければです。
期待せずに待っててください!!
それでは!!お楽しみに!!
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