僕は殺人中毒者
人を殺すことでしか
快感を得られない
僕がなぜ、人を殺すことでしか快感を得られなくなったか?
それは僕が幼かった頃にさかのぼる。
僕は小さい頃から虫や動物を殺していた。
小学校の頃は、トンボの羽や首をちぎる事や、カエルの口に爆竹を入れて爆発させる事がたまらなく楽しかった。
多分これは、誰にでも経験のあることだろう。
しかし中学生になると、さすがにそんな事をして喜ぶ奴はいなくなった。
しかし僕は違った。
正確に言うとさらに悪化していた。
より大きな動物を殺したいという衝動にかられていた。
最初は、のら猫を殴り殺した。
次に近所の犬を刺し殺した。
人間以外の目につく動物は、ところ構わず殺していった。
同期の友人が異性に夢中になっている時
僕は犬の内蔵に夢中になっていた。
しかし年齢が上がるにつれ、僕はまた新たな欲求に駆られた。
《人間を殺してみたい》
まぁ、小さい頃からあんな事をしてきたら当然考える事だった。
しかし、さすがの僕も犬猫と同じように目につきしだい殺すという事ができなかった。
自分と同じ人を殺すという事は、それそうとうの覚悟と計画が必要だったからだ。
そして、僕は長い間悩みつづけた。
計画はできていた。
しかしその覚悟ができていなかった。
そんな時、友人が見せてくれた。裏ビデオが僕に覚悟をきめせた。
そのビデオに撮ってあったものは、大量殺人犯のオカルトチックな詩だった。
その名は
『殺戮リミット』
はじめてその詩を聴いた時、僕は吐き気と寒気を一気に感じた。
ものすごい衝撃だった。
大量殺人犯らしき男が、四角いコンクリート部屋の中央に座り、カメラをまばたき一つせず見ている。
しばらくすると口をパクパクし始め、言葉をはっした。
その声は幼い少年のような声だった。
「私が貴方を想い
貴方が私を想う時
私は貴方を殺す
これが私の愛情表現
一人目の貴方は、めった刺し。
元の顔がわからなくなる位。それは貴方が裏切る事しかしないから。
二人目の貴方は、窒息死。穴という穴から汚物を吐き出す。それは貴方が欲張り過ぎるから。
三人目の貴方は、凍死。
とても冷たい。
それは貴方が冷たいから
四人目の貴方は、貼りつけ。手と足を十字架に打ち込む。それは貴方が偽りを信じるから。
五人目の貴方は、爆死。
なにもかもが木っ端微塵に吹き飛ぶ。それは貴方の全てが嘘だったから。
」
この後も大量殺人犯の詩は続いた。
最後は、殺人犯が自分の首を何かで切って自殺した。
どうやらこの殺人犯は、今言った詩のように、自分の犯した殺人を神のさだめとして、正当化していたらしい。そうやって精神を安定させていたんだ。
僕もそうすることによって覚悟を決めることにした。そして殺戮リミットの通りに人を殺してきた。
っで今にいたるわけだよ。刑事さん!
荒れ果てた廃墟の中、
刑事が首を切られて口をパクパクさせている。
ワザと浅く切ったようだ。
「望みどうり僕、全部吐いたよ刑事さん。
でも貴方は欲張り過ぎた。貴方も僕と同じように全部吐き出してもらうよ。」
僕は笑いながら廃墟から姿を消した。
殺戮リミット
それは誰にでも平等
殺戮リミット
それは愛の表現
殺戮リミット
それは僕の使命
殺戮リミット
『貴方はどんな死にかたをする?
教えてあげるよ…………』 |