第230話 クリノヒューマイトからの依頼
4コマ劇場 アイオライト_589・・・・・2012/02/14
シリーズ3
タイトル「クリノヒューマイトからの依頼」
★ 1コマ ★
ヒューマイト城、謁見の間にて・・・
クリノヒューマイト
「こほん・・・(汗) 改めてになるが――ヒューマイト国代表クリノヒューマイトだ(痛~)」 ← 前回、一方的にボコられました(笑)
アリス(フォスフィ)
「・・・・・・・(じぃ~~~っ)」 ← クリノを凝視
クリノ
「・・・あ~(なにかな?)」
アリス(フォスフィ)
「だだっ子・・・(ぼそっ)」
クリノ
「!!?(びくーーーーーっ!!)」 ← 慌てて両腕で防御する
アリス(フォスフィ)
「じだんだ・・・(にやっ)」
クリノ
「ひゃっ!?(びくびく!!)」 ← あきらかに挙動不審(爆)
アリス(フォスフィ)
「ふっふっふっ・・・(微笑)」 ← もの凄く楽しそう♪
スフェーン(仔犬型)
『って、アリス・・・あなたいい加減に!!(大汗)』(一国の王様からかうんじゃないの!)
効果音「ずががーーーーーーーん!!」
★ 2コマ ★
数分後・・・
アリス(フォスフィ)
「あたしたちがラリマーに来た・・・目的?」
クリノ
「そうだ。現在のラリマーには、隣国ルチルクォーツがもうすぐ攻め込んでくるという噂が流れている。その噂自体はフェルドスパー(シーライト)からの報告でデマであると判明しているのだが、先代の王までは他国に侵略を繰り返していたルチルクォーツの悪名がラリマー国民の心に根強く残っていることもまた事実・・・。そこで、ルチルクォーツからの訪問者であるお前たちの目的を聞いておきたい(ギロリ)」
アリス(フォスフィ)
「目的なら、こっちが聞きたいわーーーーー!!(叫び)」
クリノ
「・・・なに?(大汗)」(どういう意味だ?)
スフェーン(仔犬型)
『あ~、クリノさん? 彼女、ルチルクォーツを出発するときと人格がチェンジしちゃっているから(アリスは前世での人格ね)、流されるまま旅を続けているだけ・・・いや!(大汗) たしか出発するときもアリスの人格だったよねーーーーー!!(そういえば!)』
アリス(フォスフィ)
「う~ん・・・、そうだっけ?(どきどきどき)」(言われてみれば、そうだった気も・・・)
クリノ
「・・・・・・・(こ、こいつら~) では、共に旅をしているその方たちの目的は?(大汗)」 ← 陸たちに視線を向ける
陸
「あ~、あんたたちは知らないだろうが、この世界は疑似惑星創造装置『プラネットメーカー』によって創られたプログラムな世界・・・。オレたちはゲームのイベントでこの世界にやってきただけだから、目的はいまだ判明していない(ストーリーを進めていくと判明することになるだろうけど)」
クリノ
「意味わかんねぇ~ぞ(大汗)」(プログラムな世界?)
アリス(フォスフィ)
「つまり、一つの国でお山の大将気取っているけど、世の中には不思議なことがたくさんあるってことよ♪(ふふ~ん)」
スフェーン(仔犬型)
『全然ちがーーーーーーーう!!』(なんなのよその流れ!?)
クリノ
「悟りを開いたような口ぶりだが、おまえの説明が一番意味ねぇ~だろーーーーーが!!(怒)」
アリス(フォスフィ)
「クリノ・・・」 ← 真剣な眼差しでクリノを見つめる
クリノ
「はぁはぁはぁ・・・。・・・なんだ?(ぼそっ)」
アリス(フォスフィ)
「あんまり怒ると、血圧あがっちゃうよ~(平常心、平常心♪)」
クリノ
「いったい、誰の所為だーーーーーーー!!(うぎゃーーーーー!!)」
効果音「ばきゅ~~~~~~~ん♪」
★ 3コマ ★
カナリー
「あ~、このままやと本気でクリノの血管切れてしまいそうやから、代わりに進めるけど・・・(なんでうちがこんなことを) アリスたちは、暗殺されそうになったルチルクォーツ国王の報復に来たってわけじゃないんやな?(念のため確認やけど)」
アリス(フォスフィ)
「暗殺されてもいないのに報復もなにもないでしょう・・・(汗) それに、うちの桜ちゃんがただの暗殺者なんかに殺されるわけないし~(あははっ)」
クリノ
「・・・・・?(汗)」(桜って誰だ?)
カナリー
「なら、このヒューマイト国を滅ぼしに来たわけでもないんやな?(汗)」
アリス(フォスフィ)
「滅ぼすって・・・(汗) あたしはどこぞの大魔王かーーーーー!!(むきーーーーーっ!)」
スフェーン(仔犬型)
『五千年前、人間界を滅ぼしたのはアリス(あなた)だって聞いてるけど・・・(どきどきどき)』(一つの聖界を滅ぼすんだから大魔王よりたちが悪い・・・)
アリス(フォスフィ)
「ぬ?(大汗)」(そうなの?)
クリノ
「とにかく、お前たちがヒューマイトの敵でないのなら問題はない。いや、むしろ好都合・・・(にやり) どうだお前たち、我がヒューマイトに協力する気はないか?」
アリス(フォスフィ)
「めんどいからヤダ(ぷいっ)」
クリノ
「即答かよ!?(少しは考えろよ!)」
アリス(フォスフィ)
「・・・・・。あたしたちが一つの国に協力すれば、戦力バランスが大きく崩れてしまうことになる。基本的にあたしたち五精霊は、聖界の運命を変えるような戦いにしか参戦できないの(例えばこの聖界に大魔王軍が攻め込んできたとき・・・みたいな感じね♪)」
クリノ
「アリスよ・・・。そういうお前は、ルチルクォーツ所属の冒険者ではないのか?(ギロリ)」
アリス(フォスフィ)
「ルチルクォーツの冒険者は、この身体の持ち主フォスフォフィライトであり・・・あたしは違う。前世の人格であるあたしがルチルクォーツに協力することはない」
クリノ
「では、さきほどの話で出てきた桜とやらがもし誘拐されでもしたら・・・、お前はどうする気だ?」
アリス(フォスフィ)
「個人的にぶっ飛ばす!!(五精霊として戦わないからOK♪)」 ← まったく迷いがない(笑)
クリノ
「それって・・・おもいっきり矛盾してないか?(大汗)」
アリス(フォスフィ)
「ん・・・、そう?」
スフェーン(仔犬型)
『あ、アリス・・・(しくしくしく)』(あなたって人は・・・)
★ 4コマ ★
クリノ
「では、協力しなくてもいいから話を聞いてくれ・・・(やれやれ) ここヒューマイトより北に、ラリマー47国の一つ『ノルベルジャイト』とうい国がある」
アリス(フォスフィ)
「ノルベルジャイト~?」
クリノ
「ラリマーでも珍しく魔力密度の高い土地で、人間族の血を色濃く受け継いでいる者が多く住む国だ」(寿命も我らの半分以下だ)
アリス(フォスフィ)
「人間族は、精霊族より・・・むしろ魔族に近い種族とされているから、それが関係しているんでしょうね~~~(うんうん)」
クリノ
「我がヒューマイトとは少なからず交流もあったわけだが・・・ここ数ヶ月は音信が途絶えてしまっている。他国の内情に干渉するのもどうかと思ったが・・・ヒューマイトから調査隊をノルベルジャイトへ潜入させた。その報告によると・・・」
スフェーン(仔犬型)
『・・・・・(ごくり)』
クリノ
「ノルベルジャイトには、まるで魔界から湧き出てきたかのような異形の怪物(赤眼)が大量発生しており、生きている者は残りわずか・・・。さらには、異形の怪物に襲われると、その者もいずれは異形と化してしまうという・・・(ごくり)」
サフィ
「そ、それってアレだよ! 噛まれたりしたらそいつもゾンビ化してしまう・・・バイオハザード(カプコン)!!」(最近はゾンビだけじゃないけど)
陸
「いやいや、そんなゲームみたいな話があるはずないって~(どきどきどき)」(ゾンビは勘弁!)
菜月
「でも、優子さんの創ったゲーム世界っていうのなら、可能性がなくもないんじゃない?(むしろアリかも・・・)」(わたしもゾンビは嫌だな~)
スフェーン(仔犬型)
『いいや、話を聞いているとゾンビとかいうより、むしろ五千年前の人間界で発生したという・・・』
アリス(フォスフィ)
「うん。リウムが復活するきっかけとなった魔獣化事件に似ているわね~~~」
クリノ
「その異形がゾンビなのか魔獣なのかはわからない。そこで・・・だ(ぼそっ) お前たちにノルベルジャイトへ潜入してもらい、現状を調査してきてほしいというわけだ(ふふっ)」
アリス(フォスフィ)
「・・・・・・・」
クリノ
「そして、見事成功したあかつきには、我がヒューマイトに代々伝わっている時空族の遺産を進呈しようぞ!!」
カナリー
「ちょーーーーーっ! 時空族の遺産は、ウチらにもらえるんちゃ~ったんかーーーーー!!(大汗)」
クリノ
「お前らは、無意味に城を破壊しただけで、何も役になってないだろうが!!(怒)」
カナリー
「そ、そんな~~~(涙)」
アリス(フォスフィ)
「あ~、ちょっといいかな~?」
クリノ&カナリー
「「・・・ん?」」
アリス(フォスフィ)
「協力はしないって最初っから言ってるでしょ~。ちゃんと話聞いてたの?(この鳥頭!)」
クリノ
「くっ・・・、成り行きで引き受けさせようと思っていたのに~~~!(ちぃ!)」 ← 作戦失敗!
効果音「ずががーーーーーーーーーーん!!」
★ コメント ★
でも、結局はノルベルジャイトに行くんだろうけどね~♪(理由は面白そうだから♪)