双子の二人「ファースト」縦書き表示RDF


まぁ、読んで見て面白くなかったら、途中で止めていいですよ?
では♪レインの小説御覧くださいな♪
双子の二人「ファースト」
作:レイン氷花



「蒼。」
「何?」
「頼むから止めてくんないかな。」
「何を?」

 蒼はとぼける。

 現在の俺が置かれている状態は、一言で言うと、かなりいい。だが!

「裸でくっつかないでくれ。」
「ええ〜!気持ちいいのに?」

 そう!今俺が置かれている状態は、蒼が裸で添寝しているのだ!だが俺も漢だ!嬉しくない訳が無い。だがな。この状態が続くと、俺の理性がぶっ壊れちまうんだよ。

「もっと一緒にいようよ〜。」
「いや、だからさ、服着てくれ。頼むから。」
「い〜やっ!」

 コイツ!って、え!?チョット待て!パンツに手を入れやがった!?

「うふふ〜、紅を裸に〜♪」
「おい!?待て!待て!それは止めろー!」

 願いも空しく、蒼にパンツを奪われた。

「わぁ、おはよ〜、紅の〇〇〇〇♪」
「こら、返せパンツ。」
「い〜や〜だ!」

 蒼からパンツを取り返すべく、身を乗り出して腕を掴む。が、元々無理な姿勢で掴んだ為、蒼に覆い被さってしまった。

「わぁ、紅って大胆だね。」
「変な冗談つくな。」
 ガチャン!

「おにーちゃーん!起きて!?、る…。」

 バタン!ドタドタ!
「ありゃりゃ、桃には刺激が強過ぎたかな?」
「最悪だ…。」

 その後の俺は忙しかった。桃の誤解を解く為に1時間以上を費やし、朝食を抜いて学校に行くしかなかった。

「紅、顔色悪いよ?」
「誰のせいだよ。」
「さぁ?誰のせいでしょう。」

 コイツ!本当にムカつく奴だな!

「もういい、行くぞ。」

 かなり疲れた…、朝からこんなに疲れると、眠くなって、…大変だ。
「大丈夫?気分悪いなら学校休む?」
「いや、いい。」

 くそっ、とは言ったものの、意識が、薄れ、て、き…、た……。

「わ!本当に大丈夫!?無理しないで!」
「無理はしてね、え…。」
「もう!昔から体が弱いんだから無理しないでよ。」

 蒼の声が遠くなっていく……な…。



 次に俺が目を覚ましたのは、ベッドの上だった。

「目ぇ覚めた?」
「覚めた。」
「良かった。」
「ここはどこだ。」
「病院。」

 病院か、道理で、見覚えが無いと思ったら、運び込まれたのか。また。

「今何時?」
「10時56分。」
「結構寝たな。」
「ごめんね。」
「謝るな。」
「ごめん。」
「蒼のせいじゃない。」
「でも、倒れた原因は私なんだよ?」
「それでも、蒼のせいじゃない。」「優しいね、紅は。」
 そう言って、涙を拭う。

 コイツはいつも俺を思ってくれている。そう言う事であれば、俺はコイツの足元にも及ばない。

「眠たい?」
「全然。」
「じゃあ、何か話する?」
「お前は眠くないのか?」
「ちょっと眠い。」
「だったら、寝れ。」
「嫌だ。紅と話する。」
「くま出来てるぞ。」
「いいんだよ、僕は。」
「眠ってくれよ。頼むから。」
「どうして?」
「お前の寝顔が見たいから。」
「え、え!?な、何言って…。」
「蒼の寝顔が見たいんだ。だから、寝てくれ。」

 蒼の顔が、急激に赤くなっていく。

「うん、分かった。お休み、紅。」
「お休み、蒼。」

 蒼は、数秒で寝息をたてて、その純粋な顔を覗かせる。

「ゆっくり休め。蒼。」

 蒼の頭を撫でる。

 満月か、病室から見たくはなかったな。

 自嘲気味に自分を笑う。

 紅の長い夜は続く。


 今更思うのだが、蒼は俺が好きだ。家族として、双子として、異性として、勿論、俺も蒼が好きだ。でも、いつまでこんな日常が続くか…。

「悲しいな、今すぐにでも抱き締めたいのに出来ないのは。」

 紅の長い夜は続く。

 それが辛ければ辛い程、長く感じる。



 紅に許されているのは、蒼の幸せを願う事。


また、続編書くんで、宜しくねぇ〜?













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