表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
410/584

第410話 物語とは関係ありません12 『(改)プロローグ』編

4コマ劇場 アイオライト_768・・・・・2013/07/24

 シリーズ3

  タイトル「物語とは関係ありません12 『(改)プロローグ』編」


★ 1コマ ★

ヒューマイト国にて(巨大神と戦闘中~?)・・・


 アリス(フォスフォフィライト)

「え~、番組の途中ですが・・・(ぼそっ) 昨日、Crystalがてきとうに書き上げた『クラリオンアース(改)』のプロローグ(仮)を特別公開したいと思いま~す♪(いえ~ぃ)」


効果音「どんどんひゅ~ひゅ~ぱふぱふ♪」


 陸

「な、なにーーーーー!!(どびっくり)」(オレたちの物語が・・・いま再び!?)


 菜月

「く、クラリオンアース・・・改!!(大汗)」(改ってなに!?)


 薫

「おぉ~♪(すごい)」


 サフィ

「・・・・・(う~ん) それって、ドラゴンボール改みたく、旧作に新作映像を追加しただけの適当な誤魔化しなんじゃ・・・(ぼそっ)」


 アリス(フォスフィ)

「そこ!(ぴしっ) みなさんの興味を削ぐようなこと言わないの!!(うがーーー!)」


 サフィ

「えぇ~~~(汗)」(サフィが悪いの?)


★ 2コマ ★

 アリス(フォスフィ)

「で~、旧作を読んでいないひとのため簡単に説明しておくと~、『なんちゃらプラネット』の主人公・野乃原真菜が疑似惑星創造シミュレーションシステム『プラネットメーカー』で誕生させた疑似惑星『クラリオンアース』上で展開されるアヴァターと呼ばれるプログラム人格同士の戦い!」


 陸

「うんうん」


 菜月

「まさかわたしたちが・・・人間じゃなくてプログラムで再現された疑似人格だったなんて、アヴァターになるまで夢にも思わなかったもんね~(苦笑)」


 薫

「た、たしかに・・・(どきどきどき)」


 アリス(フォスフィ)

「じつのところ、あなたたちはゲーム内の登場人物だと(優子に)騙されているだけであって、『クラリオンアース』は実際に惑星として宇宙に存在しているよ~。あなたたち自身もプログラムじゃなくちゃんと生きた人間だしね~~~(あははっ♪)」


 陸

「って、ちょっと待て!(怒) なに、物語の根本にかかわるネタばれをさらっと暴露しているんだよおまえは!?(がぎゃーーーーー!!)」


 アリス(フォスフィ)

「えぇ~(汗) 別にいいでしょ、そのことは『なんちゃらプラネット』でも『クラリオンアース』でも説明されているわけだしさ~(苦笑) ・・・それに(ぼそっ)」


 菜月

「それに・・・?(ごくり)」


 アリス(フォスフィ)

「あたしの登場しない物語がどうなろうと知ったことじゃ~ない!(あはっ♪)」(カオスっちゃえ~♪)


 陸

「おいぃ!!(なんだよそれは!)」


効果音「すががーーーーーーーーーーん!!」


 アリス(フォスフィ)

「てなわけで~、新作小説『クラリオンアース(改)』のプロローグをお楽しみください♪(にこ~っ)」


 陸

「新作じゃねぇだろ・・・(ぶつぶつ)」


 アリス(フォスフィ)

「ちなみに、作中は旧作以上に 『残酷描写』 が含まれていますので、痛いのが苦手な方は3コマ目をすっ飛ばし、4コマ目へと移動してください♪」


 陸

「ざ、残酷描写ーーーーー!?(どびっくり)」(まだプロローグなのに!!)


★ 3コマ ★


 注意!! この作品には残酷描写が含まれています。痛いのが苦手な方は素通りしてください(ぺこり)



   『クラリオンアース(改)』 ← タイトル未定


プロローグ


 街並みを一望できる夕暮れ時の公園で、少年少女が向かい合っていた。

 顔を真っ赤にして呆然と見つめ合う二人……。少女が口にした精一杯の告白に、少年はかなり戸惑っているようだ。

 静寂が辺りを包み込む。少年は、照れたように、困ったように苦笑した。

 ハッと我に返った少女は、さらに顔を赤くしてあたふたする。

『いま返事してくれなくてもいいよ……』

 否定的な内容を予想したのか、少女は自ら少年の答えを先送りにしてしまう。これから先、少年との哀しい別れが待ち受けているとも知らずに――


 後に少女はこのときのことを思い出す。

 少年が少女の想いを受け止めてくれていたら、あるいは二人の未来は違っていたのかもしれない。いや、このときの少女たちには、迫り来る災厄に抗うなど不可能なことであった。

 何をしようとも結果は変わらない。二人が望む望まないにかかわらず、この虚ろで不確かな世界の運命をかけた戦いに巻き込まれてしまうことになるのだから。

 そう、そのときは、刻一刻と迫っていた。


 夜の帳が下りてくる――

 なんともいえない雰囲気に耐えられなくなった少年は平静を装いながら少女に近づく。少女の方も、緊張気味に少年へと歩み寄る。

ドスッ!

 そのとき、鈍い音と共に、少年は背中に衝撃を感じた。

 じわりとした痛みを感じ、視線を胸元へ向ける。

 やや鈍い光を放つ金属片……。少年の血によって赤く染まった刃の切っ先が背中を貫通して胸元から飛び出していた。

 いったい何が起こったのか、少年は激しく混乱してしまう。

 理解できる感覚といえば、徐々に増してくる胸の激痛と、肺から溢れ出て口へと到達した血の味だけだった。

 少女は見た。少年の背後に立つ不気味な人影を……

『こどもがこんな時間に出歩いていたら――いけないな』

 そんな男の声が聞こえる。

 不意に、男は少年に突き刺さった刃を抜き去る。その途端、両の傷口から血しぶきが飛び散る。少年は、力なく地面へ崩れ落ちた。

 少年の血を浴びた少女は、全身を赤く染めて呆然と立ち尽くす。目の前で起きた惨劇に、悲鳴を上げることすらできなかった。

『そら、おまえも逝けよ……』

ザシュッ!

 少女の視界が赤く染まる。頭から顔、そして肩や胸にかけて激痛が走る。声にならない悲鳴を上げ、前のめりに倒れ込む。気づけば、顔から地面に突っ込んでいた。

『あ~ぁ、本当は……こんなことしたくないんだけどな!』

 男は、逆手に持った刃を少女の背中に突き立てる。しばらく激しく痙攣していた少女の身体は、ゆっくりと動かなくなった。

 それに満足したのか、男は少女に突き刺さった刃を引き抜く。血だらけで倒れ込む二人を見て、不気味に微笑んだ。

『二人殺ったから、合計20EPゲットっと……おっ?』

 宝珠のような何かを手にした男は驚きの声を上げる。

『なんだ、110EPも増えてやがる! こいつらのどちらかが仮契約者だったのか? そいつはラッキーだったぜ』

 そんな言葉を言い残し、男は平然と公園から立ち去って行く。

 地面へ転がる血だらけの二人には目もくれず――


 あれからどれだけの時間が経ったのだろう……。薄れゆく意識の中で、少女はそんなことを考えていた。

 血の流れ出た身体は、考えられないほど冷たくなり、もはや傷の痛みすら感じられなかった。

 程なく少女の刻は止まり、死が訪れるであろう。いや、仮契約のときに聞いた話が真実だとすれば、死という概念ではなく、単に存在が消えてしまうだけなのかもしれない。

 そんな無慈悲な世界の理を……少年の運命を変えようと決意した矢先のことである。やはり、少女には過ぎた想いだったのだろうか。

『………、かお……ごふっ、香織……』

 微かに……囁くような少年の声が聞こえてくる。

『り、璃……』

 少年の声に反応して、少女の身体に僅かながら力が戻る。

 動かない身体でずるずると這いずりながら、少女はやっとのおもいで少年の元へと辿り着く。

 既に少年の呼吸は無く、鼓動も弱々しく今にも止まりそうだった。

『りく……璃琥くん!』

 強引に身体を起こした少女は、少年を抱きかかえようとする。だが、それは叶わない願いだった。

『……え?』

 少年の身体が光り出し、陽炎のように揺らぎはじめる。存在感が薄れ、まるで単なる立体映像が投影されているだけのようであった。

 触れているはずなのに何も感じられない。身体の隅々――端の方から光の粒子となり、散り散りとなって空中に四散する。

『嫌っ、璃琥くん……。い、逝っちゃダメ!』

 辺りに漂う光の粒子を必死で集めようともがく少女……。そうしている間にも、少年の身体は次々と粒子に変わる。

『りく……ん。うわぁ……、あああああーーー!』

 どう足掻こうとも元には戻らない。どうしてこんなことになってしまったのだろうか。

 絶望に打ちひしがれ、自身に迫りくる死の気配を感じながら……少女は無意味に叫び続けた。

ピピッ、ピピッ!

 いつの間に地面へ落ちたのだろう。少女のカード端末から着信音が聞こえてくる。

 その音を聞いた少女の瞳に、僅かながら希望の光が灯った。

 必死になって手を伸ばし、カード端末を拾い上げる。金属端子に親指を当て、通話回線を開いた。

『この世界からわたしの存在が消えても構わない。契約でもなんでもするから……お願いだから、璃琥くんを助けてよーーーーー!』

 そう叫んだ途端、少女の前に光の球体が現れた。

 とても直視できないような眩しさであるにもかかわらず、その優しく穏やかな光は少女の心をも落ち着かせる。

 心なしか、少しだけ傷も癒えたように感じてしまうほどだ。

 球体を手にしてしまえば、少女は全てを失うことになる。そのことは、事前に説明を受けてわかっていた内容だった。

 しかし、少女に一切の迷いはない。

 どんなことをしてでも少年を助けたい。たとえ、少年が少女のことを、完全に忘れ去ることになったとしても――

 瀕死の少女は、目の前に浮かぶ光の球体へ手を伸ばす。そっと触れると、球体から閃光が放たれた。

 眩い光が闇夜の公園を明るく照らす。まるで、昼間に逆戻りしたかのようだった。

 光の球体を受け入れたことにより、契約は締結されたことになる。

 それは、一人の少女……白檀香織の存在が世界の理から外れ、完全に消え失せた瞬間でもあった。


★ 4コマ ★

 陸

「・・・・・(汗)」


 菜月

「え、え~っと・・・(大汗)」


 アリス(フォスフィ)

「・・・ほぉ~(なかなか)」


 サフィ

「って、リク、そっこうで死んじゃったーーーーーーー!!(涙)」


 陸

「死んでねぇよ!!(叫び) てか!(汗) 璃琥りく香織かおりって・・・え!?(あれ?)」(オレたちと字が違うんだけど!)


 菜月

「もしかして・・・別人?(どきどきどき)」(改になってキャストも一新!?)


 サフィ

「でも、カオリのことは白檀びゃくだんって・・・なってたよ(ラストの方で)」


 薫

「わたしの本名、白檀薫・・・(大汗)」(しかも、どうしてメインヒロインぽく書かれているの?)


 アリス(フォスフィ)

「その件については、Crystalからコメントをいただいています。『陸や薫、鬼界のみこともそうだけど、4コマで登場してもらっていて名前が漢字一文字ってところに(なぜだかわからないけど)違和感がありました。で~、(改)を書きはじめるにあたって、この際だから改名しちゃおうと・・・』ってことです」


 陸

「違和感って・・・なんだよそれ?(大汗) じゃあ、オレの名前はこれから陸じゃなく璃琥ってことになるのか!?(大汗)」(読み方は同じだけど・・・)


 アリス(フォスフィ)

「いや、あんたたちはいままで通り・・・陸に薫で通すみたいだよ(4コマでの話だけどね~)」


 陸

「・・・は?(大汗) だったら、別に改名する必要ないじゃないかーーーーー!?(意味わからんぞ!!)」(4コマで違和感があったんじゃなかったのか!)


 アリス(フォスフィ)

「あ~、Crystalは、なんでもおもいつきで決めちゃうタイプだから、あとさき考えていないんじゃないかな~~~(汗)」


 陸

「理由になっていねぇえええ!!(怒)」


効果音「ばきゅ~~~~~~~~~~ん♪」


 アリス(フォスフィ)

「・・・・・(あ) ちなみに・・・、ショウの漢字名は如月翔です♪(そういえば)」


 陸

「あがっ!?(大汗) って、おもいっきり一文字名前じゃねぇ~か!!(激怒)」


 サフィ

「ひいきだ、ヒイキだ~!(やんや、やんや♪)」


 アリス(フォスフィ)

「でも、ショウは基本カタカナ表記だからな~」


 陸

「だったらオレたちも!!」


 アリス(フォスフィ)

「あんたたちの場合、呼び方を漢字とカタカナで分けているからダメ・・・」


 薫

「・・・・・(ちらり)」 ← 遠慮がちにサフィの様子を窺う


 陸

「・・・・・・・(じぃ~っ)」 ← サフィをガン見


 サフィ

「えっ!(汗) もしかして、サフィの所為!?(びっくり)」


説明文「サフィのセリフのみ、陸のことをリク、薫のことをカオリとカタカナで表記されます(笑)」 ← どうでもいいこと♪



★ コメント ★

 基本的に、Crystalは痛い話が苦手です(読むのも書くのも・・・)

 Crystal的には、『なんちゃらプラネット』が一番のお気に入りかな~♪(笑)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ