第205話 モノは凄いが買った人にしてみれば悪徳商売!
4コマ劇場 アイオライト_564・・・・・2011/10/14
シリーズ3
タイトル「モノは凄いが買った人にしてみれば悪徳商売!」
★ 1コマ ★
シデラゾート国のとある町にて・・・
パイロープ
「さぁさぁ、よってらっしゃい見てらっしゃい♪ ここに取り出したる何の変哲もないこのシール(郵便切手サイズ)・・・ただのシールじゃないんだよ~♪」
効果音「ざわざわざわ」 ← たくさんの人が集まってくる
パイロープ
「ちょいっと、そこの奥さん♪ 食器洗い物の最中、ついうっかりお皿を割ったことってないかい?(にやり)」
通りすがりの奥さん
「あるね~♪ あたしゃ、うっかり屋さんだから・・・お皿を割るなんてしょっちゅうだよ~~~(苦笑)」
パイロープ
「うんうん、人はついうっかりしてしまうことがあるんだよね~~~。そんなとき、このシールの出番なのさ~~~♪(ばばっ!)」 ← なぜか、前につきだしたシールが輝き出す
野次馬たち
「おぉ~~~♪」
パイロープ
「割れてしまったお皿は、もう捨ててしまうしかない。しかも、片付けている最中に、ついうっかりと怪我をしてしまうことだってある・・・(いや~困ったね~)」
野次馬たち
「うんうん」
パイロープ
「だけど、このシールがあれば、お皿を割ってしまって沈んだ心もハッピーになる! おい、コンドライト・・・準備しな♪」
コンドライト ← 既にパイロープの小間使い状態♪(笑)
「うん、ドロンジョさま(ぼそっ) ・・・えい!(がしゃん!)」 ← お皿を地面に叩きつける
野次馬たち
「ざわざわざわ・・・」
★ 2コマ ★
パイロープ
「あ~、名前が違うとか・・・つっこみ所満載だけど~(後で覚えてろよ・・・) っと、その前に~・・・(ペタリ)」 ← お皿の欠片にシールを貼る
説明文「シールが貼られた瞬間、お皿の欠片が生き物の様に動き出し、一所に集まって元のお皿へと復元された」
野次馬たち
「おぉ~~~、す、すごい!(どびっくり)」
パイロープ
「と、このように~、割れたお皿がたちどころに元の形へと戻ってしまう・・・(ぼそっ) この素晴らしいシールが今なら1枚2000ジラートで手に入るよ~~~♪ さぁ、買った買ったーーーーー!!(ばばん!)」 ← ハリセンで机を叩く!
野次馬1
「3枚・・・いや、5枚くれーーーーー!」
野次馬2
「わたしは、1シート貰うわ~~~♪」
効果音「わいわいがやがや、わいわいがやがや!」 ← 大人気
グロッシュラー
「はいはい押さないでくださいね~。在庫ならたくさんありますよ~~~♪」
ツァボライト
「うがーーーーー!!(叫び)」 ← 叫んでいるだけ♪
パイロープ
「くっくっくっ・・・、まいどあり~~~(にやり)」
アレキサンドライト(アレク)
「・・・・・・・(大汗)」(誘導販売か?)
コンドライト
「ドロンジョさまって、宗教でも創めたら・・・すっごく成功しそう(どきどきどき)」
★ 3コマ ★
数十分後・・・
パイロープ
「いや~、見事に完売したね~~~(にこにこ)」
グロッシュラー
「こういった商売は久しぶりですが・・・いやはや大成功です~♪」
ツァボライト
「うがーーーーー!!」 ← 札束の詰まったリュックを背負っている
コンドライト
「それにしても、このシールって本当に凄いね~~~(汗) 壊れたものを元に戻しちゃうんだから・・・(ぺりっ)」 ← お皿に貼ったシールを剥がす
効果音「ぴきっ・・・ガシャーン!」 ← 一瞬でお皿が砕け、破片が地面へと落ちる
コンドライト
「あ・・・れ?(大汗)」(これって・・・)
アレク
「やはりな・・・。非常に微弱ではあるが・・・そのシール、時空力が込められているな(ぼそっ)」
グロッシュラー
「ふっふっふっ、その通り~♪ ボクチンの大発明~『壊れて30秒以内だったら元に戻せるシール♪』(えっへん♪) 時空の狭間に漂っている最中、周りに漂う時空力を取り込んでシールに固定したものです~♪」
コンドライト
「・・・・・。・・・30秒以内?(どきどきどき)」
パイロープ
「おいグロッシュラー、それだけじゃ~ないだろ(ぼそっ)」
コンドライト
「えっ、まだ何かあるの!?(どびっくり)」
★ 4コマ ★
グロッシュラー
「え~っとですね~、さきほどコンドライト氏が行ったように・・・30秒以内に貼り付けて元に戻せても、シールを剥がせば壊れた状態になってしまって、壊れたタイミングを基準としています(既に30秒は経過しています)から、二度目は直せないのですよ~(いいですか~)」 ← 人差し指を左右に振りながら説明中~
パイロープ
「しかもこのシール、すぐに剥がれるんだよね~~~(ぺたっ、ぺりっ)」 ← お皿の破片に貼ったり剥がしたり(笑)
グロッシュラー
「それに・・・ですね~。今回用意したシールは、上限金額2000ジラートまでのお皿限定・・・(お皿以外は直せませんよ)」
パイロープ
「この国の貨幣価値がどれぐらいなのかは知らないけど、お皿1枚・・・2000ジラートもしないだろうね~」
コンドライト
「うん・・・。立派な大皿とかなら違うけど、せいぜい500ジラートぐらいかな?(う~ん)」
グロッシュラー
「ええ、つまり・・・ですね~」
アレク
「新品を買いなおした方が効率的・・・だな(汗)」
コンドライト
「えぇーーーーー!(汗) じ、じゃあ、使用条件が限定されていて、1枚使うごとに2~3倍は損をするシールを売っちゃったの~~~!!(大汗)」
パイロープ
「いやいや、誰でも時空力を使えるんだから、これってもの凄いアイテムなんだぞ~(マジで)」
コンドライト
「え・・・(汗) でも、その価値をわかっていない人が買っちゃったんだから、騙されちゃった(うまく使えない)って怒るんじゃないかな~~~(大汗)」
パイロープ
「だろうね~~~(そそくさ荷物を纏める) だからこうして・・・商売が終ったら――速攻で逃げるんだよ!(おまえたち行くよ!)」 ← 全速力で走り出す
グロッシュラー & ツァボライト
「「あらほらさっさ~!(どたどたどた)」」 ← ドロ・・・パイロープを追いかける
シールを買った野次馬3
「いたぞ! 待ちやがれーーーーー!!(怒)」(こんな使えないシール売りつけやがって!)
シールを買った野次馬4
「ま、待って~~~、残りのシールだけでもリコールさせて~~~!」 ← 1枚使ってみた
アレク
「・・・手際良いな(大汗)」(ヤツら慣れているぞ)
コンドライト
「ちゃんとした商品だけど・・・なんか詐欺っぽいね~(どきどきどき)」 ← 本来、1枚20万ジラートぐらいします♪
効果音「ずががーーーーーーーーーーん!」
★ コメント ★
こうしてドロンジョさまたちは、時空戦艦アレックス改の修理費を荒稼ぎしました(爆)