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関ヶ原ショータイム

作者:五円玉
こんにちは。
作者の五円玉です。



今回は夏の短編祭り(サマーストーリー2011)の第2弾をお送りします。

……とんでもなくグダグタな作品になってしまった。
後悔はしていない。
時は戦国、群雄割拠の時代。

日ノ本の下、場所は関ヶ原。

ここに、偉大なる大志を抱いた若者達がいた。



集え関ヶ原に!

戦え武人よ!

今、くだらな……じゃなかった、最強の戦いの火蓋が落とされる!



関ヶ原ショータイムッ!!














「よぉ家康。久しぶりだな」

「……んあ?」

関ヶ原。

ここで俺は、全ての決着をつけるんだ。

「覚えてねぇか? 俺だ、石田光成だ」

俺の名前は石田光成。

天下分け目のこの戦に、西軍の武将として参戦する。

「本当に久しぶりだな、最後にあったのは……秀吉叔父様の葬式ん時だったな」

「…………」

俺の目の前にいるコイツ。

コイツの名前は徳川家康。
関ヶ原東軍の大将でもある、いわばボス。

「……なぁ家康、俺は今日お前を倒して、輝元と泰平の世を創るんだ」

輝元―――毛利輝元は西軍の大将。

「だからさ……同じ秀吉叔父様の元で世話になった身といえど、容赦はしないぜ」

俺は鞘から刀を抜いた。

銀色に鈍く輝く刀を俺は構え、臨戦体制に。

「さぁ来い家康、今こそ東西の因縁に決着をつけようッ!」

行くぞッ!

「……あの」

その時、家康はその重い口を開いた。

「あの……あんた……ダレ?」

「……は?」

……へ?














【徳川家康くん】

「あんたダレ? って、ちょ、お前っ!」

なっ……何言ってんだコイツ?

「いやだからさ、お前誰だよ? あれか、隣ん家の坊主か? いやぁ少し見ぬ間にでかくなったなオイ」

「ちょ、だから違っ」

「いやぁ子供の成長は早いなぁ。あ、アメちゃん食べる?」

「だから石田光成って言っ」

「何味がいい? スターフルーツ味? もしくはグランベリー味?」

「だああああぁぁぁぁぁッ! まずは話を聞けぇ!!」」

ってかこの時代にスターフルーツて!?













【徳川家康くん2】

「いやぁ冗談だよ光成! いやぁ冗談冗談! アハハハっ!」

高笑いする家康の目玉スレスレに刀を構える俺。

シャキーッン!

「……え? ちょ、光成くん?」

「テメェ……こっちは殺しあいに来てんだよ。ふざけた事してんじゃねぇよ!」

「まぁまぁ光成。そうカッカすんなや」

「誰のせいでカッカしてると思ってんだテメェ!」

もういい!!
この場で家康の首、もらってやる!!

「あー……お前目がマジだ……」

「当たり前だ。さてと、じゃあ早速だがその首、もらうぜ」

「……うーん」

その時、家康が甲冑の中から何やら固形の物を取り出した。
なんだアレ?

そして……

「あ、もしもしダテマ? 今どこ? ……米沢? あ、あのさ今さ、光成に喧嘩振られてさ、助けてくんない?」

「…………」

俺ポカーン。

「ああ、じゃあ小十郎も一緒に……え? ああじゃあ最上も来んの? やっべ、アメちゃん足りるかなぁ?」

「…………」

「とりあえず場所は関ヶ原。……うん、うん、あーいわかった。じゃあ待ってる」

プチっ。

「あ、光成? 今からダテマ来るってさ」

「えええええぇぇぇぇぇ!? 今あんた何してたのぉ!?」


ってか何?
ダテマ誰?

「何って……携帯でダテマ呼んだの。お前が俺をいじめるから」

「時代的に携帯アウトォーッ!」














【ダテマ】

「ちぃーす、東北独眼竜組は若頭、伊達政宗ただいま参りましたぁ」

「よぉ家康のアニキ! 東北独眼竜組は片倉小十郎、ここにあがりやした!」

「……最上です。最上なのです。ちなみに私、東北独眼竜組とは全く関係ございません」

家康が電話した相手はダテマ=伊達政宗+二人。

一応、関ヶ原では東軍的ポジション。

ちなみに東北独眼竜組ってのは、いわゆる極道。

ぎゃあああぁぁぁぁぁッ!!

「ちょ、家康! お前何呼んでんだよ! なんで極道呼ぶの!?」

「えー、だって光成が俺をいじめるからさ、ちょっとムカついて」

「いじめじゃねーよ、合戦だよ!」

何だコイツ!?
本当に武士?

ってか、

「何ヘラヘラ笑ってんだよ家康! お前何笑ってんの?」

「んーあーいや、これからお前がダテマ達にボコされると思うとさ、なんかこう……笑いが……」

「ドSかッ!!」

その時、背後から殺気が……

「よぉ光成、お前家康のアニキに手ぇ出したらしいなコラァ!?」

「だ、伊達政宗ッ!」

独眼竜……その名前の通り、片目だけコンタクトレンズをしている極道若頭。

「だからこの時代にコンタクトレンズは駄目だろぉっ!」

「アアァっ!?」

「あ、いや、その……」

そもそも、何で片目だけ……














【片倉小十郎】


「光成、そういやテメェは西軍だったな」

片倉小十郎。

伊達政宗率いる東北独眼竜組の一員で、政宗の右腕的存在。

見た目イカツイ。

趣味はアイドル追っかけ。

「……片倉、お前痛い」

現に今も戦国アイドル「お市48」のスカジャンを着ている。

「テメェお市48ナメんなコラァ! 殺すぞコラァ!」

「ちょ……か、顔近いです片倉さんッ!」

でもやっぱり極道なんで顔は怖い。

「光成ぃ! テメェにはお市48の良さを教えてやるよ!」

「は?」

何だ突然?

「まずはやっぱり、プロデューサーの浅井長政氏がだな……」

「浅井は姉川で死んでますよぉ!」














【隣の輝元さん】

「毛利輝元でぇ〜す! 趣味は食べ歩き! よろしくね(はーと)」

「ぎゃああああぁぁぁぁぁッ!!」

突然、目の前に現れたこのフリフリ。

「あ、輝元さん」

家康が反応。

コイツは毛利輝元、関ヶ原西軍大将。

何故か知らんが、実史では男だが、見た目ボーイッシュだが。

……女だ。

「よーよー家康! 元気してたぁ?」

「ちょーマジぶりぶり元気してた!」

「おー! さすがだね家康!」

俺唖然。

ってか

「輝元よ、確かあんた、そこらの山に陣張って戦況見る役目じゃ……」

だから合戦場に降りてきてはアウトのはず。

「いやぁ、なんかさ、暇だから降りてきた(テヘッ)」

「お前は西軍を勝たせる気ないのかぁッ!」

















【ウキウキ宇喜多】

「お、お待ち下され輝元殿っ!」

その時、輝元の後を追うようにして現れたおっさんが1人。

「あ、ウキウキじゃん! やっほー!」

「輝元殿、貴女は早く南宮山にお戻りになられよ!」

このおっさんの名前は宇喜多秀家。
毛利輝元のお付き。

あだ名はウキウキ。

「あ、ウキウキ」

「げげっ、貴方は家康ッ!!」

そして何故かは知らんが、家康と宇喜多はすこぶる仲が悪い。

「よぉウキウキ、元気してた?」

「家康殿こそ……また少し日焼けしましたか? 紫外線には発ガン性があるらしいと聞きましたが?」

「まぁ最近は釣りばっかしてたからな」

「釣りですか……生臭いですな」

宇喜多……

なんか……なんか駄目だお前。














【福島正則】

「ふふふふふふーふふーんふーふーふーふふっふーふーふーふーふーんふふふふふふっふーふふふふふふふふっふーふふふふふーふーふーふっ!!」

「何歌ってんのお前?」

ダテマと小十郎は馬育(バイク)の手入れ。

輝元はお昼寝(合戦場で寝るな大将)

宇喜多と家康は半ば宇喜多からの口喧嘩。

まぁ、そんな平和(であってはいけないんだけど)な関ヶ原に突如こだました、荒い鼻歌。

この声の主には心当たりがある。

「ども。のど自慢に出場したい戦国武将こと、福島正則です」

東軍唯一のアーティスト、福島正則。

「あ、光成さん。ご無沙汰しております」

「……一応言っとくが俺、お前の敵だぞ?」

って言う俺の言葉をシカトする福島。

「今日は、皆さんに歌を披露すべく、関ヶ原までやってきました」

「お前今すぐ武将やめろ」

そんな事はお構い無しの福島。

「では早速歌います。お市48で、ツインテールと髷」

「髷ッ!?」

これは……削除対象に……入るのか?

「♪髷を髷して髷って髷!」

「どんな歌だッ!」















【小早川の小走り】



同時刻、関ヶ原付近にある松尾山。

「なーなー小早川、テメェまさか、俺らを裏切ろうとか思ってねぇよなコラァ?」

―――田舎っぺ西軍武将、明石全登。

「ふふん。裏切りか……美しくない響きだ」

―――ナルシスト西軍武将、島津義弘。

「僕、某ゲームでは声がマダオなんです」

―――アニオタ西軍武将、大谷吉継。



この三人の西軍武将に囲まれているのは、一応西軍武将の小早川秀秋。

「……わりぃな。俺は東の徳川につく。もう毛利の時代は……終わるんだ」

刀を構える西軍三人の武将。

小早川はそっと鞘から刀を抜く。

「もう毛利輝元の……輝元の子守りなんて……うんざりだッ!」

「小早川ぁっ!」

その時、田舎っぺ西軍武将の明石全登が小早川に向かい一気に斬りに掛かった。

「明石に続けっ!」

「ちなみに剣八も同じ声」

そして島津と大谷も、明石に続き小早川へと刀を構え、攻撃。

「……明石、島津、大谷。すまねぇ」

次の瞬間っ!!





「ぐはっ!」

小早川は明石の刀に刺さり、倒れた。

「……え?」

「弱っ!」

「あんなに格好つけてたのに……」





















【石田光成】

所変わって関ヶ原。

「家康、そろそろいい加減に決着を……」

時間的にも、そろそろ大阪城に帰りたいし。

「……光成よ」

その時、家康が口を開いた。

「……この小説、きっと歴史好きからバッシングくるぞ」

「リアル触れるなぁっ!!」



















【最上】

「僕の出番は?」

玄米茶。
近々、また短編で続編書きたいなぁ。

さて次回、第3弾は青春的な現代ファンタジー

「あの桜の木の下でした約束を叶えにきました」

です!

前の予告よりタイトル長くなってるけど気にしない。

では!

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