第209話 国境越えるための一苦労?
4コマ劇場 アイオライト_568・・・・・2011/11/04
シリーズ3
タイトル「国境越えるための一苦労?」
★ 1コマ ★
デンドリチック国、北部の国境近くにて・・・
セレンディバイト ← デンドリチック国の騎士
「このまま北へ進むと、次の国、ビスマス国に入ることになるけど・・・どうするの?(ぼそっ)」 ← 物陰に隠れている
パロットクリソベリル ← ヒーラーでレベル1(3倍速で行動中)
「・・・セレン。ラリマーって国は、たしか47か48の小国から成り立っているんだよな?」
セレン
「47国・・・。その47の小国が纏ってラリマー国と呼ばれているわね」
パロット
「その47国ってのがよくわからないんだよな~。結局は、みんなラリマーって国なんだろ?」
セレン
「確かにそうなんだけど・・・(苦笑) 昔から47国それぞれがラリマーの代表国を主張して、内戦を繰り返してきた歴史があるの」
パロット
「なんだそれ・・・(大汗)」(まさしく、どうでもいい戦いだな~)
スペクトロライト ← ヒューマイトの人形使い
「まぁ、全ての国と戦うわけにもいかないから、基本は隣接している数国と戦い・・・勝国はそれなりの領土や財を得て、軍事力などを高めながら再びの戦に備える。ただし、各国の軍事力はほとんど拮抗しているわけだから勝敗に圧倒的な差はなく、下手をするとお互いの国力が消耗するだけになるわけだ・・・(ふふっ)」
セレン
「だから、デンドリチックのように外国と隣接しているような国は内戦で消耗させている場合じゃないの。下手をすると、余所の国・・・ルチルクォーツからの進軍を防ぐことができなくなる(大汗)」
パロット
「確かに数年前までのルチルクォーツは、隣国へ侵略を繰り返していたからな~(汗) だが、今の国王・・・フローライト・S (さくら)・ルチルクォーツ十三世が王座を継いでからは、他国への侵略行為など絶対にありえないぞ」
★ 2コマ ★
セレン
「・・・・・。パロット、あなたの言葉を疑うわけではないけど――どうしてそう言い切れるの? まるで、ルチルクォーツ王の人格にすごく詳しいような・・・(ぼそっ)」
スペクトロ
「あ~、セレン(でいいよな?) ルチルクォーツの現国王フローライトなんだが――今はこのパロットとパーティを組んでいるんだ(大汗)」(信じられないことに・・・)
セレン
「・・・・・。・・・・・・・。・・・・・・・・・・。・・・え、えぇえええーーーーー!?(どびっくり)」(なに、その状況!!)
効果音「ずががーーーーーーーん!!」
数分後・・・
パロット ← 説明中~♪
「まぁ、そんな感じで・・・フローラは前国王と真逆の性格だ。そんなフローラが国王をやっているんだから、今のルチルクォーツが他国を侵略しようとするのはありえない」
セレン
「・・・スペクトロ(ぼそっ) フローライト暗殺に出向いたあなたとしての意見は・・・?(ちらり)」 ← スペクトロをチラ見
スペクトロ
「自分を殺そうとしたヤツを、情報収集のためとはいえ・・・簡単に信用して見逃すお人好しだ。よほど計算高い策略家でない限り、自ら戦争を起こすようなことはしないだろうよ(ふふっ)」
セレン
「う~ん・・・、エンスタタイト帝国から聞いた情報とは随分違いがあるみたいね~(苦笑) まぁ、エンスタタイトからの情報なんて、わたしは最初から信用していなかったんだけど・・・(ぼそっ)」
★ 3コマ ★
シーライト(暗殺人形)
『うけけけっ、あちきはフローラのヤツ、好きだじぇ~♪』 ← 殺そうとしていました♪
スペクトロ
「ああ、一国の代表とは思えないほど親しみを感じる。うちのクリノ(クリノヒューマイト)とは・・・えらい違いだ(あははっ)」 ← クリノとは幼馴染み♪(えっ!?)
セレン
「デンドリチックの西隣、ヒューマイト国のクリノヒューマイト王は・・・相変わらず野心家ですからね~(苦笑)」
ダイ
「・・・ん? 隣国同士なんだから、仲が悪いんじゃないのか?(さっきの話からすると・・・)」
スペクトロ
「あ~・・・?(汗)」
セレン
「え~っと・・・(大汗)」(どちらさま?)
パロット
「だ、ダイ・・・(汗) おまえ、いたのか?(どきどきどき)」
ダイ
「最初っからいるわーーーーー!!(激怒)」(うぎゃーーーーー!!)
効果音「ばきゅーーーーーーーん!!」
グランゾル(ぬいぐるみ)
『はぁ~・・・(やれやれ) 今のパーティはダブル主人公状態のはずなのに、二人ともパッとしないな・・・(大汗)』
パロット&ダイ
「「ほっとけーーーーー!!(わぎゃーーーーー!!)」」
★ 4コマ ★
スペクトロ
「あ~こほん(汗) ボケつっこみに気が済んだようなら話を進めるぞ・・・(ぼそっ)」
パロット
「た・・・、頼む(どきどきどき)」
スペクトロ
「さっきも話したが――軍事力が似通った隣国同士が戦っても、共に国力が消耗するだけ・・・」
セレン
「特にデンドリチック国は、古くからルチルクォーツ王国の脅威に曝されており、国内の内戦に力を割いている余裕はなかったのです」
スペクトロ
「デンドリチックが堕とされたら、次はヒューマイトが攻められることになるからな。だから、ヒューマイトとデンドリチックは・・・お互い攻め込まないという暗黙の了解が存在している」
セレン
「そのことは、ビスマス国との間にも言えること・・・(とことこ)」 ← 突然、物陰から出る
ダイ
「ちょっ、おい!(大汗)」(見つかるぞ!)
ビスマス国境警備兵
「ん、何者だ!!(ちゃきっ)」 ← 槍を構える
セレン
「わたしは、デンドリチック国の騎士・・・セレンディバイト。これよりエンスタタイト帝国にケンカを吹っかけようと北上しております。つきましては、ここを通していただけませんでしょうか?」
ビスマス国境警備兵
「こ、これはセレンディバイトさま! どうぞお通りください!(ぴしっ)」 ← 姿勢を正して敬礼する♪
セレン
「ありがとうございます♪(にっこり)」
パロット
「って、それでいいのかよーーーーー!?(どびっくり)」
効果音「ずががーーーーーーーーーーーーーーーん!!」
★ コメント ★
ぜんぜん苦労してねぇえええーーーーーーー!!(笑)